【注目選手を徹底分析】種市・藤原・益田・西川の年俸はどう変わる?
ロッテの契約更改で特に注目したいのが、先発投手の種市篤暉、外野手の藤原恭大、ベテラン守護神の益田直也、そして若手の西川史礁だ。それぞれ年俸の増減理由と2027年の評価ポイントが異なる。
1.種市篤暉|1億3,000万円からのさらなる上積みはあるか
種市篤暉は2025年オフに4,500万円増の1億3,000万円で契約更改した。2025年シーズンは24試合に登板し、9勝8敗、防御率2.63、160回2/3を記録。先発投手として安定した働きを見せたことが大幅増につながった。
一方、2026年シーズンの一軍成績は2試合、7回2/3の登板にとどまっている。2027年の契約では、2025年の実績だけでなく、2026年に十分な登板機会を得られなかったことも評価材料になる。
先発ローテーションを担える能力は大きな強みだが、今後の焦点は年間を通して稼働できるかどうかだ。年俸のさらなる上積みを考えるうえでは、登板数と投球回の回復が重要になる。
2.藤原恭大|8,000万円から1億円突破を狙えるか
藤原恭大は2025年オフに3,300万円増の8,000万円でサインした。前年の4,700万円から大幅なアップとなり、外野の中心選手として期待される立場が年俸にも反映された。
2026年は108試合に出場し、打率.253、8本塁打、40打点、12盗塁を記録している。2025年の打率.271と比較すると打率は下がったものの、走塁面を含めた攻撃への貢献は引き続き評価ポイントになる。
2027年の契約更改では、打率の改善に加え、出塁率、長打力、年間を通した出場機会が焦点になりそうだ。8,000万円という年俸水準から1億円の大台に到達するには、打撃での安定感とチームへの継続的な貢献を示せるかが鍵となる。
藤原はポテンシャルだけでなく、実際のシーズン成績で評価される段階に入っている。
3.益田直也|8,000万円減の背景と2027年の評価
益田直也は2025年オフの契約更改で、2億円から1億2,000万円へ8,000万円減となった。減額率は40%で、1億円を超える選手に適用される減額制限の上限に当たる。
2025年は22試合の登板にとどまり、1勝4敗、5セーブ、2ホールド、防御率4.35という成績だった。上半身のコンディション不良による離脱もあり、守護神として期待される働きを十分に果たせなかった。
しかし、2026年は40試合に登板し、防御率3.43を記録している。2025年と比較すれば登板機会を増やし、状態を立て直す材料を残した。
益田は通算250セーブという大きな節目も背負うベテラン投手だ。2027年の査定では、単純な防御率だけでなく、勝ち試合を任せられる安定感、登板数、セーブ機会での結果が重要になる。
大幅減額を経験した選手が翌年にどこまで復調するかは、契約更改の見どころの一つだ。
4.西川史礁|4,200万円から次の大台へ
西川史礁は、ロッテの将来を考えるうえで最も注目したい野手の一人だ。2024年ドラフト1位で入団し、プロ1年目の2025年に打率.281、117安打を記録。新人王を獲得する活躍を見せた。
その評価を受け、2025年12月の契約更改では1,600万円から4,200万円へ2,600万円増となった。新人選手として大きな評価を受けた契約だった。
さらに2026年は136試合に出場し、打率.290、155安打、8本塁打、53打点をマーク。パ・リーグ最多安打のタイトルも獲得した。プロ2年目で前年を上回る安打数を残したことは、2027年の査定で強い材料になる。
西川の年俸推移は、2025年の1,600万円から2026年の4,200万円へと急上昇した。2027年もさらなる昇給が期待される選手であり、どこまで評価額が伸びるかはロッテの契約更改における最大級の注目点だ。
特に注目したいのは、単年のタイトルだけでなく、規定打席に到達して安定した打撃成績を残したこと。球団が若手の中長期的な戦力としてどの程度評価するかも見どころになる。
【2026年の戦力外通告】ロッテの来季契約・自由契約発表状況
契約更改と並んでファンの関心が高いのが、戦力外通告や自由契約の動きだ。2026年10月、ロッテは複数回にわたって来季契約に関する発表を行っている。
特に重要なのは、支配下契約を結ばない通知、育成契約の終了、自由契約の公示を同じ意味として扱わないことだ。選手の登録区分や球団との契約関係によって、その後の進路は異なる。
2026年10月の主な発表一覧
球団公式発表を時系列で整理すると、次のようになる。
- 10月4日: 一條力真、本前郁也、永島田輝斗、勝又琉偉、髙野光海に来季契約を結ばない旨を通知。一條は現役引退、本前と勝又は現役続行を希望。永島田と髙野の今後は未定とされた。
- 10月7日: 東妻勇輔、菊地吏玖、石垣勝海の3選手に契約を行わない旨を通知。3選手とも現役続行を希望。
- 10月24日: 森遼大朗、早坂響に支配下契約を行わない旨を通知。
- 10月25日: 愛斗に来季契約を行わない旨を通知。本人は現役続行を希望。
- 10月30日: 育成選手13人が自由契約として球団公式の公示一覧に掲載された。
これらは球団の公式発表に基づくもので、単純に全員を引退選手と分類することはできない。特に現役続行を希望している選手は、他球団でのプレーや新たな契約を目指すことになる。
10月30日に自由契約となった育成選手
10月30日の球団公式公示では、次の13人が自由契約として掲載された。
投手は本前郁也、秋山正雲、中村亮太、永島田輝斗、武内涼太、ラドニー。捕手は富山紘之進。内野手は金田優太、勝又琉偉、松石信八。外野手は髙野光海、藤田和樹、アセベドだ。
この発表は育成選手の契約関係に関するものであり、支配下選手の戦力外通告と区別して見る必要がある。自由契約になった選手が他球団と契約する可能性もあるため、今後の移籍先や現役続行の発表にも注目したい。
2027年に向けて残る戦力整理のポイント
2026年のロッテは5位でシーズンを終えた。球団が翌年の巻き返しを目指すうえでは、既存戦力の年俸査定だけでなく、支配下登録枠の使い方、育成選手の昇格、新人選手の受け入れも重要になる。
2026年10月22日のドラフト会議で獲得した新人選手についても、今後の入団交渉や契約発表が進む。ベテランの契約条件と若手の育成方針をどう両立させるかが、2027年のチーム編成を左右する。
【契約更改の日程と制度】減額制限・保留者名簿の正しい見方
2027年に向けた契約更改はいつ始まる?
2026年オフの契約更改は、例年の流れでは11月中旬から12月にかけて本格化する。若手から交渉が始まり、主力選手の契約更改は12月に集中する傾向がある。
ただし、ロッテの選手別の具体的な交渉日程は、11月2日時点で一律に公表されたものではない。選手ごとに交渉日が異なるため、球団のニュース発表とスポーツ各社の契約更改報道を追う必要がある。
また、FA制度の日程も確認しておきたい。2026年は11月9日までにFA権行使の意思を所属球団へ通知し、11月10日に宣言選手が公示され、11月11日から他球団との契約交渉が可能になる。これはFA交渉の日程であり、通常の契約更改とは別の制度だ。
プロ野球の減額制限は25%・40%
契約更改で選手の年俸が下がる場合、日本プロフェッショナル野球協約第92条の減額制限が関係する。
前年年俸が1億円以下
前年年俸が1億円超
この制限を超える減額を提示する場合でも、選手本人が同意すれば契約は成立する。つまり、40%を超える減俸が絶対に不可能というわけではない。
益田直也の2025年オフの契約は、まさに制度を理解するうえで分かりやすい例だ。前年の2億円から1億2,000万円への減額は8,000万円、率にして40%。1億円を超える年俸の減額制限いっぱいだった。
なお、減額制限の計算対象は統一契約書に記載された参稼報酬であり、出場選手追加参稼報酬や試合分配金は含まれない。
保留者名簿の公示はいつ?
契約更改と混同されやすい制度が、NPBの契約保留選手名簿だ。
2025年度の公示では、球団が11月30日以前に翌年度の契約を保留する選手などをNPBへ提出し、12月2日に名簿が公示された。2026年オフも、2025年度版の野球協約に定められた基本的な手続きは同様である。
この名簿に記載された選手については、球団が次年度の契約を締結する権利を保留する。反対に、記載されなかった支配下選手は12月2日に自由契約選手として公示される仕組みだ。
ただし、2026年10月30日には2027年度の育成選手契約保留者名簿がすでに公示されている。これは支配下選手の全保留者名簿とは別の手続きである。育成選手と支配下選手を区別して確認することが大切だ。
推定年俸と実際の契約金額は違う
ロッテの選手別年俸を調べる際に、もう一つ知っておきたいのが「推定」という表記だ。
プロ野球では、球団がすべての選手の年俸を公式に公表するとは限らない。契約更改後の会見や取材を通じて報道各社が金額を推定し、その数字が各種ランキングや年俸一覧に掲載される。
さらに、複数年契約、出来高払い、契約金、外国人選手の契約条件などによって、単純な年俸比較では実際の待遇を把握できない場合がある。
そのため、年俸情報を確認するときは、次の3点を基準にすると誤解しにくい。
- 2026年の年俸なのか、2027年の更改後の年俸なのか。
- 基本年俸なのか、出来高などを含む契約総額なのか。
- 球団公式発表なのか、報道各社による推定金額なのか。
この3点を区別すれば、異なる媒体のランキングで数字が食い違っていても、必要以上に混乱せずに済む。
【よくある質問】ロッテの契約更改に関するFAQ
Q1:2026年のロッテで最も年俸が高い選手は誰ですか?
A1:推定年俸データベースでは、グレゴリー・ポランコの4億円がトップです。ただし、外国人選手の推定額は媒体によって異なるため、正式な球団公表額とは区別してください。
Q2:種市篤暉の2026年の年俸はいくらですか?
A2:推定1億3,000万円です。2025年オフに4,500万円増で契約更改しました。2027年の年俸は、2026年シーズンの実績を踏まえた今後の交渉で決まります。
Q3:藤原恭大の年俸はいくらですか?
A3:2026年の推定年俸は8,000万円です。2025年オフに3,300万円増となりました。2027年は今季の成績や出場機会が査定のポイントになります。
Q4:益田直也はなぜ8,000万円も減額されたのですか?
A4:2025年シーズンは22試合の登板にとどまり、防御率4.35、5セーブという成績でした。コンディション不良による離脱もあり、前年の2億円から40%減の1億2,000万円となりました。
Q5:西川史礁の年俸推移はどうなっていますか?
A5:2025年の推定年俸は1,600万円、2026年は4,200万円です。2025年の新人王獲得と2026年の最多安打タイトルが、今後の評価を考えるうえで大きな材料になります。
Q6:ロッテの2027年契約更改はいつ発表されますか?
A6:11月2日時点では、選手別の具体的な交渉日程は公表されていません。例年は11月中旬から12月にかけて発表が増え、主力選手は12月に交渉するケースもあります。
Q7:減額制限の40%を超える減俸は可能ですか?
A7:可能です。ただし、前年年俸が1億円を超える選手の場合、40%を超える減額には選手本人の同意が必要です。1億円以下の場合は25%が基準になります。
まとめ:ロッテ2027年契約更改で注目すべき選手と判断基準
2026年11月2日時点のロッテ契約更改を整理すると、現在の推定年俸と2027年の交渉結果を混同しないことが最も重要だ。
2026年の推定年俸ではポランコが上位に立ち、日本人選手では中村奨吾、石川柊太、西野勇士、種市篤暉らが高額年俸を維持している。増額面では種市、藤原、西川が目立ち、減額面では益田の8,000万円減が大きな話題となった。
一方、2027年の契約更改では、2026年に個人タイトルを獲得した西川史礁、横山陸人、鈴木昭汰が重要な注目選手となる。特に西川の最多安打獲得と155安打という実績は、若手野手の査定を考えるうえで見逃せない。
【プロの結論】今オフのロッテ契約更改を追うなら、次の3つを重点的に確認したい。
1. 主力の査定: 種市、藤原、益田などの年俸が今季の実績をどう反映するか。
2. 若手の評価: 西川、横山、鈴木らタイトル獲得者の増額幅がどこまで伸びるか。
3. チーム編成: 戦力外通告、自由契約、育成からの昇格、新人選手の入団が2027年の戦力にどう影響するか。
契約更改は単なる年俸発表ではない。球団がどの選手を中心に翌シーズンのチームを組み立てるのか、その方向性が数字に表れる機会でもある。
11月中旬以降に交渉が本格化すれば、増額・減額の理由だけでなく、選手の起用方針やチーム内の世代交代も見えてくる。2027年の巻き返しを目指すロッテにとって、今オフの契約更改はチーム再建の方向性を読み解く重要な材料になりそうだ。 (出典: ロッテ 契約 更改(Yahoo!ニュース))