【2026年最新】早稲田大学に医学部はない!公式の学部一覧から現状を検証

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【2026年最新】早稲田大学に医学部はない!公式の学部一覧から現状を検証
【2026年最新】早稲田大学に医学部はない!公式の学部一覧から現状を検証
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早稲田大学の公式サイトに掲載されている学部は、政治経済学部、法学部、文学部、商学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、人間科学部などです。医学部医学科という独立した学部・学科は存在しません。

これは大学の名称や学部の呼び方の違いによるものではありません。早稲田大学には、医学部で一般的に行われる6年間の医学教育を通じて医師を養成する正規課程がないということです。

一方、先進理工学部には生命医科学科が設置されています。名称に「医科学」が含まれるため、医学部と混同されやすいものの、こちらは理工学を基盤とする学科です。

大学公式の学部一覧と先進理工学部の学科一覧を照合すると、両者の位置づけは明確に区別されています。

医学部と生命医科学科は何が違う?

早稲田大学医学部
【画像】早稲田 大学 医学部 関連ショット

最も大きな違いは、教育の最終目的です。

- 医学部医学科:医学を体系的に学び、臨床実習などを経て医師を目指す。
- 生命医科学科:生命現象や病気の仕組みを研究し、医薬品・医療機器・治療技術などの開発に貢献する。

どちらも医療に関係しますが、卒業後に想定されるキャリアは異なります。

早稲田大学が医学分野に力を入れていることと、医学部を設置していることは、別の話なのです。

【医療系学科を比較】生命医科学科・健康福祉科学科で学べること

早稲田大学医学部
【写真】早稲田 大学 医学部 近影・注目カット

早稲田大学には、医学部がなくても医療や健康に関係する専門分野を学べる学科があります。

代表的なのが、次の2学科です。

1. 先進理工学部・生命医科学科

早稲田大学医学部
【資料】早稲田 大学 医学部 報道・メディア記録

医科学・生命科学の研究志向

生命医科学科は、医学・生命科学・理工学を融合させた教育研究を行う学科です。

早稲田大学の公式カリキュラムでは、物理学や化学などの基礎学問を土台として、生命科学、生命工学、医学の基礎を学ぶ構成になっています。

具体的な学習内容には、次のようなものがあります。

- 分子細胞生物学
- 生理学
- 生化学
- 微生物学
- 薬理学
- 臨床医学概論
- 神経科学
- がんの生物学
- バイオインフォマティクス

1年次から解剖・組織学実習などが設けられ、3年次には薬理学や臨床医学概論、生命医科学実験などを履修します。4年次には卒業研究に取り組みます。

注目したいのは、医学の知識を学ぶだけでなく、物理・化学・工学の技術を組み合わせて医療の課題を解決する教育方針です。

卒業後の進路

生命医科学科の卒業生は、大学院への進学や研究職、製薬・医療機器関連企業などを目指します。

大学公式の2023年度進路データでは、学部卒業生のうち39人が修士課程に進学し、3人が他大学・他大学院へ進学、5人が就職・その他という内訳でした。

大学院修了後には、製薬・創薬支援、医療機器、バイオ・食品、化学関連企業など幅広い分野で活躍する進路が示されています。

2. 人間科学部・健康福祉科学科

健康・福祉・心理・社会科学志向

人間科学部の健康福祉科学科も、医療に関心がある受験生が検討できる学科です。

ただし、生命医科学科とは学問の方向性が異なります。

健康福祉科学科では、医学だけでなく、工学、教育学、心理学、社会福祉などを横断的に学びます。

大学公式の説明では、主に以下の4つの領域が紹介されています。

- 健康生命科学系: 分子生物学、生理学、栄養、運動などから健康を研究する。
- 医工人間学系: 医学と工学、人間科学を融合させ、生活の質の向上を目指す。
- 保健福祉科学系: 保健医療制度や社会福祉、支援方法などを研究する。
- 臨床心理学系: 心理・行動面から健康や福祉を支える方法を学ぶ。

医療現場を取り巻く社会制度や心理的支援、健康づくりに関心がある人に適した学びです。

3. 東京女子医科大学との共同研究拠点「TWIns」

早稲田大学と医学の関係を理解するうえで欠かせないのが、東京女子医科大学との共同研究施設です。

その名称は、TWIns(ツインズ)。

両大学は人工心臓の研究開発などを通じて、50年以上にわたり医学と工学の共同研究を進めてきました。

主な経緯は次のとおりです。

- 2000年:東京女子医科大学と早稲田大学が学術交流協定を締結。
- 2008年:両大学の連携先端生命医科学研究教育施設TWInsが創設。
- 2010年度:共同先端生命医科学専攻がスタート。
- 2017年:両大学の関連研究機関が第1回日本医療研究開発大賞の経済産業大臣賞を共同受賞。

TWInsでは、先端医療技術、医療機器、生命科学、医工学などの研究が進められています。

ただし、これは共同研究・教育の拠点であって、早稲田大学に医学部が設置されたことを意味しません。

【医学部設置の歴史】大隈重信の構想から2026年の最新動向まで

早稲田大学の医学部問題は、最近になって突然浮上した話ではありません。

実は、創立初期から医学教育を実現しようとする動きがありました。

早稲田大学の大学史や大学設置構想を研究した山本一生氏の論文「存在しない大学史―早稲田大学における幻の学部構想―」などをたどると、医学部構想が何度も浮上しては実現に至らなかった経緯が分かります。

早稲田大学医学部構想の主な年表

以下に、歴史的な節目を整理しました。

時期出来事・関係者実際の結果1906年東京同仁医薬学校を開設医学教育につながる初期の試み。後に閉校。1907~1911年大隈重信による第二期拡張計画理工科を優先し、医科設立は無期延期に。1950~1954年日本医科大学との提携・合併問題大学間の意見がまとまらず終結。1956年第一国立病院の払い下げ構想附属病院化の構想は実現せず。1970~1979年創立百周年記念の医学部構想資金規模などの問題から計画から除外。2007~2010年生命医科学科とTWIns、共同大学院医理工融合の研究・教育体制を整備。2011~2012年茨城県による医学部誘致の動き地元側の要望・議会決議。大学の設置決定には至らず。2018~2021年田中愛治総長による医学部構想と他大学との連携具体的な設置決定は確認されず。2026年日本医科大学との共同研究交流を継続医理工連携の研究を推進。医学部新設とは別の動き。

大隈重信が目指した医学教育


早稲田大学の創立者。医学・理学教育の充実も大学教育に対する理想の一つとして掲げていた。

1906年には、同仁会が早稲田大学の敷地内に東京同仁医薬学校を設立しました。

これは医学部そのものではありませんが、医学教育の実現を目指した初期の取り組みでした。

その後、学校は1907年に牛込へ移転し、附属の同仁医院も設けられました。しかし、経営難によって1911年に閉校。医学部設立の構想を支える教育・医療基盤も失われました。

1907年に始まった第二期拡張計画では、理工科と医科の新設が目標に掲げられましたが、財政面の問題などから理工科が優先されました。

早稲田大学の公式大学史でも、当時は病院建設や多額の運営経費が必要な医科の創設が非常に困難だったことが記されています。

戦後も続いた医学部設置の試み

1950~1953年には、日本医科大学との提携・合併構想が浮上しました。

しかし、日本医科大学側では大学の独立性や組織のあり方をめぐって意見が分かれ、1953年に提携の動きが打ち切られました。

さらに1956年には、第一国立病院を早稲田大学の附属病院にする構想も話題になりましたが、実現しませんでした。

1970年代には、村井資長総長のもとで創立百周年記念事業の一環として医学部設置が検討されます。

ところが1978年の中間報告では、医学部に代わって総合医科学研究所と附属専門病院の設置が提起され、1979年の最終報告では資金規模などを理由に一体的な設置が記念事業から外されました。

医学部構想が実現しなかった背景には、大学の財政だけでなく、附属病院の整備や医療教育を担う人材確保など、複数の課題があったのです。

【早稲田大学を卒業して医師になれる?】医師国家試験との関係

ここは進路選択において、特に注意したいポイントです。

早稲田大学の生命医科学科や健康福祉科学科を卒業しただけでは、医師国家試験の受験資格は得られません。

理由は、医師国家試験の受験資格が法律で定められているためです。

厚生労働省が公表する2027年実施の第121回医師国家試験の受験資格では、大学で医学の正規の課程を修めて卒業した人などが対象になっています。

生命医科学科で医学の基礎を学んでも、医学部医学科の正規課程を修了したことにはなりません。

医師と医科学研究者は役割が異なる

進路主な仕事内容
医師診察、診断、治療、患者への医療提供
生命科学研究者生命現象や病気の仕組みの解明
創薬研究者新しい医薬品や治療候補の研究
医療機器開発者医療デバイスや診断技術の開発
医工学研究者医学と工学を組み合わせた技術開発

早稲田大学の生命医科学科が目指しているのは、主に医学・生命科学・理工学を横断して研究開発を担う人材です。

もちろん、早稲田大学の卒業生が医師になる道そのものを閉ざされているわけではありません。

卒業後に他大学の医学部へ進学し、医学の正規課程を修了するなど、別の教育課程を経れば医師を目指せます。

ただし、早稲田大学の生命医科学科の卒業資格だけで医師になれるわけではない点は理解しておく必要があります。

早稲田大学の附属校から他大学医学部に進学する道もある

興味深い事例として、日本医科大学との高大接続連携があります。

早稲田大学は2020年、日本医科大学と附属校・系属校の高大接続連携に関する協定を締結しました。

大学の2021年の発表によれば、2022年4月の入学者から、早稲田大学高等学院、早稲田大学本庄高等学院、早稲田実業学校高等部から各2名、合計6名を日本医科大学医学部に推薦入学させる枠組みが設けられました。

これは、早稲田大学の医学部ができたという話ではありません。

早稲田の附属校・系属校から、別の大学の医学部へ進学する制度です。

【偏差値・入試】早稲田大学生命医科学科の難易度は?

「早稲田大学医学部の偏差値」を調べる人も多いですが、医学部が存在しないため、医学部医学科としての偏差値はありません。

ただし、医学や生命科学を学べる学科の難易度は確認できます。

生命医科学科の偏差値


河合塾Kei-Net掲載のボーダー偏差値

67.5
生命医科学科

2026年11月時点で参照できる掲載値。偏差値は入試年度や予想更新によって変動します。
出典:河合塾Kei-Net大学検索システム。

これは先進理工学部生命医科学科の数値であり、医学部医学科の偏差値ではありません。

2027年度一般選抜の募集人員と試験科目

2026年11月現在、早稲田大学理工学術院が公開している次年度の一般選抜情報では、生命医科学科の募集人員は30名です。

項目2027年度の公表内容
学部先進理工学部
学科生命医科学科
募集人員30名
外国語英語・120点
数学数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・C・120点
理科物理・化学・生物から2科目・120点

理科は次の3パターンから選択します。

- A:物理・化学
- B:物理・生物
- C:化学・生物

2027年度一般選抜の公表日程は、出願期間が2027年1月6日~1月19日、試験日が2月16日、合格発表が2月27日です。

なお、これらは医学部の入試ではなく、先進理工学部生命医科学科の入試です。

受験を検討する場合は、英語・数学に加え、理科2科目の組み合わせを早めに決めることが大切です。

【医学部新設の可能性】2026年現在、早稲田大学に医学部はできるのか?

早稲田大学の医学部新設は、長年にわたる構想です。

しかし、過去に設置構想が浮上したことと、実際に医学部が開設されることは別問題です。

田中愛治総長が掲げた医学部構想


2018年11月に早稲田大学第17代総長に就任。医学・生命科学分野の教育研究の拡充を掲げた。

2018年の総長選挙で、田中愛治総長は生命医科学の研究・教育を抜本的に拡充する方針を示しました。

その際に検討されたのが、単科医科大学との対等合併や全面的な連携です。

2019年5月の医療専門メディアm3.comのインタビューでは、田中総長は新たな医学部を一から設置することの難しさを説明し、既存の医科大学との連携を検討する考えを明らかにしました。

同年6月の会見についても、m3.comは次のように報じています。

「具体的にはまだ何も決まっていない」

つまり、医学部を設置するという確定した計画ではなく、実現可能な方法を模索していた段階でした。

埼玉県による医学部誘致と大学側の回答

医学部構想をめぐっては、地方自治体側からの誘致もありました。

2011年には茨城県が早稲田大学に医学部設置を要望し、2012年には茨城県議会で誘致を求める決議案が可決されました。

また、埼玉県でも所沢キャンパスへの医学部誘致が議論されました。

注目すべきなのは、2021年の埼玉県議会で示された大学側の回答です。

県の保健医療部長によると、早稲田大学に改めて医学部設置の意向を問い合わせたところ、2020年2月時点と同様に、次の回答だったとされています。

「現在も何も申し上げることはできない点、変わりございません」

この回答は、設置計画が正式に進んでいることを示すものではありません。

医学部新設を難しくする国の政策

もう一つ重要なのが、国の医学部設置政策です。

文部科学省によると、医学部については1982年と1997年の閣議決定に基づき、約40年間にわたって新設が抑制されてきました。

例外的な動きとしては、次の大学があります。

- 2016年:東北医科薬科大学医学部が開設。
- 2017年:国際医療福祉大学医学部が開設。

いずれも特別な政策的背景を持つ新設事例です。

さらに、2025年7月に公表された文部科学省の2026年度医学部定員に関する資料では、2026年度の医学部総定員数は2024年度の9,403人を上限とする方針が示されています。

2027年度以降についても、医師の需給状況を踏まえた医学部定員の適正化が検討課題になっています。

医学部を新設するには、大学の経営判断だけでなく、医師の需給、国の認可、教育体制、附属病院、臨床実習の受け入れ先など、さまざまな条件を整える必要があります。

2026年の最新動向は日本医科大学との研究連携

2026年1月24日には、日本医科大学と早稲田大学による第5回合同シンポジウムが開催されました。

両大学は2009年の包括協定を起点に連携を続けており、2020年には研究面での実質的な連携に合意しています。

2021年度からは、日本医科大学の学生を早稲田大学の理工系研究室に受け入れる研究配属も実施。2026年の開催報告では、3研究室で7名を8週間受け入れたことが紹介されました。

研究テーマには、脳画像の定量解析や医用イメージング技術など、医療と工学の融合を目指すものが含まれています。

この取り組みは、早稲田大学が医学・医療分野の研究に積極的に関わっていることを示しています。

ただし、日本医科大学との共同研究や教育交流は、早稲田大学に医学部が新設されることとは異なります。

2026年11月時点の見通し

現状を整理すると、次のようになります。

- 医学部の設置:実現していない。
- 医学部の新設決定:公表された決定は確認できない。
- 既存の医科大学との連携:継続している。
- 生命医科学分野の教育・研究:継続的に展開されている。

したがって、医学部新設の可能性を完全に否定することはできませんが、現時点で入学を目指せる「早稲田大学医学部」があるわけではありません。

【早稲田大学医学部に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:早稲田大学に医学部ができる予定はありますか?

A1:2026年11月現在、医学部の設置決定や具体的な開設日程は公表されていません。日本医科大学や東京女子医科大学などとの医療・研究分野の連携はありますが、医学部新設とは区別する必要があります。

Q2:早稲田大学の生命医科学科を卒業すれば医師になれますか?

A2:いいえ。生命医科学科は研究開発を担う人材を育成する学科です。卒業だけでは医師国家試験の受験資格を得られません。医師になるには、医学の正規課程を修了するなど、法律で定められた要件を満たす必要があります。

Q3:早稲田大学医学部の偏差値はいくつですか?

A3:医学部がないため、医学部医学科の偏差値はありません。先進理工学部生命医科学科については、河合塾Kei-Netの掲載値で67.5が目安です。

Q4:早稲田大学の健康福祉科学科でも医学を学べますか?

A4:はい。医学や健康科学、臨床心理学、医療福祉制度などを学べます。ただし、医師養成を目的とする医学部医学科とは異なります。

Q5:東京女子医科大学と合併して早稲田大学医学部になるという話は本当ですか?

A5:過去に合併をめぐる報道や憶測はありましたが、TWInsは両大学の研究教育連携施設です。2026年現在、合併によって早稲田大学医学部が設置された事実はありません。

まとめ:医学部を目指す人が知っておきたい進路選択のポイント

早稲田大学医学部について調べる際に、最も大切なのは、医学部がないことと、医学に関係する教育研究が充実していることを混同しないことです。

早稲田大学には、医学部医学科こそありませんが、先進理工学部生命医科学科や人間科学部健康福祉科学科など、医療・健康分野につながる学びがあります。

一方、医師になることを目標にする場合、進学先の選択基準は変わります。

【プロの結論】目的によって選ぶべき学科・大学は違う

目指す将来検討したい進路
医師・臨床医医学部医学科
創薬・生命科学研究早稲田大学生命医科学科
医療機器・医工学研究早稲田大学生命医科学科など
健康・福祉・心理支援人間科学部健康福祉科学科

医学部新設のニュースや噂を判断するときは、大学公式の学部一覧、設置認可に関する公表資料、募集要項の3点を確認することが有効です。

特に、他大学との共同研究や提携協定だけでは、医学部の新設が決まったことにはなりません。

医師を目指すなら医師国家試験の受験資格につながる医学部医学科を選ぶ。医療技術や生命科学の研究を目指すなら早稲田大学の生命医科学科を検討する。

この違いを理解することが、進学後のミスマッチを防ぐ最も確実な方法です。

2026年現在も早稲田大学と医科大学との研究連携は続いています。今後、医学部設置に関する正式な発表があれば、大学の公式情報を基準に動向を判断することが大切です。 (出典: 早稲田 大学 医学部(Yahoo!ニュース))