アジア競技大会eスポーツ2026全結果!日本代表5メダルと11種目13タイトルを徹底解説
2026年の第20回アジア競技大会(愛知・名古屋)で、eスポーツは正式なメダル競技として開催され、9月23日から10月2日までの10日間にわたってアジア各国・地域の代表選手が競い合った。実施されたのは11種目・13タイトル。日本代表は25人の選手で7種目に出場し、金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個の合計5個を獲得した。
大会を象徴する結果となったのが、ポケモンユナイトの金メダルと、11歳の栗原悠輝選手が制したぷよぷよeスポーツの金メダルだ。一方、ストリートファイター6を含む対戦格闘団体戦では韓国に敗れて銀メダルとなり、PUBG MOBILEでは9位に終わるなど、タイトルによって異なる結果も残した。
2023年の杭州大会から競技数を拡大した愛知・名古屋大会。競技日程、日本代表の出場タイトル、全種目の優勝国、国別メダルの動向を公式発表と大会結果から整理し、アジアにおけるeスポーツの競技的な位置づけまで解説する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 2026年大会の規模: eスポーツは11種目13タイトルで実施。競技期間は9月23日~10月2日。
- 日本代表の成績: 金2・銀2・銅1の合計5メダル。ポケモンユナイトとぷよぷよeスポーツで金メダルを獲得。
- 開催会場: 愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホールD。
- 国別の金メダル: 中国が3個で最多。日本と韓国が2個ずつ獲得。
- 杭州大会との違い: 正式競技として7タイトルだった2023年大会から、2026年は11種目13タイトルへ拡大。
【2026年最新】アジア競技大会のeスポーツは11種目13タイトル!大会概要と正式競技の仕組み
第20回アジア競技大会は、2026年9月19日から10月4日まで愛知県と名古屋市を中心に開催された国際総合スポーツ大会だ。
主催するのはアジアオリンピック評議会(OCA)。アジア地域の45の国と地域が参加する大会であり、eスポーツも正式なメダル競技として組み込まれている。
2026年大会の大きな特徴は、前回の杭州大会から競技プログラムが拡大したことだ。
11種目13タイトルとはどういう意味?
大会の公式発表では「11種目13タイトル」と表記されている。
ここで注意したいのが、11種目と13タイトルは同じ意味ではないという点だ。
最も分かりやすい例が対戦格闘団体戦である。
この競技では、以下の3タイトルを組み合わせて1つの団体戦を実施する。
- Street Fighter 6
- 鉄拳8
- THE KING OF FIGHTERS XV
各タイトルから1人ずつ、合計3人で1チームを編成し、国・地域単位で1つのメダルを争う。
つまり、3タイトルが採用されていても、メダル種目は1つだ。
残る10種目はそれぞれ独立したタイトルで実施されるため、合計で11種目13タイトルとなる。
2026年大会の全競技タイトル
| 競技種目 | 採用タイトル | ジャンル |
|---|---|---|
| 対戦格闘団体戦 | Street Fighter 6・鉄拳8・KOF XV | 格闘 |
| ポケモンユナイト | Pokémon UNITE | MOBA |
| Honor of Kings | Honor of Kings | MOBA |
| League of Legends | League of Legends | MOBA |
| PUBG MOBILE | PUBG MOBILE Asian Games Version | バトルロイヤル |
| Mobile Legends | Mobile Legends: Bang Bang | MOBA |
| Identity V | Identity V Asian Games Version | 非対称対戦 |
| NARAKA | NARAKA: BLADEPOINT | アクション |
| グランツーリスモ7 | Gran Turismo 7 | レーシング |
| eFootball | eFootball | サッカーシミュレーション |
| ぷよぷよ | Puyo Puyo Champions | パズル |
出典:日本eスポーツ協会(JESU)、OCAの競技プログラム発表。
正式競技として認められるまでの流れ
アジア競技大会のeスポーツは、単に人気ゲームを集めたイベントではない。
競技タイトルの採用、各国・地域の代表選手の選考、競技ルールの設定、国際大会としての運営など、スポーツ競技としての枠組みが整えられている。
日本の場合、代表選考を担うのが日本eスポーツ協会(JESU)だ。
JESUが候補選手を選考して日本オリンピック委員会(JOC)に推薦し、JOCによる認定手続きを経て正式なTEAM JAPANのメンバーが決定する。
したがって、国内のゲーム大会で優勝しただけで自動的にアジア大会の日本代表になれるわけではない。
国際大会の代表選考という別のプロセスが存在することが、一般的なeスポーツ大会との大きな違いだ。
【競技日程・会場】愛知・名古屋アジア大会のeスポーツはいつ開催された?
2026年大会のeスポーツ競技は、9月23日から10月2日までの10日間を中心に実施された。
会場は愛知県常滑市のAichi Sky Expo(愛知県国際展示場)展示ホールD。中部国際空港セントレアに近い立地で、国際大会の競技会場として使用された。
日本eスポーツ協会が2026年6月16日に公表した公式スケジュールは次のとおりだ。
2026年eスポーツ競技スケジュール
| 日程 | 競技タイトル | 主な競技時間 |
|---|---|---|
| 9月23日 | グランツーリスモ7 | 09:00~14:00 |
| 9月23日 | eFootball | 16:00~21:00 |
| 9月24日 | NARAKA: BLADEPOINT | 10:00~20:00 |
| 9月25日 | 対戦格闘団体戦 | 09:00~21:00 |
| 9月26日 | ぷよぷよeスポーツ | 09:00~14:00 |
| 9月26日 | 対戦格闘団体戦 | 16:00~20:00 |
| 9月27日 | ポケモンユナイト | 09:00~20:00 |
| 9月28日 | Honor of Kings | 09:00~20:00 |
| 9月29日 | PUBG MOBILE | 09:00~20:00 |
| 9月30日 | Identity V 第五人格 | 09:00~20:00 |
| 10月1日 | Mobile Legends: Bang Bang | 14:00~19:00 |
| 10月2日 | League of Legends | 12:00~20:00 |
※日本eスポーツ協会が公表した競技スケジュールに基づく。時間は日本時間。
注目したい競技日程
特に注目されたのは、9月23日の初日と10月2日の最終日だ。
初日はグランツーリスモ7とeFootballが登場。レーシングとサッカーという異なるジャンルの競技が同じ日に実施された。
9月26日はぷよぷよeスポーツと対戦格闘団体戦が行われ、日本代表にとっても重要な日程となった。
そして最終日の10月2日にはLeague of Legendsの決勝が実施され、韓国がチャイニーズ・タイペイを3対0で破って優勝。eスポーツ競技全体の締めくくりとなった。
大会のスケジュールからも、eスポーツが単一ジャンルではなく、さまざまな競技形式を横断する総合的な競技プログラムになっていることが分かる。
【日本代表25人の結果】7種目9タイトルで挑んだTEAM JAPANのメダル獲得状況
日本代表は2026年7月15日に正式決定した。
日本eスポーツ協会の発表によれば、代表選手は25人、コーチは4人。全11種目のうち7種目9タイトルに出場した。
全タイトルに日本代表を派遣したわけではない点にも注目したい。
日本が参加したのは次の7種目だ。
1. 対戦格闘団体戦
2. ポケモンユナイト
3. PUBG MOBILE
4. Identity V 第五人格
5. グランツーリスモ7
6. eFootball
7. ぷよぷよeスポーツ
日本代表が獲得した5つのメダル
は、最終的に金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個を獲得した。
| 競技 | 日本代表の結果 | 獲得メダル |
|---|---|---|
| ポケモンユナイト | 優勝 | 金 |
| ぷよぷよeスポーツ | 優勝 | 金 |
| 対戦格闘団体戦 | 準優勝 | 銀 |
| Identity V 第五人格 | 準優勝 | 銀 |
| eFootball | 3位 | 銅 |
| グランツーリスモ7 | 4位 | なし |
| PUBG MOBILE | 9位 | なし |
出典:日本eスポーツ協会、2026年10月5日発表の大会結果。
ポケモンユナイト:日本代表がインドネシアを破って金メダル
日本代表が大きな成果を挙げたのがポケモンユナイトだ。
出場したのは小瀬古雄大選手、佐藤博希選手、白川真士佳選手、髙田祥生選手、鳥羽航人選手、東蓮汰選手の6人。
日本はグループステージで韓国とインドを破り、決勝トーナメントに進出した。
準々決勝ではチャイニーズ・タイペイ、準決勝では韓国に勝利。決勝ではインドネシアを3対1で下し、見事に金メダルを獲得した。
チームとしての連携力を発揮した結果であり、日本のeスポーツ代表にとって象徴的な勝利となった。
ぷよぷよeスポーツ:11歳の栗原悠輝選手がアジアの頂点へ
もう1つの金メダルは、ぷよぷよeスポーツで生まれた。
日本代表として出場した栗原悠輝選手は、グループステージを4戦全勝で突破。準々決勝ではシンガポール、準決勝ではタイ、決勝では韓国を破った。
特筆すべきは、栗原選手が大会当時11歳だったことだ。
アジア各国・地域の代表選手が集まる大舞台で、若い選手が冷静なプレーを見せて優勝したことは、国内のeスポーツ育成という観点からも注目に値する。
AESFも大会総括の中で、栗原選手の金メダルを開催国日本の印象的な成果として取り上げている。
対戦格闘団体戦:Street Fighter 6など3タイトルで銀メダル
格闘ゲームファンにとって注目度が高かったのが、対戦格闘団体戦だ。
日本代表は次の3人で構成された。
- 樋口孝治郎選手:Street Fighter 6
- 中山大地選手:鉄拳8
- 澤田彰仁選手:THE KING OF FIGHTERS XV
日本はグループステージでアラブ首長国連邦とパレスチナを破り、決勝トーナメントへ進出。
準々決勝ではバーレーン、準決勝では香港を下したものの、決勝で韓国に敗れて銀メダルとなった。
ここで重要なのは、Street Fighter 6単独の競技ではなく、3つの格闘ゲームを組み合わせた団体戦だったという点だ。
したがって、ストリートファイター6の結果だけで日本の成績を判断することはできない。
eFootball:日本の正式競技化後、初のメダル
eFootballでは貴田英貢也選手と茶谷優我選手が出場した。
PCとモバイルの2つのプラットフォームから選手を選出し、チームとして競う方式だ。
日本はグループステージを首位で突破し、準々決勝ではヨルダンに勝利。しかし、準決勝でイランに敗れ、3位決定となった。
最終順位はイラン、マレーシア、日本の順。日本は銅メダルを獲得した。
日本eスポーツ協会によれば、これはアジア大会でeスポーツが正式なメダル競技となって以降、日本にとって初めてのメダルだった。
Identity V:開催国日本が中国との決勝で銀メダル
Identity V 第五人格では、日本代表が決勝まで進出した。
準々決勝でタイ、準決勝でマレーシアを破り、中国との決勝に臨んだ。
決勝は5セット中3セットが引き分けとなる接戦だったが、最終的には中国が優勝。日本は銀メダルとなった。
グランツーリスモ7とPUBG MOBILEの結果
グランツーリスモ7では國分諒汰選手が出場した。
予選を2位タイで突破し、準決勝も首位で通過。決勝では最終レースまで首位争いを演じたが、最終順位は4位となり、メダルには届かなかった。
一方、PUBG MOBILEでは足立登馬選手、石川知輝選手、大橋乃輔選手、正田哲仙選手、田頭永伍選手が出場。
12試合の合計ポイントで争われる競技で、日本は最終9位だった。
この2種目の結果は、競技力の底上げや国際経験の蓄積が今後の課題となることを示している。
【全タイトルの優勝国とメダル結果】中国・日本・韓国の勢力図を分析
2026年大会のeスポーツでは、中国が3個の金メダルを獲得して最多となった。
日本と韓国はそれぞれ2個。さらにマレーシア、タイ、イラン、ミャンマーが1個ずつ金メダルを獲得した。
アジア電子スポーツ連盟(AESF)が2026年10月7日に公表した大会総括をもとに、全11種目の優勝国を整理すると次のようになる。
| 競技種目 | 優勝国・地域 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| 対戦格闘団体戦 | 韓国 | 3タイトルを通じた団体戦を制覇 |
| ポケモンユナイト | 日本 | インドネシアを3対1で撃破 |
| Honor of Kings | 中国 | 中国が金メダル獲得 |
| League of Legends | 韓国 | チャイニーズ・タイペイに3対0 |
| PUBG MOBILE | タイ | 12試合で合計128ポイント |
| Mobile Legends: Bang Bang | ミャンマー | 国際舞台で優勝 |
| Identity V 第五人格 | 中国 | 日本との決勝を制覇 |
| NARAKA: BLADEPOINT | 中国 | 中国が金メダル獲得 |
| グランツーリスモ7 | マレーシア | タイ・イズリン選手が優勝 |
| eFootball | イラン | 決勝でマレーシアを撃破 |
| ぷよぷよeスポーツ | 日本 | 栗原悠輝選手が優勝 |
出典:Asian Electronic Sports Federation(AESF)の2026年10月7日大会総括、日本eスポーツ協会の結果発表。
国別の金メダル獲得状況
| 国・地域 | 金メダル数 |
|---|---|
| 中国 | 3 |
| 日本 | 2 |
| 韓国 | 2 |
| マレーシア | 1 |
| タイ | 1 |
| イラン | 1 |
| ミャンマー | 1 |
合計11個の金メダルが各種目で争われた。
中国はHonor of Kings、Identity V、NARAKA: BLADEPOINTで優勝。複数のジャンルで強さを示した。
韓国はLeague of Legendsと対戦格闘団体戦で金メダルを獲得。特にLeague of Legendsではチャイニーズ・タイペイを3対0で破り、杭州大会に続く2大会連続の優勝を達成した。
日本はポケモンユナイトとぷよぷよeスポーツで優勝し、開催国として結果を残した。
出場国・地域は29、タイトルによって参加規模が異なる
日本eスポーツ協会の大会結果発表によると、2026年大会には29の国と地域から約500人の選手が参加した。
ただし、すべてのタイトルで同じ数の国・地域が参加したわけではない。
OCAが2026年8月9日に公表した参加NOC数は以下のとおりだ。
| 競技 | 参加NOC数 |
|---|---|
| eFootball | 24 |
| グランツーリスモ7 | 16 |
| 対戦格闘団体戦 | 14 |
| Honor of Kings | 11 |
| Identity V | 10 |
| League of Legends | 8 |
| Mobile Legends: Bang Bang | 11 |
| NARAKA: BLADEPOINT | 8 |
| ポケモンユナイト | 11 |
| PUBG MOBILE | 12 |
| ぷよぷよeスポーツ | 12 |
※NOCは各国・地域のオリンピック委員会を指す。上記は競技別の参加数であり、単純合算した数が大会全体の参加国・地域数になるわけではない。
eFootballが24のNOCを集めた一方、League of LegendsとNARAKA: BLADEPOINTはそれぞれ8だった。
この違いは、タイトルごとの地域的な人気や、代表チームを編成するための競技環境などが異なることを反映している。
【杭州大会2023との比較】eスポーツは7タイトルから11種目13タイトルへ拡大
2026年の愛知・名古屋大会を理解するうえで欠かせないのが、2023年の杭州アジア大会との比較だ。
eスポーツは2018年のジャカルタ・パレンバン大会で公開競技として初めて採用された。その後、2023年の杭州大会で正式なメダル競技へ昇格した。
2026年は正式競技として2大会連続の採用となり、さらに競技プログラムが拡大した。
2023年と2026年の主な違い
| 比較項目 | 杭州大会2023 | 愛知・名古屋大会2026 |
|---|---|---|
| 大会 | 第19回アジア競技大会 | 第20回アジア競技大会 |
| eスポーツの位置づけ | 正式メダル競技 | 正式メダル競技 |
| 採用タイトル | 7タイトル | 13タイトル |
| メダル種目 | 7種目 | 11種目 |
| 参加NOC | 30 | 29の国・地域が参加 |
| 選手数 | 473人 | 約500人 |
| 金メダル最多国 | 中国 | 中国 |
| 中国の金メダル | 4 | 3 |
出典:OCA、AESF、日本eスポーツ協会の大会発表。
杭州大会で採用された7タイトル
2023年の杭州大会では、以下のタイトルが実施された。
- EA Sports FC Online
- Arena of Valor Asian Games Version
- League of Legends
- Street Fighter V: Champion Edition
- Dream Three Kingdoms 2
- Peace Elite Asian Games Version
- DOTA 2
当時は30のNOCから473人の選手が参加し、7つの金メダルを争った。
中国は金メダル4個を含む合計5個のメダルを獲得し、国別で最多となった。
2026年は競技ジャンルの幅がさらに広がった
愛知・名古屋大会では、MOBA、格闘ゲーム、バトルロイヤル、レーシング、サッカーシミュレーション、パズルなど、多様なジャンルが採用された。
特に注目したいのが、Gran Turismo 7やPuyo Puyo Championsの存在だ。
チーム戦が中心となりやすいMOBAだけでなく、個人の判断力や操作精度を競うタイトルも正式競技に含まれている。
また、対戦格闘団体戦のように複数タイトルを組み合わせる形式も導入された。
この構成は、eスポーツを単一のゲームジャンルとして扱うのではなく、異なる競技特性を持つ種目の集合として位置づけている。
日本eスポーツ協会(JESU)の役割も拡大
日本代表の選考と強化を担ったのが日本eスポーツ協会だ。
なお、同団体は2025年8月に「日本eスポーツ連合」から「日本eスポーツ協会」へ名称を変更している。
そのため、過去の資料で見かけるJeSUと、2026年大会の公式資料に登場するJESUは、名称変更前後の同じ団体を指す。
2026年大会に向けては、候補選手の選考だけでなく、国際強化試合、インテグリティ研修、ナショナルトレーニングセンターなどを活用した強化活動も実施された。
ゲームの技術だけでなく、国際大会に参加するアスリートとしての意識や競技環境を整えることも、代表強化の一部となっている。
【今後の展望】eスポーツはアジア競技大会から外れる?2027年の新大会との関係
2026年大会では、eスポーツの将来をめぐってもう一つ注目すべき動きがあった。
それは、2027年にアジアeスポーツ・マインドスポーツ大会が開催されることだ。
OCAは2026年9月19日、クウェートとの開催都市契約を締結し、初開催となる同大会の開催権を正式に決定した。
この発表を受け、インターネット上では「eスポーツがアジア競技大会から外れるのではないか」という情報も広がった。
しかし、OCAは9月28日にこの情報を明確に否定している。
OCAのハサイン・アルムサラム事務局長は、2027年の新大会がアジア競技大会におけるeスポーツの位置づけを弱めるものではないと説明した。
つまり、新しい専門大会が設けられることと、アジア競技大会での正式競技採用が終了することは別問題だ。
今後注目したい3つのポイント
1. 競技タイトルの継続性
ゲームタイトルは、開発会社による運営やアップデート、競技環境の変化に影響される。
そのため、次回大会でも同じタイトルが採用されるとは限らない。大会ごとの競技プログラムの発表が重要になる。
2. 日本代表の育成と国際競争力
日本は2026年大会で5個のメダルを獲得したが、全11種目のうち出場したのは7種目だった。
今後は出場種目の拡大だけでなく、海外の強豪国・地域との競争力をどのように高めるかが課題となる。
3. アジア競技大会と専門大会の役割分担
アジア競技大会は複数のスポーツを一堂に集める総合大会。一方、アジアeスポーツ・マインドスポーツ大会は、eスポーツなどを中心に競技機会を広げる専門大会だ。
両者が並行して発展すれば、選手にとって国際大会への参加機会が増える可能性がある。
【アジア競技大会のeスポーツ】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:2026年のアジア競技大会でeスポーツは何種目実施された?
A1:愛知・名古屋大会では、11種目13タイトルが正式なメダル競技として実施された。対戦格闘団体戦はStreet Fighter 6、鉄拳8、THE KING OF FIGHTERS XVの3タイトルを組み合わせて1つのメダルを争う形式だった。
Q2:2026年のeスポーツ日本代表は何個のメダルを獲得した?
A2:合計5個。内訳は金メダル2個、銀メダル2個、銅メダル1個だった。ポケモンユナイトとぷよぷよeスポーツで金メダルを獲得している。
Q3:日本代表が参加したゲームタイトルは?
A3:対戦格闘団体戦の3タイトル、ポケモンユナイト、PUBG MOBILE、Identity V、グランツーリスモ7、eFootball、ぷよぷよeスポーツの合計7種目9タイトルだ。
Q4:ストリートファイター6は単独のメダル競技だった?
A4:単独競技ではない。鉄拳8、THE KING OF FIGHTERS XVとともに対戦格闘団体戦を構成し、3人1組のチームで1つのメダルを争った。
Q5:2026年大会のeスポーツで最も金メダルを獲得した国は?
A5:中国だ。Honor of Kings、Identity V、NARAKA: BLADEPOINTで優勝し、金メダル3個を獲得した。日本と韓国は2個ずつだった。
Q6:杭州大会2023と愛知・名古屋大会2026の違いは?
A6:杭州大会は7タイトル・7種目だったのに対し、愛知・名古屋大会では11種目13タイトルに拡大した。競技ジャンルも増え、より多様なゲームが国際的なメダル競技として採用された。
Q7:eスポーツは今後アジア競技大会からなくなる?
A7:OCAは2026年9月28日、eスポーツがアジア競技大会から撤退するという情報を否定した。2027年にクウェートで開催される専門大会の設置も、アジア競技大会におけるeスポーツの継続とは両立する。
まとめ:2026年大会は日本eスポーツの国際競争力を示す重要な転換点
2026年の愛知・名古屋アジア大会で、eスポーツは11種目13タイトルという規模で実施された。
日本代表は25人の選手で7種目に挑み、金2・銀2・銅1の合計5個のメダルを獲得。ポケモンユナイトとぷよぷよeスポーツの金メダルは、日本の競技力を印象づける成果となった。
一方、中国は3個の金メダルで最多となり、韓国もLeague of Legendsと対戦格闘団体戦で存在感を示した。日本にとっては、勝利を収めた競技だけでなく、4位や9位に終わった種目の課題も今後の強化につながる。
2023年の杭州大会から2026年の愛知・名古屋大会への変化を振り返ると、eスポーツはアジア競技大会の中で競技数と存在感を着実に広げてきた。
今後の注目点は、次回大会でどのタイトルが採用されるか、そして日本代表が今回の成果をどこまで発展させられるかだ。
2026年大会は、eスポーツが国際総合スポーツ大会の正式競技として定着していく過程を示す大会となった。 2027年の専門大会と次回アジア競技大会の動向が、アジアのeスポーツ競技の将来を左右する重要な材料になる。 (出典: アジア 競技 大会 e スポーツ(Yahoo!ニュース))