【強さランキング】六大将軍で最も強いのは誰?公式数値と実績を検証
六大将軍の強さを比較するとき、読者が気になるのは「結局、誰が一番強いのか」という点だろう。
ただし、武力、知略、指揮能力、実戦経験は別々の能力であり、すべてを一つの順位にまとめることは難しい。
そこで、原泰久監修の公式ガイドブック第3弾『キングダム公式ガイドブック 戦国七雄人物録』に掲載された武力値と、作中の実績を分けて比較する。
新六大将軍の公式武力値
2021年発売の公式ガイドブックに掲載された数値を基準にすると、任命された5人は次のようになる。
1位相当・蒙武
第一将・純粋な武力
2位相当・騰
第二将・武力と指揮能力
3位相当・楊端和
第四将・武力と統率力
4位相当・王翦
第三将・戦略と軍略
4位相当・桓騎
第五将・奇策と心理戦
この数値で注目したいのは、蒙武が100という最高値を持っていることだ。
公式ガイドブックにおいて、武力100に到達しているのは蒙武と趙の龐煖の2人。王騎も98という非常に高い数値を持つ。
一方、王翦と桓騎は武力93だが、軍を率いる能力や戦略面での強みは数値だけでは表せない。
旧六大将軍を含めた強さはどう比較する?
旧六将では、白起と王騎が特に注目される。
白起は戦争の結果を大きく左右した歴史的な名将、王騎は個人の武力と軍の統率力を兼ね備えた作中の代表的な大将軍という違いがある。
ただし、旧六大将軍6人全員について同じ条件で比較できる公式パラメーターはそろっていない。
そのため、次のように評価軸を分けると理解しやすい。
- 武力を重視するなら:蒙武。公式武力値100を持つ。
- 戦場全体の指揮を重視するなら:王騎や騰。個人の武力だけでなく、軍を率いる能力も評価材料になる。
- 戦略・知略を重視するなら:王翦。大局を見据えた軍事判断に優れる。
- 奇策や敵の心理を突く戦い方なら:桓騎。
- 大規模な戦争の歴史的実績なら:白起。
強さランキングを見るときの注意点
インターネット上には、六大将軍の強さを独自に順位付けした記事も多い。
しかし、公式の武力値と読者による総合ランキングは別物だ。
特に次の3点は混同しないようにしたい。
1. 武力の数値は一騎打ちや戦闘能力を考える材料であり、総合的な将軍能力とは異なる。
2. 公式ガイドブックの数値は2021年時点の資料で、その後の物語上の成長や戦績は反映されない。
3. 白起など旧六将の歴史的な戦果と、漫画におけるキャラクター同士の戦闘力は同じ基準で比較できない。
六大将軍の順位を考えるなら、武力だけでなく、戦略・指揮・実績を合わせて見ることが大切だ。
【史実検証】キングダムの六大将軍は実在した?歴史上の人物との違い
『キングダム』は中国の春秋戦国時代末期を舞台にした歴史漫画だ。
そのため、六大将軍も実際に存在した制度だと思われがちだが、ここには大きな違いがある。
秦の六大将軍という制度そのものは、史実で確認されていない。
一方、旧六大将軍として描かれる人物の多くには、歴史上のモデルや同名の将軍が存在する。
『史記』に記録された旧六将のモデル
中国の歴史書『史記』には、秦の昭王時代から始皇帝時代にかけて活躍した将軍たちの記録が残されている。
『秦本紀』『白起王翦列伝』『秦始皇本紀』などを確認すると、白起、司馬錯、王齕、王齮、胡陽、摎らに関する記述が見つかる。
それぞれの史実と漫画の違いを整理すると、次のようになる。
白起:実在した秦の名将
白起は秦の軍事拡大を支えた歴史上の将軍だ。
特に有名なのが紀元前260年の長平の戦いである。趙軍を破り、多数の捕虜を処刑したことで知られる。
その後、秦王との対立などを経て、紀元前257年に自害を命じられた。
漫画で描かれる白起の圧倒的な存在感には、こうした歴史的な戦果が背景にある。
司馬錯:蜀攻略で知られる将軍
司馬錯も実在した人物だ。
秦の西方進出を支え、蜀の攻略に関わった将軍として『史記』に記録されている。
中華統一に向けた秦の領土拡大という観点で重要な人物だ。
王齕:長平の戦いにも関わった秦将
王齕は長平の戦いで白起とともに秦軍を率いた人物として知られる。
歴史上の記録では、趙への侵攻や邯鄲攻略にも関わっている。
胡傷:史料上の表記に注意が必要な人物
胡傷については、『史記』の本文に胡傷・胡陽という表記の異同がある。
趙の閼与攻略に関わった記録も残されているが、漫画で描かれるような人物像の詳細までは歴史書から読み取れない。
摎:名前が残る実在の将軍
『史記』には摎という将軍の記録がある。
紀元前256年ごろには西周の攻略に関わり、秦の勢力拡大に貢献した。
ただし、漫画で描かれる女性将軍という設定や、王騎との婚姻関係は史実として確認されていない。
王騎:王齮がモデルとされる人物
王騎については、史実の王齮との関係が注目される。
『史記』には王齮という将軍が登場し、始皇帝時代にも活動したことが記録されている。
また、古い注釈には王齮と王齕を同一人物とみる説もある。
ただし、史料の表記や人物の同一性には議論があり、漫画の王騎と史実の人物を完全に同一視することはできない。
史実と漫画の違いを整理
| 比較項目 | 『キングダム』 | 史実 |
|---|---|---|
| 六大将軍制度 | 昭王が設置した制度 | 制度としての記録なし |
| 戦争の自由 | 六将の特権 | 同じ制度は確認されない |
| 白起 | 旧六大将軍 | 実在 |
| 司馬錯 | 旧六大将軍 | 実在 |
| 摎 | 女性将軍・王騎との関係 | 将軍名の記録あり |
| 王騎 | 旧六大将軍 | 王齮がモデルとされる |
| 胡傷 | 旧六大将軍 | 胡陽との表記異同がある |
このように、作品には史実を土台にした部分と、物語を成立させるために追加された設定が混在している。
特に重要なのは、実在した人物が登場することと、六大将軍という制度が実在したことは別問題だという点だ。
原泰久の『キングダム』は、史実に残された人物や戦争を骨格にしながら、人物同士の関係や軍事制度を独自に構築している。
だからこそ、歴史を知っている読者でも、漫画ならではの展開を楽しめる。
【キングダムの六大将軍】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:キングダムの第六将は誰ですか?
A1:2026年11月1日時点で、第六将は正式に任命されていない。信が候補として考察されることはあるが、作中での正式発表はない。
Q2:新六大将軍は2026年現在、何人残っていますか?
A2:当初任命された5人のうち、桓騎は69巻752話で戦死し、騰は第844話で剣を置く決断をした。現時点で在任している任命済みの将軍は蒙武・王翦・楊端和の3人で、空席は合計3枠となっている。
Q3:六大将軍は史実に実在した制度ですか?
A3:六大将軍という制度や戦争の自由という特権は、史実では確認されていない。ただし、白起・司馬錯・摎など、旧六大将軍のモデルとなった実在の秦将は存在する。
まとめ:六大将軍の現在と第六将の今後に注目
『キングダム』の六大将軍は、旧六大将軍と新六大将軍を分けて理解すると、人物関係や秦の軍事制度が分かりやすくなる。
最後に重要なポイントを振り返ろう。
- 旧六大将軍:白起・王騎・摎・王齕・胡傷・司馬錯。
- 新六大将軍:蒙武・騰・王翦・楊端和・桓騎。
- 任命順:62巻671話で蒙武、騰、王翦、楊端和、桓騎の順に任命。
- 第六将:任命当初から空席で、正式な後任は発表されていない。
- 2026年の状況:桓騎の戦死と騰の引退により、六将の空席は合計3枠。
- 史実との違い:六大将軍制度は漫画独自の設定だが、旧六将のモデルには実在した人物がいる。
【プロの結論】六大将軍の本質は「強さ」ではなく「継承」にある
六大将軍を理解するうえで、最も重要なのは単純な強さの順位ではない。
旧六大将軍の王騎から騰と信へ受け継がれたもの、白起が象徴する秦の軍事的伝統、そして嬴政が中華統一のために復活させた制度。
それぞれが異なる時代をつなぐ役割を担っている。
第六将の空席も、単に欠員が生じているというだけではない。信をはじめとする次世代の将軍たちが、どのような実績を積み、誰が秦の未来を背負うのかという物語上の焦点になっている。
今後の注目点は、空席となった3枠が誰によって埋められるのか、そして信が王騎の意志をどのような形で受け継ぐのかという点だ。
六大将軍の制度を知ってから読み返すと、王騎の最期や62巻の任命の儀、桓騎の戦死、騰の決断まで、それぞれの場面が一本の物語としてつながって見えてくる。
2026年も連載が続く『キングダム』。第六将の正式任命と、新たな六大将軍の誕生は、今後も見逃せない展開の一つだ。 (出典: キングダム 6 代 将軍(Yahoo!ニュース))