【熊本対神戸の試合結果】2023年天皇杯準々決勝は1-1、PK4-3で熊本が勝利
試合が行われたのは2023年8月30日(水)。天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会の準々決勝で、ロアッソ熊本がヴィッセル神戸をホームに迎えた。
当時の両チームは、熊本がJ2、神戸がJ1。リーグカテゴリーの異なるクラブ同士の対戦だったが、試合は実力差を感じさせない接戦となった。
JFAとJリーグの公式記録による試合概要は次のとおりだ。
- 開催日:2023年8月30日
- 大会:天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会・準々決勝
- キックオフ:19時05分(Jリーグ公式記録)
- 会場:えがお健康スタジアム
- 対戦:ロアッソ熊本対ヴィッセル神戸
- 90分間の結果:1-1
- 延長戦:0-0
- PK戦:熊本4-3神戸
- 観客数:10,512人
前半は両チームとも無得点。後半に熊本が先制したものの、神戸が終盤に追いつき、延長戦でも決着はつかなかった。最後はPK戦で熊本が競り勝っている。
注目したいのは、熊本が単に守り切っただけの試合ではなかった点だ。Jリーグ公式のスタッツでは、シュート数は熊本12本、神戸16本。神戸がシュート数で上回る一方、熊本は少ないチャンスを生かし、120分間にわたって勝負を持ち込んだ。
この結果、熊本はクラブ史上初の天皇杯準決勝進出を達成した。Jリーグ公式記録と日本サッカー協会の大会記録にも、試合の詳細が残されている。
【熊本対神戸の試合経過】平川怜の先制点とジェアン・パトリッキの同点弾
試合の流れを決定づけたのは、後半の2つのゴールだった。熊本が先手を取り、神戸が追いつくという展開は、最後まで勝敗の読めない試合を生み出した。
60分:平川怜が熊本の先制ゴール
均衡を破ったのは、熊本のキャプテンを務めていたMF平川怜だった。
後半60分、右サイドでボールを持った大本祐槻がフェイントを交えながら中央方向へ切り込み、ペナルティーエリア手前から前方へパスを送る。そのボールを受けた平川が落ち着いてゴールに流し込み、熊本が1-0とリードした。
この得点で注目したいのは、大本の仕掛けと平川の判断だ。大本が相手守備を動かしたことで中央に攻撃の選択肢が生まれ、平川がその機会を確実に得点へつなげた。
Jリーグ公式の試合速報にも、60分の平川の得点と、その直前の攻撃の流れが記録されている。
87分:ジェアン・パトリッキが神戸を救う同点弾
神戸は試合終盤まで反撃を続け、87分についに同点に追いつく。
右サイドで酒井高徳が低いクロスを供給。ペナルティーエリア内で武藤嘉紀と江﨑巧朗が競り合い、浮き上がったボールにジェアン・パトリッキが反応した。
飛び出してきたGK田代琉我より先にボールへ触れ、頭でゴールに押し込む。これでスコアは1-1となった。
神戸にとっては敗退を回避するための重要なゴールであり、熊本にとっては試合終盤に集中力を保つ必要が生まれた瞬間だった。
延長戦:神戸の攻勢を熊本がしのぐ
後半終了時点で1-1。延長前半、延長後半も両チームに追加点は生まれず、PK戦に突入した。
延長後半の120分には、神戸の井出遥也がネットを揺らした場面もあった。しかし、オフサイドの判定で得点は認められず、VARによる確認を経て試合が再開された。
さらに神戸は終了間際まで攻撃を続けたが、熊本GK田代の対応や守備陣の粘りを崩せなかった。Jリーグ公式の試合速報を追うと、熊本が最後までゴール前を守り抜いた様子が分かる。
参考:Jリーグ公式試合速報・公式記録
【ロアッソ熊本・ヴィッセル神戸のスタメン】両チームの先発メンバーと関係者
この試合では、両クラブとも実績のある選手を先発に起用した。熊本は平川怜を中心とした中盤、神戸は山口蛍を軸とする構成だった。
以下は日本サッカー協会が公開している公式記録に基づく先発メンバーだ。
ロアッソ熊本のスタメン
- GK:田代琉我
- DF:黒木晃平、江﨑巧朗、阿部海斗
- MF:藤田一途、上村周平、平川怜、田辺圭佑
- FW:島村拓弥、竹本雄飛、松岡瑠夢
監督は大木武。キャプテンは平川怜が務めた。
熊本は平川を中盤の中心に据え、上村や田辺らとともに攻守のバランスを取る布陣だった。先発した平川が実際に先制点を決めており、チームの中心選手として結果を残した試合でもある。
ヴィッセル神戸のスタメン
- GK:前川黛也
- DF:酒井高徳、マテウス・トゥーレル、本多勇喜、初瀬亮
- MF:扇原貴宏、山口蛍、川﨑修平、汰木康也
- FW:佐々木大樹、ジェアン・パトリッキ
監督は吉田孝行。キャプテンは山口蛍だった。
神戸は酒井高徳や山口蛍といった経験豊富な選手に加え、ジェアン・パトリッキを前線に配置。途中から大迫勇也、武藤嘉紀らも投入し、攻撃の圧力を高めた。
試合に関わった主要人物の関係一覧
公式記録を比較すると、熊本は平川の得点力と田代のPK対応、神戸はジェアン・パトリッキの決定力と前川のセーブが、それぞれ勝負の重要局面に表れていた。
なお、ここで紹介したスタメンは2023年8月30日の試合に限ったものだ。2026年の両クラブの登録選手や先発予想とは区別して考える必要がある。
【PK戦4-3の真相】田代琉我のセーブと意外な3人目のキッカー
熊本対神戸の試合で、最も印象的な場面の一つがPK戦だった。特に注目されたのが、熊本のGK田代琉我がキッカーとして登場したことだ。
Jリーグ公式のPK戦速報によると、神戸の先攻で始まったPK戦は次のように進んだ。
PK戦の全キック結果
先攻:ヴィッセル神戸/後攻:ロアッソ熊本
| 順番 | ヴィッセル神戸 | ロアッソ熊本 |
|---|---|---|
| 1人目 | 大迫勇也 ○ | 黒木晃平 ○ |
| 2人目 | 武藤嘉紀 × | 東山達稀 × |
| 3人目 | 山口蛍 ○ | 田代琉我 ○ |
| 4人目 | 大﨑玲央 × | 粟飯原尚平 ○ |
| 5人目 | 井出遥也 ○ | 平川怜 ○ |
結果は熊本4-3神戸。両チームとも最初のキッカーが成功した後、2人目がそれぞれ失敗するという緊張感のある展開だった。
田代琉我がGKとしてPKを決めた意味
通常、PK戦でGKはゴールを守る役割を担う。しかし、この試合で熊本の田代は3人目のキッカーを務め、右足でゴール左上に蹴り込んだ。
しかも、田代は神戸の2人目・武藤嘉紀のシュートをセーブしている。GKとして相手のキックを止めた後、自らキッカーとして成功させたことが、この試合の象徴的な場面となった。
対する神戸のGK前川黛也も、熊本の2人目・東山達稀のキックを止めている。両GKがセーブを記録する中、神戸の4人目・大﨑玲央がシュートを枠の上に外したことが、最終的な勝敗を左右した。
最後はキャプテン平川怜が決める
最後のキッカーとなったのは、熊本のキャプテン平川怜だった。
右足で放ったシュートはゴール左上へ。神戸の5人目・井出遥也も成功させていたが、熊本も最後まで全員が決め切り、4-3で勝利を確定させた。
このPK戦のポイントは、単純なGK同士のセーブ数ではない。田代がセーブとゴールの両方で貢献し、平川が最後のキックを成功させたことにある。守備と攻撃の両面で主力選手が役割を果たした結果だった。
日本サッカー協会も試合翌日の2023年8月31日付の記事で、田代のPK成功を取り上げ、熊本の4強入りを報じている。
【熊本対神戸の対戦成績】天皇杯で生まれたJ1撃破の意味
ロアッソ熊本とヴィッセル神戸の対戦を振り返る際、2023年の天皇杯準々決勝は外せない一戦だ。
当時の熊本はJ2、神戸はJ1。リーグカテゴリーの違いがある中で、熊本は一発勝負のトーナメントでJ1クラブを撃破した。
2023年の対戦記録
直接対決の代表的な公式記録として確認できるのが、2023年8月30日の天皇杯準々決勝だ。
- 大会:天皇杯JFA第103回全日本サッカー選手権大会
- 対戦:ロアッソ熊本対ヴィッセル神戸
- 90分:1-1
- 延長:0-0
- PK:熊本4-3神戸
- 勝者:ロアッソ熊本
熊本はこの勝利によって準決勝に進み、クラブ史上初の天皇杯ベスト4入りを実現した。JFAの大会関連記事でも、熊本がJ2勢で唯一の4強進出を果たしたことが紹介されている。
なお、2023年の天皇杯で熊本は準決勝に進出した後、柏レイソルに0-4で敗れた。それでも大会成績は3位となり、クラブの歴史に残るシーズンとなった。
2026年は両クラブのカテゴリーが異なる
2026年11月現在、両クラブは再び異なるカテゴリーで戦っている。
- ロアッソ熊本:2026/27明治安田J3リーグ
- ヴィッセル神戸:2026/27明治安田J1リーグ
つまり、通常のリーグ戦で両クラブが対戦する日程は組まれていない。再戦が実現する可能性があるとすれば、天皇杯などカテゴリーをまたいで参加する大会が重要になる。
2023年の結果を単なる番狂わせとして片付けるのは早い。天皇杯ではカテゴリーの違いよりも、その日のコンディション、選手起用、試合中の修正、PK戦への準備が勝敗を左右する。熊本対神戸は、その特徴がはっきり表れた試合だった。
【2026年最新日程】ロアッソ熊本とヴィッセル神戸の次戦・再戦予定
2026年はJリーグのシーズン移行に伴い、2026/27シーズンとして新しい日程が組まれている。Jリーグが2026年7月1日に発表した日程では、2026年開催分の試合日、キックオフ時刻、スタジアムなどが公表された。
2026年11月2日時点で、両クラブの公式日程から今後の試合を確認する。
ロアッソ熊本の2026年11月・12月日程
2026年11月2日時点の公表日程
| 日付 | 対戦相手 | キックオフ | 会場 |
|---|---|---|---|
| 11月4日 | FC大阪 | 14:00 | 万博記念競技場 |
| 11月8日 | レノファ山口FC | 13:00 | えがお健康スタジアム |
| 11月15日 | ツエーゲン金沢 | 14:00 | 金沢ゴーゴーカレースタジアム |
| 11月22日 | ギラヴァンツ北九州 | 13:00 | えがお健康スタジアム |
| 11月25日 | FC琉球 | 12:00 | 沖縄県総合運動公園陸上競技場 |
| 11月29日 | FC大阪 | 13:00 | えがお健康スタジアム |
| 12月6日 | レノファ山口FC | 14:00 | アウェイ |
| 12月13日 | ツエーゲン金沢 | 13:00 | えがお健康スタジアム |
直近の注目カードは11月8日のレノファ山口FC戦だ。えがお健康スタジアムで行われるホームゲームであり、地元サポーターにとって観戦しやすい日程となっている。
また、11月4日のFC大阪戦はアウェイゲーム。2026年10月8日の公式発表で開催日と会場が変更・確定しているため、古い日程情報を参照する際には注意したい。
ヴィッセル神戸の2026年11月・12月日程
2026年11月2日時点の公表日程
| 日付 | 対戦相手 | キックオフ | 大会・会場 |
|---|---|---|---|
| 11月3日 | ラーチャブリーFC | 19:00 | ACL Elite・ホーム |
| 11月8日 | 浦和レッズ | 14:00 | J1・MUFGスタジアム |
| 11月11日 | FC町田ゼルビア | 19:00 | ルヴァンカップ・ホーム |
| 11月15日 | FC町田ゼルビア | 14:00 | ルヴァンカップ・アウェイ |
| 11月20日 | 水戸ホーリーホック | 19:00 | J1・ノエビアスタジアム神戸 |
| 11月24日 | コンアン・ハノイ | 21:15 | ACL Elite・アウェイ |
| 11月28日 | ジェフユナイテッド千葉 | 15:00 | J1・ノエビアスタジアム神戸 |
| 12月1日 | ニューカッスル・ジェッツ | 19:00 | ACL Elite・ホーム |
| 12月6日 | サンフレッチェ広島 | 14:00 | J1・アウェイ |
| 12月9日 | 清水エスパルス | 19:00 | 天皇杯・ホーム |
| 12月12日 | 清水エスパルス | 14:00 | J1・アウェイ |
| 12月19日 | 横浜F・マリノス | 15:00 | J1・ノエビアスタジアム神戸 |
神戸は11月3日のACL Eliteから公式戦が続く。11月8日の浦和レッズ戦、町田とのルヴァンカップ準々決勝、11月20日の水戸戦など、国内外の大会を並行して戦うスケジュールだ。
特に12月9日の天皇杯では清水エスパルスとの対戦が予定されている。2023年に熊本に敗れた大会で、再びタイトルを目指す戦いが続く。
2026年に熊本対神戸の再戦はある?
気になる再戦については、2026年11月2日時点で公表されている両クラブの公式日程に、熊本対神戸のカードは掲載されていない。
理由は両クラブが異なるリーグカテゴリーに所属しているためだ。熊本はJ3、神戸はJ1であり、リーグ戦での直接対決はない。
ただし、天皇杯のようなカテゴリーをまたぐ大会であれば、組み合わせ次第で再戦の可能性はある。2027年開催分のJリーグ日程詳細については、Jリーグが12月上旬の発表を予定している。したがって、2027年以降の対戦可能性については今後の公式発表が判断材料となる。
最新日程を確認する際は、ロアッソ熊本公式サイトのトップチームスケジュールと、ヴィッセル神戸公式サイトの試合日程・結果一覧を基準にするのが確実だ。
【熊本対神戸に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:熊本対神戸の2023年天皇杯の試合結果は?
A1:2023年8月30日の準々決勝は1-1で延長戦に突入し、PK戦を4-3で制したロアッソ熊本が勝利しました。
Q2:熊本対神戸でゴールを決めた選手は誰?
A2:熊本は60分に平川怜、神戸は87分にジェアン・パトリッキが得点しました。
Q3:PK戦で勝敗を分けた選手は誰?
A3:熊本GK田代琉我のセーブとPK成功が大きなポイントでした。神戸の4人目・大﨑玲央が失敗し、最後は熊本の平川怜が5人目のPKを成功させました。
Q4:熊本対神戸の試合会場と観客数は?
A4:熊本県のえがお健康スタジアムで開催され、観客数は10,512人でした。天候は雨のち曇り、気温27.2度、湿度85%と記録されています。
Q5:2026年にロアッソ熊本とヴィッセル神戸の再戦は予定されている?
A5:2026年11月2日時点で、両クラブの公表済み公式日程に直接対決はありません。カテゴリーが異なるため、天皇杯などの大会で再び対戦するかが注目点です。
Q6:2023年の熊本は天皇杯でどこまで進んだ?
A6:準々決勝で神戸を破り、クラブ史上初の準決勝に進出しました。その後、柏レイソルに敗れ、大会成績は3位となりました。
まとめ:熊本対神戸の歴史的勝利と2026年以降の注目点
2023年8月30日の熊本対神戸は、ロアッソ熊本がヴィッセル神戸を1-1からのPK戦4-3で破った、天皇杯の歴史に残る一戦だった。
平川怜の先制ゴール、ジェアン・パトリッキの同点弾、田代琉我のPKセーブとキック成功、そして最後を締めくくった平川の5人目のPK。試合を構成した一つひとつの出来事に、勝負の分岐点があった。
また、観客数10,512人という数字は、熊本のホームで行われた大一番への関心の高さを示している。J1クラブを相手に120分間戦い抜き、PK戦で勝ち切った経験は、クラブ史に残る大きな成果となった。
2026年11月現在、熊本はJ3、神戸はJ1で戦っており、今シーズン中の直接対決は公表されていない。今後の天皇杯の組み合わせや2027年の公式日程が、再戦を占うポイントになる。
過去の対戦結果を調べるならJFA・Jリーグの公式記録、現在の試合予定を調べるなら各クラブの公式日程。この2つを使い分けることで、2023年の歴史的な勝利と2026年以降の両クラブの動向を正確に追うことができる。
主な情報源:日本サッカー協会(JFA)公式記録・大会ニュース、Jリーグ公式試合速報・試合データ、ロアッソ熊本公式サイト、ヴィッセル神戸公式サイト。 (出典: 熊本 対 神戸(Yahoo!ニュース))