北海道開拓の村2026最新ガイド!52棟の見どころ・料金・アクセスと馬車鉄道を徹底解説
北海道札幌市厚別区にある「北海道開拓の村」は、明治から昭和初期にかけて北海道各地に建てられた歴史的建造物を移築・復元・再現した野外博物館です。約54.2ヘクタールの広大な敷地に52棟の建造物が並び、市街地群・漁村群・農村群・山村群という4つのエリアを歩きながら、北海道の開拓期における人々の暮らしや産業、文化を体感できます。
2026年現在も、夏季の馬車鉄道や冬季の馬そり、伝統遊具づくり、ボランティアガイドツアーなど、建物を見るだけでは終わらない体験が充実しています。一般入場料は1,000円、無料駐車場は400台分を完備。新札幌駅からバスで約20分と、札幌観光に組み込みやすい立地も魅力です。この記事では、4エリアの見どころから2026年度の料金・営業時間、アクセス、所要時間、おすすめルートまで詳しく紹介します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 52棟の歴史的建造物:市街地群31棟・漁村群4棟・農村群14棟・山村群3棟で構成される野外博物館。
- 2026年の基本料金:一般1,000円、北海道内在住者・10名以上の団体は800円。中学生以下と65歳以上は無料。
- 営業時間:5~9月は9時~17時、10~4月は9時~16時30分。最終入場は閉館30分前。
- アクセス:新札幌駅・新さっぽろ駅からJR北海道バスで約20分。400台の無料駐車場あり。
- 季節限定の乗り物:4月中旬~11月は馬車鉄道、12月中旬~3月は積雪状況に応じて馬そりを運行。
- 見学時間:最低2時間以上がおすすめ。ガイドツアーや体験学習を組み合わせれば、さらに充実した見学ができる。
【北海道開拓の村とは】52棟の建物に刻まれた北海道の歴史と開村の背景
北海道開拓の村は、1983年4月に開村した歴史文化施設です。北海道各地に残されていた建造物を保存し、開拓当時の生活や文化を後世に伝えることを目的に整備されました。
敷地面積は約54.2ヘクタール。東京ドーム約11個分に相当する広さがあり、自然環境と歴史的な街並みが一体となった展示空間を形成しています。
一般的な博物館では、資料や写真、模型などを通じて歴史を学ぶことが中心です。一方、北海道開拓の村では、当時の建物の外観だけでなく、室内の生活用具や仕事道具、建物の配置まで含めて展示されています。建物の中に入ることで、当時の生活空間を具体的にイメージできる点が大きな特徴です。
北海道開拓の歴史を知るための重要な年号
北海道開拓の背景を理解するうえで欠かせないのが、明治初期の行政制度の変化です。
北海道の公式歴史解説によると、政府は明治2年(1869年)7月に開拓使を設置し、北海道の本格的な開拓に着手しました。欧米の技術や文化を取り入れながら農業・鉱工業などの産業を育成し、交通網や行政制度の整備を進めていきます。
その後、1882年に開拓使が廃止され、1886年には北海道庁が設置されました。明治中期以降は本州各地からの移住者が増え、農業や漁業、商業、林業など、地域ごとに異なる産業が発展していきました。
開拓の村に展示されている建物は、こうした歴史の変化を具体的に伝えています。官庁や商店だけでなく、農家、漁家、学校、倉庫、作業小屋などが保存されているため、北海道の発展を支えた人々の生活を多角的に理解できます。
また、52棟すべてが同じ方法で保存されているわけではありません。現地から移築して復元した建物のほか、当時の資料をもとに再現した建造物も含まれています。この違いを意識しながら見学すると、建築物そのものの歴史的価値にも目が向きます。
【52棟の建物一覧と4エリアの見どころ】市街地群・漁村群・農村群・山村群を比較
北海道開拓の村の展示は、北海道の地域社会を構成していた4つの生活圏を再現する形で配置されています。それぞれのエリアには異なる産業や暮らしの特徴があり、順番に巡ることで北海道の開拓がどのように進んだのかを立体的に理解できます。
公式施設案内に掲載されている52棟の内訳は、次のとおりです。
| エリア | 建造物数 | 代表的な建物 | 主な見どころ・歴史的背景 |
|---|---|---|---|
| 市街地群 | 31棟 | 旧札幌停車場、旧小樽新聞社、旧開拓使札幌本庁舎 | 行政、商業、教育、交通、都市生活の発展 |
| 漁村群 | 4棟 | 旧青山家漁家住宅、旧秋山家漁家住宅 | ニシン漁など北海道の漁業と漁家の暮らし |
| 農村群 | 14棟 | 旧納内屯田兵屋、旧小川家酪農畜舎、旧樋口家農家住宅 | 農業、屯田兵制度、酪農、移住者の生活 |
| 山村群 | 3棟 | 森林鉄道機関庫、旧平造材部飯場、炭焼小屋 | 森林資源、林業、木材生産と山間部の労働 |
| 合計 | 52棟 | 4つの生活圏を再現 | 明治から昭和初期の北海道の生活文化 |
1.市街地群:明治から大正期の北海道の街並みを歩く
市街地群は31棟を擁する最大のエリアです。行政機関、商店、学校、新聞社、医院、旅館など、当時の都市生活を構成していたさまざまな建物が並びます。
最初に注目したいのが、入口に位置する旧札幌停車場です。明治41年(1908年)に建てられた札幌停車場の正面外観と形状を約5分の4に縮小して再現した建物で、現在は管理棟として利用されています。
アメリカの木造建築に見られるスティックスタイルを取り入れた外観は、当時の札幌が近代都市へと変化していく様子を感じさせます。
そのほか、旧開拓使札幌本庁舎では行政制度の発展、旧小樽新聞社では新聞・情報文化の広がり、旧札幌警察署南一条巡査派出所では当時の警察制度や街の治安維持について考えることができます。
旧札幌農学校寄宿舎(恵迪寮)や旧北海中学校など、教育に関係する建物も見逃せません。北海道の都市形成は行政や産業だけでなく、教育機関の整備とも深く結びついていました。
2.漁村群:ニシン漁を支えた漁家の暮らし
漁村群は4棟で構成されています。北海道の沿岸部で営まれていた漁業を中心に、漁師やその家族の生活を伝えるエリアです。
代表的な建物は旧青山家漁家住宅と旧秋山家漁家住宅です。漁家住宅の構造や生活空間を通じて、海とともに暮らしてきた人々の仕事や日常を知ることができます。
北海道では、ニシン漁が地域経済を支えた時代がありました。漁業は単に魚を獲る仕事ではなく、加工、運搬、倉庫管理など多くの人々の労働によって成立していました。
市街地群の商業施設と漁村群の住宅を比較すると、海産物の生産と都市部の経済活動がつながっていたことも見えてきます。
3.農村群:屯田兵屋や農家住宅から開拓生活を学ぶ
農村群には14棟が配置されています。北海道の農業や酪農、農村社会の形成を知るうえで重要なエリアです。
特に注目したいのが旧納内屯田兵屋です。屯田兵制度は、北海道の開拓と北方の防衛、士族への職業提供などを目的に設けられました。
北海道の公式歴史資料によると、1875年から1899年までに道内各地へ37の中隊が配置され、7,337戸、家族を含めて約4万人が入植しました。屯田兵は開墾や営農に取り組む一方で、軍事訓練にも従事していました。
また、旧小川家酪農畜舎では酪農に関わる施設の構造を確認できます。旧樋口家農家住宅や旧菊田家農家住宅なども、地域によって異なる農家の暮らしを知る手がかりになります。
北海道の農業が現在のような大規模な産業へ発展するまでには、寒冷な気候や土地の条件に適応しながら生活を築いてきた人々の努力がありました。
4.山村群:森林鉄道と炭焼きに見る林業の歴史
山村群は3棟で構成され、森林資源を活用した林業や山間部での労働をテーマにしています。
森林鉄道機関庫は、木材の運搬を支えた森林鉄道の歴史を考えるうえで重要な建物です。広大な森林から木材を搬出するためには、輸送手段の整備が欠かせませんでした。
旧平造材部飯場は、大正後期の造材作業に従事する人々の生活を再現した建物です。造材飯場には、山中で働く人々が寝泊まりし、伐木や木材の運搬に関わる労働者が生活していました。
炭焼小屋では、木材を利用した炭焼きの仕事を知ることができます。農村群とは異なる山の資源を活用した生業を比較すると、北海道の産業が多様な自然環境に支えられていたことが分かります。
4エリアの中でも山村群は規模こそ小さいものの、北海道の開拓を農業や漁業だけで捉えないために欠かせない展示です。
【2026年最新】北海道開拓の村の料金・営業時間・休館日・アクセス
北海道開拓の村を訪れる前に確認しておきたいのが、入場料金と季節ごとの開館時間です。特に10月から4月は月曜日が休館日になるため、旅行日程を組む際には注意が必要です。
2026年の入場料金・無料対象者
2026年度の公式料金案内では、一般および大学生・高校生の個人入場料は1,000円です。北海道内在住者向けの道民割や10名以上の団体料金は800円となっています。
- 一般:1,000円
- 大学生・高校生:1,000円
- 北海道内在住者の道民割:800円
- 10名以上の団体:800円
- 年間パスポート:1,800円
- 中学生以下:無料
- 65歳以上:無料
- 障がい者手帳・障がい者手帳アプリを持つ人:無料
道民割は北海道内に住んでいることを証明する書類の提示が必要で、本人のみ適用されます。団体料金は10名以上が対象です。
高校生については、毎週土曜日、こどもの日、文化の日の利用や、10名以上の教育目的の学校団体など、追加の無料対象条件があります。
北海道博物館との共通入場券はお得?
北海道開拓の村では、隣接する北海道博物館との共通入場券も販売されています。
- 一般:1,400円
- 大学生・高校生:1,000円
- 共通年間パスポート:2,600円
共通入場券は両施設の入場券売り場で購入できます。
北海道開拓の村が歴史的建造物や当時の生活空間を体感する施設であるのに対し、北海道博物館では北海道の自然、歴史、文化などを展示資料から学べます。実際の建物を見た後に博物館の展示で背景を整理するという順番にすると、理解が深まりやすくなります。
営業時間と休館日
営業時間は夏季と冬季で異なります。特に冬季は閉館時刻が早くなるため、午後から訪れる場合は見学時間を十分に確保してください。
- 5月~9月:9時~17時(最終入場16時30分)
- 10月~4月:9時~16時30分(最終入場16時)
休館日は次のとおりです。
- 5月~9月:無休
- 10月~4月:毎週月曜日
- 月曜日が祝日・振替休日の場合:翌日が休館
- 年末年始:12月29日~1月3日
- さっぽろ雪まつり期間中の月曜日:特別開館
なお、施設の営業日と馬車鉄道・馬そりの運行日は必ずしも同じではありません。乗り物を目的に訪れる場合は、当日の運行状況も確認しておくと安心です。
新札幌駅・新さっぽろ駅からのアクセス
公共交通機関を利用する場合、最寄りの乗り換え拠点はJR千歳線の新札幌駅と札幌市営地下鉄東西線の新さっぽろ駅です。
新札幌駅に隣接する新札幌バスターミナルの北レーン10番乗り場から、ジェイ・アール北海道バスの「開拓の村」行きに乗車します。所要時間は約20分で、終点が施設前です。
バスは概ね1時間に2本程度の運行です。帰りの便も含め、事前に時刻表を確認しておくと移動がスムーズになります。
タクシーの場合は新札幌から約10分、料金の目安は約2,000円です。複数人で移動する場合や、バスの待ち時間を短縮したい場合に便利です。
車で行く場合は400台の無料駐車場を利用できる
車やレンタカーで訪れる人にとって大きな利点が、400台収容の無料駐車場です。入場料とは別に駐車料金がかかることはありません。
施設の公式案内では、駐車場の利用時間は5~9月が8時30分~17時30分、10~4月が8時30分~17時とされています。
札幌中心部からは国道12号線を利用するルートが基本です。札幌南インターチェンジからも車でアクセスできますが、冬季は降雪や路面凍結によって所要時間が変わるため、時間に余裕を持って出発しましょう。
【馬車鉄道と馬そり】2026年の運行期間・料金・乗車方法を解説
北海道開拓の村を象徴する体験の一つが、馬が客車やそりを引いて村内を走る乗り物です。夏季には馬車鉄道、冬季には馬そりが運行され、季節によって異なる景観を楽しめます。
夏季の馬車鉄道は4月11日から11月末まで
2026年度の公式運行時刻表によると、馬車鉄道は2026年4月11日(土)から11月末まで、休館日を除いて毎日運行する予定です。
主な運行内容は次のとおりです。
- 運行期間:4月11日~11月末
- 乗車料金:3歳以上250円
- 2歳以下:無料
- 乗車定員:1便につき10名まで
- 運行区間:旧札幌停車場前~旧ソーケシュオマベツ駅逓所前
- 走行距離:約500メートル
- 乗車時間:約5分
- 支払い:現金のみ
馬車鉄道は、かつての交通手段を再現する展示の一部でもあります。街並みの中を馬が客車を引いて進む光景は、建物を歩いて見るだけでは味わえない歴史体験です。
乗車を希望する場合は、旧札幌停車場前または旧ソーケシュオマベツ駅逓所前の乗り場へ、出発時刻前に向かいます。事前予約は受け付けておらず、乗り場に来た人から順番に乗車券を購入する方式です。満席の場合は乗れないことがあります。
また、荒天や積雪などの状況によって予告なく運休する場合があります。乗車を旅行の中心に据える場合は、当日の運行確認が欠かせません。
冬季の馬そりは12月中旬から3月まで
冬の北海道開拓の村では、馬車鉄道に代わって馬そりが登場します。
2026年度の年間行事案内では、馬そりの運行期間は12月中旬から翌年3月まで。土曜・日曜・祝日と、さっぽろ雪まつり期間が主な運行日です。
- 運行期間:12月中旬~3月
- 運行日:土曜・日曜・祝日、さっぽろ雪まつり期間
- 乗車料金:3歳以上250円
- 2歳以下:無料
- 運行条件:積雪時のみ
冬の馬そりは、雪に覆われた歴史的建造物や白い道を背景に、馬がそりを引く姿を楽しめる季節限定の体験です。
ただし、冬季であれば必ず運行しているわけではありません。積雪が十分でない場合や天候が悪い場合は運休となるため、冬の訪問では運行日と積雪条件の両方を確認する必要があります。
【所要時間・見学方法】おすすめルートと2026年ガイドツアー・体験学習
北海道開拓の村は敷地が広く、建物も52棟あるため、短時間で全体をじっくり見て回るのは簡単ではありません。公式FAQでも、見学には最低2時間以上の滞在が推奨されています。
外観や主要な建物だけを見るのであれば約1時間でも見学できますが、建物内部の展示、体験学習、馬車鉄道、食堂での休憩まで楽しむなら、2~3時間以上を確保するのがおすすめです。
目的別の所要時間の目安
- 約1時間:入口と市街地群を中心に主要建物を見学する短時間コース。
- 約2時間:市街地群から漁村群、農村群までを中心に巡る標準コース。
- 約3時間:4エリアを巡り、建物内部や展示資料も確認する充実コース。
- 半日以上:ガイドツアー、体験学習、食堂、北海道博物館の見学まで組み合わせるコース。
公式の学校利用ガイドでも、自由見学の目安は約60~180分とされています。すべての展示を説明パネルまで含めて見学すると、1日でも回り切れない規模です。
初めて訪れる人におすすめの見学ルート
初めての訪問なら、入口から市街地群、漁村群、農村群、山村群の順番に巡るルートが分かりやすいでしょう。
STEP1:旧札幌停車場・市街地群
入口の旧札幌停車場で村内マップを確認し、旧開拓使札幌本庁舎や旧小樽新聞社、旧札幌警察署南一条巡査派出所などを見学します。北海道の都市生活と行政の歴史を知る最初のエリアです。
STEP2:漁村群
旧青山家漁家住宅などを見学し、漁業に関わる人々の生活を確認します。市街地の商業施設と比較しながら見ると、北海道の産業のつながりが理解しやすくなります。
STEP3:農村群
旧納内屯田兵屋や旧小川家酪農畜舎などを巡ります。屯田兵制度や農業、酪農の発展を知るうえで外せないエリアです。
STEP4:山村群
森林鉄道機関庫、旧平造材部飯場、炭焼小屋を見学します。林業と山間部の生活を確認し、4エリアの産業構造を比較してみましょう。
STEP5:食堂・体験学習棟
最後に食堂で休憩し、時間があれば体験学習棟にも立ち寄ります。小さな子どもと一緒に訪れる場合は、伝統遊具づくりを組み込むと見学に変化が生まれます。
2026年度のボランティアガイドツアー
北海道開拓の村では、ボランティアによるガイドツアーを実施しています。建造物の特徴だけでなく、北海道の歴史や当時の生活文化について解説を受けられるため、初めて訪れる人にも適したサービスです。
2026年度の案内時間は次のとおりです。
- 4月18日~11月3日:10時~16時。受付は15時30分まで。事前申し込みまたは当日受付。
- 11月4日~2027年3月31日:10時~15時。受付は14時30分まで。見学日の1週間前までに事前申し込みが必要。
ガイドツアーの案内時間は最長90分です。個人・団体のどちらも利用できます。
また、入口の案内図前では、開拓の村の見どころについて説明を受けられるサービスもあります。ガイドツアーを希望する場合は、見学日と季節に応じて受付方法を確認してください。
体験学習では伝統遊具づくりや昔の生活を体験できる
北海道開拓の村は、歴史的建造物を眺めるだけの施設ではありません。体験学習棟では、昔の遊具や道具に触れながら、当時の生活文化を体験できます。
特に注目したいのが伝統遊具づくりです。毎日、月替わりで2種類の遊具づくりが実施され、材料費・参加費ともに無料です。
また、2026年度の年間行事案内では、4月18日から11月3日までの期間に、次のようなミニ体験が案内されています。
- 染物ミニ体験
- 記念写真体験
- 印刷ミニ体験
- わら細工ミニ体験
- 乳牛模型を使った搾乳体験
- 漁網の繕いミニ体験(金曜日のみ)
これらの体験は10時30分~15時30分を基本とする期間限定プログラムです。実施内容や開催状況は変更される場合があります。
子どもにとっては遊びながら歴史に触れられる機会となり、大人にとっても、展示だけでは分かりにくい昔の仕事や生活の知恵を理解するきっかけになります。
【食堂・いももち・北海道博物館】見学をさらに楽しむ周辺サービス
長時間の見学では、休憩や食事のタイミングも大切です。北海道開拓の村には約200席を備える開拓の村食堂があり、軽食から食事メニューまで用意されています。
名物のいももちは外せない北海道グルメ
食堂の名物として知られているのがいももちです。北海道の郷土料理として親しまれているメニューで、村内を歩いた後の軽食にも適しています。
2026年度の公式メニューでは、いももち2個が430円です。また、冷凍の土産用いももち5個入りは700円(税込)で販売されています。
そのほかの主なメニューは次のとおりです。
- 屯田兵定食:1,300円
- やん衆定食:1,000円
- にしんそば:1,100円
- 山菜きのこそば:900円
- さっぽろ味噌ラーメン:900円
- 北海道ビーフカレー:850円
- 手仕込みロースカツカレー:1,150円
特に屯田兵定食やにしんそばは、施設の歴史や北海道の食文化を意識しながら楽しめるメニューです。
食堂の営業時間は季節と曜日で異なる
食堂の喫茶営業時間は、5~9月が10時~17時、10~4月が10時~16時30分です。
食事の提供時間は次のようになっています。
- 5~9月:平日11時~15時30分、土日祝10時~15時30分。
- 10~4月:平日11時~15時、土日祝10時~15時。
見学終了間際に食事を予定すると、ラストオーダーに間に合わない可能性があります。昼食を予定している場合は、見学の途中で食堂に立ち寄るスケジュールが現実的です。
北海道博物館とのセット見学がおすすめの理由
北海道開拓の村から徒歩でアクセスできる場所には北海道博物館があります。両施設は展示方法が異なるため、セットで訪れることで北海道の歴史を多方面から理解できます。
北海道開拓の村では、建物や生活空間を通じて当時の暮らしを体感できます。一方、北海道博物館では、北海道の自然や歴史、文化を資料や展示物から学べます。
時間に余裕がある旅行者なら、午前中に北海道博物館で歴史の全体像を把握し、午後に開拓の村で実際の建物や生活空間を見る方法もおすすめです。
ただし、北海道開拓の村だけでも広い敷地を歩くことになります。両施設を1日で巡る場合は、休憩時間を含めた余裕のある計画を立てましょう。
【プロの結論】北海道開拓の村が向いている人・訪問前に知りたい注意点
北海道開拓の村の価値は、52棟という建物数だけではありません。市街地・漁村・農村・山村という異なる生活圏を同じ場所で比較できる点にあります。
例えば、市街地群では商業や行政の発展が見え、漁村群では海産物を中心とした生業、農村群では屯田兵制度や農業、山村群では森林資源を活用した産業が見えてきます。
これらを連続して見ることで、北海道の開拓が一つの政策や一つの産業だけで成立したものではなく、多様な地域の人々の仕事と生活によって支えられていたことが分かります。
北海道開拓の村がおすすめの人
- 北海道の歴史や明治・大正時代の建築に興味がある人
- 札幌観光で自然と歴史を組み合わせた体験をしたい人
- 子どもに昔の暮らしや仕事を体験させたい家族
- 写真撮影や歴史的な街並みの散策が好きな人
- 北海道博物館とセットで歴史を深く学びたい人
- 馬車鉄道や冬の馬そりなど季節限定の体験を楽しみたい人
訪問前に知っておきたい注意点
一方、施設は広大な屋外型博物館であるため、短時間で効率よく観光したい人には少し負担になる可能性があります。
また、当時の景観を再現していることや野幌森林公園内に位置することから、場所によっては砂利道、階段、坂道などがあります。歩きやすい靴を選び、特に冬季は滑りにくい靴や防寒具を準備してください。
車いすやベビーカーは無料貸し出しがありますが、すべての場所が段差のないバリアフリー環境というわけではありません。移動に不安がある場合は、入口の総合案内で見学ルートを相談するとよいでしょう。
また、敷地内は電子たばこを含め全面禁煙です。歴史的建造物を火災から守るためのルールとして、来館者全員が守る必要があります。
北海道開拓の村は、写真映えする建物を見て終わる観光スポットではありません。建物の使われ方や展示されている道具、地域ごとの産業の違いに目を向けることで、見学の価値が大きく変わります。
北海道開拓の村に関するよくある質問(FAQ)
Q1:北海道開拓の村の見学には何時間必要ですか?
A1:公式FAQでは最低2時間以上の滞在が推奨されています。主要な建物を外観中心に見るだけなら約1時間でも可能ですが、52棟の建物や展示資料、体験学習まで楽しむなら2~3時間以上がおすすめです。
Q2:新札幌駅から北海道開拓の村までどうやって行きますか?
A2:新札幌バスターミナルの北レーン10番乗り場から、ジェイ・アール北海道バスの「開拓の村」行きに乗車します。所要時間は約20分で、終点で下車すれば施設前に到着します。
Q3:北海道開拓の村の駐車場は無料ですか?
A3:はい。400台収容の無料駐車場があります。車で訪れる場合も駐車料金はかかりません。ただし、利用時間は季節によって異なるため、閉館時刻と合わせて確認してください。
Q4:馬車鉄道と馬そりはいつ運行していますか?
A4:2026年度は馬車鉄道が4月11日から11月末まで運行予定です。馬そりは12月中旬から3月までの土日祝日とさっぽろ雪まつり期間が中心で、積雪がある場合に運行します。いずれも乗車料金は3歳以上250円です。
Q5:北海道博物館との共通入場券はどこで買えますか?
A5:北海道開拓の村と北海道博物館、それぞれの入場券売り場で購入できます。2026年度の一般料金は1,400円です。両施設を見学する予定なら、共通券を利用すると便利です。
Q6:北海道開拓の村では無料で体験できるものがありますか?
A6:体験学習棟では、伝統遊具づくりを毎日実施しています。毎月2種類の遊具を制作でき、材料費・参加費ともに無料です。季節によって染物やわら細工などのミニ体験も開催されています。
まとめ:北海道開拓の村を2026年に楽しむための判断基準
北海道開拓の村は、明治から昭和初期にかけての建造物52棟を通じて、北海道の開拓と人々の生活を体感できる貴重な野外博物館です。市街地群31棟、漁村群4棟、農村群14棟、山村群3棟という4つのエリアには、北海道の行政、商業、漁業、農業、林業の歴史が凝縮されています。
2026年の一般入場料は1,000円で、中学生以下と65歳以上は無料。営業時間は5~9月が9時~17時、10~4月が9時~16時30分です。新札幌駅からバスで約20分、400台の無料駐車場もあり、公共交通機関と車のどちらでもアクセスできます。
夏季は馬車鉄道、冬季は積雪状況に応じた馬そりが楽しめるほか、ボランティアガイドや伝統遊具づくりなどの体験も充実しています。食堂では名物のいももちも味わえます。
初めて訪れるなら、最低2時間を確保し、4エリアを順番に巡る計画がおすすめです。北海道博物館との共通入場券を活用すれば、さらに深く北海道の歴史を学べます。
建物の美しさだけでなく、その場所でどのような人々が暮らし、何を作り、どのように北海道の社会を築いてきたのか。そうした視点を持って歩けば、北海道開拓の村は単なる観光施設を超えた、歴史を身近に感じられる学びの場所になるはずです。 (出典: 北海道 開拓 の 村(Yahoo!ニュース))