かえつ有明中学校を徹底解剖|2026年度入試結果・2027年度入試と教育の特色
この画面では、記事として編集・転用しやすいMarkdown形式で、表組みを含む完成原稿にまとめます。情報基準日は2026年11月3日です。
嘉悦学園が設置する「かえつ有明中学校」は、東京都江東区東雲にある私立の男女共学校です。1903年創立の嘉悦学園の伝統を受け継ぎながら、探究学習、対話型教育、グローバル教育を組み合わせた独自の中高一貫教育を展開しています。
2026年11月現在、受験生と保護者が注目したいのは、2027年度入試で導入される新しい選考名称「個人探究テオリア」「グループ探究ポリフォニー」です。従来の2科・4科入試に加え、受験生の思考力や対話力、英語力などを異なる角度から評価する選考が用意されています。
偏差値の目安、2026年度の実際の入試結果、大学進学実績、学費、口コミまで整理すると、同校は単に大学受験の結果だけで評価するのではなく、6年間でどのような力を育てたいかという観点から検討したい学校です。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 学校の特色: 1903年創立の嘉悦学園を母体とし、探究・対話・グローバル教育を3本の柱に据える共学校。
- 2027年度入試: テオリア7名、ポリフォニー10名、Honors/Advanced選考20名を募集。従来の2科・4科入試も継続。
- 進学・費用: 2026年の大学合格実績は国公立16名、私立481名、海外大学44名。2027年度から学費の納入方法も変更される。
【学校の正体】嘉悦学園の歴史と、かえつ有明中学校が掲げる教育方針
嘉悦学園は1903年創立の教育法人
かえつ有明中学校の背景を理解するには、設置者である学校法人嘉悦学園の歴史を知る必要があります。
嘉悦学園は、1903(明治36)年、創立者の嘉悦孝によって神田区錦町に設立された「私立女子商業学校」を起源とします。
当時としては先進的だった、女性が経済知識や商業技能を身につけ、社会で自立するための教育を出発点としていました。
その後、学校の名称や教育機関としての形態を変えながら発展します。
主な沿革は次のとおりです。
- 1903年: 私立女子商業学校を創立。
- 1907年: 私立日本女子商業学校に改称。
- 1919年: 日本女子商業学校に改称し、嘉悦孝が校長に就任。
- 1952年: 嘉悦女子中学校・嘉悦女子高等学校に改称。
- 2001年: 嘉悦大学を開学。
- 2003年: 学園創立100周年。
- 2006年: 嘉悦女子中学校・高等学校をかえつ有明中学校・高等学校に改称。有明キャンパスが完成。
現在のかえつ有明は、女子商業教育から始まった学園の歴史を引き継ぎながら、男女共学の中高一貫校として新しい教育を実践しています。
2028年には学園創立125周年を迎える予定です。
校訓「怒るな働け」に込められた意味
かえつ有明中学校の校訓は、印象的な「怒るな働け」です。
これは、単に感情を抑えて働くことを求める言葉ではありません。
創立者・嘉悦孝が重視したのは、経済的な知識や技能を身につけ、自分の力で状況を改善し、社会に貢献できる人材の育成でした。
現在の教育理念では、生徒一人ひとりの個性と才能を生かし、より良い世界をつくるために主体的に行動できる人間の育成を掲げています。
この理念を具体化したのが、次の3本の教育の柱です。
1.学び方を学ぶ
教師から与えられた知識を覚えるだけではなく、自分で問いを立て、必要な情報を集め、考えを組み立てる力を育てます。
ICT教育や探究学習、大学受験対策講習なども組み合わせています。
2.自分軸を確立する
SEL(社会性と情動の学習)やNVC(非暴力コミュニケーション)などを取り入れ、自己理解を深めます。
自分が何を大切にし、どのような選択をしたいのかを考える教育です。
3.共に生きる
異なる価値観を持つ人と協働する力を養います。
生徒会活動、部活動、グローバル教育、異学年交流などを通じて、他者と関係を築く経験を重視しています。
この3本柱から見えてくるのは、学力だけでなく、主体性や他者との協働を含めて生徒を育てようとする学校の姿勢です。
【2026年度入試結果】2027年度入試の募集方式と変更点を徹底比較
2026年度の入試結果はどうだった?
2026年度の中学入試では、一般入試だけでも複数の試験方式に出願が集まりました。
学校公式の入試結果資料によると、一般入試の総出願数は1,996件、受験数は1,310件でした。
帰国生入試を含めると、総出願数は2,301件、実際の出願者数は893名です。
ここで注意したいのは、総出願数と実出願者数の違いです。
同校では複数回受験が可能なため、総出願数は同じ受験生による複数回の出願を含みます。2,301件をそのまま受験生の実人数と解釈することはできません。
また、一般入試の各回を合計すると、一般合格343名、特待合格12名という結果でした。こちらも複数回の合格を含むため、入学者の実人数とは異なります。
2026年度の主な試験結果では、次のような競争状況が見られました。
- 2月1日午前の2科・4科入試:出願404件、受験311件、合格76名。
- 2月1日午後の特待入試:出願430件、受験319件、合格112名。
- 2月2日午後の特待入試:出願499件、受験284件、合格61名。
- 2月2日午前のHonors/Advanced選考:出願94件、受験78件、合格40名。
- 2月3日午後の入試全体:出願462件、受験300件、合格49名。
特に2月3日午後のAL思考力特待入試は、受験72名に対して合格9名で、約8倍の競争率でした。
また、2026年度の一般入試における合格最低得点率は、2月1日午前が59.5%、同日午後が62.5%、2月2日午後が64.5%、2月3日午後が63.0%でした。
この結果から、同じ学校でも受験日や選考方式によって競争状況が大きく異なることが分かります。
2027年度入試の募集人数と選考方式
2027年度入試では、従来の一般的な教科型入試を残しつつ、探究型選考の名称や実施日が変更されます。
学校公式の2027年度募集要項は2026年6月10日に公開されました。
主な選考方式は以下のとおりです。
| 選考方式 | 試験日 | 募集人数 | 主な試験内容 |
|---|---|---|---|
| 2科・4科入試 | 2月1日午前 | 50名 | 国語・算数、または4科 |
| 2科・4科特待入試 | 2月1日午後 | 35名 | 国語・算数、または4科 |
| 個人探究「テオリア」 | 2月2日午前 | 7名 | 150分の個人探究 |
| Honors/Advanced選考 | 2月2日午前 | 20名 | 英語筆記・英語作文・日本語作文・英語ペアワーク |
| 2科・4科特待入試 | 2月2日午後 | 25名 | 国語・算数、または4科 |
| グループ探究「ポリフォニー」 | 2月3日午後 | 10名 | 120分のグループ探究 |
| 2科・4科特待入試 | 2月3日午後 | 18名 | 国語・算数、または4科 |
※2027年度の試験日は2027年2月1日~3日です。テオリアとHonors/Advanced選考は同日の午前に実施されます。
2科・4科入試では、2科は200点満点、4科は300点満点を200点に換算して判定します。
特待入試では、特待合格基準に届かなかった場合でも、一般合格基準を満たしていれば一般合格となる仕組みがあります。
特待には、入学金免除および授業料相当の奨学金給付を受けられるⅠ種と、入学金免除のⅡ種があります。
2027年度から名称が変わる探究型入試
今回の大きな変更点は、思考力特待入試が個人探究「テオリア」に、アクティブラーニング思考力特待入試がグループ探究「ポリフォニー」に改称されることです。
単に試験の名称が変わるだけではありません。
学校がそれぞれの入試で評価したい力を、より明確に打ち出しています。
- テオリア:一つの対象を深く観察し、自分なりの問いや理論を構築する力。
- ポリフォニー:異なる意見を持つ人と対話し、それぞれの考えを生かしながら協働する力。
特にポリフォニーは、意見を一つにまとめることだけを目標としません。異なる考えを残したまま、それぞれの声が響き合う対話的な関係を重視しています。
従来の知識量や計算速度だけでは測れない能力を、選考に取り入れている点が特徴です。
【かえつ有明中学校の偏差値】模試別の目安と2026年度の難易度
中学受験で気になるのが偏差値です。
2027年入試対応の四谷大塚の公開データでは、かえつ有明中学校のAライン80偏差値は、一般入試の回によって50~54程度となっています。
主な数値は次のとおりです。
- 2月1日午前:50
- 2月1日午後特待:54
- 2月2日午後特待:52
- 2月3日午後特待:52
Aライン80偏差値は、合格可能性80%を目安にした数値です。
同じ学校でも、入試日程や募集方式によって必要な学力水準が変わります。
また、模試会社によって母集団や算出方法が異なるため、他の中学受験情報サイトに掲載されている偏差値と単純に比較することはできません。
偏差値だけでは判断できない理由
かえつ有明の受験を検討する際、偏差値だけで受験方式を決めるのは得策ではありません。
例えば、2026年度の2月3日午後のAL思考力特待入試では、72名が受験して9名が合格しました。
一方、Honors/Advanced選考では78名の受験に対して40名が合格しています。
同じ学校でも、求められる能力が異なれば競争状況も変わります。
2027年度のテオリアやポリフォニーについても、一般的な4科入試の偏差値だけで合格可能性を判断するのは難しいでしょう。
受験生の得意分野を把握し、教科型・探究型・英語型のどれが適しているかを検討することが大切です。
受験前に確認したいポイント
- 2科・4科の基礎学力が安定しているか。
- 長時間、一つの課題について考え続けられるか。
- 自分の考えを言葉にして説明できるか。
- 他人の意見を聞き、異なる視点を取り入れられるか。
- 英語力を生かした選考を希望するか。
特に探究型入試は、試験形式を理解し、実際の入試体験会などを通して適性を確認しておきたいところです。
【探究型教育の実態】テオリア・ポリフォニーとグローバル教育
個人探究「テオリア」は何を評価する?
テオリアは、個人で対象を深く観察し、そこから自分なりの問いや理論を組み立てる選考です。
2027年度入試では2月2日午前に実施され、募集人数は7名。試験時間は150分です。
学校が重視しているのは、単なる調べ学習ではありません。
対象を注意深く見つめ、表面的な情報だけでは見えてこない本質や背景を考える姿勢です。
例えば、ある現象を観察したとき、何が起きているかを説明するだけでなく、なぜそのような現象が起きるのか、どのような疑問が隠れているのかを掘り下げる力が問われます。
こうした学びは、大学での研究や社会での問題発見にもつながります。
ただし、特定の模範解答を暗記すれば突破できる形式ではないため、普段から自分の考えを深める習慣が求められます。
グループ探究「ポリフォニー」は対話力が鍵
ポリフォニーは、複数の受験生が関わりながら課題に向き合うグループ探究型の選考です。
2027年度は2月3日午後に実施され、募集人数は10名。試験時間は120分です。
この入試の特徴は、単にリーダーシップを発揮することや、グループの意見をまとめることだけを重視していない点にあります。
異なる意見を持つ人の考えを理解し、自分の視点も提示しながら、対話を発展させることが重視されます。
学校の説明では、意見が完全に一致しない状態も大切な学びの一部として扱われています。
そのため、普段から自分の意見を持ちつつ、他人の発言を尊重できる生徒には適性があると考えられます。
Honors・Advanced選考と帰国生教育
かえつ有明のもう一つの特色が、英語教育です。
学校には帰国生が多く在籍しており、特定の国際コースに完全に分けるのではなく、日常のホームルームでも多様な背景を持つ生徒が一緒に学ぶ環境を整えています。
英語の授業は習熟度別で、主に次の3つに分かれています。
Regular English Class
英語の基礎から学び、実践的なコミュニケーション能力を身につけるクラスです。日本人教員とネイティブ教員が担当します。
Advanced English Class
英語が得意な生徒を対象に、ディスカッションや文法、語彙力の強化などを行います。英検2級以上が一つの目安です。
Honors English Class
帰国生を中心とした高度な英語力を持つ生徒向けのクラスです。
欧米の学校で使用される教材などを取り入れ、Language ArtsやPhilosophyを通じて、英語で考え、表現する能力を高めます。英検準1級以上が目安とされています。
2027年度の一般入試ではHonors/Advanced選考の募集人数が20名に変更されました。
帰国生入試は、2027年度に30名を募集します。ニューヨーク現地入試もこの募集枠に含まれます。
主な日程は以下のとおりです。
- 2026年11月15日:ニューヨーク現地入試。
- 2026年11月20日午前:帰国生Honors/Advanced選考①。
- 2026年11月20日午後:帰国生Regular選考。
- 2026年12月6日:帰国生Honors/Advanced選考②。
帰国生入試には海外滞在期間や帰国時期などの出願資格があります。2027年度の要項では、1年以上の海外滞在、帰国後3年以内などの条件が設定されています。
一般入試と帰国生入試では試験科目が異なるため、英語ペアワークの有無なども含めて募集要項を確認する必要があります。
【進学実績・口コミ・学費】入学後の満足度を左右する現実
2026年の大学進学実績
かえつ有明中学校を検討する家庭にとって、卒業後の進路も重要な判断材料です。
学校公式の2026年大学合格情報によると、2026年3月の卒業生は199名で、そのうち中高一貫生は189名でした。
大学合格実績は次のとおりです。
国公立大学:16名
主な合格先には以下の大学があります。
- 京都大学:1名
- 大阪大学:1名
- 一橋大学:1名
- 筑波大学:2名
- 千葉大学:3名
- 東京外国語大学:1名
- 東京学芸大学:1名
- 国際教養大学:1名
なお、国公立大学の合格者数には既卒者1名が含まれます。
私立大学:481名
主な大学の合格者数は以下のとおりです。
- 早稲田大学:26名
- 慶應義塾大学:17名
- 上智大学:27名
- 東京理科大学:15名
- 国際基督教大学:7名
- 明治大学:21名
- 青山学院大学:20名
- 立教大学:33名
- 中央大学:13名
- 法政大学:20名
医学部・歯学部・薬学部・獣医学部:27名
内訳は医学部6名、歯学部2名、薬学部12名、獣医学部7名です。
海外大学:44名
海外大学への合格実績もあり、コーネル大学、ダラム大学、ブリティッシュコロンビア大学、メルボルン大学、トロント大学などが掲載されています。
この数字からは、国内難関大学だけでなく、海外大学や医療系学部など幅広い進路を選択していることが分かります。
ただし、大学合格者数は進学者数ではありません。一人の受験生が複数の大学に合格した場合、それぞれが合格実績として計上されます。
口コミ・評判から見えるメリットと注意点
口コミサイト「みんなの中学校情報」では、かえつ有明中学校に関する57件の口コミが掲載され、総合評価は4.07点(5点満点)となっています。
項目別では、施設4.25点、先生4.20点、制服4.10点などが比較的高い評価です。
一方、学費は3.00点、進学実績・学力レベルは3.73点、学習環境は3.89点でした。
口コミを読み解くと、次のような論点があります。
評価されている点
- 生徒の自主性を尊重する自由な校風。
- 教員との距離が近く、相談しやすい環境。
- 施設や学習設備が充実しているという評価。
- 帰国生を含む多様な生徒と交流できる環境。
- 自分の好きなことや探究活動に取り組みやすいこと。
確認しておきたい点
- 自由な校風が、自分に合うかどうか。
- 探究活動や対話型学習に積極的に参加できるか。
- 大学受験対策をどの程度重視したいか。
- 学費や宿泊行事などの追加負担を許容できるか。
- 東雲駅からの通学時間が日常生活に無理のない範囲か。
口コミには、自由であることを魅力と感じる保護者の声がある一方、学校の自由さと自分が期待する学習環境との相性を気にする意見も見られます。
総合評価だけで学校を判断するのではなく、在校生・卒業生・保護者の複数の視点を比較することが大切です。
かえつ有明中学校の学費・費用はいくら?
私立中学校を選ぶうえで、学費は避けて通れない問題です。
2026年度の一般入試向け入学手続要項に掲載された中学1年生の学費は、以下のとおりです。
| 費目 | 月額 | 年額 |
|---|---|---|
| 授業料 | 46,000円 | 552,000円 |
| 設備費 | 14,000円 | 168,000円 |
| 環境衛生費 | 9,000円 | 108,000円 |
| 後援会費 | 2,000円 | 24,000円 |
| 生徒会費 | 1,000円 | 12,000円 |
| 教育充実費積立金 | 11,500円 | 138,000円 |
| 宿泊行事・修学旅行積立金 | 11,000円 | 132,000円 |
| 合計 | 94,500円 | 1,134,000円 |
これとは別に、2026年度の入学手続時には入学金25万円と諸経費4万円、合計29万円が必要でした。
そのため、2026年度の学費と入学手続金を単純に合算すると、初年度は142万4,000円となります。
制服、体操用品、通学用品などの費用も別途考慮する必要があります。
さらに、Honors/Advanced選考で合格した生徒は、英語特別指導費用として月額1万円が別途必要でした。
2027年度から学費の納入方法が変わる
2027年度の新中学1年生からは、学費等の納入方法が変更されます。
従来の毎月12回の分割納入から、学期ごとの年3回の納入に変更されます。
学校が2026年10月に公表した資料では、参考となる月額は以下のとおりです。
- 授業料:46,000円
- 設備費:14,000円
- 衛生環境費:9,000円
- 積立金:16,000円
- 後援会費:2,000円
- 生徒会費:1,000円
合計月額は88,000円です。
納入スケジュールは次のようになります。
- 1学期分(5か月):440,000円
- 2学期分(4か月):352,000円
- 3学期分(3か月):264,000円
なお、Honors/Advancedクラスでは月額1万円が別途加算されます。
また、宿泊行事費用は学費とは別に必要です。学校の公表資料では、中学1年の富士緑の休暇村が29,858円、中学2年の大和・飛鳥地域が85,139円(いずれも2026年度実績)、中学3年のベトナム研修が約27万円とされています。
ここで注意したいのは、2026年度の月額94,500円と2027年度の月額88,000円を単純に比較し、学費が6,500円安くなったと判断しないことです。
2027年度は宿泊行事費用を別途徴収する方式となっているため、費目の構成が異なります。
実際の家計負担を計算する場合は、授業料だけでなく、行事費用や英語特別指導費用、入学時の諸経費まで含めて検討する必要があります。
【向いている子・向いていない子】学校選びで失敗しない判断基準とアクセス
かえつ有明中学校に向いている子
ここまでの教育方針、入試方式、口コミ、進学実績を踏まえると、次のような生徒は学校との相性を確認する価値があります。
1.自分で考えることが好きな子
決められた答えを覚えるだけでなく、疑問を持ち、自分で調べ、考えを深めることが好きな生徒です。
テオリアのような個人探究型の学習にも親和性があります。
2.人との対話を楽しめる子
自分と異なる意見に触れることを前向きに捉え、話し合いながら新しい考えを生み出せる生徒です。
ポリフォニーが掲げる教育の方向性とも重なります。
3.国際的な環境に関心がある子
英語を使った学習や海外大学への進学、多様な文化的背景を持つ友人との交流に関心がある生徒にも適した環境です。
4.自分の進路を主体的に考えたい子
大学進学だけを最終目標にするのではなく、自分が何を学び、将来どのような分野に進みたいのかを考えたい生徒にも魅力があります。
慎重に検討したい家庭
反対に、次のような希望が強い場合は、学校説明会などで教育内容を詳しく確認する必要があります。
- 教師主導で細かく学習管理してほしい。
- 探究活動よりも受験問題の演習を最優先したい。
- 自由度の高い学校生活より、明確な規則と統一的な指導を好む。
- 学費や宿泊行事の追加費用を抑えたい。
- 通学時間をできるだけ短くしたい。
これは学校の優劣ではなく、教育方針と家庭の希望が一致するかどうかの問題です。
入学後のミスマッチを防ぐためには、学校の理念だけでなく、実際の授業や生徒の様子を確認することが重要です。
アクセスは東雲駅から徒歩約8分
かえつ有明中学校の所在地は、東京都江東区東雲2丁目16番1号です。
最寄り駅は、りんかい線の東雲駅です。
主なアクセス方法は次のとおりです。
- りんかい線・東雲駅: 徒歩約8分。
- 東京メトロ有楽町線・豊洲駅: 都営バスで約8分、「都橋住宅前」下車後、徒歩約2分。
- 東京メトロ有楽町線・辰巳駅: 徒歩約18分。
- 都営大江戸線・勝どき駅: 都営バスで「有明小中学校前」下車後、徒歩約3分。
都心部からのアクセスは複数ありますが、利用する路線によって通学時間は異なります。
また、学校公式サイトでは来校時の入口について、東雲小学校側の正門を利用するよう案内しています。
受験前の学校見学では、最寄り駅から実際に歩き、登校時間帯の混雑や通学路の状況を確かめておくと安心です。
【かえつ有明中学校に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:かえつ有明中学校の偏差値はどれくらいですか?
A1:2027年入試対応の四谷大塚のAライン80偏差値では、入試回によって50~54程度です。受験日や選考方式によって異なり、偏差値は模試会社によっても変わります。
Q2:2027年度入試で新しく変わる点は何ですか?
A2:従来の思考力特待入試が個人探究「テオリア」、アクティブラーニング思考力特待入試がグループ探究「ポリフォニー」に名称変更されます。テオリアは2月2日午前、ポリフォニーは2月3日午後に実施されます。
Q3:かえつ有明中学校の大学進学実績は良いですか?
A3:2026年の公表実績では、国公立大学16名、私立大学481名、海外大学44名の合格者がいます。早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などへの合格実績もあります。複数大学への合格を含む延べ人数である点には注意が必要です。
Q4:帰国生でなくても入学できますか?
A4:入学できます。一般入試では2科・4科入試、特待入試、テオリア、ポリフォニー、Honors/Advanced選考などが用意されています。帰国生入試とは別の出願区分です。
Q5:英語が苦手でも入学後についていけますか?
A5:学校では英語を習熟度別に編成しており、Regular English Classも設けています。入学前の英語経験だけで判断する必要はありません。ただし、Honors/Advancedクラスは高度な英語力を前提とした授業です。
Q6:2027年度の学費はいくらですか?
A6:2027年度の新中学1年生向け資料では、学費等の参考月額は88,000円です。年3回の学期ごとの納入となり、宿泊行事費用やHonors/Advancedの追加費用などは別途必要です。
Q7:最寄り駅はどこですか?
A7:りんかい線の東雲駅です。学校までは徒歩約8分です。豊洲駅から都営バスを利用する方法もあります。
まとめ:かえつ有明中学校は偏差値だけでなく教育との相性で選ぶ
かえつ有明中学校は、1903年創立の嘉悦学園の伝統を受け継ぎながら、探究学習、対話、グローバル教育を軸に独自の中高一貫教育を展開する学校です。
2026年度の入試では一般入試の総出願数が1,996件に達し、2027年度には個人探究「テオリア」やグループ探究「ポリフォニー」など、受験生の多様な能力に着目する選考が用意されています。
大学進学実績では国公立大学や早慶上智、海外大学などへの合格者を輩出し、国内外の幅広い進路を支援しています。
一方、学費や宿泊行事費用、自由度の高い校風、探究活動への適性など、入学前に確認しておきたい点もあります。
【プロの結論】
かえつ有明中学校を選ぶ際に最も重視したいのは、偏差値や大学合格者数だけではありません。
大切なのは、子どもが自分で問いを立て、他者と対話し、答えのない課題に向き合う6年間を楽しめるかどうかです。
特に2027年度入試では、テオリアとポリフォニーという2つの探究型選考が、学校の教育理念を象徴する存在になっています。
受験を検討する家庭は、一般入試の過去問対策だけでなく、学校説明会や入試体験会にも参加し、授業の雰囲気や生徒の様子を実際に確認しておきたいところです。
偏差値に合う学校を探すだけでなく、入学後に子どもの可能性を伸ばせる学校か。 その視点こそが、かえつ有明中学校を選ぶ際の重要な判断基準になります。