【重賞3勝の実力】シリウスステークス連覇と名古屋大賞典制覇
ハギノアレグリアスの競走生活を代表する実績は、2023年の名古屋大賞典と、2023年・2024年のシリウスステークスだ。
特にシリウスステークスの連覇は、同馬の実力を象徴する記録となった。
2023年名古屋大賞典で重賞初制覇
2023年3月16日、名古屋競馬場で開催された第46回名古屋大賞典(JpnⅢ)。
ハギノアレグリアスは1番人気に支持され、川田将雅騎手とのコンビで出走した。
レースでは中団から徐々に進出し、4コーナーを3番手で通過。直線ではケイアイパープルとの激しい追い比べになったが、最後はアタマ差で競り勝った。
勝ちタイムは2分08秒2。日本競走馬協会の重賞勝ち馬ニュースによると、レースレコードでの勝利だった。
この勝利はハギノアレグリアス自身にとって初の重賞タイトルであり、四位洋文厩舎にとっても大きな節目となった。
2023年シリウスステークスでJRA重賞初勝利
次の大きな舞台は、2023年9月30日のシリウスステークスだった。
阪神競馬場のダート2000メートルで行われたこのレースでは、岩田望来騎手が騎乗。ハギノアレグリアスは1番人気に応え、2着アイコンテーラーに1馬身1/4差をつけて勝利した。
負担重量は58.5キログラム。トップハンデを背負いながらの勝利であり、ダート中距離路線での存在感を大きく高めた。
この勝利は、四位調教師にとってもJRA重賞初制覇という意味を持っていた。
2024年シリウスステークスで史上初の連覇
2024年9月28日、中京競馬場で開催された第28回シリウスステークス。
ハギノアレグリアスは7歳になっていたが、前年に続いて出走。岩田望来騎手とのコンビで、59.5キログラムという厳しいトップハンデを背負った。
レースでは中団で折り合い、直線で力強く伸びると、1番人気のオメガギネスを1馬身1/4差で退けた。
勝ちタイムは1分57秒1。日本競走馬協会の記録では、シリウスステークス史上初の連覇と紹介されている。
この勝利で、同馬は単なる一発屋ではなく、年齢を重ねても重賞で結果を出せる競走馬であることを証明した。
主な重賞3勝の比較
| 年 | レース | 騎手 | 主な実績 |
|---|---|---|---|
| 2023年3月 | 名古屋大賞典(JpnⅢ) | 川田将雅 | 重賞初制覇 |
| 2023年9月 | シリウスS(GⅢ) | 岩田望来 | JRA重賞初制覇 |
| 2024年9月 | シリウスS(GⅢ) | 岩田望来 | レース史上初の連覇 |
この3勝に共通するのは、ダート中距離での安定した競走能力だ。
地方競馬の名古屋大賞典では川田騎手、中央競馬のシリウスステークスでは岩田望来騎手が手綱を取った。複数の騎手と重賞タイトルを獲得したことも、同馬の競走生活を振り返るうえで興味深い点である。
【四位洋文調教師と岩田望来騎手】ハギノアレグリアスを支えた関係者
ハギノアレグリアスの活躍を語るには、四位洋文調教師と岩田望来騎手の存在が欠かせない。
四位洋文調教師との関係
松田国英厩舎の解散後、ハギノアレグリアスを引き継いだ調教師。屈腱炎からの復帰を支え、名古屋大賞典とシリウスステークスの勝利に導いた。
四位調教師は騎手時代にJRA重賞76勝を挙げた実績を持つ。調教師としては、ハギノアレグリアスの復活と重賞制覇が厩舎の歴史を彩る大きな出来事になった。
2023年のインタビューでは、長期休養からの復帰について、馬主の理解やリハビリ施設、獣医師、調教施設など、多くの関係者の協力があったことを明かしている。
また、同インタビューでは調教師という立場になってから、管理馬のレースを見る際の心境が変わったことも語っていた。
騎手時代とは違い、自分が送り出した馬の無事や結果を見守る立場になったからこその感情だ。
岩田望来騎手とのコンビ
2023年と2024年のシリウスステークスを制した騎手。ハギノアレグリアスの代表的な重賞実績を支えたコンビの一人。
岩田望来騎手は、シリウスステークス連覇をともに達成した重要な存在だ。
2023年は58.5キログラム、2024年は59.5キログラムというトップハンデを背負った馬を、2年続けて勝利へ導いた。
2023年のシリウスステークス前には、四位調教師が騎手に自信を持って乗るよう伝えていたことも、インタビューで明らかになっている。
チャンピオンズカップと最後の騎手
ハギノアレグリアスは、国内ダート最高峰の舞台の一つであるチャンピオンズカップにも3年連続で挑戦した。
| 年 | 着順 | 騎手 |
|---|---|---|
| 2023年 | 6着 | 岩田望来 |
| 2024年 | 4着 | 岩田望来 |
| 2025年 | 6着 | 岩田康誠 |
注目したいのは、2025年のラストランでは岩田望来騎手ではなく、岩田康誠騎手が騎乗したことだ。
2025年12月7日の第26回チャンピオンズカップでは、11番人気ながら6着。勝ち馬ダブルハートボンドから0秒9差の1分51秒1で走り切った。
このレース後、四位調教師が現役引退を明らかにした。
東スポ競馬の報道では、調教師は同馬について、厩舎の開業当初から支えてくれた存在であり、次のキャリアでも頑張ってほしいという趣旨の言葉を残している。
引退の理由は屈腱炎の再発だったのか?
ここは誤解しやすいポイントだ。
ハギノアレグリアスは現役時代に屈腱炎を経験している。しかし、四位調教師は2025年の引退時、屈腱炎が再発することなく次のキャリアに進めることへの前向きな見通しを語っていた。
したがって、引退を屈腱炎の再発によるものと説明するのは正確ではない。
引退の正式な理由について、JRAの登録抹消発表には具体的な病名や故障による引退との記載はない。
確認できるのは、2025年のチャンピオンズカップが最後の競走となり、その後、阪神競馬場での乗馬・誘導馬への転向が進んだという経緯だ。
【よくある質問】ハギノアレグリアスに関するFAQ
Q1:ハギノアレグリアスは2026年現在どこにいる?
阪神競馬場で誘導馬として活動している。JRAの公式紹介には誘導馬デビュー年が2026年と掲載されており、競走馬時代とは異なる役割を担っている。
Q2:ハギノアレグリアスはいつ引退した?
2025年12月7日のチャンピオンズカップがラストラン。12月12日付でJRAの競走馬登録が抹消された。
Q3:ハギノアレグリアスの通算成績と獲得賞金は?
国内通算24戦8勝。重賞3勝で、総獲得賞金は2億7,958万9,000円。内訳はJRA20戦7勝、地方競馬4戦1勝となっている。
Q4:シリウスステークスは何回優勝した?
2023年と2024年の2回。いずれも岩田望来騎手が騎乗し、同レース史上初の2連覇を達成した。
Q5:引退後は種牡馬になった?
JRAが公表した進路は阪神競馬場での乗馬であり、現在は同競馬場の誘導馬として紹介されている。種牡馬としての活動ではない。
Q6:最後に騎乗した騎手は誰?
2025年12月7日のチャンピオンズカップでは岩田康誠騎手が騎乗した。岩田望来騎手は2023年・2024年のシリウスステークス連覇をともにした騎手である。
まとめ:ハギノアレグリアスは阪神競馬場で第二の馬生へ
ハギノアレグリアスは、2025年12月12日付で競走馬登録を抹消され、2026年には阪神競馬場の誘導馬として新たなキャリアをスタートさせた。
競走生活を振り返れば、決して順風満帆な道のりではなかった。
3歳時に屈腱炎を発症し、約1年8カ月の長期休養を経験。それでも四位洋文厩舎への移籍後に復活し、名古屋大賞典を制覇。さらにシリウスステークスを2年連続で勝利した。
その結果として残した数字は、通算24戦8勝、重賞3勝、総獲得賞金2億7,958万9,000円。数字だけでなく、長期休養から重賞連覇までたどり着いた経歴そのものに価値がある。
2026年11月現在、JRAの阪神競馬場公式サイトには誘導馬としてのプロフィールが掲載されている。2025年の引退報道で示された「乗馬となる予定」という情報は、すでに具体的な第二のキャリアへと進んだ。
競走馬としての最後の舞台はチャンピオンズカップだった。そして今、かつてシリウスステークスを制した阪神競馬場で、レースを支える存在になっている。
ハギノアレグリアスの物語は、重賞3勝で終わったのではない。阪神競馬場での誘導馬としての活躍が、その続きを刻んでいる。
主な参考資料:JRA「ハギノアレグリアスの競走馬登録抹消」「阪神競馬場・誘導馬紹介」、JBISサーチ「全競走成績」、日本競走馬協会「重賞勝ち馬News」、ラジオNIKKEI、日刊スポーツ、東スポ競馬、netkeiba掲載の四位洋文調教師インタビュー。 (出典: ハギノ アレグリア ス(Yahoo!ニュース))