コナン映画歴代一覧|1997年の第1作から2026年の第29作まで徹底解説
劇場版『名探偵コナン』は、1997年公開の第1作『時計じかけの摩天楼』から、2026年4月公開の第29作『ハイウェイの堕天使』まで、通算29作品が制作されている。四半世紀を超えるシリーズの中で、怪盗キッド、服部平次、赤井秀一、安室透、黒ずくめの組織など、作品ごとに主役級のキャラクターや舞台設定が広がってきた。
歴代作品を公開順に並べると、2020年だけ新作が存在しないことに気づく。これは新型コロナウイルス感染症の影響で、第24作にあたる『緋色の弾丸』の公開が2020年から2021年に延期されたためだ。この記事では、1997年から2026年までの全29作品について、タイトル・公開年・あらすじの軸を一覧化。シリーズの歴史、公開延期の経緯、初めて観る人に適した視聴順、歴代のおすすめ作品までまとめて紹介する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 歴代作品:1997年の第1作から2026年の第29作まで、劇場版の本編シリーズは全29作品。
- 2020年の空白:『緋色の弾丸』が新型コロナウイルスの影響で約1年延期され、2020年の劇場公開作品はなかった。
- 2026年の最新作:第29作『ハイウェイの堕天使』は4月10日公開。萩原千速をキーパーソンに据えたバイクアクション作品。
- おすすめの視聴順:初めて観るなら1997年からの公開順が最もわかりやすい。
【保存版】コナン映画歴代一覧!1997年から2026年まで全29作品を公開順に紹介
劇場版『名探偵コナン』は、1997年4月の第1作から毎年春を中心に公開されてきた長寿シリーズだ。2020年の公開延期を挟み、2026年には第29作に到達した。
以下は、トムス・エンタテインメントの公式作品情報などで確認できる本編シリーズの公開順一覧である。作品の内容を思い出しやすいよう、各タイトルに中心となる事件や登場人物の見どころも添えた。
| 作品番号 | 公開年 | 映画タイトル | あらすじ・主な見どころ |
|---|---|---|---|
| 第1作 | 1997年 | 時計じかけの摩天楼 | 連続爆破事件に挑むコナン。新一と蘭の関係を描くシリーズの原点。 |
| 第2作 | 1998年 | 14番目の標的(ターゲット) | 小五郎の周囲で起こる連続襲撃事件。トランプの数字を手掛かりに犯人を追う。 |
| 第3作 | 1999年 | 世紀末の魔術師 | ロマノフ王朝の秘宝を巡る謎。怪盗キッドが劇場版に初登場する。 |
| 第4作 | 2000年 | 瞳の中の暗殺者 | 警察関係者を狙う連続事件と記憶を失った蘭。ラブストーリーの要素も強い。 |
| 第5作 | 2001年 | 天国へのカウントダウン | ツインタワービルを舞台に、黒ずくめの組織が関係する事件が展開する。 |
| 第6作 | 2002年 | ベイカー街(ストリート)の亡霊 | 仮想体感ゲームで19世紀のロンドンへ。切り裂きジャックを巡る推理劇。 |
| 第7作 | 2003年 | 迷宮の十字路(クロスロード) | 京都で起こる連続殺人事件。服部平次とコナンの活躍が見どころ。 |
| 第8作 | 2004年 | 銀翼の奇術師(マジシャン) | 航空機内で発生する事件。怪盗キッドとの対決が描かれる。 |
| 第9作 | 2005年 | 水平線上の陰謀(ストラテジー) | 豪華客船を舞台にした事件。毛利小五郎の推理にも注目したい作品。 |
| 第10作 | 2006年 | 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム) | 横浜のテーマパークで複数の探偵が事件に巻き込まれる記念作品。 |
| 第11作 | 2007年 | 紺碧の棺(ジョリー・ロジャー) | 神海島に伝わる海賊の財宝伝説を巡る冒険とミステリー。 |
| 第12作 | 2008年 | 戦慄の楽譜(フルスコア) | クラシック音楽の世界を背景に、音を手掛かりとする事件が展開する。 |
| 第13作 | 2009年 | 漆黒の追跡者(チェイサー) | 広域連続殺人事件と黒ずくめの組織が交錯するサスペンス。 |
| 第14作 | 2010年 | 天空の難破船(ロスト・シップ) | 飛行船を舞台に、テロ予告と怪盗キッドを巡る事件が起きる。 |
| 第15作 | 2011年 | 沈黙の15分(クォーター) | ダム建設を背景に、雪深い村で起こる事件と過去の秘密を追う。 |
| 第16作 | 2012年 | 11人目のストライカー | サッカー場への爆破予告。サッカーを題材にしたスリリングな作品。 |
| 第17作 | 2013年 | 絶海の探偵(プライベート・アイ) | イージス艦で発生する事件。国家機密や海上自衛隊を巡る物語。 |
| 第18作 | 2014年 | 異次元の狙撃手(スナイパー) | 東京で発生する狙撃事件。FBIや赤井秀一に関係する展開が見どころ。 |
| 第19作 | 2015年 | 業火の向日葵 | ゴッホの名画「ひまわり」を巡る美術ミステリー。怪盗キッドも登場。 |
| 第20作 | 2016年 | 純黒の悪夢(ナイトメア) | 記憶を失った女性を巡り、黒ずくめの組織、FBI、公安が交錯する。 |
| 第21作 | 2017年 | から紅の恋歌(ラブレター) | 百人一首を題材にした事件。服部平次と遠山和葉の関係にも注目。 |
| 第22作 | 2018年 | ゼロの執行人 | 東京サミットを巡る爆発事件と公安警察。安室透が中心的な役割を担う。 |
| 第23作 | 2019年 | 紺青の拳(フィスト) | シンガポールを舞台に、怪盗キッドと京極真がブルーサファイアを巡って活躍する。 |
| 第24作 | 2021年 | 緋色の弾丸 | 世界的スポーツ大会と超電導リニアを背景に、赤井秀一とその家族が関わる事件が起こる。 |
| 第25作 | 2022年 | ハロウィンの花嫁 | 渋谷を舞台にした爆弾事件。警察学校組の過去が物語に深く関係する。 |
| 第26作 | 2023年 | 黒鉄の魚影(サブマリン) | 海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、黒ずくめの組織と灰原哀が対峙する。 |
| 第27作 | 2024年 | 100万ドルの五稜星(みちしるべ) | 北海道・函館で日本刀にまつわる宝探しが始まる。怪盗キッドと服部平次が活躍。 |
| 第28作 | 2025年 | 隻眼の残像(フラッシュバック) | 長野県の雪山で起きた過去の事件と現在の銃撃事件。大和敢助や毛利小五郎が鍵を握る。 |
| 第29作 | 2026年 | ハイウェイの堕天使 | 横浜を舞台に暴走する黒いバイクを追う。萩原千速と萩原研二、松田陣平の関係にも焦点が当たる。 |
一覧の通り、2020年を除けば、1997年から2026年まで毎年1作品ずつ公開されている。なお、2013年の『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』はクロスオーバー作品であり、ここで扱う劇場版コナン本編のナンバリング29作品には含まれない。テレビスペシャルや総集編も別枠である。
作品名の読み方にも注意したい。『100万ドルの五稜星』は「ひゃくまんドルのごりょうせい」ではなく、公式の読みが「みちしるべ」。『隻眼の残像』は「せきがんのフラッシュバック」と読む。検索や配信サービスで作品を探す際は、正式な読み方も押さえておくと見つけやすい。
【シリーズの歴史】コナン映画は29年間でどう進化した?年代別の転換点
劇場版シリーズの歩みを振り返ると、単に作品数が増えただけではない。初期の本格推理を軸とした構成から、アクション、人気キャラクターの人間関係、巨大な事件へと作品の見せ方が広がってきた。
1997〜2004年:ミステリーを中心とした劇場版の基礎づくり
第1作『時計じかけの摩天楼』が公開されたのは1997年。テレビアニメが始まった翌年であり、原作漫画の世界を映画館の大画面に展開する試みだった。
この時期の作品は、連続殺人、暗号、歴史的な秘宝、密室的な状況など、推理そのものを楽しめる題材が豊富だ。『世紀末の魔術師』では怪盗キッドが劇場版に初登場し、『迷宮の十字路』では服部平次と京都の歴史的な街並みが物語を彩った。
特に第6作『ベイカー街の亡霊』は、仮想現実と19世紀ロンドンという大胆な設定を採用。単なる事件解決にとどまらず、社会や人間のあり方まで考えさせる作品として、現在も評価されることが多い。
2005〜2013年:スケールの拡大と劇場版ならではの演出
第9作以降は、豪華客船、飛行船、ダム、サッカー場、イージス艦など、映画ならではの大規模な舞台が目立つようになる。
この時代には、事件の謎解きに加え、タイムリミットや大規模な事故を防ぐ展開が強化された。第10作『探偵たちの鎮魂歌』では複数の探偵が集結し、シリーズの節目にふさわしいオールスター的な構成を採用している。
また、作品ごとに異なる地域や施設を舞台にすることで、旅行先や観光地と映画を結び付ける楽しみも広がった。京都や神海島、東京湾など、舞台そのものが作品の個性を形づくっている。
2014〜2022年:赤井秀一・安室透・警察学校組など人物の魅力が前面に
第18作『異次元の狙撃手』以降は、原作やテレビアニメで人気を集めてきたキャラクターの存在感が、劇場版でも大きくなった。
赤井秀一、安室透、怪盗キッド、京極真、服部平次など、コナン以外の人物が物語の中心を担う作品が増加。第20作『純黒の悪夢』では、黒ずくめの組織とFBI、公安が交錯する大規模な構成が採用された。
2018年の『ゼロの執行人』は安室透を中心に据え、公安警察という組織の立場や正義の違いを描いた。2019年の『紺青の拳』では舞台をシンガポールに移し、京極真と怪盗キッドの組み合わせが実現している。
2022年の『ハロウィンの花嫁』では、警察学校組の過去が物語の重要な部分を占めた。原作・テレビアニメで描かれてきた人物の背景が、劇場版の物語を支える構造が明確になった時期だ。
2023〜2026年:100億円超えが続くシリーズの新局面
近年の劇場版は、人気キャラクターを軸にしながらも、シリーズを知らない観客にも伝わる大きな事件や映像演出を組み合わせている。
第26作『黒鉄の魚影』は灰原哀と黒ずくめの組織を中心に展開し、第27作『100万ドルの五稜星』では怪盗キッドと服部平次を北海道・函館の歴史に結び付けた。
興行面でも大きな転換が起きている。日本映画製作者連盟の公表資料では、2025年公開の『隻眼の残像』が興行収入147.4億円を記録。2024年の『100万ドルの五稜星』も158億円に達した。2023年の『黒鉄の魚影』も138.8億円を記録しており、近年の劇場版は従来のシリーズ規模を大きく超える成績を残している。
さらに東宝の発表を伝えたスポニチの2026年5月7日付報道によると、『ハイウェイの堕天使』は5月6日までの公開27日間で興行収入108.8億円を記録。シリーズ4作品連続の興行収入100億円突破となった。これは同報道時点で邦画史上初の記録とされた。
映画の人気が高まった背景には、キャラクター人気だけでなく、毎年春に新作が公開されるという習慣性もある。過去作を配信やテレビ放送で振り返り、新作公開に合わせて劇場へ足を運ぶ。長期シリーズならではの循環が形成されている。
【2020年の謎】コナン映画が公開されなかった理由と『緋色の弾丸』延期の経緯
歴代一覧で唯一の空白となっているのが2020年だ。第23作『紺青の拳』は2019年4月12日に公開されたが、次の第24作『緋色の弾丸』は2020年4月17日の公開予定から延期された。
原因は新型コロナウイルス感染症の拡大である。単なる制作上の都合やシリーズの休止ではなく、映画館での上映環境や感染拡大への対応を踏まえた公開延期だった。
公開延期から2021年4月の公開まで
製作委員会と東宝が公表した発表を時系列で整理すると、次のようになる。
- 2020年4月3日:当初4月17日に予定していた『緋色の弾丸』について、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて公開延期を発表。
- 2020年6月8日:感染症の影響を検討した結果、公開時期を2021年4月とすることを発表。
- 2020年12月:新たな公開日が2021年4月16日に決定。
- 2021年4月16日:『緋色の弾丸』が劇場公開され、第24作としてシリーズに加わった。
2020年4月3日の延期告知では、購入済みの前売券は延期後の公開でも使用できると案内された。その後、6月8日の公式発表で翌年4月の公開が決まり、12月には具体的な公開日が確定した。2021年の公開日は、トムス・エンタテインメントの公式作品情報でも4月16日と記録されている。
なぜ2020年が空白でも作品数は29作なのか
ここで混同しやすいのが、作品番号と公開年の関係だ。
2019年の『紺青の拳』は第23作。2020年に予定されていた『緋色の弾丸』が2021年に移動したため、2021年の作品が第24作になった。その後は2022年の第25作、2023年の第26作と、公開年と作品番号が再び対応している。
つまり、2020年に映画が1本減ったからといって、その後の作品番号を繰り下げたり、2021年を第23作として数えたりするわけではない。『緋色の弾丸』はあくまで第24作である。
また、2020年に制作シリーズそのものが終了したわけでもない。翌年の公開再開によって、春の新作というシリーズの基本的な流れが戻った。
【2026年最新】第29作『ハイウェイの堕天使』の見どころとシリーズの現在地
2026年4月10日に公開された第29作は、『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』。今回のキーパーソンは、神奈川県警交通機動隊の萩原千速だ。
公式作品情報によると、コナンたちは横浜・みなとみらいで開催されるバイクの祭典に向かう途中、暴走する謎の黒いバイクに遭遇する。そのバイクを追っていたのが、蘭が「風の女神様」と呼ぶ萩原千速だった。
萩原千速と萩原研二、松田陣平の関係が物語の鍵
本作の特徴は、バイクアクションと警察学校組に関連する人物ドラマを組み合わせた点にある。
萩原千速は、警備部機動隊の爆発物処理班に所属していた萩原研二の姉。松田陣平は萩原研二の親友であり、警察学校時代から安室透らと関係を持つ人物だ。
映画では、最新技術を搭載した白バイ「エンジェル」に似た黒いバイクが登場し、その正体や目的を追う展開が描かれる。黒いバイクは「ルシファー」と呼ばれ、千速の過去とも結び付いていく。
主要キャストには、江戸川コナン役の高山みなみ、毛利蘭役の山崎和佳奈、萩原千速役の沢城みゆき、萩原研二役の三木眞一郎、松田陣平役の神奈延年が名を連ねる。スペシャルゲスト声優として横浜流星、畑芽育も参加した。
2026年はテレビアニメ30周年、劇場版は2027年に30周年
2026年はテレビアニメ『名探偵コナン』の放送開始から30周年にあたる。1996年にテレビアニメが始まり、翌1997年に劇場版第1作が公開された。
劇場版公式サイトは、劇場版シリーズが2027年に30周年を迎えることも告知している。2026年の第29作は、来年の節目へつながる重要な作品という位置付けだ。
第29作までの歩みを振り返ると、初期のコナン、蘭、小五郎を中心とした事件から、警察、FBI、公安、黒ずくめの組織、怪盗キッドなど、多様な人物が関係する大規模な物語へと発展してきた。2026年の『ハイウェイの堕天使』も、その広がりを象徴する一作になっている。
【初心者向け】コナン映画を見る順番は?公開順とおすすめの視聴方法
全29作品を前にすると、「最初から全部観る必要があるのか」「最新作から観ても楽しめるのか」と迷う人も多い。
結論からいえば、初めて観る人には1997年の第1作から公開順に観る方法がおすすめだ。ただし、劇場版は各作品で事件が完結する構成が中心なので、必ずしも29作品をすべて観なければ理解できないわけではない。
初めてなら第1作から公開順に観るのがおすすめ
公開順で観る最大の利点は、キャラクターの登場時期と作品の進化を自然に追えることだ。
初期作品では、コナン、蘭、小五郎、少年探偵団などの基本メンバーが中心となる。そこから怪盗キッド、服部平次、赤井秀一、安室透など、原作やテレビアニメで活躍する人物が映画にも加わっていく。
後半の作品を先に観ても事件そのものは理解できるが、登場人物同士の過去や関係性を知らないと、感情的な見どころを十分に味わえない場合がある。
好きなキャラクターから選ぶ方法もある
全作品を一気に観る時間がない場合は、好きな人物を基準に選ぶとよい。
- 怪盗キッドが好き:『世紀末の魔術師』『天空の難破船』『業火の向日葵』『紺青の拳』『100万ドルの五稜星』。
- 服部平次が好き:『迷宮の十字路』『から紅の恋歌』『100万ドルの五稜星』。
- 赤井秀一が好き:『異次元の狙撃手』『純黒の悪夢』『緋色の弾丸』。
- 安室透が好き:『純黒の悪夢』『ゼロの執行人』『ハロウィンの花嫁』。
- 灰原哀が好き:『天国へのカウントダウン』『黒鉄の魚影』。
- 警察学校組が好き:『ハロウィンの花嫁』『ハイウェイの堕天使』。
特に赤井秀一や安室透、警察学校組などは、テレビアニメや原作の背景を知っていると、人物の行動や過去に関する理解が深まる。
映画の時系列とテレビアニメの時系列は同じなのか
劇場版は基本的に独立した事件を描いており、映画だけを観る場合は公開順を基準にすれば十分楽しめる。
ただし、劇場版のすべての事件を原作・テレビアニメの時間軸に厳密に当てはめることは簡単ではない。映画には劇場版独自の設定や演出も含まれるため、公開順をそのまま原作の厳密な時系列と考えるのは適切ではない。
したがって、映画を楽しむための順番と、原作やテレビアニメを含む物語全体の時系列は分けて考えるのがよい。
【歴代おすすめランキング】初めて観る人にもおすすめの名作7選
29作品の中からどれを観るか迷ったときは、作品のジャンルや登場人物で選ぶと失敗しにくい。
以下は興行収入だけで決めた順位や公式人気投票ではなく、ミステリーの完成度、人物描写、シリーズへの入りやすさ、映像的な迫力を基準にした編集上のおすすめ7作品だ。
第1位:ベイカー街(ストリート)の亡霊(2002年)
推理をじっくり楽しみたい人におすすめしたい作品。仮想体感ゲームを通して19世紀のロンドンを舞台に事件が進み、シャーロック・ホームズの世界観を取り込んだ物語が展開する。
単なるアクション映画ではなく、子どもたちの成長や社会の仕組みにも目を向けた作品で、コナン映画のミステリー面を知る入口として優れている。
第2位:時計じかけの摩天楼(1997年)
シリーズの出発点を知りたいなら、やはり第1作は外せない。爆破予告を巡る緊迫した事件と、新一と蘭の関係を絡めた構成が特徴だ。
最新作と比較して観ると、シリーズ初期の演出や物語のテンポの違いも楽しめる。
第3位:瞳の中の暗殺者(2000年)
恋愛要素とサスペンスを重視する人におすすめ。事件に巻き込まれた蘭の記憶喪失を軸に、コナンが彼女を守ろうとする姿が描かれる。
コナンと蘭の関係性を深く味わいたい人には、特に印象に残る作品だ。
第4位:純黒の悪夢(ナイトメア)(2016年)
黒ずくめの組織を巡る物語が好きな人には、この作品が有力な候補となる。FBI、公安、黒ずくめの組織が一堂に会し、シリーズ屈指の大規模な展開が繰り広げられる。
複数の人気キャラクターが同じ事件に関わるため、テレビアニメで人物関係を把握してから観るとさらに面白い。
第5位:ゼロの執行人(2018年)
安室透を中心とした物語を観たい人におすすめ。公安警察という立場から、正義や組織の論理を描いている点が特徴だ。
単純な善悪の対立ではなく、登場人物それぞれの立場が事件の見え方を変えていく構成も見どころとなる。
第6位:黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年)
灰原哀と黒ずくめの組織の関係に注目したい人には必見の作品。海洋施設パシフィック・ブイを舞台に、顔認証技術を巡る事件が進行する。
灰原哀の人物描写と、組織側の脅威が正面から描かれる点が大きな魅力だ。
第7位:100万ドルの五稜星(みちしるべ)(2024年)
怪盗キッドと服部平次の両方が好きな人におすすめ。北海道・函館の歴史や日本刀、財宝伝説を絡めた謎解きが展開する。
興行収入158億円を記録したシリーズ屈指のヒット作でもあり、近年の劇場版が持つスケール感を味わえる。
なお、2026年の最新作『ハイウェイの堕天使』は、バイクアクションや萩原千速、警察学校組に興味がある人に向いている。シリーズの最新の映像表現を楽しみたい場合は、こちらも候補に加えたい。
コナン映画歴代一覧に関するよくある質問(FAQ)
Q1:コナン映画は2026年現在、全部で何作品ありますか?
A1:2026年11月現在、劇場版『名探偵コナン』の本編シリーズは全29作品。第1作『時計じかけの摩天楼』(1997年)から第29作『ハイウェイの堕天使』(2026年)まで公開されている。
Q2:コナン映画が2020年に公開されなかった理由は何ですか?
A2:新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、第24作『緋色の弾丸』の公開が延期されたため。もともとは2020年4月17日公開予定だったが、2021年4月16日に変更された。
Q3:コナン映画は公開順に観ないと理解できませんか?
A3:必ずしも公開順である必要はない。基本的に各作品の事件は独立しているため、好きな作品から観ても楽しめる。ただし、人物の登場時期や関係性を自然に理解したい場合は公開順がおすすめ。
Q4:2026年最新作のタイトルと公開日は?
A4:第29作『名探偵コナン ハイウェイの堕天使』で、2026年4月10日に公開された。萩原千速をキーパーソンに、横浜を舞台としたバイクを巡る事件が描かれている。
Q5:『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』は29作品に含まれますか?
A5:含まれない。2013年公開の同作はルパン三世とのクロスオーバー映画であり、劇場版『名探偵コナン』本編のナンバリング作品とは別枠で扱われる。
Q6:コナン映画で最初に観るならどの作品がおすすめですか?
A6:シリーズの基本を知りたいなら第1作『時計じかけの摩天楼』がおすすめ。推理重視なら『ベイカー街の亡霊』、人気キャラクターの共演を楽しみたいなら『純黒の悪夢』や『黒鉄の魚影』も候補になる。
まとめ:コナン映画歴代29作品を公開順に観てシリーズの進化を楽しもう
劇場版『名探偵コナン』は、1997年の『時計じかけの摩天楼』から2026年の『ハイウェイの堕天使』まで、全29作品に到達した。2020年には新型コロナウイルス感染症の影響で『緋色の弾丸』が延期されたものの、2021年に公開が再開され、シリーズは途切れることなく現在まで続いている。
歴代作品を振り返ると、初期の本格ミステリーから、怪盗キッドや服部平次の活躍、赤井秀一や安室透を中心とした組織の物語、そして灰原哀や警察学校組を巡るドラマへと、作品の魅力が多様化してきたことがわかる。
初めて観る人には公開順がおすすめだが、必ずしも全作品を一度に観る必要はない。推理、アクション、恋愛、キャラクターの人間ドラマなど、自分の好きな要素から作品を選ぶ方法もある。
2026年はテレビアニメ30周年、そして2027年には劇場版シリーズが30周年を迎える。第29作までの歴史を知ったうえで過去作を見返せば、毎年の新作を待つ楽しみもさらに深まるはずだ。
作品番号と公開年、2020年の延期による空白を押さえておけば、歴代映画の整理で迷うことはない。まずは気になる一作から、コナン映画の世界を楽しんでほしい。
主な事実確認資料
- トムス・エンタテインメント「名探偵コナン」公式作品一覧・各映画作品情報。
- 劇場版『名探偵コナン』2026年公式サイト・『風のプロジェクト』発表。
- 『緋色の弾丸』製作委員会・東宝による2020年4月3日、6月8日の公開延期発表。
- 日本映画製作者連盟の2025年興行収入資料。
- スポニチアネックス2026年5月7日付、最新作の興行成績報道。
これらを基礎に、2026年の第29作、公開年のずれ、作品番号の扱いを整理しています。 (出典: コナン映画 歴代 一覧(Yahoo!ニュース))