ロッタン・ジットムアンノンの現在は?2026年最新戦績と武尊戦・ノンオー戦を徹底解説
ロッタン・ジットムアンノンは、圧倒的な前進力と打たれ強さで世界中の格闘技ファンを魅了してきたタイのムエタイファイターです。ONE Championshipの元フライ級ムエタイ世界王者として5度の王座防衛を達成し、「The Iron Man(アイアンマン)」の異名を持つスター選手でもあります。
2026年11月2日現在、ロッタンは7月23日にONE Championshipとの新契約を発表し、現役続行を明確にしています。4月29日のONE SAMURAI 1では武尊との再戦に敗れましたが、次の大一番として11月13日にノンオー・ハマとのONEフライ級ムエタイ世界グランプリ準々決勝が予定されています。2024年の王座剥奪から武尊戦、ONE再契約まで、波乱のキャリアと現在地を整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- プロフィール:タイ出身、1997年7月23日生まれの29歳。身長は約168cm。
- 王者としての実績:2019年にONEフライ級ムエタイ世界王座を獲得し、5度の防衛に成功。2024年11月に計量・水分検査の問題で王座を剥奪された。
- 武尊との対戦:2025年3月は1ラウンドKO勝利、2026年4月29日の再戦では5ラウンドTKO負け。
- ONE再契約:2026年7月23日にONE Championshipとの新契約を正式発表。
- 次戦:2026年11月13日、ノンオー・ハマと世界グランプリ準々決勝で対戦予定。
【プロフィール】ロッタン・ジットムアンノンとは?身長・年齢・国籍を紹介
ロッタン・ジットムアンノンは、タイを代表するムエタイファイターであり、キックボクシングでも世界的な知名度を持つ選手です。
最大の特徴は、相手の攻撃を恐れずに距離を詰め、強烈なパンチや蹴りを連続して繰り出すファイトスタイルです。攻撃を受けても前進を止めない姿から「The Iron Man」と呼ばれています。
ロッタンの基本プロフィール
- リングネーム:ロッタン・ジットムアンノン(Rodtang Jitmuangnon)
- 本名:ティンナコーン・シースワット(Tinnakorn Srisawat)
- 生年月日:1997年7月23日
- 年齢:29歳(2026年11月2日時点)
- 国籍:タイ
- 出身地:タイ南部パッタルン県
- 身長:約168cm
- リーチ:約165cm
- 所属ジム:ジットムアンノンジム
- ニックネーム:The Iron Man
- 主な競技:ムエタイ、キックボクシング
身長は約168cmで、ONEのフライ級を主戦場としてきました。体格だけで相手を圧倒するタイプではありませんが、距離を詰めるスピードと連続攻撃の威力に優れています。
ジットムアンノンジムとの関係
ロッタンの名前に含まれる「ジットムアンノン」は、所属するジムの名前としても知られています。
ONE Championshipの公式プロフィールによると、ロッタンは7歳でトレーニングを始め、10歳でプロのムエタイの試合を経験しました。当初は地元パッタルン県の小規模なジムで練習していましたが、より高いレベルを求めてバンコクのジットムアンノンジムへ移っています。
このジムで本格的な練習を積み重ね、21歳になるまでに250勝以上を記録。オムノーイ・スタジアムのタイトルも2度獲得しました。
現在もジットムアンノンジムはロッタンのキャリアを支える重要な拠点です。2026年7月23日のONE再契約発表も、タイのノンタブリーにある同ジムで行われました。
【キャリア・戦績】ムエタイの新星からONE世界王者になるまで
ロッタンのキャリアを理解するうえで重要なのは、ONE Championshipに参戦する以前から、タイ国内で豊富な試合経験を積んでいたことです。
10歳でプロデビューし、スタジアムタイトルを獲得してから世界的な舞台へ進出。その後、ONEのフライ級ムエタイを代表する選手へと成長しました。
ロッタンの主な経歴と転換点
| 時期 | 出来事・関係者 | 主な実績・意味 |
|---|---|---|
| 2004年ごろ | ムエタイの練習開始 | 7歳で競技を始める |
| 2007年ごろ | プロデビュー | 10歳で初のプロ試合 |
| 2017~2018年 | オムノーイ・スタジアム | スタジアムタイトルを2度獲得 |
| 2018年 | ONE Championship参戦 | 世界的な舞台へ進出 |
| 2019年8月 | ジョナサン・ハガティー戦 | ONEフライ級ムエタイ世界王座を獲得 |
| 2019~2024年 | 王者として活動 | 5度の王座防衛に成功 |
| 2024年11月 | ジェイコブ・スミス戦 | 計量・水分検査の問題で王座剥奪。試合は判定勝利 |
| 2025年3月 | 武尊戦・ONE 172 | 1ラウンドKO勝利 |
| 2026年4月29日 | 武尊との再戦・ONE SAMURAI 1 | 5ラウンドTKO負け |
| 2026年7月23日 | ONE Championship | 新契約を発表 |
| 2026年11月13日 | ノンオー・ハマ戦 | 世界グランプリ準々決勝の予定 |
ONEフライ級ムエタイ世界王座を獲得
ロッタンが世界的な評価を確立したのは2019年です。
8月、当時の王者ジョナサン・ハガティーを破り、ONEフライ級ムエタイ世界王座を獲得しました。その後も強豪選手との対戦を重ね、5度の防衛に成功しています。
単に勝利を積み重ねただけではありません。ロッタンの試合は、攻撃を受けても退かず、相手にプレッシャーをかけ続ける展開が特徴でした。KO決着を狙う積極性と、最後まで攻撃を続ける姿勢が世界中のファンを引きつけました。
ONE公式プロフィールでも、フライ級で5年間にわたって王座に君臨した実績が紹介されています。
ロッタンのONE戦績は?
ONE Championshipの公式選手プロフィールに掲載された集計では、ロッタンのONE戦績は17勝3敗、合計20試合です。これはONE内の試合を対象とした公式ページ上の数字であり、タイ国内のムエタイを含む生涯通算成績とは区別する必要があります。
また、2026年9月のONE公式記事では、11月のノンオー戦がロッタンにとってプロ通算275勝目を目指す試合として紹介されています。タイ国内での膨大な試合経験を考えると、ONEでの戦績だけではキャリアの全体像を捉えきれません。
【2024年の王座剥奪】ロッタンがベルトを失った理由とは?
ロッタンのキャリアにおける大きな転換点が、2024年11月のONE 169です。
当初は英国のジェイコブ・スミスを相手に、ONEフライ級ムエタイ世界王座の防衛戦を行う予定でした。しかし、試合前の計量と水分検査でフライ級の規定をクリアできず、王座を剥奪されました。
試合に負けたから王座を失ったわけではない
ここは誤解されやすいポイントです。
ロッタンは王座を失った後もジェイコブ・スミスとの試合に出場しています。そして、試合そのものではユナニマス・デシジョン(3者一致の判定)で勝利しました。
つまり、スミスにKOされたわけでも、試合の判定で敗れたわけでもありません。王座剥奪の直接的な理由は、試合前の計量・水分検査に関する規定違反でした。
本人も計量の問題を認めていた
ONE Championshipが2024年11月17日に掲載したインタビュー記事では、ロッタン自身が計量での失敗を認め、改善する意思を示しています。
「計量でベルトを失ったことは悲しい。しかし、戦い続け、いつか必ずベルトを取り戻す」
これはONE公式記事に掲載された本人の発言を日本語に訳したものです。
王座を失った後も現役を続け、再びフライ級の頂点を目指す姿勢を示したことは、その後のキャリアを考えるうえでも重要です。
なお、2024年の王座剥奪と、2025年の武尊戦、2026年の再戦は、それぞれ別の出来事です。王座剥奪を武尊との試合結果と結び付けて理解しないことが大切です。
【武尊との再戦結果】2025年KO勝利から2026年TKO敗北へ
日本の格闘技ファンにとって、ロッタンの名前を広く知るきっかけとなったのが武尊との対戦です。
両者はキックボクシングルールで2度対戦しました。初戦と再戦では結果が正反対となり、世界的な注目を集めました。
2025年3月23日:ロッタンが武尊を1ラウンドKO
最初の対戦は2025年3月23日のONE 172です。
日本のトップキックボクサーとして活躍してきた武尊に対し、ロッタンは序盤から積極的に攻め込みました。そして左フックを命中させ、わずか1分20秒でKO勝利を収めています。
この勝利は、ロッタンがムエタイだけでなくキックボクシングでも高い攻撃力を持つことを示す結果になりました。
日本人選手にとって大きな期待が寄せられていた武尊が短時間で敗れたこともあり、初戦は大きな話題となりました。
2026年4月29日:ONE SAMURAI 1で武尊が雪辱
両者の再戦は2026年4月29日、東京・有明アリーナで開催されたONE SAMURAI 1のメインイベントとして実現しました。
この試合はONE暫定フライ級キックボクシング世界王座を懸けた一戦でもあり、武尊にとって現役最後の試合として位置付けられていました。
初戦で敗れた武尊は、今回はロッタンの攻撃を受け止めながら反撃する戦い方を見せます。
- 第1ラウンド:ロッタンが左フックを中心に攻めるが、武尊は冷静に対応。
- 第2ラウンド:武尊が左フックで2度のダウンを奪う。
- 第3ラウンド:ロッタンが前進して反撃し、パンチや前蹴りで攻勢を強める。
- 第4ラウンド:両者が激しい攻防を繰り広げ、ロッタンも有効打を重ねる。
- 第5ラウンド:武尊が右ストレートなどで追い込み、レフェリーが試合を止める。
結果は、武尊の5ラウンド2分22秒TKO勝利。武尊が暫定フライ級キックボクシング世界王座を獲得しました。
再戦で明らかになったロッタンの課題
再戦の重要なポイントは、ロッタンの打たれ強さだけでは勝負が決まらなかったことです。
武尊は初戦の敗北を踏まえ、ロッタンの左フックに対して準備を整え、攻撃を防いでから反撃する展開を作りました。第2ラウンドで2度のダウンを奪ったことが、その後の試合展開を大きく左右しました。
ロッタンも第3ラウンドと第4ラウンドで反撃しており、一方的に押し込まれた試合ではありません。しかし、最終ラウンドでは武尊の攻撃を受け続け、レフェリーストップとなりました。
なお、この結果はキックボクシングの試合です。ムエタイ世界王座の防衛戦や王座決定戦の結果と混同してはいけません。
【ファイトスタイル分析】ロッタンの強さとノンオーとの相性
ロッタンの魅力は、単純なパンチ力だけではありません。相手の攻撃を受けながら距離を詰め、連続攻撃で主導権を奪うプレッシャー型の戦い方にあります。
1. 前進を止めないプレッシャー
ロッタンの代表的な特徴は、相手に後退を強いるほどの前進力です。
ONE Championshipの過去の技術解説でも、ロッタンのスタイルは前進圧力、積極的な攻撃、そして被弾に対する強さが特徴として取り上げられています。
相手が距離を取ろうとしても、パンチを連続して繰り出し、攻撃できる距離まで踏み込んでいくことができます。
2. 強烈な打たれ強さと耐久力
「アイアンマン」という異名を象徴するのが、優れた耐久力です。
通常なら相手の攻撃を受けて下がるような場面でも、ロッタンは前進を続けることがあります。この特徴によって、相手は攻撃を当てても簡単に試合の主導権を握れません。
ただし、2026年の武尊戦が示したように、打たれ強さは無敵を意味しません。強い攻撃を繰り返し受ければ、どれほど耐久力に優れた選手でも試合を止められる可能性があります。
3. パンチだけではない攻撃の幅
ロッタンはパンチ主体の選手という印象が強いものの、ムエタイで培った蹴りや肘、組みの技術も持っています。
相手との距離によって攻撃を使い分けられる点が、長年にわたって世界トップクラスで活躍してきた理由の一つです。
ノンオー・ハマとのスタイル比較
2026年11月13日に予定されているノンオー・ハマとの試合は、異なるタイプの名選手がぶつかる興味深いカードです。
- ロッタン:前進圧力、連続パンチ、耐久力、攻撃的な試合運び。
- ノンオー:正確なタイミング、技術的な距離管理、強烈な右ミドルキック。
ノンオーはONEバンタム級ムエタイ世界王者として7度の防衛を達成した実績を持ちます。現在はフライ級に階級を移し、再び世界王座を目指しています。
ロッタンが距離を詰めて近距離の打ち合いに持ち込むのか、それともノンオーが正確な蹴りとタイミングで前進を止めるのか。両者の技術的な違いが試合の最大の見どころです。
【2026年最新】ONE再契約とノンオー戦の予定・世界グランプリ
2026年のロッタンを語るうえで重要なのが、ONE Championshipとの再契約です。
2026年7月23日にONE Championshipとの新契約を発表
2026年7月23日、ロッタンは自身の誕生日にONE Championshipとの新契約を正式に発表しました。
発表会はタイのジットムアンノンジムで行われ、本人のほか、マネージャーのソラポン・ジッスントーン、ONE Championshipタイランドの関係者、ジムの運営関係者らが出席しました。
ONE公式記事によると、ロッタンは格闘家としての仕事が自分に認知度と家族を支える力を与えてくれたことに触れ、体力が続く限り全力で戦い続ける意思を示しています。
ただし、新契約の発表において、契約期間や報酬などの具体的な条件は公表されていません。
今回の再契約によって、2026年4月の武尊戦で敗れた後も、ロッタンがONEを主戦場として活動する方針が明確になりました。
11月13日:ノンオー・ハマとの対戦が決定
次の大一番は、2026年11月13日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催予定のThe Inner Circle 38です。
ロッタンはノンオー・ハマと、2026-2027 ONEフライ級ムエタイ世界グランプリの準々決勝で対戦します。
この対戦は、もともと2025年11月のONE 173で予定されていたカードでした。しかし、当時ロッタンは計量と水分検査を通過した後に体調を崩して入院し、試合を欠場。さらにノンオーも計量・水分検査を通過できず、対戦は延期となりました。
約1年を経て、両者の対戦が改めて実現する運びとなりました。
2026-2027 ONEフライ級ムエタイ世界グランプリとは?
今回の大会は8選手によるトーナメントです。準々決勝、準決勝、決勝を勝ち上がり、最終的な頂点を目指します。
注目すべきは、現ONEフライ級ムエタイ世界王者のアサドゥラ・イマンガザリエフもトーナメントに参加していることです。
ONE公式の大会説明によると、現王者が参加する特殊な形式で、世界王座もトーナメントの進行に組み込まれています。大会優勝者にはグランプリの栄冠とONEフライ級ムエタイ世界王座が懸かります。
ロッタンとノンオーの準々決勝は、王座を目指すうえで重要な一戦です。勝者は準決勝へ進み、世界の頂点への道を切り開きます。
11月2日時点のロッタンのコンディション
2026年11月2日にONE Championshipが公開した記事では、長年ロッタンの栄養管理を担当するピーター・ミラーが、ノンオー戦に向けた準備について語っています。
ミラーは、ロッタンが食事計画とトレーニング計画にしっかり取り組み、意欲やモチベーションも高い状態にあると評価しました。
2024年には計量問題で王座を失い、2026年4月には武尊にTKOで敗れたロッタンにとって、11月の試合は競技面での再出発を示す機会になります。
特に今回の試合では、攻撃力だけでなく、コンディション管理と試合全体を通じた戦術の組み立てが問われます。
【ロッタンに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:ロッタン・ジットムアンノンは何歳ですか?身長と国籍は?
A1:1997年7月23日生まれで、2026年11月2日時点で29歳です。国籍はタイで、身長は約168cmです。
Q2:ロッタンがONEの世界王座を剥奪された理由は何ですか?
A2:2024年11月のジェイコブ・スミス戦前に、フライ級の計量・水分検査に関する規定をクリアできなかったためです。試合自体は出場して判定勝利しており、敗北による王座喪失ではありません。
Q3:ロッタンと武尊の再戦はどちらが勝ちましたか?
A3:2026年4月29日のONE SAMURAI 1では武尊が勝利しました。第5ラウンド2分22秒にTKOで決着しています。2025年3月の初戦ではロッタンが1ラウンド1分20秒でKO勝利しており、両者の対戦成績は1勝1敗です。
Q4:ロッタンとノンオーの試合はいつですか?
A4:2026年11月13日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催予定のThe Inner Circle 38です。ONEフライ級ムエタイ世界グランプリの準々決勝として組まれています。
Q5:ロッタンはONE Championshipと再契約しましたか?
A5:はい。2026年7月23日にONE Championshipとの新契約を正式に発表しています。契約期間や金銭条件の詳細は公表されていません。
まとめ:【プロの結論】ロッタンの今後を左右する3つのポイント
ロッタン・ジットムアンノンは、タイ国内で膨大な試合経験を積み、ONEフライ級ムエタイ世界王者として5度の防衛を達成したトップファイターです。
2024年の王座剥奪、2025年の武尊戦KO勝利、2026年4月の再戦でのTKO敗北と、近年は大きな浮き沈みを経験しています。それでも7月にはONEとの新契約を発表し、現役続行を選択しました。
今後のロッタンを評価するうえで、特に注目したいのは次の3点です。
- 第一に、計量とコンディション管理。2024年の王座剥奪につながった問題を克服し、安定してフライ級で戦えるか。
- 第二に、戦術面の進化。武尊との再戦で明らかになったカウンターへの対応や、被弾を減らす試合運びを身に付けられるか。
- 第三に、ノンオー戦の結果。技術派の元世界王者を破り、グランプリの準決勝へ進出できるか。
また、ロッタンの戦績を調べる際には、ムエタイとキックボクシングの試合結果、ONE公式戦とタイ国内の通算戦績、世界王座戦と通常の試合を区別することが大切です。同じKOやTKOという結果でも、競技ルールや懸かっているタイトルによって意味は異なります。
2026年11月13日のノンオー戦は、ロッタンが元世界王者として再び頂点を目指せるかを占う重要な試合です。武尊との再戦で味わった敗北を糧に、かつての圧倒的な強さを取り戻せるのか。アイアンマンの次の一歩に、世界のムエタイファンが注目しています。
主な情報照合先: ONE Championship公式選手プロフィール、2024年の王座剥奪に関する公式記事、2026年7月の再契約発表、2026年4月のONE SAMURAI 1公式試合結果、2026年9月・10月のグランプリ発表、11月2日のノンオー戦直前記事。身長・生年月日は選手データベースも参照しています。