かえつ有明高等学校はどんな学校?2026年実績と2027年度入試を徹底解説

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かえつ有明高等学校はどんな学校?2026年実績と2027年度入試を徹底解説
かえつ有明高等学校はどんな学校?2026年実績と2027年度入試を徹底解説
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🎵 かえつ有明高等学校はどんな学校?2026年実績と2027年度入試を徹底解説

東京都江東区にある私立共学校、かえつ有明高等学校。探究学習やプロジェクト型学習、帰国生教育に力を入れる一方、2026年の大学合格実績では京都大学・大阪大学・一橋大学への合格者も輩出している。従来型の進学校とは異なる教育スタイルを持ちながら、大学受験にも対応する学校として、受験生や保護者から関心を集めている。

2026年11月現在、特に注目したいのが高校の3タイプのクラス編成と、2027年度入試の変更点だ。一般入試では総合問題・グループワーク・プレゼンテーションを実施し、筆記試験だけでは測りにくい思考力や協働性も評価する。さらに、高校からの入学者は新クラスを対象とするなど、入学後の学び方にも特徴がある。大学進学実績、偏差値、口コミ、学費、入試内容を整理し、学校選びの判断材料をまとめた。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 2026年大学合格実績:卒業生199名。国公立大学16名、私立大学481名、海外大学44名の合格実績を公表。
  • 教育の特徴:新クラス・オーセンティッククラス・トラディショナルクラスの3タイプと、探究学習・PBLを組み合わせた教育を展開。
  • 2027年度高校入試:一般入試の募集人数は10名。総合問題のテーマは「境界」で、グループワークとプレゼンテーションも実施。

【学校の実態】かえつ有明高等学校はどんな学校?教育理念と校風を解説

かえつ有明高等学校
【画像】かえ つ 有明 高等 学校 関連ショット

かえつ有明高等学校は、東京都江東区東雲に校舎を構える私立の共学校である。中学校を併設した中高一貫校であり、高校段階では内部進学生と高校からの入学生が学ぶ。

学校の特色を理解するうえで欠かせないのが、公式サイトに掲げられている教育の3本柱だ。

教育の3本柱は「学び方」「自分軸」「共生」

かえつ有明高等学校
【写真】かえ つ 有明 高等 学校 近影・注目カット

学校が示す教育方針は、次の3つに整理できる。

  • 学び方を学ぶ:探究と対話を通じて、自ら問いを立て、新しい知識を獲得する力を育てる。
  • 自分軸を確立する:自己理解を深め、自分の価値観に基づいて意思決定できる力を養う。
  • 共に生きる:異なる価値観を持つ他者と協働し、社会をよりよくする力を身につける。

この3本柱は、単なる教育理念の掲示にとどまらない。授業、ICT教育、キャリア教育、面談、学校行事、部活動、異学年交流など、学校生活のさまざまな場面に組み込まれている。

特に特徴的なのは、SEL(社会性と情動の学習)やNVC(非暴力コミュニケーション)を取り入れ、学力だけでなく自己理解や他者との関係構築にも重点を置いている点だ。

つまり、知識を効率よく覚えることだけでなく、自分の考えを持ち、それを他者と共有しながら新しい価値を生み出すことを重視している。かえつ有明中・高等学校「3本の柱」

探究学習・PBLは実際に何をするのか

かえつ有明高等学校
【資料】かえ つ 有明 高等 学校 報道・メディア記録

かえつ有明の教育を象徴するのが、プロジェクト科を中心とした探究学習だ。

生徒は自分の興味や関心を出発点にテーマを設定し、必要な情報を集め、仲間や外部の専門家と協力しながら活動を進める。教員がすべての答えを与えるのではなく、生徒自身が考え、行動することを基本としている。

学校公式サイトで紹介されているプロジェクトには、次のような事例がある。

  • 有明ミコシプロジェクト:地域の企業と協力し、有明の街を調査したうえで、デザインから神輿の制作まで取り組む。
  • IDGs絵本プロジェクト:人間の内面的な成長を促すIDGsをテーマに、企業と連携しながらオリジナル絵本の制作を目指す。
  • 窯プロジェクト:屋上に手作りの窯を設置し、学年を超えた交流や地域参加型の活動を展開する。
  • 児童館での英語教育ボランティア:地域の児童館で英語活動を行い、学校と地域をつなぐ交流企画にも取り組む。

これらは、教室内のグループワークだけで完結する活動ではない。地域社会や企業、外部団体との関係を築き、実際の成果物やイベントにつなげている点に特徴がある。

探究学習に興味がある生徒にとっては魅力的な環境だが、自分から課題を見つけて動くことが求められるため、受け身の授業を好む生徒には戸惑いも生じる可能性がある。かえつ有明中・高等学校「プロジェクト活動」

【2026年最新】かえつ有明の大学合格実績は?京都大学・大阪大学・一橋大学にも合格

かえつ有明高等学校の進学面を判断するうえで、2026年の大学合格実績は重要な材料となる。

学校公式サイトが公表した2026年の大学合格情報によると、卒業生は199名。このうち中高一貫生は189名だった。大学入学共通テストの受験者数は144名となっている。

国公立大学は合格者16名

2026年の国公立大学合格者数は16名。難関国立大学では、京都大学、大阪大学、一橋大学にそれぞれ1名の合格者が出ている。

主な国公立大学の合格実績は以下のとおりだ。

  • 京都大学:1名
  • 大阪大学:1名
  • 一橋大学:1名
  • 筑波大学:2名
  • 千葉大学:3名
  • 東京外国語大学:1名
  • 東京学芸大学:1名
  • 東京海洋大学:1名
  • 国際教養大学:1名

このほか、信州大学、名古屋工業大学、岡山大学、島根大学などへの合格も公表されている。なお、国公立大学の合格者数には既卒者1名が含まれる。

早慶上理・GMARCHを含む私立大学の実績

私立大学の合格者数は481名。早慶上理やGMARCHをはじめ、幅広い大学への合格実績が並ぶ。

特に注目したい大学の合格者数は次のとおり。

  • 早稲田大学:26名
  • 慶應義塾大学:17名
  • 上智大学:27名
  • 東京理科大学:15名
  • 明治大学:21名
  • 青山学院大学:20名
  • 立教大学:33名
  • 中央大学:13名
  • 法政大学:20名

GMARCHでは立教大学33名が目立つ。早稲田大学・慶應義塾大学だけでなく、上智大学や東京理科大学にも一定数の合格者を出している点は、進学先の選択肢の広さを示している。

海外大学44名、医療系学部にも27名

2026年の実績で見逃せないのが海外大学への進学だ。海外大学の合格者数は44名で、既卒者7名を含む。

合格先にはコーネル大学、ダラム大学、ブリティッシュコロンビア大学、トロント大学、メルボルン大学、シドニー大学などが含まれている。

また、医学部・歯学部・薬学部・獣医学部への合格者数は合計27名。内訳は医学部6名、歯学部2名、薬学部12名、獣医学部7名となっている。

海外大学や医療系学部の実績からも、進学先が国内の一般的な大学受験だけに限定されていないことが分かる。

大学受験を支える学校のサポート体制

学校公式サイトによれば、希望制の大学受験対策講座を開講しているほか、自習室や進路指導室、ラウンジなどで大学生や教員による個別フォローを実施している。

放課後講習や長期休暇講習では大学入学共通テスト対策にも対応。海外大学への進学支援も設けられている。

なお、合格者数は大学ごとの延べ合格数であり、卒業生199名全員の進学先を示す数字ではない。複数大学に合格した生徒もいるため、合格者数の合計と実際の進学者数を混同しないことが大切だ。かえつ有明中・高等学校「2026年 大学合格情報」

【3タイプを比較】新クラス・オーセンティック・トラディショナルの違い

かえつ有明の高校教育を理解するうえで、特に重要なのが3タイプのクラス編成である。

学校公式のカリキュラムでは、新クラス、オーセンティッククラス、トラディショナルクラスの3タイプを設け、生徒の学び方や進路実現の方法に応じてクラスを編成すると説明している。

3タイプのクラスの特徴と大学受験の方向性

クラス名主な学びの特徴大学進学の方向性向いている生徒
新クラスプロジェクト活動・探究学習・主体的な学びを重視総合型選抜、海外大学など興味のあるテーマを深く研究し、自分の考えを発信したい人
オーセンティッククラス教科教育と探究活動を組み合わせた学習学校推薦型選抜など学校での学習や活動を積み重ね、推薦型選抜を目指したい人
トラディショナルクラス教科教育や演習を中心とした学習一般選抜など教科の学力を伸ばし、一般入試で大学を目指したい人

上記は学校公式サイトに掲載された在校生によるクラス紹介やカリキュラムを踏まえた整理であり、進学方法が各クラスで完全に固定されるという意味ではない。生徒それぞれの希望や選択によって進路は異なる。

新クラスは何が違う?高校からの入学生も対象

新クラスは、かえつ有明の探究型教育を象徴するクラスだ。プロジェクト活動に取り組む時間が多く、自分の関心を深掘りしながら、大学進学につながる経験を積み重ねていく。

学校公式サイトの在校生によるQ&Aでは、新クラスは総合型選抜を目指す生徒が多く、国際生も多いため、英語を活用した国内外の大学進学を選ぶ生徒もいると紹介されている。

ただし、新クラスに入ったら一般選抜を受けられないというわけではない。同じQ&Aでは、一般選抜を目指す生徒もおり、放課後講習や塾を活用して対策するケースが紹介されている。

さらに、2026年の学校案内では、高校からの入学生については新クラスのみ募集すると案内されている。高校受験で入学する場合、入学後の学習スタイルは新クラスを前提に考えておきたい。

オーセンティックとトラディショナルはどう違う?

オーセンティッククラスは、指定校推薦を含む学校推薦型選抜を視野に入れた学びが特徴。トラディショナルクラスは、一般選抜を意識した教科教育を中心に据えている。

両クラスとも高校2年・3年では文系と理系に分かれる。公式カリキュラムには、国語・地理歴史・数学・理科・英語などの科目構成や選択科目が具体的に示されており、志望学部に応じた学習ができるよう設計されている。

この3タイプの存在は、かえつ有明の大きな特徴だ。一般選抜だけに進路を絞るのではなく、総合型選抜、学校推薦型選抜、海外大学進学など、複数の進路を想定している。

一方で、クラスによって授業内容や大学受験に向けた生活リズムが異なる可能性がある。入学前には、それぞれのクラスの授業内容と進路指導の違いを確認しておきたい。かえつ有明中・高等学校「カリキュラム」「高校新クラスの日常」

【偏差値・口コミを検証】かえつ有明高校の評判と学校生活のリアル

学校選びでは、大学合格実績や教育方針だけでなく、偏差値や在校生・卒業生の口コミも気になるところだ。

2026年度版の偏差値は57

2026年度版の「みんなの高校情報」では、かえつ有明高等学校の偏差値は57と掲載されている。

ただし、この数値は学校が公式に発表している合格基準ではない。同サイトによれば、模試集計会社のデータをもとに、2025年4月入学生の模試結果と入試結果を集計し、2025年秋に掲載した参考値である。

偏差値は模試や算出方法によって異なるため、57という数字だけで合格可能性を判断するのは避けたい。特に、かえつ有明の高校入試は総合問題・グループワーク・プレゼンテーションを組み合わせる独自方式であり、一般的な5教科型の偏差値だけでは測りにくい力も評価される。

口コミ評価は3.79点、施設や部活動が比較的高評価

「みんなの高校情報」に掲載されている口コミ評価は、2026年11月時点で3.79点(5点満点・41件)となっている。

項目別の評価を見ると、次のような傾向がある。

  • 施設・設備:4.22
  • 部活動:4.08
  • イベント:3.94
  • 進学:3.85
  • いじめの少なさ:3.80
  • 制服:3.48
  • 校則:3.36

施設・設備や部活動が比較的高い一方、校則や制服の評価は相対的に低い。全体としては、学習環境や課外活動を評価する声がある一方、学校生活の細かなルールや好みについては個人差が見られる。

口コミから見える校風と注意点

在校生の口コミには、国際色の豊かさや多様な価値観を持つ生徒との交流を評価する内容がある。また、自主性を重視する校風や、クラスによって大学受験に向けた過ごし方が異なる点を特徴として挙げる投稿も見られる。

特に新クラスについては、総合型選抜に向けた活動が中心になるため、一般選抜を希望する場合には自分で学習計画を立てる必要があるという趣旨の意見もある。

この点は、学校の教育方針ともつながっている。生徒が自分で学びを設計することを重視する学校だからこそ、自由度の高さが魅力になる一方、自己管理能力も必要になる。

なお、口コミは投稿者の学年や在籍時期、個人的な経験によって評価が変わる。41件という投稿数も学校全体の意見を完全に代表するものではない。口コミの点数だけでなく、具体的な投稿内容と自分の価値観を照らし合わせることが大切だ。

かえつ有明に向いている人・慎重に検討したい人

向いている可能性が高い生徒

  • 自分の興味や関心を深く掘り下げたい。
  • グループで話し合い、協力して成果を生み出すことが好き。
  • 英語や海外大学への進学に関心がある。
  • 総合型選抜や学校推薦型選抜も含めて進路を考えたい。
  • 自分で学習計画を立て、主体的に行動できる。

慎重に検討したい生徒

  • 先生から一方向に知識を教えてもらう授業を中心に受けたい。
  • グループワークや発表が極端に苦手で、取り組む意欲も持ちにくい。
  • 周囲から細かく学習管理をしてもらいたい。
  • 一般選抜対策だけに集中できる環境を最優先したい。

もちろん、発表が得意でないから不向きと決まるわけではない。重要なのは、学校の教育方針に対して、自分がどの程度前向きに取り組めるかという点だ。

学校説明会では授業や生徒の活動を確認し、可能であれば実際に生徒や教員の雰囲気に触れて判断したい。みんなの高校情報「かえつ有明高等学校」

【学費・アクセス】初年度納入金と東雲駅からの通学方法

かえつ有明高校を検討する家庭にとって、学費と通学時間も重要な判断材料となる。特に新クラスでは、海外研修など通常の授業料以外に必要となる費用も把握しておきたい。

2026年度の学費は月額9万6,500円

2026年度の入学手続等要項に掲載された新クラスの学費は、以下のとおりだ。

  • 授業料:月額45,000円
  • 設備費:月額14,000円
  • 環境衛生費:月額9,000円
  • 後援会費:月額2,000円
  • 生徒会費:月額1,000円
  • 積立金(教育充実費):月額15,500円
  • 修学旅行費用積立金:月額10,000円

月額合計は96,500円。12か月分に換算すると115万8,000円となる。

また、2027年度一般入試の募集要項では、入学手続時の納入額は30万円と記載されている。内訳は入学金25万円、諸経費5万円だ。

このため、2026年度の月額学費を参考に単純計算すると、入学手続金と12か月分の学費で約145万8,000円となる。ただし、これは初年度に必要な費用のすべてではない。

ケンブリッジ研修など追加費用にも注意

新クラスでは、高校1年次の5月にイギリス・ケンブリッジでの研修を予定している。学校の2026年度入学手続等要項によれば、研修費用は通常の積立金とは別に必要で、2025年度の実績は580,730円だった。

このほか、制服・体操用品、学習用ノートPCなどの準備費用も考慮したい。海外研修の金額は年度や社会情勢によって変わる可能性がある。

授業料については、国の就学支援金や東京都の授業料軽減助成金による負担軽減制度がある。適用条件や対象世帯については、入学年度の制度を確認する必要がある。

なお、上記の月額学費は2026年度の金額であり、2027年度入学生にそのまま適用されると確定したものではない。受験年度の最新資料で再確認したい。

東雲駅から徒歩約8分、豊洲駅からバスも利用可能

学校の所在地は東京都江東区東雲2丁目16番1号。最寄り駅は東京臨海高速鉄道りんかい線の東雲駅だ。

  • りんかい線「東雲駅」:徒歩約8分
  • 東京メトロ有楽町線「豊洲駅」:都営バスで約8分、「都橋住宅前」下車後、徒歩約2分
  • 都営大江戸線「勝どき駅」:都営バス「有明小中学校前」下車後、徒歩約3分
  • 東京メトロ有楽町線「辰巳駅」:徒歩約18分

東雲駅から徒歩で通学できる点は、りんかい線沿線や臨海エリアから通う生徒にとって利便性が高い。

ただし、毎日の通学では乗車時間だけでなく、乗り換え回数、朝の混雑、帰宅時の交通手段も考慮したい。学校公式サイトでは駅からの道順も案内されているため、受験前に実際の通学ルートを確認しておくと安心だ。かえつ有明中・高等学校「2026年度入学手続等要項」「アクセス」

【2027年度入試】総合問題・グループワーク・プレゼンの内容と倍率

2027年度にかえつ有明高等学校への入学を目指す受験生にとって、最も重要なのが独自の一般入試だ。

一般的な教科別の筆記試験だけではなく、総合問題、グループワーク、プレゼンテーションという3つの試験を実施する。知識の量だけでなく、思考の過程、他者との協働、自分の考えを伝える力が問われる。

2027年度一般入試の日程と募集人数

学校公式の2027年度高等学校生徒募集要項によると、一般入試の概要は次のとおり。

  • 試験日:2027年2月11日(木・祝)
  • 募集人数:10名
  • 出願期間:2027年1月25日~2月5日(必着)
  • 受験料:25,000円
  • 試験科目:総合問題(筆記)、グループワーク、プレゼンテーション
  • 集合時刻:午前8時30分

出願はインターネットで行い、調査書、志望理由書、誓約書などの提出も必要になる。

また、学校は2027年度入試について、入試相談を実施せず、併願優遇も設けないと案内している。都立高校などとの併願を検討する家庭は、入学手続の延期条件も含めて募集要項を確認しておきたい。

総合問題のテーマは「境界」

2027年度の総合問題で設定されたテーマ・概念は「境界」だ。

前年度の2026年度入試では「時間」がテーマだった。2027年度は「境界」という概念について、自然科学的な視点と人文学的な視点の両方から考えることが求められる。

試験時間は90分。学校で学んだ知識や自分自身の経験を関連づけながら、複数の設問に取り組む形式となっている。

評価のポイントは、単に正解を導き出すことだけではない。論理的な思考、意味や解釈を考える力、複数の知識を結びつける力、そして自分なりの考えを言語化する力が重視される。

したがって、受験準備では過去問題を解くだけでなく、日常の出来事や授業で学んだ内容について、自分なりの疑問を持ち、理由を説明する練習が役立つ。

グループワークは4~5名で実施

グループワークの時間は90分。受験生4~5名で1グループを構成し、教員が提示する課題について話し合う。

学校が評価すると説明しているのは、次の3つの力だ。

  • 主体性:自分から意見を出し、議論に参加する力。
  • 協働性:ほかの受験生の考えを理解し、協力して課題に取り組む力。
  • 創造性:既存の考え方にとらわれず、新しい視点や解決策を考える力。

過去に出題されたテーマとしては、公平と平等の違いや、優秀だが髪の毛がピンク色の教員を学校の人事担当として採用するかどうか、といった課題が紹介されている。

このような問いでは、単純な賛成・反対だけでは議論が深まらない。判断の根拠や他者の意見を踏まえた考え方が重要になる。

プレゼンテーションは約5分、その後に質疑応答

最後のプレゼンテーションでは、受験生自身について伝える。

発表時間は1人約5分。2~3名の教員に向けて発表し、その後、約10分間の質疑応答を行う。

テーマは自由で、学校が例として挙げているのは以下のような内容だ。

  • 自己アピール
  • 現在熱中していること
  • かえつ有明高等学校の新クラスで取り組みたいこと
  • 将来像

模造紙やPowerPoint、PDFを使用することも可能。スライドを映写する場合は、指定された方法でデータを提出する。

重要なのは、見栄えのよい資料を作ることだけではない。自分が何に興味を持ち、どんな経験をし、これから何に挑戦したいのかを、自分の言葉で説明できることだ。

2026年度高校入試の倍率・合格者数は?

実際の入試難度を知るためには、過去の出願者数と合格者数も確認しておきたい。

2026年度の高校一般入試について、学校が公表した数字は以下のとおりだ。

  • 出願者数:20名
  • 受験者数:20名
  • 合格者数:9名
  • 実質倍率:約2.22倍

実質倍率は受験者数20名を合格者数9名で割った数値である。募集人数10名に対して合格者数は9名だった。

また、2026年度の高校帰国生入試は、Regular選考とHonors選考を合わせて、出願者48名、受験者44名、合格者17名だった。受験者数を合格者数で割ると約2.59倍となる。

これらは異なる選考方式の結果であり、単純に合算して2027年度の倍率を予測することはできない。募集人数や受験者の構成も年度ごとに変化するため、過去の倍率は参考値として捉えるべきだ。

帰国生入試は2027年度から高校募集を終了

帰国生入試については、特に注意したい変更がある。

学校は2025年12月9日の公式発表で、2026年度の高校帰国生入試を最終回とし、2027年度以降は高校帰国生入試を実施しないと公表した。

つまり、2027年度に高校から入学を希望する帰国生は、従来の高校帰国生入試ではなく、一般入試の出願資格や試験内容を確認する必要がある。

一方、高校各学年を対象とした転編入試験については、引き続き募集を継続すると案内されている。

なお、2027年度の帰国生入試日程が公式サイトに掲載されているが、これは中学校の帰国生入試に関する情報であり、高校入試と混同しないようにしたい。

高校からの入学を検討する家庭にとって、帰国生入試の終了は出願計画に直接関わる重要な変更だ。かえつ有明中・高等学校「高校入試」「2027年度高等学校生徒募集要項」「2026年度高校入試結果」「帰国生入試結果」

【かえつ有明高等学校】に関するよくある質問(FAQ)

Q1:かえつ有明高校の偏差値はいくつですか?

A1:2026年度版の「みんなの高校情報」では偏差値57と掲載されています。ただし、学校公式の合格基準ではなく、模試や入試データをもとにした参考値です。独自の総合問題・グループワーク・プレゼンテーションも実施されるため、偏差値だけで合格可能性を判断することはできません。

Q2:高校から入学する場合、どのクラスに入りますか?

A2:2026年の学校案内では、高校からの入学生は新クラスのみ募集するとされています。新クラスでは探究学習やプロジェクト活動を重視し、総合型選抜や海外大学進学なども視野に入れた学びを展開しています。

Q3:2027年度の高校帰国生入試はありますか?

A3:ありません。高校帰国生入試は2026年度が最終回となり、2027年度以降は実施されないことが学校から発表されています。ただし、高校学年を対象とした転編入試験は引き続き実施される予定です。

まとめ:【プロの結論】かえつ有明高校を選ぶ前に確認したい3つの判断基準

かえつ有明高等学校は、探究学習やPBL、国際教育を重視しながら、国内外の大学進学にも対応する私立共学校だ。

2026年の大学合格実績では、卒業生199名に対して国公立大学16名、私立大学481名、海外大学44名の合格を公表。京都大学・大阪大学・一橋大学をはじめ、早慶上理、GMARCH、海外の有力大学まで進学先は幅広い。

一方、同校の本質的な特徴は、大学合格実績の数字だけでは捉えきれない。新クラス、オーセンティッククラス、トラディショナルクラスという3つの学び方を用意し、生徒の進路や学習スタイルに応じた教育を展開している点にある。

受験を検討する家庭が確認したいポイントは、次の3つだ。

  • 教育方針との相性:自分で問いを立て、探究活動やグループワークに主体的に取り組めるか。
  • 大学受験の方向性:総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜のどの方法を軸に進路を考えるか。
  • 費用と通学環境:月額学費だけでなく、海外研修や教材、端末などの追加費用と毎日の通学負担を確認できているか。

そして、2027年度入試では一般入試の募集人数が10名、試験テーマが「境界」となっている。総合問題・グループワーク・プレゼンテーションという独自の選考方式に向けて、日頃から考えを深め、自分の言葉で伝える練習を重ねることが大切だ。

かえつ有明高校は、全員に同じ学習スタイルを求める学校ではない。自分の関心を育て、他者と協力しながら将来の進路を切り開きたい生徒にとって、選択肢の一つとなる学校だ。大学合格実績だけでなく、実際の授業やクラスの雰囲気、学費まで確認したうえで、自分に合う進学先かどうかを判断したい。 (出典: かえ つ 有明 高等 学校(Yahoo!ニュース))