【地上波で生中継されなかった理由】放送をめぐる背景とは?
メイウェザー対朝倉未来戦が地上波で生中継されなかった理由について、特定のテレビ局との交渉決裂や放送権問題だけを原因とする説明がネット上で見られます。
しかし、RIZINやABEMAの公式発表で、今回の生中継が地上波から外れた理由を単一の事情に特定した説明は確認できません。
一方、当時の格闘技中継を取り巻く環境を見ると、背景となる大きな変化がありました。
1.格闘技中継のビジネスモデルが変化していた
象徴的だったのが、2022年6月に開催された「THE MATCH 2022」です。
那須川天心と武尊による注目の一戦は、当初の地上波放送計画からフジテレビが撤退し、ABEMAのPPVを中心とする配信形式になりました。
この出来事は格闘技界の放送戦略に大きな影響を与えました。
2022年6月24日付のスポーツニッポンの報道によると、RIZINの榊原信行CEOは、地上波放送を前提に大会コンテンツを制作する従来の考え方から、スポーツ中継のあり方が変わっていくとの見解を示していました。
これは超RIZINだけを対象とした説明ではありませんが、同年の格闘技興行が置かれていた状況を理解するうえで重要な発言です。
2.PPVなら大会単位で視聴者に販売できる
地上波放送とPPVでは、収益構造が異なります。
地上波は広告収入や放送権契約などを中心に成立する一方、PPVは視聴者が大会ごとに料金を支払います。
超RIZINの場合、ABEMAだけでなくRIZIN STREAM PASSやRIZIN LIVEなど、複数のプラットフォームが配信に参加しました。
世界的な知名度を持つメイウェザーと、日本の人気格闘家である朝倉未来の対戦は、特定のテレビ局の放送時間に限定せず、国内外の視聴者に届けられる興行でもありました。
ABEMAのプレスリリースでも、世界50か国以上への配信を視野に入れた大会として紹介されています。
3.後日、地上波放送を実施する選択肢もあった
地上波での生中継がなかったからといって、テレビ放送そのものを否定していたわけではありません。
実際、RIZINは大会当日の9月25日に「超RIZIN-完全版-」の放送決定を発表しています。
これは、リアルタイム視聴を有料配信で提供しながら、後日テレビ番組として大会映像を届ける形です。
生中継と録画・編集番組を分けることで、配信サービスと地上波テレビの双方を活用した放送展開になりました。
地上波放送をめぐる誤解と事実
| ネット上で見られる認識 | 実際の状況 |
|---|---|
| 地上波では一度も放送されなかった | 10月7日以降、全13局で放送 |
| ABEMAだけで生中継された | 複数の有料配信・放送サービスが参加 |
| フジテレビで生中継された | 今回の大会の地上波生中継はなし |
| 全13局で全国同時放送された | 地域ごとに放送日・時間が異なった |
| 完全版は試合を全編そのまま放送した | 各局の放送枠は1時間 |
このように、問題の本質は「テレビで放送されたか、されなかったか」という二択ではありません。生中継を有料配信に、後日放送を地上波に振り分けたメディア展開だったことが重要です。
【無料視聴はできた?】2026年に当時の試合を見る方法と注意点
「メイウェザー対朝倉未来を無料で見たい」という検索も多くあります。
ここでは、当日の無料視聴と、後日の映像視聴を分けて考える必要があります。
当日の全試合を無料で生中継するサービスはあった?
2022年9月25日の大会について、全試合を無料でリアルタイム視聴できる地上波番組はありませんでした。
ABEMAの全試合生中継はPPVチケットが必要で、ほかの配信サービスでも基本的に大会単位の視聴チケットが必要でした。
無料で公開されていた大会告知、記者会見、事前番組、プロモーション映像などと、有料の試合本編を混同しないことが大切です。
地上波の完全版なら無料で見られた?
テレビ神奈川やTOKYO MXなど、放送対象地域で受信できる環境があれば、地上波番組として視聴できました。
ただし、次のような条件がありました。
- 放送対象局を受信できる地域であること。
- 各局の放送日時に合わせて視聴すること。
- 1時間の番組枠であること。
つまり、ABEMAのPPVを購入しなくても後日テレビで視聴できる機会はありましたが、全13局の放送エリア外では同じ方法を利用できませんでした。
2026年現在、ABEMAで当時のPPVを購入できる?
2022年の大会チケット販売はすでに終了しています。
当時の前売り6,000円、当日6,600円という料金で、現在も同じPPVを購入できるわけではありません。
また、当時の見逃し配信期間は9月30日までと案内されていました。現在の視聴可否は、ABEMAやRIZINが提供している最新の公式配信情報で確認する必要があります。
2026年に過去の試合を探す場合は、次の順番で確認するのが現実的です。
1. ABEMAの格闘チャンネルで過去大会の配信状況を確認する。
2. RIZIN公式YouTubeチャンネルで試合映像や公式ハイライトを探す。
3. RIZINの公式配信サービスで過去大会の取り扱いを確認する。
非公式の動画サイトには、画質の悪い転載映像や権利関係が不明な動画もあるため、公式サービスを優先するのがおすすめです。
【メイウェザー対朝倉未来の地上波放送】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:メイウェザー対朝倉未来は地上波でいつ放送された?
2022年10月7日(金)19時から20時まで、テレビ神奈川で「超RIZIN-完全版-」が最初に放送されました。その後、10月8日から16日にかけて、TOKYO MXなど残る12局でも順次放送されました。
Q2:メイウェザー対朝倉未来の試合はABEMAで無料視聴できた?
2022年9月25日の全試合生中継は有料PPVでした。一般向けの前売りチケットは6,000円(税込)、当日チケットは6,600円(税込)です。無料の事前番組や告知映像と試合本編は別扱いでした。
Q3:超RIZIN完全版はTOKYO MXでも放送された?
はい。2022年10月8日(土)の20時から21時まで放送されました。テレビ神奈川の初回放送はその前日の10月7日です。
Q4:超RIZIN完全版は全13局で全国放送された?
全13局で放送されましたが、全国の全テレビ局で放送されたわけではありません。地域ごとに放送局と日時が異なるため、視聴できる地域には制限がありました。
Q5:ABEMAプレミアムに加入すればPPVを追加料金なしで見られた?
いいえ。ABEMAプレミアム会員にはPPVチケットの割引がありましたが、会員登録だけで大会本編を視聴できる仕組みではありません。別途PPVチケットの購入が必要でした。
まとめ:メイウェザー対朝倉未来は生中継と後日放送で視聴方法が違った
メイウェザー対朝倉未来戦の地上波放送をめぐる疑問は、2022年9月25日の生中継と、その後のテレビ放送を区別すれば整理できます。
重要なポイントを振り返ります。
- 2022年9月25日: 超RIZIN開催。メイウェザー対朝倉未来戦はABEMA PPVを中心に有料生中継。
- 2022年10月7日: テレビ神奈川で「超RIZIN-完全版-」が初放送。
- 2022年10月8日~16日: TOKYO MXなど全13局で順次放送。
- ABEMAの前売り料金: 一般6,000円、プレミアム会員4,800円(税込)。
- 2026年現在: 当時のPPV販売期間は終了しており、過去映像の視聴は現行の公式配信状況による。
今回の放送経緯から分かるのは、格闘技の大型興行では、地上波テレビだけが視聴手段ではなくなっていたということです。
リアルタイムの試合を見たい視聴者にはPPV、後日テレビで大会を振り返りたい視聴者には地上波の完全版という、異なる視聴機会が用意されました。
「メイウェザー対朝倉未来は地上波で放送されたのか」という疑問への最も正確な答えは、生中継はなかったが、2022年10月から全13局で後日放送された、ということです。
2026年に過去の試合映像を探す場合も、この違いを押さえておけば、配信サービスや放送記録を混同せずに目的の映像を探せます。 (出典: メイ ウェザー 朝倉未来 地上波(Yahoo!ニュース))