【大脇幸志郎の現在】ゲンロンでの執筆・医師としての活動
2026年現在の大脇氏を知るうえで、注目したいのがゲンロンでの発信と、医療を社会や文化の側から考える執筆活動だ。
ゲンロンでの連載・寄稿
哲学、思想、批評、社会、文化などを扱う出版社・メディア。大脇氏は寄稿者として記事を発表している。
2025年には「なぜ妻は病院に行きたがるのか」というテーマで、webゲンロンに記事を掲載した。
確認できる掲載日は次のとおり。
- 2025年8月21日:「なぜ妻は病院に行きたがるのか(1)」
- 2025年12月9日:「なぜ妻は病院に行きたがるのか(2)」
この連載では、病院に行くという日常的な行動を、医療だけでなく、性差、家族内のケア、社会的な役割分担といった視点から考察している。
特に第1回では、漫画『鬼滅の刃』を題材に、作品内の医療的な表現と現実の病院を結び付けて論じている。
医学的な問題を医学の専門家だけで完結させず、文学や文化、社会の構造から考える点が特徴的だ。
ゲンロンカフェでのイベント出演
2025年6月6日には、ゲンロンカフェで松本俊彦氏、石戸諭氏とともにイベントに参加した。
テーマは、
「ダメ。ゼッタイ。」はもうやめよう──薬と社会と依存の複雑怪奇な絡み合い
というものだった。
薬物や依存を個人の問題だけでなく、社会との関係から考える企画である。
また、本人が公開している2025年の活動記録には、週刊ポストでの高血圧に関するコクランのレビューへのコメントや、医療費・薬価を扱う配信番組への出演なども掲載されている。
2026年11月時点で確認できる活動
大脇氏の公開プロフィールには、医師としての診療、執筆、動画チャンネル「大脇幸志郎のもっと不健康でいこう」が紹介されている。
2026年11月2日時点で確認できるwebゲンロンの大脇氏の著者ページでは、直近の具体的な記事掲載として2025年12月9日の連載第2回が確認できる。
ただし、これは公開ページで確認できる掲載記録であり、2026年に執筆や診療を行っていないという意味ではない。
また、2022年のPRESIDENT Onlineの著者プロフィールでは、首都圏のクリニックで高齢者の訪問診療に携わっていると紹介されていた。2024年の出版社プロフィールでも診療と執筆を並行する活動が紹介されている。
一方、2026年現在の具体的な勤務先や診療スケジュールについては、最新の公開プロフィールからは特定できない。
つまり、現在の大脇氏について確実に押さえられるのは、医師としての経歴を持ち、医療に関する著述・評論やメディア発信を続けているという点だ。
【プロの結論】大脇幸志郎は医師であり、医療情報を問い直す書き手
大脇幸志郎氏の経歴を振り返ると、一般的な医師のキャリアとは異なる特徴が見えてくる。
東京大学医学部医学科を卒業しながら、すぐには医師にならず、フリーター、出版社勤務、医療情報サイトの編集長という道を経て臨床の現場に進んだ。
この経験が、現在の活動を理解する重要な手がかりになる。
大脇氏の評価につながる3つの特徴
1.医学と出版・編集の両方を経験している
医学的な専門知識だけでなく、情報を選び、整理し、読者に届ける側の経験も持つ。MEDLEYニュースの編集長としての仕事は、その代表例だ。
2.健康情報を社会や生活の問題として考えている
『「健康」から生活をまもる』や『健康禍』では、健康を守ることと個人の自由、生活の質の関係を扱っている。
3.医学の常識そのものを歴史から検証している
『なぜEBMは神格化されたのか』では、現在の医学で重要視されるエビデンスという概念を歴史的に分析している。
著作を読む際に知っておきたい判断基準
大脇氏の本は、健康情報を疑うきっかけとして興味深い一方、刺激的なタイトルや主張だけで内容を判断しないことも大切だ。
- 医学の歴史やEBMの成り立ちに関心がある人には、『なぜEBMは神格化されたのか』が適している。
- 医師と患者の関係を考えたい人には、『医者にまかせてはいけない』が読みやすい。
- 健康情報や健康至上主義に疑問を持っている人には、『「健康」から生活をまもる』が入口になる。
- 海外の医療批評や医療政策に関心がある人には、『健康禍』『悪いがん治療』が参考になる。
一方、具体的な病気の治療方法を決めたい人や、薬の中止・検査の回避などの判断をしたい人は、著作の主張だけで決めず、担当医や複数の信頼できる医学的資料を確認する必要がある。
大脇氏の著作の価値は、医学を否定することではなく、医学が何を根拠に判断し、その判断が患者の生活にどのような意味を持つのかを考えるきっかけを与える点にある。
【大脇幸志郎に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:大脇幸志郎の出身大学・学歴は?
A1:2008年に東京大学医学部医学科を卒業している。出身高校など、大学以前の詳しい学歴は公表プロフィールでは確認できない。
Q2:大脇幸志郎の代表的な著書や翻訳書は?
A2:著書には『「健康」から生活をまもる』『医者にまかせてはいけない』『運動・減塩はいますぐやめるに限る!』『なぜEBMは神格化されたのか』がある。翻訳書には『健康禍』『悪いがん治療』『ホノルル ペストの火』がある。
Q3:大脇幸志郎は2026年現在、何をしている?
A3:医師としての経歴を持ち、執筆や動画配信などでも活動している。2025年にはゲンロンへの寄稿やゲンロンカフェへの出演が確認できる。2026年現在の具体的な勤務先や診療状況については、最新の公表情報からは特定できない。
まとめ:大脇幸志郎の経歴と現在を理解するポイント
大脇幸志郎氏は、東京大学医学部医学科卒業という学歴を持ち、出版社勤務やMEDLEYニュースの編集長を経験した後、医師となった人物だ。
そのキャリアは、医学の知識を身につけるだけでなく、医学情報がどのように社会へ伝わり、人々の生活に影響するのかを考える道のりでもあった。
代表作を整理すると、次のようになる。
- 2020年:『「健康」から生活をまもる』『健康禍』
- 2022年:『医者にまかせてはいけない』『運動・減塩はいますぐやめるに限る!』『悪いがん治療』『ホノルル ペストの火』
- 2024年:『なぜEBMは神格化されたのか』
- 2025年:ゲンロンへの寄稿、ゲンロンカフェ出演など
2026年時点で大脇氏を理解するうえで、最も重要なのは、医師という肩書だけでなく、医学・出版・社会思想を横断して発信してきた経歴に注目することだ。
健康を守るために何を選ぶのか。医学的な証拠をどう解釈するのか。そして、医療の判断に患者自身の価値観をどう反映させるのか。
大脇氏の著作は、こうした問いを考えるための一つの視点を提供している。今後の著作やゲンロンなどでの発信も、医療と社会の関係を考えるうえで注目される。 (出典: 大脇 幸 志郎(Yahoo!ニュース))