「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方は?返事・メール・LINEの例文とマナーを徹底解説

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「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方は?返事・メール・LINEの例文とマナーを徹底解説
「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方は?返事・メール・LINEの例文とマナーを徹底解説
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🎵 「お悔やみ申し上げます」の意味と使い方は?返事・メール・LINEの例文とマナーを徹底解説

突然の訃報に接したとき、遺族にどのような言葉をかければよいのか、また「お悔やみ申し上げます」と伝えられた場合にどう返事をすればよいのか、迷う人は少なくありません。特に、上司や取引先など目上の人への連絡では、敬語の使い方やメール・LINEでの表現にも気を配る必要があります。

「お悔やみ申し上げます」は、亡くなった人を悼み、遺族の悲しみに寄り添う気持ちを伝える丁寧な表現です。2026年現在も、葬儀や弔問、ビジネスメール、SNSなど、さまざまな場面で使われています。大切なのは、言葉の意味だけでなく、相手との関係や宗教・宗派、連絡手段に合わせて伝え方を選ぶことです。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 意味:「お悔やみ申し上げます」は、故人を悼み、遺族に哀悼の気持ちを伝える敬意のある表現。
  • 使い方:葬儀・弔問だけでなく、メールやLINEでも使用でき、目上の人には「謹んでお悔やみ申し上げます」が適切。
  • 返事:遺族側は「ありがとうございます」「恐れ入ります」など、簡潔に感謝を伝えればよい。
  • 注意点:「重ね重ね」「再び」などの忌み言葉や、宗教・宗派に合わない表現を避ける。
  • 英語:一般的には「I'm sorry for your loss.」、よりフォーマルには「Please accept my sincere condolences.」を使う。

【意味を解説】「お悔やみ申し上げます」はどんな気持ちを伝える言葉?

お悔やみ申し上げます
【画像】お悔やみ 申し上げ ます 関連ショット

「お悔やみ申し上げます」の正確な意味

お悔やみ申し上げます
【写真】お悔やみ 申し上げ ます 近影・注目カット

「お悔やみ申し上げます」は、亡くなった人を惜しみ、悲しむ気持ちを遺族に伝えるための敬語表現です。

国語辞典の「デジタル大辞泉」では、「悔む」という言葉について、失敗などを後悔する意味に加え、人の死を惜しみ悲しむ意味も示しています。葬儀で使う「お悔やみ」は、後者の意味に当たります。

言葉を分解すると、次のようになります。

  • お悔やみ:故人の死を惜しみ、悲しむ気持ちを丁寧に表した言葉。
  • 申し上げます:「言います」をへりくだって表現する謙譲語。

つまり、単に悲しいという感情を伝えるだけでなく、相手への敬意を込めて哀悼の意を表す言葉です。

「お悔やみ申し上げます」だけでも十分に丁寧ですが、「心より」「謹んで」を加えると、より改まった印象になります。

「心より」「謹んで」を付けるとどう変わる?

お悔やみ申し上げます
【資料】お悔やみ 申し上げ ます 報道・メディア記録

代表的な表現には、次のような違いがあります。

  • お悔やみ申し上げます:基本的で幅広い場面に使える表現。
  • 心よりお悔やみ申し上げます:深い悲しみや思いやりを伝える表現。
  • 謹んでお悔やみ申し上げます:より格式が高く、目上の人や取引先にも適した表現。
  • 心からお悔やみ申し上げます:丁寧さを保ちながら、やや柔らかい印象を与える表現。

親しい友人には「心からお悔やみ申し上げます」、会社の上司や取引先には「謹んでお悔やみ申し上げます」と使い分けると自然です。

どんな場面で使用するのか

この言葉は、主に訃報を受けた際や、葬儀・通夜への参列、弔問、弔電、書面での連絡などで使用します。

例えば、友人の親が亡くなったときには「このたびはお母様のご逝去を知り、心よりお悔やみ申し上げます」と伝えられます。

会社の上司に対しては「ご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます」とすることで、相手の立場を尊重した表現になります。

なお、この言葉は故人の死を悼むと同時に、遺族の悲しみに寄り添うものです。相手に無理に元気を出すよう求めたり、悲しみを早く乗り越えるよう促したりする必要はありません。

【使い分けを比較】「ご愁傷様です」「ご冥福をお祈りします」との違い

お悔やみの場面では、似た意味の表現がいくつも使われます。しかし、それぞれ言葉を向ける相手や使用する場面が異なります。

特に混同しやすいのが「ご愁傷様です」と「ご冥福をお祈りします」です。意味を理解せずに使うと、宗教・宗派によっては適切でない表現になる場合があります。

3つの代表的な表現を比較

表現主な意味・対象適した使用場面注意点
お悔やみ申し上げます遺族に故人を悼む気持ちを伝える葬儀、弔問、メール、LINE、弔電幅広い場面で使いやすい
ご愁傷様です遺族の悲しみや心痛を気遣う通夜、葬儀、対面での挨拶主に話し言葉として使用
ご冥福をお祈りします故人の死後の幸福を祈る主に仏式の弔意を示す文章宗教・宗派によって使用を避ける
哀悼の意を表します故人の死を悲しみ、悼む弔電、書面、公式な挨拶格式のある書き言葉

「お悔やみ申し上げます」と「ご愁傷様です」の違い

「ご愁傷様です」は、遺族の悲しみや心痛を気遣う言葉です。「愁傷」には、嘆き悲しむことや、相手を気の毒に思う意味があります。

両者は似た場面で使われますが、実際の使用方法には違いがあります。

「ご愁傷様です」は、葬儀や通夜で遺族に直接声をかける際によく使われる話し言葉です。一方、「お悔やみ申し上げます」は、口頭だけでなくメールや手紙などの文章でも自然に使えます。

そのため、直接会ったときには「このたびはご愁傷様でございます」と伝え、メールでは「心よりお悔やみ申し上げます」と書くと使い分けやすくなります。

「お悔やみ申し上げます」と「ご冥福をお祈りします」の違い

この2つの表現は、誰に向けて気持ちを伝えるかが大きく異なります。

「お悔やみ申し上げます」は、遺族に向けた言葉です。それに対して「ご冥福をお祈りします」は、故人が死後の世界で安らかに過ごせるよう祈る意味を持っています。

また、「ご冥福」の「冥」は、仏教における死後の世界に関連する言葉です。そのため、神道やキリスト教では一般的に使用しません。

仏教でも、浄土真宗では亡くなると阿弥陀如来のはたらきによって浄土に往生すると考えられるため、「ご冥福をお祈りします」は教義にそぐわないとされます。

東京博善の葬儀情報や全日本葬祭業協同組合連合会の解説でも、宗教・宗派による表現の違いが紹介されています。宗教が分からない場合には「心よりお悔やみ申し上げます」を選ぶと、宗教的な意味合いを限定せずに弔意を伝えられます。

宗教・宗派による表現の違い

  • 仏式:「心よりお悔やみ申し上げます」「ご冥福をお祈りいたします」など。
  • 浄土真宗:「謹んでお悔やみ申し上げます」「哀悼の意を表します」など。「ご冥福」は避ける。
  • 神式:「御霊のご平安をお祈りいたします」など。「冥福」「成仏」といった仏教用語は避ける。
  • キリスト教式:「心よりお悔やみ申し上げます」「安らかな眠りをお祈りいたします」など。仏教的な表現は避ける。

宗教や宗派が分からない場合は、宗教色の薄い表現を選ぶことが大切です。葬儀の案内や遺族の意向が分かる場合には、それに従いましょう。

【例文集】お悔やみ申し上げますの正しい使い方と伝え方

実際にお悔やみを伝える際には、相手との関係性や連絡手段によって文章を調整します。

長い文章で気持ちを説明するよりも、簡潔で丁寧な言葉を選ぶことが大切です。

葬儀や弔問で直接伝える場合

遺族に直接会ったときは、短い言葉で弔意を伝えます。

基本的な例文:

「このたびは誠にご愁傷様でございます。心よりお悔やみ申し上げます。」

より丁寧な例文:

「このたびは突然のことで、心よりお悔やみ申し上げます。どうかご無理なさらないでください。」

故人と親交があった場合:

「〇〇様には生前、大変お世話になりました。突然のお知らせに接し、深い悲しみを感じております。謹んでお悔やみ申し上げます。」

葬儀の受付や会場では、遺族が多くの参列者に対応しています。長く話し込まず、挨拶を簡潔に済ませる配慮も必要です。

友人・知人に伝える場合

親しい友人であっても、訃報に接した直後は普段より落ち着いた言葉遣いを心がけます。

友人の父親が亡くなった場合:

「お父様のことを聞き、とても驚いています。心よりお悔やみ申し上げます。大変な時期だと思うので、どうか無理をしないでね。何かできることがあれば、いつでも連絡してください。」

知人の家族が亡くなった場合:

「ご家族のご逝去を伺い、心よりお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様も、どうぞお身体を大切になさってください。」

親しい相手には、形式的な定型文だけでなく、普段の関係性に合った言葉を添えても構いません。ただし、相手の悲しみを決めつけたり、無理に励ましたりする表現は控えましょう。

目上の人や上司に伝える場合

上司や恩師、取引先など目上の人に対しては、敬意を明確にした表現を選びます。

故人が相手の父親であれば「ご尊父様」、母親であれば「ご母堂様」という敬称を使用できます。

上司の父親が亡くなった場合:

「このたびはご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。ご家族の皆様のご心痛をお察し申し上げます。どうかご無理なさらず、ご自愛くださいませ。」

上司の母親が亡くなった場合:

「ご母堂様のご逝去を伺い、心よりお悔やみ申し上げます。大変な時期かと存じますが、どうぞお身体を大切になさってください。」

取引先の担当者に伝える場合:

「このたびはご身内のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。ご遺族の皆様のご心痛をお察し申し上げますとともに、心より哀悼の意を表します。」

なお、故人の続柄が分からない場合は、無理に「ご尊父様」「ご母堂様」と書かず、「ご家族様」「ご身内の方」とする方法もあります。

【メール・LINEの書き方】お悔やみ申し上げますの返信例文

訃報を受けた際、直接会いに行けない場合には、メールやLINEでお悔やみを伝えることもあります。

全日本葬祭業協同組合連合会の案内でも、LINEを利用したお悔やみの伝え方が紹介されています。特に、相手からLINEで訃報が届いた場合には、同じ連絡手段で簡潔に返事をすることも自然です。

お悔やみメールの基本的な書き方

お悔やみメールでは、通常のビジネスメールとは異なる配慮が必要です。

  • 件名は内容がすぐ分かるようにする。
  • 時候の挨拶や長い前置きは省略する。
  • 最初にお悔やみの気持ちを伝える。
  • 必要に応じて遺族への気遣いを添える。
  • 返信を求めない一文を加える。

特に、遺族は葬儀の準備や手続きなどで忙しい状況にあります。返信の負担を増やさないことが大切です。

上司・取引先へのメール例文

件名:お悔やみ申し上げます(自分の氏名)

〇〇様

このたびはご尊父様のご逝去の報に接し、謹んでお悔やみ申し上げます。

ご家族の皆様のご心痛をお察し申し上げます。

本来であれば直接お伝えすべきところ、略儀ながらメールにて失礼いたします。

どうかご無理なさらず、お身体を大切になさってください。

なお、ご返信には及びません。

〇〇(自分の氏名)

この文例は、相手の立場を尊重しながら、必要な情報だけを伝える構成です。宗教・宗派が不明な場合には、「ご冥福をお祈りします」を無理に加えず、このままでも問題ありません。

同僚・部下へのメール例文

件名:お悔やみ申し上げます(氏名)

〇〇さん

ご家族のご逝去を伺い、心よりお悔やみ申し上げます。

大変な時期だと思いますので、仕事のことは気にせず、ご家族との時間を大切にしてください。

業務についてはこちらで対応しますので、どうぞご無理なさらないでください。

返信は不要です。

〇〇

職場の同僚や部下に送る場合は、単にお悔やみを伝えるだけでなく、仕事面での負担を軽減する言葉を添えると、実際的な支援につながります。

友人へのメール例文

〇〇さん

突然の知らせに驚いています。

お母様のこと、心からお悔やみ申し上げます。

今は大変だと思うので、無理をせず身体を大切にしてください。

何か手伝えることがあれば、いつでも声をかけてね。

返信は気にしないでください。

友人の場合は、普段の呼び方や言葉遣いに合わせても構いません。無理に格式の高い文章にするより、自然な思いやりを伝えることが大切です。

LINEで伝える場合の例文

LINEはメールよりも短い文章で気持ちを伝えやすい一方、カジュアルになりすぎないよう注意が必要です。

親しい友人へのLINE:

「お父様のことを聞きました。本当に驚いています。心よりお悔やみ申し上げます。今は大変だと思うので、無理しないでね。返信は気にしないでください。」

職場の上司へのLINE:

「ご尊父様のご逝去の報に接し、心よりお悔やみ申し上げます。ご心痛のことと存じます。どうぞご無理なさらず、お身体を大切になさってください。」

知人へのLINE:

「ご家族のご不幸を伺い、大変驚いております。謹んでお悔やみ申し上げます。どうかご自愛ください。」

LINEで送るときに気を付けたいこと

LINEでお悔やみを伝える場合、特に次の点に注意しましょう。

  • スタンプや絵文字は避ける:普段の会話とは異なる、落ち着いた文章にする。
  • 長文にしない:遺族が読む負担を考え、必要な内容だけにする。
  • 返信を求めない:「返信は不要です」「返信は気にしないでね」と添える。
  • 死因を尋ねない:詳しい事情を聞き出そうとしない。
  • 送信時間に配慮する:深夜や早朝の通知はできるだけ避ける。

また、LINEでの連絡が適切かどうかは、相手との関係によって変わります。仕事上の重要な関係や正式な弔意を伝える場面では、会社の慣例や相手の意向に応じて、メールや弔電なども検討しましょう。

【返事のマナー】「お悔やみ申し上げます」と言われたら何と返す?

「お悔やみ申し上げます」という言葉を受け取った遺族側は、どのように返事をすればよいのでしょうか。

葬儀では多くの人から声をかけられるため、毎回どのような言葉を返せばよいか悩むこともあります。しかし、長い返答や特別な言い回しは必要ありません。

基本は、相手の気遣いに対する感謝を簡潔に伝えることです。

対面でのお悔やみに対する返事

葬儀や通夜で参列者からお悔やみを伝えられた場合、次のような返答が適切です。

一般的な返事:

「ありがとうございます。」

丁寧な返事:

「お心遣いをいただき、ありがとうございます。」

目上の人への返事:

「お気遣いいただき、恐縮です。」

さらに改まった返事:

「ご丁寧なお言葉をいただき、痛み入ります。」

「痛み入ります」は、相手の厚意に対して恐縮し、感謝する気持ちを表す丁寧な表現です。

また、悲しみが深く言葉が出てこない場合には、無理に話す必要はありません。静かにお辞儀をするだけでも、相手の気持ちを受け止めたことは伝わります。

メールでお悔やみを受け取った場合の返信例文

メールを受け取った場合は、相手への感謝を伝え、必要に応じて葬儀が終わったことや今後の予定を簡潔に知らせます。

会社関係者への返信例:

〇〇様

このたびは温かいお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。

おかげさまで、葬儀を無事に終えることができました。

皆様のお気遣いに、心より感謝申し上げます。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

〇〇

友人への返信例:

連絡をくれてありがとう。

気にかけてくれて、とてもうれしかったです。

まだ落ち着かない部分もあるけれど、少しずつ過ごしていこうと思います。

本当にありがとう。

LINEでお悔やみを受け取った場合の返信例

LINEの場合も、基本的にはメールと同じく感謝を伝えれば十分です。

友人への返信:

「メッセージありがとう。気にかけてくれて本当にうれしいです。まだ少し落ち着かないけれど、また連絡するね。」

会社関係者への返信:

「温かいお言葉をいただき、ありがとうございます。お気遣いに心より感謝申し上げます。」

文章を作る余裕がない場合は、無理に返信しなくても構いません。特に葬儀の前後は、遺族自身の心身の負担が大きくなりやすい時期です。

お悔やみの返答で避けたい対応

遺族側が気を付けたいのは、返事の形式にこだわりすぎないことです。

  • 長文で事情を説明しようとする。
  • すべての連絡にすぐ返信しようとする。
  • 相手に必要以上に気を遣わせる。
  • 悲しみを隠すために無理に明るく振る舞う。

お悔やみの言葉への返答は、感謝を伝えるためのものです。気持ちが落ち着いてから返信しても問題ありませんし、返答が難しい場合には、後日改めてお礼を伝える方法もあります。

【注意点】葬儀で避けたい忌み言葉と失礼にならない伝え方

お悔やみの言葉では、一般的な敬語とは別に「忌み言葉」と呼ばれる表現にも注意が必要です。

忌み言葉とは、不幸が繰り返されることや、死・苦しみなどを連想させるため、葬儀や弔事の場面で使用を避ける言葉です。

日本郵便の弔事に関するマナー案内でも、弔電などで避けるべき表現が紹介されています。

1. 重ね言葉

重ね言葉は、不幸が繰り返されることを連想させるため、弔事では避けられます。

代表的な例は次のとおりです。

  • 重ね重ね
  • たびたび
  • くれぐれも
  • ますます
  • 次々
  • いよいよ
  • 再び
  • 返す返す

例えば「重ね重ねお悔やみ申し上げます」という表現は、日常の敬語としては丁寧に見えますが、弔事では避けるのが一般的です。

「心よりお悔やみ申し上げます」とシンプルに伝えれば、十分に気持ちは伝わります。

2. 死を直接的に表す言葉

遺族に対して、死を直接的に表す表現を使うことも避けましょう。

  • 死ぬ → 亡くなる、逝去する
  • 死亡 → ご逝去、他界
  • 死体 → ご遺体
  • 生きていた頃 → 生前、お元気だった頃

特に、葬儀の場面では故人や遺族への敬意を込めた言葉選びが大切です。

3. 不吉な数字や不幸を連想させる言葉

日本の弔事では、数字の「四」は死、「九」は苦を連想させるため、忌み数字として扱われることがあります。

また、「消える」「浮かばれない」「とんでもないこと」など、不吉な印象を与える表現も避けた方が無難です。

4. 遺族を追い詰める励ましの言葉

意外に見落としやすいのが、励ますつもりで使う言葉です。

例えば、次のような表現は避けることをおすすめします。

  • 「元気を出してください」
  • 「いつまでも悲しんでいてはいけません」
  • 「しっかりしてください」
  • 「頑張って乗り越えてください」
  • 「まだ若かったのに残念ですね」

遺族の悲しみの大きさや、気持ちが落ち着くまでに必要な時間は人によって異なります。励ましのつもりでも、相手に精神的な負担を与える可能性があります。

代わりに「どうかご無理なさらないでください」「何かお手伝いできることがあればお知らせください」といった表現を選びましょう。

5. 死因や家族の事情を詮索しない

訃報を聞いたとき、亡くなった理由や最期の状況が気になることもあるでしょう。しかし、葬儀の場で死因や病状を詳しく尋ねることは控えるべきです。

「どうして亡くなったのですか」「最期は苦しまれましたか」などの質問は、遺族につらい記憶を思い出させる可能性があります。

遺族から話があった場合は静かに耳を傾け、こちらから無理に事情を聞き出そうとしないことが大切です。

【英語表現】「お悔やみ申し上げます」は英語で何と言う?

海外の友人や外国人の同僚に訃報について連絡するときには、日本語の「お悔やみ申し上げます」に相当する英語表現を知っておくと便利です。

英語では、相手との関係やフォーマルさに応じて複数の表現が使われます。

一般的な表現:I'm sorry for your loss.

I'm sorry for your loss.

日本語では「お悔やみ申し上げます」「ご愁傷様です」に相当する、広く使われる表現です。

ここでの「I'm sorry」は謝罪ではなく、相手の喪失や悲しみに対して残念に思う気持ちを表しています。

友人、同僚、知人など幅広い関係性で使えます。

フォーマルな表現:Please accept my sincere condolences.

Please accept my sincere condolences.

「心よりお悔やみ申し上げます」という意味の、丁寧で格式のある表現です。

ビジネスメールや正式なメッセージ、あまり親しくない相手への連絡に適しています。

「condolences」は哀悼やお悔やみを意味する名詞で、通常は複数形で使用します。

相手と家族を気遣う表現

My thoughts are with you and your family.

「あなたとご家族のことを思っています」という意味です。

直接的にお悔やみを述べるだけでなく、遺族の気持ちに寄り添いたいときに使えます。

I'm deeply sorry to hear about your father's passing.

「お父様のご逝去を伺い、心よりお悔やみ申し上げます」という意味です。

故人との続柄が分かっている場合には、このように具体的に伝えることもできます。

なお、「Rest in Peace」は「安らかに眠ってください」という意味で、基本的には故人に向けた表現です。遺族に直接お悔やみを伝える場合は、「I'm sorry for your loss.」などを選びましょう。

2026年7月にTOKYO FMで紹介された英会話解説でも、「I'm sorry for your loss.」は英語でお悔やみを伝える際の基本表現として取り上げられています。

【よくある質問】「お悔やみ申し上げます」に関するFAQ

Q1:「お悔やみ申し上げます」は目上の人にも使えますか?

A:はい、使用できます。丁寧な敬語表現なので、上司や恩師、取引先などにも適しています。より改まった場面では「謹んでお悔やみ申し上げます」と伝えるとよいでしょう。

Q2:「お悔やみ申し上げます」と言われたら「ありがとうございます」と返事をしてもよいですか?

A:問題ありません。相手の気遣いに対する感謝として自然な返答です。「お心遣いをいただき、ありがとうございます」「お気遣い恐縮です」なども適切です。

Q3:お悔やみの言葉はLINEで送っても失礼ではありませんか?

A:相手からLINEで訃報を受け取った場合や、親しい友人・知人への連絡であれば、LINEで伝えても問題ありません。ただし、スタンプや絵文字は避け、短く丁寧な文章にしましょう。

Q4:「ご冥福をお祈りします」は誰にでも使えますか?

A:誰にでも使えるわけではありません。神道やキリスト教、浄土真宗では一般的に避けられる表現です。宗教や宗派が分からない場合は「心よりお悔やみ申し上げます」が無難です。

Q5:お悔やみメールへの返信は必ず必要ですか?

A:必ずしも必要ではありません。葬儀の準備や手続きなどで忙しい場合は、落ち着いてから返信しても問題ありません。返信する場合も、感謝を伝える短い文章で十分です。

Q6:「お悔やみ申し上げます」と「ご愁傷様です」はどちらが丁寧ですか?

A:どちらも丁寧な表現ですが、使用場面が異なります。「ご愁傷様です」は対面での挨拶に向いており、「お悔やみ申し上げます」は口頭・文章の両方で使用できます。メールや弔電では後者が使いやすい表現です。

まとめ:お悔やみ申し上げますは相手への思いやりを伝える言葉

「お悔やみ申し上げます」は、故人を悼み、遺族の悲しみに寄り添う気持ちを丁寧に伝える言葉です。葬儀や弔問だけでなく、メールやLINE、ビジネス上の連絡など、幅広い場面で使用できます。

使い方を考える際には、次の3つのポイントを押さえておきましょう。

  • 相手との関係に合わせる:友人には自然な言葉で、目上の人には「謹んでお悔やみ申し上げます」などの丁寧な表現を使う。
  • 返事は簡潔でよい:遺族側は「ありがとうございます」「恐れ入ります」などで感謝を伝えれば十分。
  • 宗教・宗派と忌み言葉に配慮する:「ご冥福をお祈りします」の使用には注意し、「重ね重ね」「再び」なども避ける。

お悔やみの場面では、完璧な文章を作ることよりも、相手の悲しみに配慮した言葉を選ぶことが大切です。

言葉がすぐに見つからない場合でも、「心よりお悔やみ申し上げます」と静かに伝えるだけで、弔意は十分に表現できます。

また、遺族側も、いただいた言葉に対して無理に立派な返事をする必要はありません。自分の気持ちや体調を優先しながら、できる範囲で感謝を伝えればよいのです。

形式だけにとらわれず、故人への敬意と遺族への思いやりを忘れないこと。それが、葬儀や弔事における最も大切なマナーです。

編集上の補足: 参考情報は、国語辞典「デジタル大辞泉」、日本郵便、全日本葬祭業協同組合連合会、東京博善、全葬連加盟葬儀事業者の解説などを中心に構成しています。 (出典: お悔やみ 申し上げ ます(Yahoo!ニュース))