6月の時候の挨拶2026年版|上旬・中旬・下旬の例文とビジネス文例を徹底解説
6月の時候の挨拶は、梅雨の雨や紫陽花の美しさ、初夏の爽やかさなど、その時期ならではの季節感を伝える日本語表現です。ビジネス文書では「梅雨の候」「初夏の候」「向暑の候」などの漢語調がよく使われ、親しい人への手紙やメールでは「雨に濡れた紫陽花が美しい季節となりました」といった口語調が自然です。
ただし、6月は上旬・中旬・下旬で気候が変わり、梅雨入りの時期も地域によって異なります。2026年の暦では、芒種が6月6日、入梅が6月11日、夏至が6月21日です。暦上の節目と実際の天候を組み合わせれば、形式的な挨拶ではなく、相手に季節の移ろいが伝わる文章になります。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 上旬:「初夏の候」「新緑の候」「芒種の候」など、初夏の爽やかさを表す。
- 中旬:「梅雨の候」「入梅の候」「紫陽花の候」など、雨や梅雨の風情を表す。
- 下旬:「夏至の候」「向暑の候」「長雨の候」など、夏への移り変わりを表す。
- ビジネス:改まった手紙には漢語調、日常的なメールには簡潔で自然な口語調が適している。
- 2026年の注意点:暦の入梅は6月11日だが、実際の梅雨入りは地域によって異なる。
【基本知識】6月の時候の挨拶とは?梅雨と初夏を表す言葉の選び方
6月の時候の挨拶とは、手紙やビジネス文書の冒頭に添える、季節の様子を伝える言葉です。
日本郵便が紹介する手紙の書き方でも、時候の挨拶は頭語の後に置く文章として説明されています。単に季節を知らせるだけでなく、相手の健康や近況を気遣う役割も担っています。
6月を象徴する季節の風景には、次のようなものがあります。
- 梅雨入りと長雨
- 雨に濡れる紫陽花
- 青葉や深緑が広がる風景
- 田植えと青田
- 蛍が舞う夜
- 夏至を迎える長い昼
- 梅雨の晴れ間に感じる初夏の暑さ
6月の挨拶で大切なのは、梅雨だけを強調しないことです。
同じ6月でも、梅雨入り前なら新緑や初夏の爽やかさが似合います。一方、雨が続いている時期なら、紫陽花や長雨を取り上げることで自然な文章になります。
漢語調と口語調の違い
時候の挨拶には、大きく分けて漢語調と口語調があります。
漢語調は「〇〇の候」という形式で、改まった手紙やビジネス文書に適した表現です。
例えば、次のような言葉があります。
- 初夏の候(しょかのこう)
- 梅雨の候(ばいうのこう)
- 入梅の候(にゅうばいのこう)
- 夏至の候(げしのこう)
- 向暑の候(こうしょのこう)
- 芒種の候(ぼうしゅのこう)
一方、口語調は普段の会話に近い自然な文章です。
- 雨に濡れた紫陽花が美しい季節となりました。
- 梅雨空の下、青葉の緑がいっそう深まってまいりました。
- 初夏の風が心地よい季節となりました。
- 日ごとに暑さが増してまいりましたが、お変わりありませんか。
取引先への正式な挨拶状には漢語調、友人や家族への手紙には口語調というように、相手との関係で使い分けると文章がまとまります。
【時期別一覧】6月上旬・中旬・下旬の時候の挨拶と例文
6月の時候の挨拶は、日付だけで機械的に決める必要はありません。ただし、文章を作る際の目安として、上旬・中旬・下旬に分けて考えると便利です。
6月上旬(6月1日〜10日)の挨拶
季節の特徴
衣替えを迎え、木々の緑が濃くなる時期です。梅雨入り前の地域では、初夏らしい爽やかさを表す言葉がよく合います。
おすすめの漢語調は次のとおりです。
- 初夏の候
- 新緑の候
- 青葉の候
- 深緑の候
- 芒種の候
- 麦秋の候
- 向暑の候
特に「初夏の候」は、6月上旬の代表的な表現です。
ビジネス向け例文
「初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
「芒種の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
「青葉の候、貴社におかれましては一段とご発展のことと拝察いたします。」
一般的な手紙向け例文
「初夏の風が心地よい季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。」
「青葉若葉が目に鮮やかな季節となりました。お変わりなくお過ごしでしょうか。」
「日差しに初夏の訪れを感じる頃となりましたが、お元気でお過ごしでしょうか。」
6月中旬(6月11日〜20日)の挨拶
季節の特徴
梅雨を意識する時期です。紫陽花や雨音、しっとりとした緑などを取り入れると、6月らしい雰囲気が伝わります。
おすすめの漢語調は次のとおりです。
- 梅雨の候
- 入梅の候
- 長雨の候
- 薄暑の候
- 紫陽花の候
- 五月雨の候
「入梅の候」は暦の節目を意識した表現で、「梅雨の候」は実際の梅雨の時期に幅広く使える表現です。
ビジネス向け例文
「梅雨の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
「入梅の候、皆様にはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。」
「長雨の候、貴社におかれましては一層ご発展のことと拝察いたします。」
一般的な手紙向け例文
「紫陽花が雨に映える美しい季節となりました。皆様お変わりありませんか。」
「梅雨空が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。」
「雨音に季節の移ろいを感じる頃となりました。どうぞ健やかにお過ごしください。」
6月下旬(6月21日〜30日)の挨拶
季節の特徴
夏至を迎え、日差しや暑さに夏の気配が強まります。梅雨が続いている地域と、梅雨明けに向かう地域の違いにも配慮したい時期です。
おすすめの漢語調は次のとおりです。
- 夏至の候
- 向暑の候
- 梅雨の候
- 長雨の候
- 薄暑の候
- 盛夏に向かう折
ビジネス向け例文
「夏至の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。」
「向暑の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
「梅雨の候、貴社におかれましては一層ご隆盛のことと拝察申し上げます。」
一般的な手紙向け例文
「夏至を過ぎ、日差しにも夏らしさが感じられるようになりました。」
「梅雨明けが待ち遠しい季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。」
「日ごとに暑さが増してまいりました。くれぐれもお身体を大切にお過ごしください。」
上旬・中旬・下旬の使い分け早見表
| 時期 | 漢語調の表現 | 口語調の表現 |
|---|---|---|
| 上旬 | 初夏の候・新緑の候・芒種の候 | 初夏の風が心地よい季節となりました |
| 中旬 | 梅雨の候・入梅の候・長雨の候 | 紫陽花が美しく咲く季節となりました |
| 下旬 | 夏至の候・向暑の候・梅雨の候 | 夏の日差しを感じる頃となりました |
この表はあくまで一般的な目安です。例えば、6月上旬でも梅雨入りしている地域なら「梅雨の候」が自然です。逆に、6月下旬でも雨が続いているなら、無理に夏らしい表現へ変える必要はありません。
【2026年最新】入梅・夏至・梅雨の候はどう使い分ける?
6月の時候の挨拶を選ぶうえで、特に混同しやすいのが「入梅」「梅雨」「夏至」です。
この3つはそれぞれ意味が異なります。
2026年の暦における重要な日付
国立天文台が発表した2026年の暦要項によると、6月の主な節目は次のとおりです。
- 6月6日:芒種
- 6月11日:入梅
- 6月21日:夏至
特に入梅と夏至は、6月の時候の挨拶を選ぶ際の目安になります。
芒種(6月6日)
稲や麦など、穂の出る穀物の種をまく頃を表す二十四節気です。「芒種の候」は上旬の改まった挨拶に向いています。
入梅(6月11日)
暦の上で梅雨入りの時期を示す雑節です。「入梅の候」は梅雨の季節を感じさせる挨拶として使われます。
夏至(6月21日)
一年のうち昼の時間が最も長くなる頃です。「夏至の候」は夏への移行を表す下旬の挨拶に適しています。
2026年の正確な日時は、国立天文台の暦要項で確認できます。
「入梅」と実際の梅雨入りは同じではない
ここは間違えやすいポイントです。
暦の上の入梅は、毎年おおむね6月11日頃に訪れます。一方、気象庁が発表する梅雨入りは、実際の天候の変化をもとに地域ごとに判断されます。
2026年の気象庁の速報値では、梅雨入りは次のように発表されています。
- 沖縄:5月4日頃
- 奄美:5月3日頃
- 九州南部:6月1日頃
- 九州北部:6月4日頃
- 四国:6月2日頃
- 近畿:6月4日頃
- 関東甲信:6月7日頃
- 北陸:6月20日頃
- 東北南部:6月20日頃
- 東北北部:6月21日頃
同じ6月でも、地域によって梅雨入りの時期に大きな差があったことが分かります。これらは気象庁が2026年8月4日に更新した速報値です。
気象庁によれば、梅雨入りは雨や曇りの日が増え、日照時間が少なくなる期間の始まりを基準に判断されます。速報値はその時点の天候経過と予報に基づくもので、後日、実際の天候を検討して確定値が公表されます。
そのため、手紙を書くときは暦の日付だけでなく、相手が暮らす地域の天候にも目を向けることが大切です。
「初夏の候」「梅雨の候」「夏至の候」の違い
| 表現 | 読み方 | 意味・使用時期 |
|---|---|---|
| 初夏の候 | しょかのこう | 初夏の爽やかさ。6月上旬を中心に使用 |
| 梅雨の候 | ばいうのこう | 梅雨の季節。実際の梅雨時期に使用 |
| 入梅の候 | にゅうばいのこう | 梅雨入りの頃。暦や天候に合わせて使用 |
| 夏至の候 | げしのこう | 夏至の時期。6月下旬を中心に使用 |
| 向暑の候 | こうしょのこう | 暑さに向かう季節。6月全般、特に下旬に適する |
| 芒種の候 | ぼうしゅのこう | 芒種の時期。6月上旬の挨拶に適する |
北海道・沖縄など地域による違いにも注意
6月の時候の挨拶では、相手の居住地域を考慮することも大切です。
気象庁は北海道について、梅雨前線が不明瞭になることが多く、梅雨のような天候が現れる年はあっても、梅雨という季節現象として扱うことは難しいと説明しています。
また、沖縄・奄美は本州より早く梅雨入りする傾向があります。
したがって、北海道の相手に「梅雨空が続いておりますが」と書くよりも、「青葉がいっそう鮮やかな季節となりました」といった地域を限定しない表現が適しています。
【ビジネスメール・手紙】6月の書き出しと結びの例文集
ビジネスシーンで6月の時候の挨拶を使用する場合、文章の格式と相手との関係を考慮する必要があります。
正式な手紙では、頭語・時候の挨拶・安否の挨拶・本文・結び・結語という流れが基本です。
6月のビジネス文書に使える書き出し
例文1:初夏の候を使った定番の挨拶
「拝啓 初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。」
梅雨入り前の挨拶状や、6月上旬の取引先への文書に適しています。
例文2:梅雨の候を使った丁寧な挨拶
「拝啓 梅雨の候、貴社におかれましてはますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。」
梅雨の時期に送る正式なビジネス文書に使いやすい表現です。
例文3:向暑の候を使った挨拶
「拝啓 向暑の候、皆様にはますますご健勝のこととお喜び申し上げます。」
夏に向かう6月下旬の文書に適しています。
例文4:紫陽花を取り入れた柔らかな挨拶
「紫陽花の花が美しく咲く季節となりました。貴社の皆様にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。」
取引先との関係を大切にしながら、少し親しみのある文章にしたい場合に向いています。
6月のビジネスメールの書き出し
メールの場合は、手紙ほど形式的な時候の挨拶を毎回入れる必要はありません。
日常的な連絡では、簡潔な挨拶から用件に入るほうが読みやすくなります。
例文1:一般的な取引先へのメール
「いつも大変お世話になっております。梅雨の季節となりましたが、皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。」
例文2:6月上旬のメール
「いつもお世話になっております。初夏の爽やかな季節となりましたが、貴社の皆様にはますますご活躍のことと存じます。」
例文3:6月中旬のメール
「いつもお世話になっております。紫陽花が美しい季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。」
例文4:6月下旬のメール
「いつもお世話になっております。暑さが日ごとに増してまいりましたが、皆様お元気でお過ごしでしょうか。」
6月の手紙やメールに使える結びの言葉
書き出しだけでなく、最後の一文にも季節感を取り入れると文章全体に統一感が生まれます。
ビジネス向けの結び
- 梅雨寒の折、皆様のご健康を心よりお祈り申し上げます。
- 長雨の季節ですので、くれぐれもご自愛ください。
- 向暑の折、貴社のますますのご発展をお祈り申し上げます。
- 夏に向かう季節、皆様の一層のご活躍をお祈りいたします。
- 時節柄、皆様におかれましては何卒ご自愛くださいませ。
一般的な手紙向けの結び
- 梅雨冷えの日もございますので、どうぞお身体を大切にお過ごしください。
- 雨の多い季節ですが、健やかな毎日をお過ごしください。
- 紫陽花の美しい季節、心穏やかな日々となりますようお祈りいたします。
- 夏の訪れを感じる頃となりました。どうぞお元気でお過ごしください。
- 暑さに向かう折、くれぐれもご自愛ください。
そのまま使えるビジネス文書の完成例
6月中旬・取引先への正式な挨拶状
件名:季節のご挨拶
拝啓
梅雨の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
雨に濡れた紫陽花が美しい季節となりました。皆様におかれましては、ますますご健勝のことと存じます。
今後とも変わらぬご厚誼を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
長雨の折、皆様のご健康と貴社のますますのご発展を心よりお祈り申し上げます。
敬具
【季語・季節の言葉】6月らしさを伝える表現と使い方
6月の手紙をより印象的にするには、時候の挨拶に加えて季語や季節の言葉を取り入れる方法があります。
特に紫陽花、五月雨、青葉、蛍などは、梅雨から初夏にかけての情景を自然に表現できます。
6月を代表する季語と季節の言葉
紫陽花(あじさい)
梅雨を象徴する花です。「紫陽花が雨に映える季節」と書くと、視覚的な美しさが伝わります。
五月雨(さみだれ)
陰暦5月頃に降る長雨を意味する言葉です。現代の6月頃の雨を表す季節表現としても使われます。
蛍(ほたる)
初夏の夜を彩る風物詩です。「蛍の光が見られる季節」と表現すれば、情緒のある文章になります。
青葉・深緑
木々の緑が深まる様子を表します。梅雨の有無に左右されにくく、幅広い地域で使いやすい言葉です。
ほかにも、次のような季節の言葉があります。
| 分類 | 季語・季節の言葉 |
|---|---|
| 花・植物 | 紫陽花、花菖蒲、くちなし、青葉、若葉 |
| 天候 | 梅雨、五月雨、長雨、梅雨晴れ、梅雨寒 |
| 生き物 | 蛍、雨蛙、かたつむり |
| 農作業 | 田植え、青田、麦秋 |
| 暦・季節 | 芒種、入梅、夏至、短夜 |
| 行事 | 衣替え、父の日、夏越の祓 |
「麦秋」は秋ではなく初夏の言葉
6月の季節表現で興味深いのが「麦秋」です。
「秋」という漢字が入っているため秋の言葉だと思われがちですが、麦秋は麦の穂が実り、収穫を迎える初夏の季節を表しています。
そのため、6月上旬の挨拶に使っても不自然ではありません。
例文:
「麦秋の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。」
「麦の穂が黄金色に実る季節となりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。」
こうした言葉の背景を知っておくと、定番の「梅雨の候」以外にも表現の幅が広がります。
季節の言葉を使った口語調の書き出し
堅苦しさを避けたい場合は、季語を文章の中に自然に取り入れる方法がおすすめです。
- 紫陽花の花が色鮮やかに咲き始めました。
- 雨上がりの青葉が美しい季節となりました。
- 蛍の舞う季節となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
- 田植えを終えた田んぼに、青々とした苗が並ぶ頃となりました。
- 夏至を迎え、日差しに夏の訪れを感じるようになりました。
季語を無理に詰め込む必要はありません。文章の中に一つ取り入れるだけでも、季節感は十分に伝わります。
【失敗しない選び方】6月の時候の挨拶でよくある間違いと注意点
6月の時候の挨拶は、正しい言葉を知っているだけでは十分ではありません。相手の地域や天候、文章を送る目的に合わせる必要があります。
1. 梅雨入り前に「梅雨の候」を使ってもよい?
必ずしも間違いではありませんが、相手の地域でまだ梅雨入りしておらず、晴天が続いている場合は違和感が生じる可能性があります。
その場合は「初夏の候」「青葉の候」「向暑の候」など、実際の天候に左右されにくい表現が適しています。
2. 6月下旬にも「初夏の候」は使える?
6月下旬でも初夏という季節の表現自体が誤りになるわけではありません。
ただし、夏至を過ぎて暑さが増している場合は「向暑の候」「夏至の候」のほうが時期に合った印象になります。
3. 「入梅の候」は6月11日以降しか使えない?
暦の上では2026年6月11日が入梅ですが、挨拶文で必ずその日を境に切り替える必要はありません。
実際の梅雨入りや相手の地域の天候を考慮して選ぶと自然です。
4. 毎回のビジネスメールに時候の挨拶は必要?
日常的な業務連絡で毎回長い時候の挨拶を入れる必要はありません。
例えば、次のような短い文章で十分な場合もあります。
「いつもお世話になっております。早速ですが、先日の件についてご連絡いたします。」
初めて連絡する相手、久しぶりに連絡する相手、季節の挨拶状など、改まった場面で時候の挨拶を使うとよいでしょう。
5. 頭語と結語の組み合わせにも注意
正式な手紙では、頭語と結語を対応させます。
- 拝啓 → 敬具
- 謹啓 → 敬白・謹白
- 前略 → 草々
「拝啓」で始めた手紙を「敬白」で締めるなど、組み合わせを混同しないようにしましょう。
【プロの結論】6月の挨拶は3つの基準で選ぶ
6月の時候の挨拶を選ぶときは、次の3つを基準にすると失敗しにくくなります。
第一に、相手の地域。
梅雨入りの時期は地域によって異なります。北海道と沖縄、本州では季節の進み方が違うため、相手の住む地域を考慮します。
第二に、送る時期。
6月上旬なら初夏、中旬なら梅雨、下旬なら夏至や向暑を意識すると、季節に合った表現を選びやすくなります。
第三に、相手との関係。
取引先や目上の人への正式な文書なら漢語調、友人や親しい相手には口語調を使うと、適切な距離感を保てます。
この3つを押さえれば、形式だけを整えた挨拶ではなく、相手を気遣う気持ちが伝わる文章になります。
【FAQ】6月の時候の挨拶に関するよくある質問
Q1:6月の時候の挨拶で最も使いやすい言葉は何ですか?
「梅雨の候」「初夏の候」「向暑の候」がおすすめです。梅雨の候は実際の梅雨の時期、初夏の候は上旬、向暑の候は夏に向かう時期に適しています。
Q2:6月上旬のビジネスメールには何と書けばよいですか?
「初夏の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます」が定番です。日常的なメールなら「初夏の爽やかな季節となりましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか」といった口語調も使えます。
Q3:6月中旬の時候の挨拶は何が適していますか?
「梅雨の候」「入梅の候」「長雨の候」「紫陽花の候」などが適しています。実際の梅雨入りや相手の地域の天候に合わせて選びましょう。
Q4:6月下旬の時候の挨拶は何ですか?
「夏至の候」「向暑の候」「梅雨の候」などがあります。梅雨が続いている場合は梅雨の候、夏らしい暑さが感じられる場合は向暑の候が自然です。
Q5:「梅雨の候」は6月全般に使えますか?
地域の気候や実際の梅雨の状況に合っていれば、6月全般で使えます。ただし、梅雨のない北海道などでは「青葉の候」「深緑の候」などがおすすめです。
Q6:「入梅の候」と「梅雨の候」の違いは何ですか?
入梅の候は暦上の梅雨入りという節目を意識した表現です。梅雨の候は、梅雨の時期そのものを表します。どちらも6月の挨拶に使えますが、実際の天候も考慮すると自然です。
Q7:6月の時候の挨拶で「夏至の候」はいつから使えますか?
2026年の夏至は6月21日です。その頃から夏至の候を使うと自然です。一般的には夏至を迎える時期から、7月上旬にかけての季節表現として使われます。
Q8:6月の手紙で使える結びの言葉は何ですか?
「長雨の折、どうぞご自愛ください」「向暑の折、皆様のご健康をお祈り申し上げます」「梅雨寒の日もございますので、お身体を大切にお過ごしください」などがおすすめです。
Q9:6月の季語にはどのようなものがありますか?
紫陽花、五月雨、蛍、青葉、田植え、麦秋、梅雨晴れ、夏至、短夜などがあります。手紙の内容や伝えたい季節感に合わせて選ぶとよいでしょう。
Q10:6月の時候の挨拶はメールでも必要ですか?
必須ではありません。正式な挨拶メールや久しぶりの連絡には季節の挨拶を添えると丁寧ですが、日常の業務連絡では簡潔な書き出しで問題ありません。
まとめ:6月の時候の挨拶は季節と相手への気遣いが決め手
6月の時候の挨拶には、梅雨や初夏、夏至など、この季節ならではの自然や暦を表す豊かな言葉があります。
上旬には「初夏の候」「芒種の候」、中旬には「梅雨の候」「入梅の候」、下旬には「夏至の候」「向暑の候」を使うと、季節の移り変わりを自然に表現できます。
2026年は、芒種が6月6日、入梅が6月11日、夏至が6月21日です。ただし、実際の梅雨入りは地域によって大きく異なります。暦だけで判断せず、相手の住む地域の天候に合わせることが大切です。
ビジネス文書では「〇〇の候」という漢語調を基本にし、親しい人への手紙では紫陽花や青葉、雨上がりの風景などを取り入れた口語調を選ぶとよいでしょう。
時候の挨拶で最も大切なのは、難しい言葉を使うことではなく、季節の変化を通じて相手を気遣うことです。 その時期、その土地、その相手に合った一文を添えることで、6月の手紙やメールはより丁寧で心の伝わるものになります。 (出典: 6 月 時候 の 挨拶(Yahoo!ニュース))