【2026年最新】温水式乾太くんとは?マンション設置の可能性が広がる新モデル
2026年の乾太くん設置を考えるうえで、見逃せないのがリンナイの新商品「温水式乾太くん」です。
従来型と異なる乾燥方式を採用し、既存住宅やマンションへの設置方法に新たな選択肢を加えました。
温水式乾太くんの仕組み
従来型は、機器本体でガスを燃焼させて温風を作り、衣類を乾燥させます。
一方、温水式はガス給湯暖房機(熱源機)で作った温水を乾燥機に循環させ、その熱を利用して温風を作る仕組みです。
つまり、乾燥機本体で直接ガスを燃焼させる従来方式とは、熱の供給方法が異なります。
温水式でもガスをまったく使わないわけではなく、対応する熱源機と温水配管が必要です。
2026年モデルの価格と仕様
リンナイの2026年9月14日付ニュースリリースによると、温水式乾太くんは6kgと9kgの2モデルで展開されています。
| 項目 | RDO-60 | RDO-90 |
|---|---|---|
| 乾燥容量 | 6kg | 9kg |
| 希望小売価格(税込) | 184,800円 | 222,200円 |
| 高さ | 710mm | 710mm |
| 幅 | 650mm | 650mm |
| 奥行 | 567mm | 647mm |
| 本体重量 | 33kg | 35kg |
価格はメーカー希望小売価格。設置工事費・配管部材費などは別途。
特に注目されるのは、乾燥時間です。
リンナイの公表データでは、実用衣類6kgを約84分で乾燥。メーカー試験条件では、電気ヒートポンプ式の半分以下の時間とされています。
マンション設置で注目される排湿管の合流方式
温水式乾太くんの大きな特徴は、排湿管の合流に対応したことです。
従来型では、乾燥時に発生する湿気を屋外へ逃がすため、乾燥機専用の排湿管を新設するのが基本でした。
しかし、温水式は空調設備で一般的に使用される亜鉛めっき鋼板製のスパイラル管などを利用でき、リンナイ製の対応するガス温水式浴室暖房乾燥機の排湿管との合流にも対応します。
これによって、専用排湿管を新たに設けずに済む住宅が出てきます。
特に、外壁への新規穴あけが難しい既築マンションにとっては、大きな選択肢です。
ただし、次の条件には注意が必要です。
- 既存の浴室暖房乾燥機が対応するガス温水式であること。
- 排湿管の合流方法がメーカーの条件を満たすこと。
- 既築マンションでは合流後の排湿管径が100mmの場合にも対応できるが、同時運転時には性能などへの影響があること。
- 排出口には網なしタイプのパイプフードを使用すること。
つまり、既存の浴室乾燥機があれば必ず接続できるという話ではありません。
特に電気式や中間ダクト式、換気単能機など、接続対象外の設備もあります。機器の型式まで確認する必要があります。
2026年の新モデルで変わったのは、マンションでも無条件に設置できるようになったことではなく、従来は難しかった排湿経路の問題を解決できる住宅が増えたことです。
【費用はいくら?】乾太くんの設置工事費相場と追加料金の内訳
乾太くんの設置費用は、本体価格だけで判断すると予算が合わなくなることがあります。
新規設置では、ガス配管、排湿管、専用台、電源など、複数の工事が必要になる場合があるからです。
工事費の相場は住宅の状況によって変わる
大阪ガスが公開している費用の目安では、従来型の乾太くんについて、次の価格帯が案内されています。
- スタンダードタイプの本体:約12万〜17万円
- デラックスタイプの本体:約19万〜23万円
- 設置工事費:約5万〜35万円
工事費には、本体設置費、専用台費用、出張費のほか、必要に応じて壁面穴あけやガス工事などが含まれます。
これは大阪ガスの公開価格を基にした参考値であり、全国一律の相場ではありません。
本体と工事を単純に合算すると、選ぶ機種や工事内容によって20万円台から50万円台まで幅が出る可能性があります。
特に既築住宅への後付けでは、追加工事の有無が総額を左右します。
設置費用が高くなりやすい5つの工事
1. ガス栓の増設
設置場所の近くにガス栓がない場合、既存のガス管から配管を延長して新しいガス栓を設けます。
1階の給湯器付近から2階の洗面所まで配管を延長する場合などは、配管の長さや施工経路によって費用が増える可能性があります。
東京ガスも、洗面所や2階、ベランダへのガス栓増設例を公開しています。
2. 排湿管工事
外壁に穴を開け、乾燥機から屋外まで排湿管を通す工事です。
壁の材質、設置場所、排湿管の距離によって作業量が変わります。
特にマンションでは、外壁の工事許可や排湿管のルート確保が難しい場合があります。
3. 専用台・造作棚の設置
洗濯機の上に置く場合は、専用台が必要になることがあります。
既製品の専用台を使うか、住宅に合わせて造作棚を設けるかによって費用が異なります。
4. 電源工事
コンセントがない場合や、設置場所に適切な電源が確保できない場合は、電気工事が発生します。
5. 高所・長距離配管工事
2階やベランダへの設置では、ガス配管の延長や高所作業が必要になる場合があります。
外壁に沿って長い排湿管を通す場合も、通常の設置より施工費が上がりやすくなります。
見積もりで必ず確認したい項目
安い見積もりを選んだ結果、後から追加料金が発生するケースを避けるには、工事の範囲を比較することが大切です。
次の項目が見積書に含まれているかを確認しましょう。
- 乾太くん本体と付属部材
- 専用台または造作棚
- ガス配管・ガス栓増設
- 排湿管・排湿トップ
- 外壁の穴あけと補修
- 電源工事
- 既存設備の撤去・処分
- 出張費・追加作業費
特に「標準工事費込み」という表現には注意が必要です。
ガス栓が既にあり、排湿管も利用できる住宅を前提にした標準工事と、新たにガス配管や外壁工事を行う住宅では、同じ金額にはなりません。
見積もりは本体価格ではなく、設置完了までに必要な総額で比較することがポイントです。
【置き場所とサイズ】専用台・室内・ベランダへの設置方法
乾太くんは、洗濯機の上に設置するイメージが強い製品ですが、必ずしも上下に重ねる必要はありません。
住宅の間取りや家事動線に合わせて、横並びや独立棚、屋外への設置も検討できます。
乾太くん本体のサイズ
リンナイの現行デラックスタイプとスタンダードタイプの寸法は次のとおりです。
| 容量・タイプ | 高さ | 幅 | 奥行 |
|---|---|---|---|
| デラックス9kg | 67.1cm | 65.3cm | 67.4cm |
| デラックス6kg | 67.1cm | 65.3cm | 59.4cm |
| スタンダード8kg | 68.4cm | 65.0cm | 64.1cm |
| スタンダード5kg | 68.4cm | 65.0cm | 56.1cm |
| スタンダード3kg | 60.9cm | 55.0cm | 50.6cm |
※本体寸法。設置時には機種ごとの離隔距離やメンテナンススペースが別途必要です。
特に注意したいのは、乾燥機の幅だけで設置可能と判断しないことです。
本体の左右に必要な空間や、扉を開けるためのスペースまで考慮しなければなりません。
専用台のサイズと選び方
洗濯機の上に設置するなら、専用台(高)が代表的な選択肢です。
リンナイの専用台DS-80HSFは、幅を調整できるタイプで、主な寸法は次のとおりです。
- 幅:約644〜880mm
- 奥行:約639mm
- 高さ:約1,150〜1,500mm
6kgモデルなどに対応するDS-54HSFも用意されています。
専用台の希望小売価格は、DS-80HSFが税込33,000円、DS-54HSFが税込29,700円です。
設置場所に合わせて、高・中・低のタイプを選ぶことができます。
ただし、専用台のサイズだけで判断するのは危険です。
確認すべきポイントは以下のとおりです。
- 洗濯機用防水パンの内寸
- 専用台の脚が収まるか
- 洗濯機のフタを開けたときに干渉しないか
- 乾燥機の扉を十分に開けられるか
- 操作パネルに無理なく手が届くか
- 床や棚が十分な荷重に耐えられるか
造作棚の場合は、耐荷重60kg以上、安定した水平面、必要な離隔距離が条件になります。
ベランダ設置は可能?マンションと戸建ての違い
乾太くんは、屋内だけでなく、条件を満たせばベランダや軒下などにも設置できます。
室内に十分なスペースがない家庭にとっては、有力な選択肢です。
ただし、屋外設置では次の点に注意が必要です。
雨や水が直接かからない場所を選ぶ
屋外に置く場合は、屋外設置に対応した機種や排湿トップなどの専用部材が必要です。
本体が雨風にさらされる場所では、保護カバーなどの対策も検討します。
避難経路を確保する
リンナイの設置案内では、ベランダへの設置について、避難経路確保のため前後左右60cm以上のスペースと、手すりの高さ1.1m以上を案内しています。
現地の状況や建物の条件に応じた最終確認が必要です。
マンションでは管理組合の承認を確認する
ベランダは共用部分であるため、乾太くんを設置できるスペースがあっても、管理規約上認められるとは限りません。
排湿管やガス配管を設置するために外壁へ加工を行う場合も、管理組合への確認が必要です。
戸建てのベランダとマンションのベランダでは、同じ屋外設置でも条件が異なります。
【プロの結論】乾太くんを設置できないケースと現地調査の重要性
ここまでの条件を踏まえると、乾太くんの設置可否は、単純なスペースの問題だけではありません。
設置できない、または希望する場所への設置が難しくなる代表的なケースを整理します。
設置が難しい代表的なケース
ケース1:ガス設備を導入できない
従来型では都市ガスまたはLPガスの供給が必要です。
ガス設備の導入が建物の構造や管理規約上認められない場合は、設置が難しくなります。
ケース2:排湿管を屋外へ通せない
壁への穴あけが認められず、窓パネルなどの代替方法も使えない場合、通常の設置は困難です。
ただし、対応する既存設備があれば温水式モデルを検討できる可能性があります。
ケース3:必要な設置スペースが確保できない
本体寸法だけでなく、周囲の離隔距離や扉の開閉、メンテナンス空間まで確保できない場合は、設置場所を変更する必要があります。
ケース4:マンションの管理規約で禁止されている
ベランダへの機器設置や外壁工事が認められない場合、希望する設置方法を採用できません。
ケース5:屋外設置で雨風や安全性の条件を満たせない
屋外設置対応の機種であっても、設置場所の環境や避難経路などの条件を満たす必要があります。
現地調査では何を確認する?
乾太くんの購入前には、ガス会社や施工業者による現地調査を受けることをおすすめします。
特に既築住宅やマンションでは、図面や写真だけでは判断できないことがあります。
現地調査で確認してもらいたい項目は次のとおりです。
1. 設置予定場所の幅・高さ・奥行き
2. ガス栓の位置とガス配管の延長可能性
3. 電源コンセントの位置
4. 排湿管の設置経路と外壁の構造
5. 給気や換気の条件
6. 専用台の設置可否と床の耐荷重
7. マンションの場合は管理規約と工事承認
8. 温水式の場合は熱源機と既存排湿管の適合性
新築なら建築会社や設計担当者、既築住宅ならガス事業者やリフォーム事業者への相談が基本です。リンナイもこの窓口を案内しています。
見積もりを依頼する前に準備しておきたいもの
現地調査をスムーズに進めるには、以下を準備しておくと便利です。
- 洗濯機置き場の写真
- 設置を希望する場所の写真
- 洗面所やベランダの寸法
- ガス給湯器の型式が分かる写真
- 住宅の間取り図
- マンションの場合は管理規約や工事申請に関する資料
複数の業者に相談する場合は、同じ機種・同じ設置条件で見積もりを依頼しましょう。
工事費に含まれる内容をそろえることで、金額だけでなく施工内容も比較しやすくなります。
【乾太くん設置】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:乾太くんはオール電化の住宅でも設置できますか?
A1:設置を検討できます。ただし、従来型はガスを使用するため、都市ガスまたはLPガスの導入が必要です。ガス配管やガス栓の増設が可能か、ガス事業者に確認してください。温水式の場合も、対応するガス給湯暖房機などの熱源設備が必要です。
Q2:マンションでも乾太くんを設置できますか?
A2:条件次第で設置できます。管理規約、排湿管の経路、ガス設備、電源、設置スペースなどの確認が必要です。2026年発売の温水式モデルは、対応する既存の浴室暖房乾燥機の排湿管と合流できるため、既築マンションでも設置できる可能性があります。
Q3:乾太くんの設置費用は総額いくらですか?
A3:本体価格と工事内容によって異なります。大阪ガスの公開目安では、従来型の本体価格は約12万〜23万円、設置工事費は約5万〜35万円です。ガス栓の増設や壁の穴あけが必要な場合は追加費用が発生するため、現地調査後の見積もりで総額を確認してください。
Q4:乾太くんのガス栓は後から増設できますか?
A4:増設できる場合があります。既存のガス管から配管を延長し、設置場所の近くに新しいガス栓を設ける方法があります。ただし、配管距離や建物の構造によって工事の可否と費用が変わります。
Q5:乾太くんはベランダに設置できますか?
A5:戸建て・マンションともに条件を満たせば設置を検討できます。雨風に直接さらされないこと、屋外設置に対応した機種であること、避難経路を確保することが基本です。マンションでは管理組合への確認も必要です。
Q6:温水式乾太くんなら排湿管の工事は不要ですか?
A6:完全に不要になるわけではありません。温水式でも乾燥時の湿気を屋外に排出する排湿管は必要です。ただし、対応するガス温水式浴室暖房乾燥機の既存排湿管と合流できる場合、新たな専用排湿管の設置を省ける可能性があります。
Q7:乾太くんの設置前に現地調査は必要ですか?
A7:特に後付けの場合はおすすめです。ガス配管、排湿管、電源、設置スペース、管理規約などを確認することで、設置できるかどうかと追加工事費を事前に把握しやすくなります。
まとめ:乾太くん設置で失敗しないための判断基準
乾太くんの設置は、戸建てとマンションで条件が異なります。
戸建ての場合は、ガス配管と排湿経路を確保できれば、室内のランドリールームから軒下まで幅広い設置方法を検討できます。
マンションの場合は、管理規約や共用部分の制約が加わるため、通常のガス配管工事や外壁への穴あけが難しいこともあります。
一方、2026年9月28日に発売された温水式乾太くんは、対応する既存の浴室暖房乾燥機の排湿管を活用できるため、これまで設置を諦めていたマンションにも新しい可能性をもたらしました。
購入を検討する際は、次の3点を優先してください。
- 設置条件: ガス・電源・排湿経路・設置スペースを確認する。
- 費用: 本体代だけでなく、ガス栓増設や排湿管工事などを含めて比較する。
- 住宅事情: マンションでは管理規約、温水式では熱源機と既存配管の適合性を調べる。
乾太くんは、設置できるかどうかを購入後に考えるのではなく、購入前に住宅設備を調べることが成功のポイントです。
特に既築住宅やマンションでは、機種選びより先に現地調査を依頼することで、予算と設置方法の両方を具体的に判断できます。
2026年は従来型だけでなく温水式という選択肢も加わりました。住まいの条件に合った方式を選び、無理のない設置計画を立てることが、長く快適に使うための第一歩です。 (出典: 乾 太 くん 設置(Yahoo!ニュース))