書星会とは?1938年創立の歴史と2026年第74回書星展・参加方法を徹底解説
2026年、創立88年を迎えた一般社団法人書星会。1938年に書家・浅見喜舟が創立した同会は、千葉県を活動の拠点とし、競書誌の発行、書道教育、段級位の認定、講習会、全国規模の書道展などを継続してきた歴史ある書道団体だ。
2026年11月10日から15日には、東京都美術館で第74回書星展が開催される。出品料は公募第1部が13,000円、第2部が6,500円、17歳以下の第2部は5,000円。さらに、子ども向けの競書誌「書星の友」、高校生以上を対象とする「書星」、本部講習会、書星教育部展、席書大会など、活動は幅広い。団体の成り立ちから現在の運営体制、参加方法、費用まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 創立:1938年、書家・浅見喜舟が創立。1957年に社団法人、2013年に一般社団法人となった。
- 主な活動:月刊競書誌「書星」「書星の友」の発行、書道教室、講習会、段級審査、各種書道展を運営。
- 2026年の主要行事:第74回書星展は11月10日~15日、東京都美術館で開催。
- 出品料:第74回書星展は公募第1部13,000円、第2部6,500円、17歳以下の第2部5,000円。
- 子ども向け活動:書星教育部展、千葉県小・中・高校席書大会、書き初め展覧会などを実施。
【書星会とは】1938年に浅見喜舟が創立した歴史ある書道団体
書星会は、千葉県千葉市中央区神明町に本部を置く一般社団法人である。単に書道作品を発表するための団体ではなく、競書誌による継続学習、指導者の育成、段級位の審査、展覧会の開催までを担う総合的な書道教育・文化団体として活動している。
創立者・浅見喜舟と書星会の誕生
書星会の創立は1938年(昭和13年)。創立者は書家の浅見喜舟(あさみ・きしゅう、1898~1984年)だ。
書星会の公式沿革によれば、団体名には「書道愛好者が星の降るごとく盛んになれ」という願いが込められている。創立当初から月刊競書誌「書星」と「書星の友」を発行しており、作品を発表する場と、日常的に書を学ぶための仕組みを並行して整えてきた。
浅見喜舟は、単なる書家にとどまらず、書道教育の発展にも関わった人物である。1898年に群馬県で生まれ、大正12年に文部省習字科検定試験に合格。1929年には千葉県師範学校の教諭となり、後年は千葉大学や和洋女子大学でも教鞭を執った。
1946年には文部省から教科書編纂委員を委嘱され、翌1947年には千葉県書道協会の発足時に会長に就任。1970年には教育文化功労者として表彰され、勲三等旭日中綬章を受章している。こうした教育・文化活動の蓄積が、書星会の基盤にもつながっている。
成田山書道美術館の資料紹介でも、喜舟は千葉の書壇を牽引した人物として位置付けられている。書星会の創立を、地域に根差した書道教育の歴史の一部として捉えることができる。
社団法人化から一般社団法人への移行
書星会は創立後も組織として発展を続け、1957年(昭和32年)に社団法人を設立した。その後、2013年(平成25年)に一般社団法人となり、同年10月には現在の千葉市中央区神明町へ移転している。
1938年の創立から2026年までの歩みは88年に及ぶ。競書誌を中心にした教育活動を維持しながら、法人組織として展覧会や講習会を運営している点が、書星会の特徴だ。
現在の理事長・宮負丁香と太玄会との関係
2026年の書星会公式サイトでは、理事長を宮負丁香(みやおい・ちょうこう)、副理事長を伊場英白が務めている。
宮負丁香は1949年生まれ。千葉県茂原市の公式プロフィールによると、1968年から浅見錦龍に師事し、1974年に日展へ初入選した。その後も書道界で実績を重ね、日展特選などを受賞。現在は書星会理事長のほか、読売書法会常任理事などを務めている。
また、書星会と関係の深い組織が一般社団法人太玄会だ。太玄会は複数の書道団体を擁する組織で、書星会はその14社中の一つとして紹介されている。宮負丁香と伊場英白は太玄会の副会長も務めており、書星会の活動は千葉県内だけでなく、広い書道団体間のネットワークとも結び付いている。
つまり、書星会は浅見喜舟の創立理念を受け継ぎながら、現在の書壇で活動する書家や教育者によって運営されている団体なのである。
【現在の活動内容】競書誌「書星」「書星の友」と書道教室・講習会
書星会の活動を理解するうえで欠かせないのが、月刊競書誌と指導体制だ。展覧会への出品だけを目的とするのではなく、毎月の課題に取り組み、作品を提出し、段級の向上を目指す学習環境が整えられている。
高校生以上が対象の競書誌「書星」
「書星」は高校生以上を対象とする競書誌で、大人の書道学習を支える刊行物だ。書星会では漢字部・かな部を設けており、それぞれの分野で作品を提出し、審査や段級取得を目指せる。
競書誌を利用する利点は、毎月の課題を通じて学習のペースを維持できることにある。独学では作品の完成度を客観的に判断しにくいが、競書制度では審査と成績発表が学習の目安になる。
価格については、2026年の書道講座の教材案内で「書星」1冊800円、高校生の3か月分2,400円という取り扱いが確認できる。なお、定期購読の前納条件や最新の送付費用については、本部への確認が必要だ。
幼稚園・小学生・中学生向けの「書星の友」
「書星の友」は幼稚園児から中学生までを対象とする競書誌で、毛筆と硬筆の学習に対応している。
子どもの成長段階に応じた課題に取り組み、作品の提出や昇段級を通じて文字を書く力を育てる仕組みだ。優秀作品は競書誌に写真版として掲載されるため、本人の学習意欲や継続的な取り組みにもつながる。
2026年4月1日からの価格は1冊500円。公式案内では半年分3,000円、1年分6,000円の前納制となっている。
毎月の教材を使って家庭で練習することもできるが、書星会所属の指導者が運営する教室で、毛筆と硬筆を並行して学ぶ方法もある。
本部書道教室と条幅講習会
書星会は千葉市の本部で、競書誌の課題を中心とする書道教室と、条幅講習会を開催している。
本部書道教室では、初歩的な書道の指導から展覧会に出品する作品の制作まで対応する。開催は原則として月2回の金曜日で、時間は10時から14時まで。
条幅講習会は、半切作品や展覧会作品に初めて挑戦する人にも向けた内容だ。こちらは原則として月2回の月曜日、10時から14時まで開催される。
いずれも書星誌の購読者と新規購読者が参加資格を持ち、申し込みは電話または書星会本部の窓口で受け付けている。
2026年の夏季錬成会と専門的な学習
夏季には、通常の競書とは異なる集中的な学習機会として夏季錬成会も開催された。
2026年度は8月1日・2日の2日間、本部で実施。古典研究、県展、篆刻の各部門が設けられ、宮負丁香、伊場英白らが講師を務めた。篆刻講座には月木萬里が特別講師として参加する内容だった。
受講料は各部門5,000円。古典研究は20人、県展は20人、篆刻は12人の定員が設定されていた。2026年度の募集はすでに終了している。
このように、書星会の指導活動は日常的な競書だけでなく、古典研究や大型作品、篆刻など、専門性を高める内容にも広がっている。
地域の書道教室を探すことも可能
千葉市の本部へ通うことが難しい人に向けて、書星会は所属指導者の教室も一部紹介している。近くに教室がない場合は、本部へ相談できる仕組みだ。
個人だけでなく、企業やアフタースクールなどで指導者を探す場合も問い合わせを受け付けている。教室の所在地や指導内容はそれぞれ異なるため、希望する地域や対象年齢を伝えて相談するのが現実的だ。
【人物・団体・刊行物の関係】書星会を理解するための相関表
書星会は創立者、現在の運営者、関連団体、競書誌、展覧会が相互に関係する組織だ。主要な人物や活動を整理すると、団体の位置付けが見えやすくなる。
| 人物・団体・活動 | 役割・関係 | 主な内容・2026年の状況 |
|---|---|---|
| 浅見喜舟 | 創立者 | 1938年に書星会を創立。書道教育と千葉の書壇の発展に尽力。 |
| 浅見錦龍 | 浅見喜舟の子・書家 | 父の遺志を受け継ぎ、書星会を率いた人物。2015年没。 |
| 宮負丁香 | 現理事長 | 日展会員、読売書法会常任理事、太玄会副会長。 |
| 伊場英白 | 現副理事長 | 日展会友、読売書法会常任理事、太玄会副会長。 |
| 一般社団法人太玄会 | 関連する書道団体 | 書星会を含む14社中で構成される。 |
| 競書誌「書星」 | 高校生以上向け | 漢字部・かな部の学習、作品提出、昇段級制度。 |
| 競書誌「書星の友」 | 幼稚園・小中学生向け | 毛筆・硬筆の学習と子どもの昇段級制度。 |
| 第74回書星展 | 高校生以上を対象とする展覧会 | 2026年11月10日~15日、東京都美術館で開催。 |
| 書星教育部展 | 子ども向け展覧会 | 幼稚園・小・中・高校生の作品を展示。 |
この関係から分かるのは、書星会が一つの展覧会を主催するだけの組織ではないということだ。競書誌を通じた学習、所属指導者による教育、関連団体との交流、展覧会での作品発表が一体となっている。
特に、浅見喜舟から浅見錦龍へと続いた歴史と、現在の宮負丁香を中心とする運営体制は、書星会の沿革を理解するうえで重要な要素となっている。
【2026年最新の年間行事】第36回書星選抜展・教育部展・席書大会
書星会では年間を通じて、成人向けの展覧会と子ども向けの教育行事を開催している。2026年の主要行事を確認すると、活動が年間を通して展開されていることが分かる。
第36回書星選抜展は2月に開催
第36回書星選抜展は、2026年2月10日から15日まで、千葉県立美術館で開催された。主催は一般社団法人書星会で、入場無料だった。
選抜展は、書星会所属の書家や会員の作品を紹介する展覧会だ。年間を通じての受賞作品のほか、小品作品なども展示対象となる。
なお、次回の第37回書星選抜展については、公式案内に2027年2月、千葉県立美術館という開催予定が掲載されている。ただし、日程の具体的な日付はまだ確定情報として掲載されていない。
第73回書星教育部展は3月に開催
子どもたちの作品を対象とする書星教育部展も、書星会の重要な年間行事である。
2026年の第73回展は、3月10日から15日まで千葉県立美術館で開催された。対象は幼稚園児、小学生、中学生、高校生。毛筆による半切、小型条幅、書初用紙、半紙などが出品対象となった。
出品料は1点1,000円、半紙は700円。表装料は半切・小型条幅・書初用紙が3,000円、半紙が1,300円だった。
特徴的なのは、出品作品をすべて表装し、会場に展示する仕組みだ。出品は1人1点が基本だが、条幅と半紙はそれぞれ1点ずつ提出できる。書星会長賞、書星会賞、入選などの賞も設けられている。
子どもが自分の作品を美術館で鑑賞できることは、日々の練習の成果を実感する貴重な機会となる。
第75回千葉県小・中・高校席書大会
2026年度の第75回千葉県小・中・高校席書大会も実施され、公式サイトでは終了が案内されている。
小学校1年生から高校生までを対象に、学年に応じた課題が設定された。例えば、小学1年生は「なつ」、小学6年生は「高原の花」、中学3年生は「永遠の理想」など。高校生には漢字・かなの課題が用意された。
参加方法には注意が必要だ。公式募集案内では、個人参加はできず、千葉県内の各学校から指定の場所へ出品する方式となっている。競書誌「書星の友」7月号には参考手本が掲載され、書星会の公式YouTubeチャンネルでも範書動画が公開される。
2026年度の成績は、9月1日の千葉日報紙上で千葉日報社賞以上が発表される予定として案内されていた。
第78回千葉県小・中・高校書き初め展覧会
2026年2月には、第78回千葉県小・中・高校書き初め展覧会も開催された。
千葉日報の報道によると、1月31日に中央審査が行われ、知事賞を含む入賞作品75点が決定。2月10日には千葉県立美術館で展覧会が開幕し、児童生徒の秀作315点が展示された。
この行事は、千葉県内の小中高校生が参加する大規模な書き初め展である。書星会は学校教育や地域の書写活動とも結び付いた運営を担っており、成人向けの書星展とは異なる教育的な役割を持っている。
なお、2027年2月開催予定の第79回展については、公式サイトで学年別の課題が紹介されている。展覧会の具体的な会期は今後の案内を確認したい。
【第74回書星展2026】東京都美術館の開催日程・出品料・募集要項
2026年の書星会で特に注目される行事が、第74回書星展だ。東京都美術館を会場とする大規模な展覧会で、書星会の高校生以上を対象とする主要な発表の場となっている。
第74回書星展の開催概要
会期は2026年11月10日(火)から15日(日)まで。会場は東京都台東区の東京都美術館、ロビー階第1・第2展示室となる。
- 会期:2026年11月10日(火)~15日(日)
- 会場:東京都美術館 ロビー階第1・第2展示室
- 開場時間:9時30分~17時30分
- 通常日の最終入場:17時
- 最終日:14時30分閉会、入場は14時まで
- 主催:一般社団法人書星会
- 後援:読売新聞社、公益財団法人全日本書道連盟
通常日と最終日では入場可能な時間が異なる。最終日は14時30分に閉会するため、午後遅くに訪問する場合は注意したい。
2026年の席上揮毫は11月12日と14日
今回の書星展では、会場で書家が実際に作品を書く席上揮毫も予定されている。
- 11月12日(木)14時~14時50分:小泉興起、岩瀬藍英
- 11月14日(土)14時~14時50分:伊場英白、茂木朱櫻
作品が完成した状態を鑑賞するだけでなく、筆の運びや墨の扱い、文字の構成を実際に見られる機会だ。書道を学んでいる人にとっては、作品鑑賞とは異なる学習上の価値もある。
また、11月13日(金)15時からは東京都美術館の講堂で授賞式が予定されている。宮負丁香理事長による会場解説会については、公式サイトで日程が決まり次第案内するとされている。
第74回書星展の出品料一覧
2026年度の公式募集要項では、審査員・鑑査員と公募作品で負担金・出品料が分けられている。
| 出品区分 | 出品料・負担金 | 備考 |
|---|---|---|
| 審査員 | 30,000円 | 図録代を含む |
| 鑑査員 | 23,000円 | 図録代を含む |
| 公募第1部 | 13,000円 | 図録代を含む |
| 公募第2部 | 6,500円 | 一般区分 |
| 公募第2部・17歳以下 | 5,000円 | 年齢条件あり |
出品作品には、所定の出品票と出品料を添付する必要がある。公募第1部には書星会長賞、書星副会長賞、書星会賞、特選などが設けられ、第2部には秀逸、佳作などの賞がある。
さらに、審査員から選ばれる特別賞には喜舟賞、錦龍賞、星聿賞、蘭秀賞があり、鑑査員からは天象賞が設けられている。創立者・浅見喜舟や浅見錦龍の名前が賞に残されている点にも、書星会の歴史が表れている。
作品搬入と個人出品の注意点
出品に際して特に注意したいのが、作品の搬入方法だ。
公式募集要項では、作品の搬入先を東京都美術館内地下3階とし、11月8日(日)午前10時までの搬入を案内している。ただし、個人で美術館へ直接搬入することはできない。
個人で出品する場合や、書星会本部に表具を依頼する場合は、9月11日(金)までに作品と出品票を本部へ届ける必要があった。搬入・表具の手配には別途確認が必要となる。
また、鑑別審査は9月23日(水・祝)、陳列は11月9日(月)、搬出は11月17日(火)午前10時から正午までと案内されている。
2026年11月初旬時点では、出品に関する事前手続きの期限は過ぎている。これから参加を検討する人は、次年度の募集要項を待つのが適切だ。今回の展覧会は、一般来場者として作品や席上揮毫を鑑賞することができる。
【入会・購読・昇段級制度】書星会に参加する具体的な方法
書星会に関心を持った人が最初に検討しやすいのは、競書誌の購読だ。いきなり大規模な書道展に出品する必要はなく、毎月の課題に取り組むところから始められる。
書星・書星の友の購読申し込み
購読申し込みでは、住所、氏名、電話番号、新規申し込みかどうか、希望する誌名、冊数、購読開始号などを伝える。
支払いは郵便振替または現金書留による方法が公式案内に掲載されている。新規購読を検討している人には見本誌の送付にも対応している。
申し込みや問い合わせ先は次のとおり。
- 団体名:一般社団法人書星会
- 所在地:〒260-0022 千葉県千葉市中央区神明町3-2
- 電話:043-306-7188
- FAX:043-306-7189
購読を始める前に、希望する誌名と対象年齢、最新の購読料、送付方法を確認すると手続きがスムーズになる。
認定書の発行料金
書星会では、競書の成績によって取得した段級位について、認定書の申し込みができる。
- 「書星」:認定書1枚につき5,000円
- 「書星の友」:認定書1枚につき3,000円
- 認定書1枚までの送料:300円分の切手
- 認定書2枚までの送料:400円分の切手
申し込みには、対象となる部門、段または級、昇段級年月日、住所、氏名、電話番号などの情報が必要となる。「書星の友」では、取得時の学年も記載する。
認定書の申請は現金書留で本部へ送付する方法のほか、来館して申し込む方法も案内されている。
大人と子どもの昇段級試験
昇段級試験は大人と子どもの双方で年2回実施される。競書誌に掲載された課題を提出し、審査結果によって段級の認定を受ける仕組みだ。
高校生以上の「書星」では漢字部とかな部があり、師範試験や各部門の試験が設けられている。出品料は漢字部の師範試験が5,000円、1部が5,000円、2部が4,000円、3部が3,000円、4部・5部がそれぞれ2,000円。かな部は師範試験5,000円、1部4,000円、2部2,000円となっている。
大人の成績発表は6月号・1月号に掲載予定と案内されている。
一方、「書星の友」の子ども向け昇段試験は、小学生・中学生のうち所定の段級に達した人が対象。公式案内では四段から秀級までの対象者について受験資格が定められており、受験料は一律1,000円となっている。
子ども向けの試験結果は8月号・1月号に掲載予定。毛筆と硬筆はそれぞれ別の段級として扱われるため、両方の取得を目指す場合は、それぞれの作品を提出する必要がある。
他団体からの編入も可能
すでに別の書道団体で段級を取得している人には、書星会への編入制度も用意されている。
以前取得した段級を考慮して審査する仕組みで、公式案内では編入審査料は無料。書星への編入では半切1点と半紙2点、書星の友では毛筆1点と硬筆1点が提出作品の基本となる。
半切を書いた経験がない場合は、書星への編入でも半紙のみで申請できる。これまでの学習歴を生かして新しい競書誌に移りたい人にとって、利用しやすい制度だ。
書星会に向いている人・参加前に考えたい人
書星会の仕組みが特に合うのは、次のような人だ。
- 毎月の課題を通じて継続的に書道を学びたい人
- 漢字やかな、毛筆や硬筆などの分野別に実力を高めたい人
- 段級位や認定書を取得し、学習の目標を持ちたい人
- 書道展に出品して作品を美術館で発表したい人
- 子どもに書道を学ぶ機会と発表の場を与えたい保護者
- すでに別団体で学んでおり、編入を検討している経験者
一方、単発の体験だけを希望する人や、段級審査・作品提出を伴わない自由な趣味として書道を楽しみたい人は、講習会や地域の教室の参加条件を事前に確認したい。競書誌の購読、講習会、認定書、展覧会にはそれぞれ費用がかかるため、目的に合った活動から始めることが現実的だ。
【書星会に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:書星会はどのような団体ですか?
A1:1938年に浅見喜舟が創立した千葉県を拠点とする一般社団法人です。競書誌の発行、書道教室、講習会、昇段級審査、展覧会などを運営しています。
Q2:書星の友の購読料はいくらですか?
A2:2026年4月1日以降は1冊500円です。半年分は3,000円、1年分は6,000円で、前納制となっています。
Q3:第74回書星展はいつ、どこで開催されますか?
A3:2026年11月10日(火)から15日(日)まで、東京都美術館のロビー階第1・第2展示室で開催されます。通常日は9時30分から17時30分まで、最終日は14時30分に閉会します。
Q4:第74回書星展の公募出品料はいくらですか?
A4:公募第1部が13,000円、第2部が6,500円、17歳以下の第2部が5,000円です。なお、2026年の個人出品に関する事前搬入期限はすでに終了しています。
Q5:書星会の段級や認定書は取得できますか?
A5:取得できます。大人向けの「書星」と子ども向けの「書星の友」で、それぞれ昇段級試験が年2回実施されます。認定書の発行料金は書星が1枚5,000円、書星の友が1枚3,000円です。
Q6:書星会に所属していなくても書道を学べますか?
A6:本部講習会は書星誌の購読者や新規購読者を対象としています。地域の教室についても、書星会所属の指導者を紹介してもらえる場合があります。まずは本部へ問い合わせる方法があります。
まとめ:書星会は競書・教育・展覧会をつなぐ88年の書道団体
書星会は、1938年に浅見喜舟が創立して以来、競書誌、書道教育、段級制度、展覧会という複数の活動を通じて書道文化を支えてきた団体だ。
2026年現在も、高校生以上の「書星」と子ども向けの「書星の友」を発行し、本部書道教室や条幅講習会、夏季錬成会などを実施している。さらに、書星教育部展や千葉県の席書大会、書き初め展覧会などを通じ、子どもたちが作品を発表できる機会も設けている。
2026年11月10日から15日に開催される第74回書星展は、こうした活動の成果を鑑賞できる主要な行事だ。東京都美術館での展示に加え、11月12日・14日の席上揮毫も見どころとなる。
【プロの結論】
書星会の本質は、書道を一度きりの作品制作で終わらせず、毎月の学習から段級取得、専門的な指導、展覧会での発表へとつなげる継続型の教育システムにある。
初心者なら見本誌を取り寄せて競書を始め、子どもなら書星の友や地域の教室を活用する。経験者なら昇段試験や編入制度、さらに書星展への出品を検討するというように、習熟度に合わせた参加方法を選べる。
今後も注目したいのは、創立者・浅見喜舟から受け継がれてきた伝統を、宮負丁香ら現在の運営陣がどのように次世代へつないでいくかという点だ。書星会は、千葉の書道文化を基盤に、子どもから経験豊富な書家までが参加できる活動の場を提供し続けている。 (出典: 書 星 会(Yahoo!ニュース))