【出願方法】早稲田大学のUCARO出願はいつから?必要な手続きと検定料
2027年度の早稲田大学一般選抜・共通テスト利用入試では、受験ポータルサイト「UCARO(ウカロ)」とWeb出願システムを利用する。紙の願書を大学窓口に持参する方式ではなく、インターネットでの登録、入学検定料の納入、出願書類の郵送を組み合わせた手続きとなる。
UCAROを使った出願の流れ
出願手続きは、次の5段階で進める。
事前準備
出願書類、デジタル写真、メールアドレス、インターネット接続環境、印刷環境を準備する。証明書や英語外部試験のスコア証明書は発行に時間がかかる場合があるため、早めに手配したい。
UCAROに新規会員登録
UCAROのアカウントを作成する。すでに会員登録している場合は、既存のアカウントを利用できる。
Web出願登録
2027年1月6日(水)10:00から登録可能。UCAROにログインし、早稲田大学の出願画面から学部・学科・入試方式・選択科目などを入力する。
入学検定料の支払い
出願登録後、画面の案内に従って入学検定料を納入する。クレジットカードやコンビニエンスストアなど、指定された支払方法を利用する。
出願書類の郵送
必要書類を角形2号封筒に入れ、宛名ラベルを貼付して郵便局窓口から簡易書留で送る。2027年1月19日(火)の消印有効。持参による提出は受け付けていない。
重要なのは、Web出願登録だけでは出願が完了しないことだ。検定料の支払いと出願書類の郵送まで、出願期間内にすべて終える必要がある。海外から書類を送る場合は締切日までの必着となるため、国内発送と同じ感覚で予定を組まないようにしたい。
2027年度の入学検定料はいくら?
早稲田大学の入学検定料は、学部や入試方式によって異なる。基本的な料金体系は次のとおりだ。
文化構想学部と文学部には、複数方式を併願する場合の検定料減額制度がある。例えば、同一学部で対象となる2方式を併願する場合は55,000円、3方式を併願する場合は75,000円となる。
通常の一般選抜と英語4技能テスト利用方式、共通テスト利用方式をそれぞれ単純に合算するよりも、減額制度を利用したほうが負担を抑えられる。なお、別途事務手数料が発生するため、最終的な支払額はWeb出願画面で確認したい。
受験票はいつ発行される?
2027年度の受験票取得開始日時は、2027年2月4日(木)午前0時と指定されている。
受験票は郵送されない。UCAROにログインし、「受験一覧」から該当する入試方式を選択してPDFを取得する。印刷にはA4サイズの白色用紙を使用し、カラー・白黒のどちらでも構わない。
スマートフォンの画面に受験票を表示するだけでは試験場に入場できない。必ず紙に印刷して持参する必要がある。
さらに、検定料を支払った後は出願内容を変更できない。学部、学科、選択科目、受験方式に間違いがないか、支払い前に最終確認することが大切だ。
【共通テスト利用入試】早稲田大学は個別試験なしで受験できる?
早稲田大学の大学入学共通テスト利用入試には、大学独自の試験会場に行かず、共通テストの成績を利用して合否判定を受けられる方式がある。
ただし、ここで注意したいのが「一般選抜」と「大学入学共通テスト利用入試」の違いだ。両者は名称が似ているものの、試験の仕組みは同じではない。
一般選抜と共通テスト利用入試の違い
一般選抜
早稲田大学の試験場で受験する。学部によっては大学入学共通テストの得点も組み合わせて合否を判定する。
大学入学共通テスト利用入試
大学入学共通テストの得点を中心に合否を判定する。スポーツ科学部の共通テスト+競技歴方式では、競技歴調査書なども選考に利用する。
つまり、共通テストを受験したからといって、すべての早稲田大学入試で個別試験が不要になるわけではない。文化構想学部や文学部の「一般(共通テスト利用方式)」は、一般選抜の一方式として大学独自の試験も実施する。
共通テスト利用入試を設けている学部
2027年度の入学試験要項では、共通テスト利用入試として次の学部・方式が掲載されている。
- 政治経済学部:共通テストのみ方式
- 法学部:共通テストのみ方式
- 社会科学部:共通テストのみ方式
- 国際教養学部:共通テスト+英語4技能テスト利用方式
- 人間科学部:共通テストのみ方式
- スポーツ科学部:共通テストのみ方式、共通テスト+競技歴方式
募集人員も学部によって違う。例えば、法学部は100名、政治経済学部は50名、社会科学部は30名、人間科学部は15名が共通テスト利用入試の募集人員として掲載されている。
スポーツ科学部は共通テストのみ方式が20名、共通テスト+競技歴方式が75名。国際教養学部は共通テストと英語4技能テストを組み合わせる方式で10名を募集する。
共通テスト利用入試で注意したい科目条件
共通テストの得点を利用する場合、大学が指定する科目を正しく受験していることが前提となる。早稲田大学は2027年度の共通テスト成績を利用し、2026年度以前の共通テストの成績は利用しない。
また、地歴・公民や理科では、第1解答科目のみを判定に利用する方式がある。第2解答科目を利用できないケースもあるため、単に必要科目数を満たせばよいわけではない。
共通テスト利用入試は、個別試験の日程が他大学と重なりやすい受験生や、早稲田大学まで移動する負担を減らしたい受験生にとって検討しやすい選択肢だ。一方、募集人員が限られる方式もあるため、共通テストの自己採点結果だけで安易に出願先を決めないことが重要になる。
なお、共通テスト利用入試は補欠合格制度の対象外だ。一般選抜の補欠制度と混同しないようにしたい。
【併願ルール】早稲田大学で併願できない学部・入試方式とは?
早稲田大学は学部間の併願を認めているが、試験日が重なる学部や、同一学部内の特定の方式には併願制限が設けられている。
受験料を支払ってから併願できないことに気付くと、出願計画そのものを見直さなければならない。2027年度の要項に記載された主な制限は次のとおりだ。
学部間で併願できない組み合わせ
- 基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部
3学部は2月16日に同一試験日・同一試験問題で実施されるため、学部間の併願はできない。
- 創造理工学部建築学科・文学部
文学部の試験日と建築学科の空間表現試験日がともに2月17日となるため、併願できない。
特に理工3学部は、学部を複数選択できるように見えても、試験日と問題が共通であることから併願が認められていない。学部選択と学系・学科選択を分けて検討する必要がある。
同一学部内で併願できない入試方式
教育学部
一般選抜A方式・B方式・C方式・D方式の相互併願は不可。
商学部
一般選抜の地歴・公民型と数学型の併願は不可。
社会科学部
一般選抜の総合問題型と数学型の併願は不可。
人間科学部
一般選抜の国英型と数英型の併願は不可。ただし、いずれかと数学選抜方式の併願は可能。
併願しやすい学部もある
一方、文化構想学部と文学部は、一般選抜・英語4技能テスト利用方式・共通テスト利用方式を組み合わせて出願できる。同一学部内の複数方式を受験する場合も、3方式が同じ試験問題で実施されるため、大学独自の試験は原則1回で済む。
文化構想学部と文学部の学部間併願も可能だ。両学部は試験日が異なるため、両方を志望する受験生にとって受験計画を組みやすい組み合わせとなっている。
また、先進理工学部では同一の理科解答パターンを持つ学科を第二志望として選択できる例外がある。人間科学部の共通テスト利用入試も、複数の学科を併願できる。
併願で見落としやすいのは合格後の入学手続
試験日が異なり、複数学部に出願できたとしても、合格後の手続期間が重なる場合がある。早稲田大学の入学試験要項では、複数学部に合格した場合の振込方法についても具体的に説明されている。
例えば、先に合格した学部の第1次振込期間が、後から合格発表される学部の発表日前から始まるケースがある。この場合、後の学部の結果を確認してから振り込んでも間に合うことがあるため、志望順位を踏まえて判断したい。
逆に、先に合格した学部の手続期間が、後の学部の合格発表前に終了する場合もある。こうしたケースでは、どの学部を優先するかを事前に決めておく必要がある。
【補欠合格】2027年度の発表日はいつ?追加合格の可能性も解説
早稲田大学の一般選抜には、全学部で補欠者を発表する制度がある。一般選抜の合格発表時に補欠者も発表され、入学手続を行った合格者に欠員が生じた場合、補欠者の中から追加で合格者が決まる仕組みだ。
ただし、補欠者になった時点では合格は確定していない。補欠合格発表によって正式に合格となり、初めて入学手続が可能になる。
2027年度の学部別補欠合格発表日
| 学部 | 補欠合格発表日 |
|---|---|
| 政治経済学部 | 3月17日 |
| 法学部 | 3月12日・3月19日 |
| 教育学部 | 3月19日 |
| 商学部 | 3月16日 |
| 社会科学部 | 3月12日・3月19日 |
| 国際教養学部 | 3月5日・3月17日 |
| 文化構想学部 | 3月16日 |
| 文学部 | 3月16日 |
| 理工3学部 | 3月19日 |
| 人間科学部 | 3月20日 |
| スポーツ科学部 | 3月16日 |
複数回に分けて補欠合格発表を行う学部では、1回目の発表で引き続き補欠者だった場合も、2回目の発表を必ず確認したい。補欠合格発表はUCAROで行われ、発表日の午前9時から確認できる。
補欠合格になれば必ず繰り上がる?
答えはNOだ。補欠者がいても、正規合格者の入学手続状況によっては欠員が発生せず、補欠合格者が一人も出ない場合がある。
また、補欠合格制度の対象は一般選抜の受験者であり、共通テスト利用入試、文化構想学部・文学部の英語4技能テスト利用方式と共通テスト利用方式、人間科学部の数学選抜方式は対象外となる。
補欠合格発表後にも欠員が生じた場合は、一般選抜を対象に追加合格が発表されることがある。追加合格者にはUCAROを通じて個別に通知される。
したがって、補欠者となった受験生は、UCAROの通知を継続的に確認しながら、他大学の入学手続や進学先の選択も並行して進める必要がある。
【よくある質問】早稲田大学入試日程2027年度に関するFAQ
Q1:早稲田大学の2027年度一般選抜の出願期間はいつからいつまで?
A1:2027年1月6日(水)から1月19日(火)まで。Web出願登録、入学検定料の支払い、必要書類の郵送をすべて期間内に完了させる必要がある。郵送書類は締切日消印有効だ。
Q2:早稲田大学の2027年度一般選抜の試験日はいつ?
A2:2027年2月8日(月)から2月23日(火)まで。人間科学部の数学選抜方式が2月8日、スポーツ科学部が2月23日で、学部や方式によって試験日が異なる。
Q3:受験票はいつからダウンロードできる?
A3:2027年2月4日(木)午前0時からUCAROで取得できる。郵送はされず、A4サイズの用紙に印刷して試験当日に持参する必要がある。
Q4:合格発表は郵送でも届く?
A4:一般選抜・共通テスト利用入試では、UCAROで合否を確認する。大学から合格証明書や入学手続関連書類の郵送は行われないため、必要な書類は自分でダウンロード・印刷する。
Q5:早稲田大学で併願できない学部はどこ?
A5:基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部は2月16日の同日試験のため、相互併願できない。また、創造理工学部建築学科と文学部も2月17日の試験が重なるため併願できない。
Q6:補欠合格は全学部で実施される?
A6:一般選抜では全学部で補欠者が発表される。ただし、共通テスト利用入試など一部の方式には補欠制度がない。また、補欠者になっても自動的に合格するわけではない。
Q7:入学手続の最終期限はいつ?
A7:一般選抜・共通テスト利用入試の合格者は、2027年3月12日(金)までにUCAROでの入学手続情報入力と書類郵送を完了する必要がある。第2次振込の締切は3月24日(水)だ。第1次振込は学部ごとに異なるため、個別の日程を確認したい。
まとめ:早稲田大学2027年度入試は出願・試験・手続の3段階で準備する
2027年度の早稲田大学入試は、2027年1月6日から19日までが出願期間、2月8日から23日までが一般選抜の試験期間となる。合格発表は2月20日から3月3日まで学部ごとに行われ、補欠合格の発表も3月に予定されている。
受験生が特に意識したいのは、単に試験日を把握するだけではなく、併願制限、検定料、合格発表後の振込期限まで一体的に管理することだ。
今回の入試で失敗を防ぐための判断基準は次の3つに集約できる。
- 出願前: 学部・学科・方式の併願条件と共通テストの指定科目を確認する。
- 受験前: 2月4日から受験票を取得し、必ず印刷して試験会場に持参する。
- 合格発表後: 志望順位と各学部の第1次振込期限を照合し、3月12日・24日の共通期限も守る。
2026年11月2日時点では、2027年度の一般選抜・共通テスト利用入試の公式要項がすでに公開されている。受験方式や日程に関する最終確認には、早稲田大学入学センターの2027年度入学試験要項と学部入試特設サイトを活用したい。入試情報に変更や追加のお知らせが掲載される可能性もあるため、出願前と試験直前には最新情報を確認することが、確実な受験計画につながる。
早稲田大学への合格を目指すなら、学力試験の準備と同じくらい、出願・受験・入学手続のスケジュール管理を徹底したい。 (出典: 早稲田 大学 入試 日程(Yahoo!ニュース))