5Gと4Gの違いを2026年最新データで徹底比較!速度・電波・料金の選び方
スマートフォンの画面に表示される「5G」と「4G」。5Gは次世代の高速通信として普及が進んでいますが、実際に使ってみると「思ったほど速くない」「自宅では4Gに切り替わる」「5Gに変更する必要はあるの?」と疑問を感じる人も少なくありません。5Gと4Gの違いは、単純な通信速度だけではなく、通信の遅延、同時接続できる端末数、使用する電波の周波数、ネットワークの仕組みにまで及びます。
2026年11月現在、日本の5Gインフラは全国規模で整備が進み、総務省が公表した2025年度末の人口カバー率は98.6%に達しました。一方、人口カバー率と実際にスマートフォンで5Gを快適に使える範囲は同じではありません。Sub6とミリ波の違いや屋内でつながりにくい理由、実測速度、料金体系まで整理すると、5Gが必要な人と4Gで十分な人の境界が見えてきます。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 通信性能:5Gは4Gより高速・低遅延で、多数の端末を同時に接続できる設計になっている。
- 電波とエリア:Sub6は広い範囲をカバーしやすく、ミリ波は高速だが障害物に弱い。人口カバー率98.6%でも場所によって通信品質は異なる。
- 選び方:動画や大容量データ、テザリングを頻繁に使うなら5Gが有力。SNSやWeb閲覧が中心なら4Gでも十分な場合がある。
【基本から理解】5Gと4Gの違いとは?通信速度だけではない仕組みの進化
5Gと4Gの違いを理解するには、まずそれぞれの通信規格が何を目的に開発されたのかを知る必要があります。
4Gはスマートフォン時代を支えた通信規格
4Gは「第4世代移動通信システム」を意味し、日本ではLTEやLTE-Advancedなどの通信方式が広く利用されています。
4Gの普及によって、スマートフォンでの動画視聴、SNS、オンラインショッピング、地図アプリ、ビデオ通話などが一般的になりました。高速なモバイルインターネットを日常的に使える環境を実現したことが、4Gの大きな功績です。
現在も4Gは重要な通信基盤です。5G対応スマートフォンであっても、5Gの電波が届かない場所では4Gに切り替わる仕組みが使われています。
5Gは高速・大容量、低遅延、多数同時接続を実現する通信規格
5Gは「第5世代移動通信システム」の略称です。4Gから進化した通信規格であり、主に次の3つの特徴を備えています。
- 高速・大容量通信:高画質動画や大容量ファイルを短時間で送受信できる。
- 低遅延通信:データを送ってから相手に届くまでの時間を短縮できる。
- 多数同時接続:スマートフォンだけでなく、センサーやIoT機器など多くの端末を同時に接続できる。
この3つの特徴は、国際電気通信連合(ITU)が定めたIMT-2020の技術要件にも反映されています。
5Gはスマートフォンの通信速度を上げるだけの技術ではありません。自動運転、遠隔操作、スマート工場、医療現場の映像伝送、都市インフラの管理など、通信を利用する産業全体の基盤として設計されています。
4Gと5Gの根本的な違いは通信の利用目的にもある
4Gは人がスマートフォンを操作してインターネットを利用する用途を中心に発展しました。一方、5Gは人間が使う端末に加え、機械同士が情報を交換する環境まで想定しています。
例えば、工場内に設置された多数のセンサーが温度や稼働状況をリアルタイムで送信する場合、重要なのは単純なダウンロード速度だけではありません。大量の機器を安定して接続できることや、必要な情報を遅れずに伝えることが求められます。
この違いが、5Gを単なる4Gの高速版ではなく、新しい通信インフラとして位置付ける理由です。
【数字で徹底比較】5Gと4Gの通信速度・遅延・同時接続数はどれほど違う?
5Gと4Gの性能差を理解するうえで、通信速度、遅延時間、同時接続数は欠かせない比較項目です。ただし、規格上の最大性能と、実際にスマートフォンで利用できる速度は分けて考える必要があります。
最大通信速度は5Gが大幅に上回る
国際的な通信規格の目標値では、5G(IMT-2020)のピークデータレートは下り最大20Gbps、上り最大10Gbpsです。
一方、4Gの高度化規格であるIMT-Advancedでは、低速移動環境で下り最大1Gbpsが目標値として示されています。
単純な理論上の比較では、5Gの下り最大速度は4Gの約20倍に相当します。ただし、この数値は通信規格の技術要件であり、一般利用者がスマートフォンで常時体験できる速度ではありません。
低遅延通信はオンラインゲームや遠隔操作で効果を発揮
通信の遅延とは、データを送信してから相手側に届くまでにかかる時間のことです。一般的にはレイテンシやPing値という指標で表され、数値が小さいほど応答が速くなります。
ITUの5G技術要件では、ユーザープレーンの遅延目標として、通常の高速モバイル通信に相当するeMBBで4ミリ秒、超高信頼・低遅延通信のURLLCで1ミリ秒が示されています。
ただし、1ミリ秒は特定の通信条件を想定した技術目標です。スマートフォンでインターネット上のサーバーに接続した場合の往復応答時間が、必ず1ミリ秒になるわけではありません。
実際の遅延には基地局から先のネットワーク、接続先サーバーまでの距離、通信混雑、端末性能なども影響します。
多数同時接続はIoTやスマートシティで重要
5Gのもう一つの大きな特徴が、多数の端末を同時に接続できることです。
ITUのIMT-2020技術要件では、mMTC(大規模マシンタイプ通信)の接続密度について、1平方キロメートル当たり最大100万台の端末という目標が設定されています。
この性能は、スマートフォンを100万台接続するという意味ではありません。温度センサー、監視装置、物流機器、スマートメーターなど、比較的小さなデータを送受信するIoT機器を大量に接続するための指標です。
5Gと4Gの性能比較表
| 比較項目 | 4G | 5G |
|---|---|---|
| 通信世代 | 第4世代(LTEなど) | 第5世代(NR) |
| 下り最大速度の規格目標 | 最大1Gbps(IMT-Advanced) | 最大20Gbps(IMT-2020) |
| 上り最大速度の規格目標 | 規格・方式によって異なる | 最大10Gbps |
| 低遅延性能の目標 | 5GのURLLC相当の要件はない | URLLCで1ミリ秒 |
| 多数同時接続 | 5GのmMTC目標より少ない | 最大100万台/平方キロメートル |
| 主な利用用途 | 動画視聴、SNS、Web閲覧、通話 | 高速通信、IoT、遠隔操作、産業用途 |
| 電波の種類 | LTE用周波数帯 | Sub6、ミリ波、既存周波数帯など |
※最大速度や遅延、接続密度は国際規格の技術目標であり、個々の携帯電話会社が提供するサービスの保証値ではありません。
ここで押さえたいのは、5Gの優位性がすべての利用シーンで同じように現れるわけではないという点です。SNSやニュースサイトの閲覧では4Gでも快適に使える一方、大容量ファイルの送受信や多数の端末が集まる環境では5Gの能力が生きてきます。
【電波の違いを解説】Sub6とミリ波は何が違う?5Gでも速度が変わる理由
5Gの通信品質を左右する重要な要素が、使用する電波の周波数です。特に日本の5Gで重要なのが「Sub6(サブシックス)」と「ミリ波」の2種類です。
Sub6は通信範囲と速度のバランスに優れる
Sub6は6GHz未満の周波数帯を指します。日本の携帯電話向け5Gでは、代表的な周波数として3.7GHz帯や4.5GHz帯などが利用されています。
Sub6はミリ波よりも障害物の影響を受けにくく、比較的広い範囲をカバーしやすい特徴があります。そのため、一般的なスマートフォン向け5Gエリアの整備で重要な役割を果たしています。
ただし、4Gで使われてきた低い周波数帯と比べると、電波が建物内に入りにくくなる場合があります。Sub6だから屋内でも必ず安定するというわけではありません。
ミリ波は超高速通信に向くが障害物に弱い
ミリ波は、5Gで利用される28GHz帯などの高い周波数帯を指す際にも使われる呼び方です。高い周波数帯は広い帯域幅を確保しやすく、大容量のデータを高速で送受信できる可能性があります。
一方、ミリ波には直進性が強く、壁や建物、人などの障害物によって電波が遮られやすいという弱点があります。通信可能な範囲も比較的狭いため、広範囲をカバーするには多くの基地局やアンテナが必要です。
そのため、駅周辺、イベント会場、大型商業施設、スタジアムなど、通信需要が集中する場所での活用に適しています。
Sub6とミリ波の違いを簡単に整理
- Sub6:通信範囲と速度のバランスを取りやすく、日常的な5Gエリアの整備に向いている。
- ミリ波:非常に高速な通信が期待できる一方、障害物に弱く、利用可能な場所が限られやすい。
つまり、5G対応スマートフォンを購入しただけで、常にミリ波の超高速通信が利用できるわけではありません。端末が対応する周波数帯と、契約している携帯電話会社の基地局設備の両方が関係します。
【2026年最新】5G対応エリアと人口カバー率98.6%の実態!屋内でつながらない理由
5Gの普及状況を確認する際、よく取り上げられる数字が人口カバー率です。しかし、全国の人口カバー率が高くなったことと、すべての地域で快適に5Gを使えることは同じではありません。
2026年の5G人口カバー率は98.6%
総務省が2026年7月27日に公表した2025年度末の5G整備状況によると、全国の5G人口カバー率は98.6%でした。前年度末の98.4%から0.2ポイント上昇しています。
都道府県別では89.2%から99.9%まで差があり、神奈川県、大阪府、沖縄県などが99.9%となる一方、島根県は89.2%でした。
ここで注意したいのが、この98.6%はNTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイルの4社のエリアを重ね合わせた全国値だということです。特定の携帯電話会社を契約している人のカバー率が98.6%という意味ではありません。
人口カバー率は、人が住む地域を基準に算出する指標であり、国土の98.6%で5Gが使えるという意味でもありません。実際に使えるエリアは契約先の通信会社によって異なります。
5Gの人口カバー率が高くても屋内でつながらない理由
5G対応エリアにいるはずなのに、建物の中で4Gに切り替わることがあります。これは必ずしもスマートフォンの故障や通信障害を意味しません。
主な原因は次のとおりです。
- 建物の壁による電波の減衰:鉄筋コンクリートや金属製の構造物などが電波を弱める。
- 周波数の違い:Sub6やミリ波は低い周波数帯と比べ、建物内への電波の侵入が難しくなる場合がある。
- 基地局との位置関係:基地局から遠い場所や、建物の奥まった場所では電波が弱くなる。
- 基地局の混雑:利用者が集中すると、電波が届いていても通信速度が低下する場合がある。
- 端末の対応周波数:スマートフォンが利用地域の周波数帯に対応していない場合がある。
屋内5G対策も2026年に向けて進展
屋内で5Gを利用しやすくするため、通信事業者も設備改善を進めています。
NTTドコモは2025年11月、Sub6帯に対応したNRレピータを開発し、同年9月に商業施設内で屋内5Gエリアを構築したと発表しました。
同社の発表によると、約250平方メートルの屋内エリアで、設置前と比べてスループットが約10倍に向上したとのことです。屋外基地局の電波を増幅して屋内に再放射する方式で、新たな屋内基地局を設置する場合に比べて施工期間やコストを抑えられる点も特徴です。
この事例が示すのは、5Gの普及において屋外の基地局数だけでなく、建物内の通信環境をどう改善するかも重要だということです。
【ネットワークの仕組み】5G SA方式とNSA方式の違い・対応スマホの見分け方
5G対応スマートフォンを使っていても、通信の仕組みがすべて同じとは限りません。特に重要なのがNSA方式とSA方式の違いです。
NSA方式は4G設備と5G設備を組み合わせる
NSAは「Non-Standalone」の略称です。5Gの通信設備を利用しながら、ネットワークの中核部分には4Gの設備を組み合わせる方式です。
既存の4Gインフラを活用できるため、通信会社が5Gサービスを比較的早く展開できるというメリットがあります。日本で初期に導入された5Gサービスでも、このNSA方式が広く採用されました。
ただし、ネットワークの制御に4G設備を利用するため、5Gの性能を十分に生かすには制約が残る場合があります。
SA方式は5G専用のネットワークで通信する
SAは「Standalone」の略称です。5G基地局と5G専用のコアネットワーク設備である5GCを組み合わせ、5Gだけで通信を完結させる方式です。
SA方式では、5Gの低遅延やネットワークスライシングなど、次世代通信の機能をより活用しやすくなります。
ネットワークスライシングとは、1つの通信ネットワークを用途に応じて仮想的に分割する技術です。例えば、高速通信が必要なサービスと、遅延の少なさが重要な遠隔制御サービスに、それぞれ適した通信環境を提供することを目指します。
2026年は5G SAの基地局整備も拡大
2026年10月30日に総務省が公表した電波利用状況調査を報じたBUSINESS NETWORKによると、2026年3月末時点の5G基地局数は34万6,715局でした。
このうち、SA方式に対応した基地局は27万1,247局。2025年3月末の15万5,721局から約11万5,500局増加しています。
ただし、SA対応基地局数が増えたことと、すべての5G契約者がSA方式を利用できることは別です。実際の利用には、対応端末、料金プラン、SIMや契約条件、サービスエリアなどが関係します。
5G対応スマートフォンの見分け方
現在使っているスマートフォンが5Gに対応しているかどうかは、次の方法で確認できます。
- メーカー公式サイト:製品仕様に5G NRや対応周波数帯の記載があるか確認する。
- 携帯電話会社の対応端末一覧:契約する会社のネットワークで利用可能な機種か確認する。
- スマートフォンの設定画面:モバイル通信のネットワーク設定に5Gの選択肢があるか確認する。
- SA対応の確認:5G対応と5G SA対応は別なので、SAを利用したい場合は個別に対応状況を確認する。
iPhoneの場合、設定アプリから「モバイル通信」を開き、「モバイルデータ通信のオプション」などの通信設定を確認できます。5Gに対応した端末では、5G関連の設定項目が表示されます。
Androidの場合は機種によって異なりますが、「設定」から「ネットワークとインターネット」「モバイルネットワーク」などを開くと、優先ネットワークの種類を確認できます。
なお、画面に5Gと表示されないからといって、端末が5G非対応とは限りません。契約プラン、SIM、通信エリア、設定なども確認する必要があります。
【料金と実用性を比較】5Gのメリット・デメリットと4Gで十分な人の特徴
5Gへの切り替えを検討する際、通信性能と同じくらい気になるのが毎月の料金です。5Gに変更すれば必ず料金が高くなるというわけではありませんが、契約プランによって支払額が変わる場合があります。
5Gと4Gの料金に一律の差はない
5Gの料金は、携帯電話会社や契約する料金プランによって異なります。5Gだから自動的に追加料金が発生するという共通ルールはありません。
例えば、KDDIのauでは5Gと4Gの両方を対象とする料金プランが提供されています。一方、従来の4G専用プランを契約している人が5G対応機種へ変更する場合、契約変更やSIMの交換が必要になるケースがあります。
また、料金プランを変更すると、従来の割引やキャンペーンが終了する場合もあります。機種代金だけで判断せず、月額基本料金、データ容量、通話オプション、家族割引、光回線とのセット割引まで含めて比較することが大切です。
5Gのメリット
- 大容量データを高速で送受信できる:高画質動画や大きなファイルのダウンロードに向いている。
- テザリングが快適になる可能性がある:電波環境が良ければパソコンやタブレットの通信にも活用できる。
- 混雑環境で性能を発揮しやすい:十分な基地局容量や適切なネットワーク設備があれば、多くの利用者がいる場所でも通信を効率化できる。
- 将来のサービスに対応しやすい:クラウドゲーム、XR、IoTなど、5Gの性能を利用するサービスの選択肢が広がる。
- SA方式による高度な通信制御:低遅延やネットワークスライシングなどの機能を活用できる。
5Gのデメリット
- 利用場所によって速度差が大きい:5Gエリア内でも基地局や周波数によって通信品質が異なる。
- 屋内で4Gに切り替わる場合がある:建物の構造や電波の性質が影響する。
- 対応端末が必要:古い4G専用スマートフォンでは5G通信を利用できない。
- 料金プランの変更が必要な場合がある:契約内容によっては割引やキャンペーンの適用条件が変わる。
- 理論値と実測値に差がある:5Gの最大20Gbpsを日常的に体験できるわけではない。
2026年の実測データから見る5Gの実力
5Gの実力を知るには、理論上の最大速度ではなく、実際の測定結果を見る必要があります。
ICT総研が2026年1月に公表した全国47都道府県の5G実測調査では、2025年7月から12月にかけて、4社の通信速度を729地点で測定しました。
その結果、下り通信速度の全国平均は140.2Mbps。5Gを受信した地点の比率は67.9%、レイテンシの全国平均は23.1ミリ秒でした。
さらに、2026年9月に公表された山手線の朝ラッシュ時調査では、平日午前7時から9時までの全30駅で測定した4社平均の下り速度が141.9Mbpsとなりました。
この調査では、ソフトバンクが184.7Mbps、auが181.4Mbps、NTTドコモが180.9Mbpsだった一方、楽天モバイルは20.6Mbpsでした。駅によっても速度差があり、最速の新大久保駅では4社平均286.1Mbps、高田馬場駅では35.3Mbpsという結果が出ています。
もちろん、これらは測定場所や時間帯、端末、測定条件が異なる調査結果です。それでも、5Gという表示だけで通信速度を判断できないことは明らかです。
4Gで十分な人と5Gがおすすめの人
4Gで十分な人は、次のような使い方が中心の人です。
- LINEやメール、SNSの閲覧が中心。
- ニュースサイトや一般的なWebサイトを読むことが多い。
- 動画は標準画質からフルHD程度で視聴する。
- 大容量ファイルを頻繁にダウンロードしない。
- 現在の4G通信速度や料金に不満がない。
一方、5Gがおすすめの人は次のとおりです。
- 高画質動画を頻繁に視聴・アップロードする。
- 大容量のデータを仕事で送受信する。
- 外出先でパソコンやタブレットをテザリング接続する。
- オンラインゲームやリアルタイム性の高いサービスをよく利用する。
- 自宅や職場、通勤経路で安定した5Gエリアを利用できる。
特に重要なのは、利用場所の通信品質です。5G対応端末を購入する前に、自宅、職場、駅、よく訪れる施設などのエリアを確認しておくと、契約後のギャップを減らせます。
【よくある誤解を検証】5Gなら必ず速い?電池消費や通信品質の疑問
5Gについては、技術的な性能と実際の利用体験が混同されやすい部分があります。よくある誤解を整理します。
誤解1:5Gと表示されていれば必ず高速通信できる
5G表示は5Gネットワークに接続していることを示す目安ですが、最大速度を保証するものではありません。電波の強さ、基地局の混雑、利用周波数、バックホール回線などによって実際の速度は変わります。
誤解2:5Gの人口カバー率が98.6%なら全国どこでも使える
人口カバー率は全国の人口を基準にした集計値です。山間部、地下、建物内など、場所によっては5Gが利用できない場合があります。また、全国合算の数値と各社の個別エリアは一致しません。
誤解3:5Gは4Gより必ず電池が減る
5G通信時の電力消費は、端末の設計、電波状況、通信量、接続方式などによって変わります。5Gの電波が弱い場所で通信を続ける場合には、端末の電力消費が増える可能性がありますが、常に4Gより電池持ちが悪いと断定することはできません。
誤解4:5G対応スマホなら5G SAも利用できる
5G対応と5G SA対応は同じ意味ではありません。SAを利用するには、対応端末、通信事業者のサービス、料金プランや契約条件などを満たす必要があります。
端末の購入時には、単に「5G対応」と書かれているかだけでなく、利用したい通信方式や周波数帯まで確認することが大切です。
【5Gと4Gの違い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:5Gと4Gでは通信速度が何倍違いますか?
A1:国際規格のピーク速度目標では、5Gの下り最大20Gbpsに対して、4Gの高度化規格IMT-Advancedは最大1Gbpsです。ただし、これは理論上の比較です。実際の速度は場所、時間帯、端末、通信会社によって変わります。
Q2:5Gと4Gはどちらがつながりやすいですか?
A2:一般的に、低い周波数帯を利用する4Gは障害物の影響を受けにくく、屋内や遠距離でも利用しやすい場合があります。5GもSub6や既存周波数帯の活用によってエリアを拡大していますが、ミリ波は障害物に弱い特徴があります。
Q3:5Gに変更すると月額料金は高くなりますか?
A3:必ず高くなるわけではありません。5Gと4Gの料金を共通に設定したプランもあります。ただし、契約先や旧プランによってはプラン変更が必要になり、割引条件が変わることもあります。
Q4:4Gスマートフォンをそのまま5Gに対応させることはできますか?
A4:4G専用のスマートフォンを設定変更だけで5G対応にすることはできません。5G通信に対応した通信チップやアンテナなどを搭載する端末が必要です。
Q5:5G対応スマートフォンでも4G通信は利用できますか?
A5:はい。一般的な5G対応スマートフォンは4Gにも対応しています。5Gエリア外では自動的に4Gへ切り替わるため、5G対応端末でも4G通信を利用できます。
Q6:5G SAとNSAはどちらを選べばよいですか?
A6:利用できるのであれば、5Gの機能をより活用できるSA方式が有力です。ただし、SA対応端末や契約条件、エリアが必要です。通常のWeb閲覧や動画視聴では、NSAとSAの違いを体感できない場合もあります。
まとめ:5Gと4Gの違いを理解して2026年に最適な通信環境を選ぼう
5Gと4Gの違いは、最大通信速度だけではありません。5Gは高速・大容量通信、低遅延、多数同時接続という3つの特徴を備え、スマートフォンの利用だけでなく、IoTや遠隔操作など幅広い用途を支える通信規格です。
一方、4Gは現在も日常生活に十分な通信性能を持ち、電波の届きやすさや既存インフラの面で強みがあります。5Gに切り替えたからといって、あらゆる場所で必ず通信が速くなるわけではありません。
2026年には全国の5G人口カバー率が98.6%に達し、SA方式の基地局も増加しています。しかし、Sub6とミリ波の違い、屋内の電波環境、通信会社ごとのエリア、実効速度には依然として差があります。
通信環境を選ぶ際に大切なのは、次の3点です。
- 速度を重視するなら:5Gの対応状況だけでなく、実際に使う場所の実測速度を確認する。
- 料金を重視するなら:5Gと4Gの料金プラン、割引、データ容量を含めた総額を比較する。
- 安定性を重視するなら:自宅や職場、通勤経路での4G・5Gの電波状況を確認する。
大容量通信やテザリングを頻繁に利用する人にとって、5Gは魅力的な選択肢です。一方、SNSやWeb閲覧、一般的な動画視聴が中心であれば、4Gを使い続けても不便を感じない可能性があります。
5Gへの移行を急ぐ必要があるかどうかは、通信規格の新しさではなく、自分の利用環境と必要な通信性能で判断することが、2026年のスマートフォン選びで失敗しないポイントです。
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