【就職率・就職実績】卒業後の進路と口コミ・評判を調査
資格を取得した後、どのような職場で働けるのかも学校選びの重要な判断材料だ。
日本福祉教育専門学校は、福祉施設、医療機関、行政機関など幅広い分野への就職を支援している。
公表されている就職率は97.1%
学校法人敬心学園が公表した2024年度事業報告書には、日本福祉教育専門学校の就職実績として以下の数字が掲載されている。
2024年度 就職希望者の就職率
この数字は就職希望者を分母とした実績であり、全卒業生に対する就職率とは異なる。また、2024年度の数値であって、2026年度の確定実績ではない。
一方、学校公式の就職実績ページには、学科別の総求人数も掲載されている。
| 専門分野 | 総求人数 |
|---|---|
| 社会福祉士 | 7,853人 |
| 精神保健福祉士 | 6,596人 |
| 言語聴覚士 | 4,550人 |
| 介護福祉士 | 8,455人 |
これらは就職希望者数や実際の採用人数ではなく、学校が紹介する求人情報の規模を示す数字だ。求人が多いことと、希望する職種・勤務地で採用されることは別問題である。
学科別に見る主な就職先
社会福祉士
医療機関、社会福祉協議会、自治体、障害福祉施設などが主な進路となる。
学校公式の就職実績には、東京都同胞援護会、河北医療財団、各地の社会福祉協議会などが掲載されている。
精神保健福祉士
精神科病院や医療機関への就職が中心で、障害福祉、児童福祉、行政分野にも進路が広がる。
公式情報では、医療分野が就職先の半数近くを占めると紹介されている。
言語聴覚士
就職先の約8割が病院やリハビリテーション施設などの医療分野だ。
日本大学医学部附属板橋病院、聖マリアンナ医科大学病院などの就職先が掲載されている。
介護福祉士
就職先の約8割が特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの高齢福祉分野。障害福祉や医療分野にも進路がある。
こうした就職先の違いからも、取得する資格によって卒業後の仕事内容が大きく変わることが分かる。
日本福祉教育専門学校の口コミ・評判は?
口コミサイト「みんなの専門学校情報」では、同校の総合評価が4.0/5.0、48件と掲載されている。
投稿内容からは、主に次のような評価が見られる。
肯定的な評価
- 社会人経験のある学生が多く、幅広い年代の人と学べる。
- 高田馬場駅から通いやすい。
- 専門分野を深く学べる。
- 講師に質問しやすいという評価がある。
確認しておきたい評価
- 学生同士の交流は、学科や授業形態によって差がある。
- オンライン授業が多かった時期には、クラス内の交流が限定的だったという投稿もある。
- 設備や学費に対する評価は、個人や学科によって異なる。
例えば、言語聴覚療法学科の在校生による投稿には、社会人経験者が多く、学ぶことが楽しいという肯定的な感想がある。一方、社会福祉士養成学科の過去の投稿には、オンライン授業やクラス分割によって学生同士の交流が限られたという意見も見られる。
ただし、これらは異なる年度・学科の個人の感想であり、2026年の全学生に共通する評価ではない。
学校公式の在学生アンケートから見える特徴
学校が公開している在学生アンケートでは、入学の決め手として次の項目が紹介されている。
1. 国家資格の合格率が高いこと
2. 立地や通学のしやすさ
3. 学校の雰囲気
4. 授業内容
5. 就職実績
また、昼間部には大学卒業後の進学者や主婦層、夜間部には社会人やキャリアチェンジを目指す人が多いという傾向も紹介されている。
20代から60代まで幅広い年齢層が学んでいることは、社会人の再進学を考える人にとって安心材料になるだろう。
一方、公式アンケートは在学生を対象とした学校独自の調査であり、第三者による満足度調査とは性質が異なる。口コミサイトと学校公式の学生の声を両方確認することが望ましい。
【入試・募集要項・入学難易度】2027年度入学に向けた準備
2026年11月現在、次に入学する人が確認すべきなのは2027年4月入学に向けた募集情報だ。
日本福祉教育専門学校には、一般選抜、総合型選抜(AO入試)、施設長推薦選抜など複数の入試制度がある。
偏差値だけでは判断できない入学難易度
日本福祉教育専門学校は専門学校であり、一般的な大学入試のような偏差値を使って難易度を判断することはできない。
また、公式には学科別の合格倍率や合格率が公表されていないため、入試の難しさを単一の数値で表すことも難しい。
入学のハードルとして重要なのは、むしろ学科ごとの出願資格だ。
| 学科 | 主な出願資格 |
|---|---|
| 社会福祉士養成学科・養成科 | 4年制大学卒業、または指定された学歴・実務経験 |
| 精神保健福祉士養成学科 | 大学卒業、または指定された学歴・実務経験 |
| 言語聴覚療法学科 | 4年制大学卒業 |
| 介護福祉学科 | 高校卒業以上 |
社会福祉士や精神保健福祉士は、誰でも高校卒業後すぐに入学できるわけではない。一般養成課程では、大学卒業や相談援助業務の実務経験など、定められた条件を満たす必要がある。
言語聴覚療法学科も4年制大学の卒業が基本条件となっている。一方、介護福祉学科は高校卒業以上が対象で、進学ルートが比較的広い。
一般選抜の試験内容
2027年度入学向けの一般選抜では、次の3項目が選考に用いられる。
- 作文:45分
- 面接:15~20分程度
- 書類選考
作文のテーマは志望する資格によって異なる。
社会福祉士を目指す人は「私が社会福祉士を目指す理由」、精神保健福祉士を目指す人は「私が精神保健福祉士を目指す理由」などがテーマとなる。
言語聴覚療法学科は600字、介護福祉学科は400字を目安とした作文テーマが設定されている。
したがって、単なる知識の暗記よりも、なぜその専門職を目指すのか、自分の経験や将来像と結び付けて説明できることが大切だ。
一般選抜の入学検定料は2万円。出願期間は2026年11月1日から2027年2月26日までと案内されている。募集日程や定員の充足状況は変更される可能性があるため、受験する回の最新情報を確認したい。
2026年11月のオープンキャンパス情報
入学前に学校の雰囲気や授業内容を確認するなら、オープンキャンパスへの参加がおすすめだ。
学校公式のイベント案内では、2026年11月に学科別のイベントが予定されている。
11月8日(日)
社会福祉士進学を決めるための最終整理講座
教員と直接話せる週末オープンキャンパス。
11月14日(土)
仕事と両立できるか再確認する講座
働きながら資格取得を目指す人向けのイベント。
11月14日(土)
入試・学校まるわかりオープンキャンパス
カリキュラム、資格、実習、学費などを確認できる。
11月29日(日)
在校生に聞く!言語聴覚士を目指すリアルな学校生活
学生生活や学習内容を知る機会。
開催日・内容は2026年11月3日時点の公式イベント掲載情報。変更・満席の場合がある。
オープンキャンパスでは、次の5点を確認しておきたい。
1. 授業の進行速度と国家試験対策の開始時期
2. 実習先や実習期間、実習費の追加負担
3. 卒業後の具体的な就職先と支援内容
4. 給付金や減免制度の対象条件
5. 自分の生活スタイルで授業を継続できるか
特に1年制課程は短期間で学ぶ内容が多いため、入学後の時間の使い方までイメージしておく必要がある。
【高田馬場キャンパス】アクセスと学校独自の教育環境
日本福祉教育専門学校は、2026年4月から校舎機能を集約した。
現在の通学先となる高田校舎は、東京都豊島区高田3-6-15にある。
高田馬場駅から徒歩7分
アクセスは次のとおり。
- JR山手線:高田馬場駅
- 西武新宿線:高田馬場駅
- 東京メトロ東西線:高田馬場駅
高田馬場駅の早稲田口から徒歩約7分。東京メトロ東西線を利用する場合は7番出口が案内されている。
住所は東京都豊島区高田3-6-15。新宿区高田馬場の旧本校舎と混同しないようにしたい。
以前の学校案内や口コミサイトには、旧校舎の徒歩1分という情報が残っている場合がある。2026年4月以降の通学先は高田校舎が基本となるため、オープンキャンパスや入試当日の訪問先も確認しておこう。
国家試験対策だけではない実践教育
同校の教育方針は、国家試験の合格だけを目標にしていない。
公式の学校紹介では、現役で働く教員が現場での経験や具体的な事例を授業に取り入れること、福祉・医療の専門職や障害のある当事者を招いて話を聞く機会があることを紹介している。
また、ロールプレイや事例検討を通じて、支援対象者の立場から必要な対応を考える学習も行われる。
このような学びは、資格取得後に現場で求められる判断力やコミュニケーション能力につながる。
福祉・医療の仕事では、資格を持っていることだけでなく、利用者の状況を理解し、関係職種と協力しながら適切な支援を提供する力が求められるからだ。
2027年度からの教育改革にも注目
2027年度入学生からは、学科によって通学スタイルが変更される。
| 学科 | 2026年度までの基本形 | 2027年度入学生から |
|---|---|---|
| 社会福祉士・昼間部 | 週5日通学 | 週4日・対面授業 |
| 言語聴覚療法学科 | 週6日通学 | 週3日・対面とオンデマンド |
この変更は、単に登校日数を減らすという話ではない。
対面での演習や実技を残しながら、講義をオンデマンド化したり、授業時間を集約したりすることで、学習と生活を両立しやすくする取り組みだ。
ただし、臨床実習、試験、集中講義などは通常授業期間とは異なる場合がある。仕事や家庭との両立を考える人は、年間スケジュールまで確認したい。
【日本福祉教育専門学校に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:日本福祉教育専門学校の入学難易度は高いですか?
A1:大学入試のような偏差値では判断できない。一般選抜では作文・面接・書類選考があり、社会福祉士や精神保健福祉士の養成課程では学歴・実務経験などの出願資格も必要になる。まずは自分が希望する学科の受験資格を満たしているか確認したい。
Q2:日本福祉教育専門学校の学費は高いですか?
A2:学科によって異なる。社会福祉士養成学科の昼間部は145万円、夜間部は128万円、言語聴覚療法学科は2年間で296万円、介護福祉学科は2年間で221万3,000円が基本学費の目安だ。専門実践教育訓練給付金や独自の減免制度を利用できる場合がある。
Q3:社会人でも日本福祉教育専門学校に通えますか?
A3:通学夜間部や通信課程が設けられているため、社会人の再進学にも対応している。特に社会福祉士養成科の夜間部は1年制で、仕事を続けながら国家資格取得を目指せる。ただし、実習や試験対策の時間も必要になるため、勤務先との調整が重要だ。
まとめ:日本福祉教育専門学校は資格・学費・学習環境の比較が決め手
日本福祉教育専門学校は、社会福祉士、精神保健福祉士、言語聴覚士、介護福祉士を目指せる福祉・医療系の専門学校だ。
2026年の国家試験では、社会福祉士の昼間部97.6%、精神保健福祉士の昼間部96.6%など、全国平均を大きく上回る実績が公表されている。一方、言語聴覚療法学科の2026年合格率は60.5%であり、学科ごとの実績には違いがある。
就職面では、2024年度の就職希望者就職率97.1%という実績があり、医療機関、福祉施設、行政など幅広い進路が用意されている。
学費については、専門実践教育訓練給付金や夜間部の30万円減免制度が大きなポイントとなる。特に社会福祉士夜間部への進学を考えている人は、2026年12月31日のエントリー期限に注意したい。
【プロの結論】
日本福祉教育専門学校を選ぶ際は、次の3つを軸に判断することをおすすめする。
- 資格取得を最優先する人: 学科別の最新合格率、模擬試験、個別指導などの国家試験対策を確認する。
- 学費を抑えたい人: 通信課程、夜間部、専門実践教育訓練給付金、学校独自の減免制度を組み合わせて比較する。
- 卒業後のキャリアを重視する人: 国家資格取得後の就職先、実習先、医療・福祉分野での進路を確認する。
資格の取得はゴールではなく、専門職として働くための出発点だ。
2027年度からは通学日数や授業形式も変わる。2026年の入試情報だけでなく、新年度のカリキュラムや費用、実習内容まで確認したうえで、自分の将来に合った学科を選びたい。 (出典: 日本 福祉 教育 専門 学校(Yahoo!ニュース))