【2026年最新データと比較】2024年と2026年の夏はどちらが暑かった?
2026年の最新データと比較すると、2024年の夏は依然として非常に高い記録を残しています。ただし、2024年の記録が現在も歴代1位というわけではありません。
気象庁の日本の季節平均気温によると、2025年には2024年を上回る高温が観測されました。そのため、2026年現在の歴代ランキングは次のようになっています。
日本の夏の平均気温・歴代ランキング
- 2025年:+2.36℃
- 2024年・2023年:+1.76℃(同率)
- 2010年:+1.08℃
- 2026年:+1.02℃
2024年は当時、2023年と並ぶ観測史上最高の夏でした。しかし2025年に+2.36℃という記録が生まれ、現在は2位タイとなっています。
2026年の夏も決して涼しかったわけではありません。平均気温偏差は+1.02℃で、1898年の統計開始以降5番目に高い値でした。日本気象協会の集計では、40℃以上を観測した延べ地点数も36地点に達しています。
2026年9月の平均気温偏差は+0.49℃
2026年9月の日本の平均気温偏差は+0.49℃でした。
2024年9月の+2.52℃と比較すると、2.03℃低くなっています。2026年も平年より暖かい9月でしたが、2024年のような全国的な記録的高温にはなりませんでした。
なお、2026年9月の歴代上位記録は、2023年の+2.66℃、2024年の+2.52℃、2025年の+2.49℃の順です。2026年の+0.49℃は、これらの突出した高温年とは明確な差があります。
2026年10月も平年より暖かい傾向
2026年11月2日時点で公表されている気象庁の月別一覧では、2026年10月の平均気温偏差は+1.51℃です。
2024年10月の+2.21℃には届きませんが、平年を大きく上回っています。2026年も夏だけでなく、秋にかけて暖かさが残ったことが分かります。
ただし、2026年の夏は2024年とは大気の状態が異なりました。気象庁によると、2026年は偏西風が平年より北に偏って流れやすく、北日本と西日本を中心に暖かい空気に覆われました。地域によって高温の強さに違いがあった点も特徴です。
2024年は夏から秋にかけて全国的な高温が持続した一方、2026年は夏の全国平均偏差が比較的小さく、9月にはさらに低下しました。
【気象庁の平年値とは?】2024年の暑さを正しく理解するための基礎知識
2024年の気温データを比較するときに、知っておきたいのが「平年値」と「気温偏差」の意味です。
平年値は1991~2020年の30年間の平均
気象庁が使用する現在の平年値は、1991~2020年の30年間の観測データを基に算出されています。
過去の気温と比較するための基準であり、単純に前年の気温や直近5年間の平均と比べているわけではありません。
例えば、2024年夏の+1.76℃は、この30年間の基準値よりも全国の日本平均気温が1.76℃高かったことを意味します。
「平年比」ではなく「平年差」が正確な表現
気温の比較では、平年比と平年差を混同しないことも大切です。
- 平年差:実際の平均気温から平年値を引いた温度差。単位は℃。
- 平年比:平年値に対する割合。降水量や日照時間などでよく使用される。
したがって、2024年夏の+1.76℃は、正確には「平年差+1.76℃」と表現します。
日本全体の平均気温は15地点の観測値から算出
気象庁が長期的な気温変化を監視するために使用している日本の平均気温は、全国すべての観測地点を単純に平均したものではありません。
都市化による影響が比較的小さく、長期観測が行われており、地域的な偏りが少なくなるように選ばれた15地点のデータを使用しています。
この方法によって、都市部のヒートアイランド現象などの影響をできるだけ抑えながら、日本全体の長期的な気温変化を比較できます。
なお、気象庁の日本平均気温偏差は、データの見直しなどによって更新される場合があります。過去の報道に掲載された速報値と最新の確定値を比較するときは、同じ基準の統計を使用することが重要です。
【よくある質問】2024年の夏はいつまで暑かった?残暑に関するFAQ
Q1:2024年の猛暑日はいつまで続いた?
A1:気象庁の日別観測地点数では、全国の猛暑日は9月21日まで確認されています。同日の猛暑日地点数は7地点でした。9月22日以降は猛暑日の観測がなく、10月には35℃以上を記録した地点はありませんでした。ただし、30℃以上の真夏日は10月31日にも観測されています。
Q2:2024年9月の平均気温は歴代何位だった?
A2:平年差+2.52℃で、1898年の統計開始以降2位でした。1位は2023年の+2.66℃です。東日本と西日本では、1946年以降の9月として最高の平均気温を記録しました。
Q3:2024年10月の暑さはどれくらい異例だった?
A3:日本の平均気温偏差は+2.21℃で、1898年以降の10月として歴代1位でした。全国153の気象台等のうち139地点で、10月の月平均気温が観測史上最高となりました。
Q4:2024年と2026年では、どちらの夏が暑かった?
A4:全国の夏平均気温偏差では2024年の+1.76℃が2026年の+1.02℃を上回りました。ただし、2026年も1898年以降5番目に高い夏です。2024年は全国的に高温が続き、2026年は地域によって極端な高温が現れたという違いがあります。
Q5:2024年の残暑が長引いた主な原因は?
A5:太平洋高気圧の張り出し、偏西風の北偏、日本近海の海面水温の高さ、長期的な地球温暖化など、複数の要因が重なったためです。特に夏から秋にかけて暖かい空気に覆われやすい状態が続いたことが重要でした。
まとめ:2024年の暑さは11月まで、2026年も続く高温傾向に注目
2024年の夏は、平均気温偏差+1.76℃という観測史上最高タイの記録から始まり、9月には+2.52℃、10月には+2.21℃という異例の高温を記録しました。
猛暑日が多発したのは9月までですが、10月には月平均気温の歴代最高記録を更新し、11月も平年差+1.19℃となりました。全国平均で見ると、2024年の残暑は11月まで続いたと評価できます。
2026年現在の歴代ランキングでは、2025年が+2.36℃で1位、2024年と2023年が+1.76℃で2位タイ、2026年は+1.02℃で5位です。2026年9月の偏差も+0.49℃と、2024年の記録的な高温からは大きく下がりました。
今回のデータから分かるのは、夏の終わりを8月31日という暦だけで判断できないということです。実際の暑さを知るには、猛暑日の日数、月平均気温、平年差、地域別の気温推移を組み合わせて見る必要があります。
特に今後の気温を判断する際は、気象庁の1991~2020年の平年値を基準に、最新の月平均気温偏差と季節平均気温を確認することが有効です。2024年のような長期的な残暑を見極めるうえでも、単日の最高気温だけでなく、季節全体の変化を追うことが大切です。
主な参照資料(気象庁・日本気象協会)
- 2024年夏(6~8月)の天候・確定統計
- 2024年9月・10月の天候と高温記録
- 2024年の記録的な高温の特徴と要因
- 日本の季節平均・月平均気温の最新統計
- 2026年夏の天候と特徴 (出典: 今年の夏は いつまで 暑い2024(Yahoo!ニュース))