【混同注意】ANA搭乗証明書と領収書の違いは?会社への提出にはどちらが必要?
出張後の経費精算で混同しやすいのが、搭乗証明書と領収書です。どちらもANAウェブサイトから取得できる書類ですが、証明する内容が異なります。
搭乗証明書
証明するもの:実際に飛行機に搭乗した事実
搭乗者、搭乗日、便名などの搭乗情報を確認するための書類です。出張報告や搭乗実績の確認、旅行関連の手続きなどに利用します。
領収書
証明するもの:航空券代金などを支払った事実
支払金額、宛名、決済に関する情報などを確認する書類です。会社の経費精算や会計処理、インボイス対応などに利用します。
2つの書類の比較
| 比較項目 | 搭乗証明書 | 領収書 |
|---|---|---|
| 主な目的 | 搭乗した事実の証明 | 支払いの証明 |
| 発行タイミング | 搭乗便の到着後 | 購入・決済後 |
| 主な記載情報 | 搭乗者・搭乗便など | 金額・宛名・決済情報など |
| 主な用途 | 出張実績・搭乗確認 | 経費精算・会計処理 |
| 発行期限 | 搭乗日から12カ月 | 別途定められた期間 |
注意したいのは、領収書に搭乗区間が記載されていても、それだけで実際に搭乗したことを証明できるとは限らない点です。航空券を購入した事実と、実際に飛行機を利用した事実は別だからです。
ANAの2026年8月更新のFAQでは、5月19日以降の国内線搭乗分についても、領収書Web表示サービスで搭乗区間を確認できると案内されています。ただし、区間の記載と搭乗証明書の発行は別のサービスです。
また、領収書Web表示サービスの利用期限は搭乗証明書とは異なります。現行の案内では、購入後2年以内かつ旅程の最終区間の搭乗日から90日後までという条件が示されています。2026年5月18日までの国内線搭乗分には、さらに異なる旧サービスの期間設定があります。
会社から「航空券代金の証明」を求められたら領収書、「実際に搭乗したことの証明」を求められたら搭乗証明書を提出するのが基本です。両方必要な場合は、それぞれ取得しておきましょう。
【国際線も対応】ANA国際線の搭乗証明書を発行する方法
ANA国際線についても、対象となる搭乗分であればANAウェブサイトから搭乗証明書を取得できます。
ANAの公式案内では、2025年11月13日以降の国際線搭乗分について、ウェブサイトでの発行に対応しています。
国際線のオンライン発行手順
発行期限は国内線と同様に、原則として搭乗日から12カ月です。到着前には発行できません。
国際線でもANAアプリやウェブサイトで発行できない場合は、国際線用の搭乗証明書申請フォーム、または予約・案内センターへの問い合わせが選択肢になります。
なお、他社運航便を含む旅程や旅行会社経由の購入などは、発行対象や手続きが異なる場合があります。搭乗した航空会社と購入窓口を確認しておくことが大切です。
【プロの結論】ANA搭乗証明書を確実に取得するための判断基準
ANA搭乗証明書の取得で最も大切なのは、検索を始める前に搭乗日と利用便を特定することです。2026年のシステム変更によって、以前と同じ操作では目的の記録にたどり着けないケースが生まれています。
実際の手続きを考えると、次の3つの判断基準を押さえておくと効率的です。
判断基準1:搭乗日を最初に確認する
国内線なら2026年5月18日までか、5月19日以降かを確認します。前者は申請フォーム、後者は新システムのオンライン検索が基本です。ただし、システム統合前の空港を利用した場合は例外があります。
判断基準2:番号を正しく使い分ける
航空券番号は205で始まる13桁、予約番号は英数字6桁です。検索画面が求めている番号を確認し、異なる番号を入力しないことが大切です。
判断基準3:提出目的に合わせて書類を選ぶ
出張実績の確認なら搭乗証明書、支払いの確認なら領収書が基本です。会社によっては両方の提出を求めることもあるため、経理担当者に必要書類を確認してから発行すると二度手間を防げます。
特に出張が多い人は、搭乗後に証明書を取得し、PDFなどの電子データで保存しておく方法が実用的です。12カ月という期限を過ぎてから申請すると、通常のオンライン手続きでは対応できなくなる可能性があります。
ANAマイレージクラブ会員であっても、一般利用者であっても、対象便の条件を満たせば発行手続きを利用できます。会員登録の有無だけで判断せず、搭乗日・便名・航空券番号を確認することが取得への近道です。
【ANA搭乗証明書】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:ANA搭乗証明書は搭乗してから何カ月後まで発行できますか?
A1:原則として搭乗日から12カ月以内です。搭乗便の到着後から発行できるため、搭乗前や飛行中には取得できません。期限を過ぎた場合はANAの開示等の請求・問い合わせ窓口に相談してください。
Q2:ANAマイレージクラブに入会していなくても発行できますか?
A2:はい。一般利用者もオンライン発行を利用できます。搭乗日、便名、出発地、航空券番号、搭乗者名などの情報を準備してください。
Q3:予約番号だけでANA搭乗証明書を発行できますか?
A3:通常の国内線搭乗証明書の一般利用者向け案内では、航空券番号が必要情報として記載されています。予約番号は英数字6桁、航空券番号は205から始まる13桁です。予約番号しかない場合は、予約確認画面からeチケットお客様控を表示し、航空券番号を確認してください。
Q4:ANA搭乗証明書はスマートフォンでも発行できますか?
A4:はい。ANAアプリから手続きできます。国内線の場合は「国内」タブ内の右スクロールボタンから「領収書・搭乗証明書」のメニューを探してください。
Q5:2026年5月18日以前に乗った国内線の搭乗証明書は発行できますか?
A5:ANA公式案内では、2026年5月18日までの国内線搭乗分は搭乗証明書申請フォームからの依頼となっています。5月19日以降の新システム用検索画面とは手続きが異なります。
Q6:ANA搭乗証明書が検索画面に表示されない場合はどうすればよいですか?
A6:まず搭乗便の到着後、システムに記録が反映されるまで時間を置いて再検索してください。それでも表示されない場合は、搭乗日や航空券番号を確認し、国内線・国際線それぞれの申請フォームを利用してください。5月19日以降の国内線でシステム統合前の空港を利用した場合も、申請フォームや予約・案内センターへの問い合わせが必要になることがあります。
Q7:ANA搭乗証明書と領収書は同じ書類として使えますか?
A7:基本的には別の書類です。領収書は支払った金額を証明し、搭乗証明書は実際に搭乗した事実を証明します。会社や提出先が求める証明内容に合わせて使い分けてください。
Q8:家族や同行者の搭乗証明書もまとめて発行できますか?
A8:ANAの通常の発行サービスでは、搭乗証明書は本人について1便ごとに発行する仕組みです。複数名や複数便をまとめて1通にすることはできません。同行者については、それぞれの搭乗者が必要な手続きを行ってください。
まとめ:ANA搭乗証明書は搭乗日と発行期限を確認して取得しよう
ANA搭乗証明書は、ANA公式ウェブサイトやANAアプリから取得できる便利なサービスです。原則として搭乗日から12カ月以内であれば、搭乗便の到着後にオンライン発行できます。
2026年11月現在、特に注意したいのは、5月19日の国内線システム変更です。5月18日までの搭乗分は申請フォームからの依頼が基本となり、5月19日以降の搭乗分は新システムの検索画面を利用します。ただし、システム統合前の空港を利用した場合は別途申請が必要です。
発行時には、205で始まる13桁の航空券番号と、英数字6桁の予約番号を混同しないようにしましょう。検索できない場合は、搭乗証明書申請フォームやANA予約・案内センターを利用することで、別の方法で搭乗確認を依頼できます。
出張や旅行の証明書類を後から探す手間を減らすには、搭乗後できるだけ早く証明書を取得し、領収書と分けて保管しておくことが有効です。搭乗日・利用便・必要書類の3点を確認しておけば、2026年の新しい発行ルールにも対応しやすくなります。 (出典: ana 搭乗 証明 書(Yahoo!ニュース))