【店名の由来】7025 Franklin Avenueはロサンゼルスのホテル住所だった
「7025 Franklin Avenue」という名前を初めて見た人は、数字の意味が気になるかもしれない。実は、この数字は単なる創業年や電話番号ではない。
店名の由来は、オーナーの松本幸三氏がアメリカ・ロサンゼルスに滞在していた際のホテルの住所にある。住所は7025 Franklin Avenue, Los Angeles, California。現在のMagic Castle Hotel(マジックキャッスルホテル)の所在地と一致する。
松本氏は1980年から5年間、ロサンゼルスのレストランを巡り、本場のハンバーガー文化を学んだ。滞在先のホテルでは、プールサイドで開かれたバーベキューパーティーに招かれ、外国人客から大きなハンバーガーを振る舞われたという。
その一皿との出会いが、後の店舗づくりを決定づけた。
単にアメリカ風の料理を再現したかったわけではない。ハンバーガーを一つの食文化として日本に伝えたいという思いが、店名にも込められている。
アメリカで受けた衝撃が五反田の店につながった
松本氏はもともと洋食のシェフで、飲食関連企業でキッチンマネージャーを務めた経験を持つ。
ロサンゼルスでは複数のハンバーガーレストランを訪れ、厨房にも入れてもらいながら、牛肉の配合、パティの焼き方、料理の提供方法などを学んだ。
特に影響を受けたのが、レストランの料理に対する考え方だった。
散歩の達人の取材記事では、松本氏が学んだ考え方として、次の言葉が紹介されている。
「レストランでいただく食事のようなハンバーガー」
ファストフードとして短時間で食べる商品ではなく、席に座り、料理として味わうハンバーガー。この発想が7025 Franklin Avenueの原点になった。
マジックキャッスルホテルとマジックキャッスルは別の施設
もう一つ、名前について整理しておきたい。
ロサンゼルスには「The Magic Castle」という著名な会員制マジッククラブも存在する。同施設の住所は7001 Franklin Avenue。一方、Magic Castle Hotelの住所は7025 Franklin Avenueだ。
店名の数字と一致するのは後者のホテルの住所である。
この違いを押さえると、7025という数字が持つ意味も理解しやすくなる。
【創業から2026年まで】松本幸三氏と店をつないだ歴史・関係性
7025 Franklin Avenueは、1990年に五反田で開業した。
当時、日本ではハンバーガーチェーンが広がりつつあったものの、レストランでゆっくり食べる本格的なグルメバーガーは、現在ほど一般的ではなかった。
開業当初は人通りの少ない住宅街という立地もあり、集客に苦労したという。
2000年12月4日付の日本食糧新聞のインタビューでは、松本氏が創業当時について、一日当たりの来客が10人に満たない日もあり、最初の3年間は赤字が続いたと振り返っている。
それでも、当初のコンセプトを変えず、料理の品質を追求し続けた。
7025 Franklin Avenueの歴史を整理
| 時期・項目 | 関係する人物・場所 | 出来事・意味 |
|---|---|---|
| 1980年 | 松本幸三氏 | ロサンゼルスで本場のハンバーガーを学び始める |
| 1980年代 | LAのレストラン | 肉の配合、パティの焼き方、食文化を習得 |
| ホテル滞在中 | Magic Castle Hotel | プールサイドのバーベキューでハンバーガーに感動 |
| 店名の由来 | 7025 Franklin Avenue | 滞在先ホテルの住所を店名に採用 |
| 1990年 | 五反田 | 7025 Franklin Avenueを開業 |
| 創業初期 | 松本氏と外国人客 | 外国人客や外国人記者の紹介を通じて認知が広がる |
| 2000年 | 日本食糧新聞 | 創業10周年を迎え、オーナーの経営哲学が紹介される |
| 2023年 | 散歩の達人 | 店舗の歴史、料理、接客哲学が詳しく紹介される |
| 2026年 | 食べログ | ハンバーガー百名店2026に選出 |
英国式とアメリカ式を融合させた独自のスタイル
この店の特徴は、アメリカのハンバーガー文化だけをそのまま持ち込んだものではない。
松本氏はロサンゼルス滞在中、家族ぐるみで付き合いのあった英国人夫婦からも影響を受けたという。
「もし、この夫婦がアメリカでハンバーガーレストランを開いたら」という発想が、店舗のコンセプトにつながった。
その象徴が、ハンバーガーにナイフとフォークを添えて提供するスタイルだ。
アメリカンな料理を英国式の食事作法で楽しむ。この文化の融合が、一般的なハンバーガーショップとの違いを生み出している。
創業当初から変わらない経営哲学
日本食糧新聞の2000年のインタビューによれば、創業初期には外国人客が少しずつ増え、外国人記者が店を紹介したことも認知拡大につながった。
その後、外国人客が日本人の知人を連れて来店するようになり、徐々に支持が広がっていった。
重要なのは、集客が難しかった時期にも、食材の品質を下げて価格競争に走ることを選ばなかった点だ。
散歩の達人の2023年の取材でも、松本氏は新しいメニューを次々に増やすより、既存メニューの食材をより良いものに変えていく考え方を説明している。
これは、長く営業を続ける飲食店の経営を考えるうえでも興味深い。
【人気メニュー】マッシュルームチーズバーガーが支持される理由
7025 Franklin Avenueを訪れるなら、まず注目したいのがマッシュルームチーズバーガーだ。
このメニューは、単にビーフパティにマッシュルームとチーズを加えたものではない。それぞれの素材の味や香り、食感を組み合わせた一品である。
1. マッシュルームチーズバーガー
看板メニューとして紹介されることが多いのが、マッシュルームチーズバーガー。
特徴は、ガーリックとバターで炒めたフレッシュマッシュルーム、サワークリーム、グリュイエールチーズの組み合わせだ。
マッシュルームの香ばしさとバターの風味に、チーズのコクとサワークリームの酸味が加わる。
さらに、肉の存在感を残したビーフパティが全体をまとめる。
味付けを必要以上に複雑にせず、素材の持ち味を生かす構成が特徴となっている。
2. パティの大きさを選べるのも魅力
7025 Franklin Avenueでは、パティのサイズを選べることも特徴の一つ。
過去の店舗紹介では、次の3種類が紹介されている。
- ミディアム:112g
- ラージ:149g
- エクストラ:225g
食べる量や肉の存在感に合わせて選べるため、初めて訪れる人にも分かりやすい。
初回なら149gのラージサイズを基準に考え、しっかり肉を味わいたい人は225gを検討するとよい。
3. そのほかに注目したいハンバーガー
マッシュルームチーズバーガー以外にも、複数の種類が用意されている。
- ハンバーガー:肉と野菜、バンズの基本的な組み合わせを楽しむ定番。
- チーズバーガー:ビーフパティとチーズのバランスを味わいたい人向け。
- ベーコンチーズバーガー:ベーコンの風味を加えた食べ応えのある一品。
- アボカドバーガー:アボカドのまろやかさを楽しめるメニュー。
- ゴールデンブラウンオニオンチーズバーガー:炒めたオニオンとチーズの組み合わせが特徴。
- チリチーズバーガー:チリとチーズの組み合わせを楽しめるメニュー。
4. サンドイッチやサイドメニューも充実
ハンバーガーだけでなく、サンドイッチも店の重要なメニューだ。
しながわ観光協会の店舗紹介では、クラブハウスサンドウィッチが取り上げられている。
そのほか、ユーザー投稿のメニュー情報には、ツナサンドやエッグサラダサンド、シュリンプとアボカドのサンドイッチなども掲載されている。
サイドメニューでは、次のような料理も確認できる。
- フレンチフライ
- オニオンリング
- コールスロー
- オニオングラタンスープ
ハンバーガーを中心に、食事全体を組み立てられるのがレストランとしての魅力だ。
5. 2026年の価格情報
価格については、掲載時期やパティのサイズによって違いがある。
2026年10月31日放送のテレビ番組「シューイチ★セブン」の紹介では、マッシュルームチーズバーガーが1,860円として掲載された。
一方、2026年の利用者投稿では、マッシュルームチーズバーガーのラージサイズが2,130円だったという記録もある。
そのため、価格を一律に決めつけるのではなく、来店時のメニュー表でサイズと価格を確認したい。
【店内・雰囲気】ハンバーガーショップというより一軒家レストラン
7025 Franklin Avenueの魅力は、料理だけではない。
店舗は、東五反田の閑静な住宅街にある白壁の一軒家。周囲の街並みと調和した建物で、一般的なファストフード店とは異なる落ち着いた空間が広がっている。
散歩の達人の2023年の取材によると、建物は1950年代に建てられた駐日大使館職員の元住居を改装したものだという。
中庭の緑とテラス席
店内の大きな特徴が、中庭を望める空間設計だ。
客席はテーブル42席、カウンター8席。さらにテラス席12席が設けられていると紹介されている。
窓から見える緑とゆったりした客席は、食事を急いで済ませるのではなく、落ち着いて楽しみたい人に向いている。
オープンキッチンから調理の様子を見られる点も特徴だ。
ナイフとフォークで食べるのが正解?
初めて訪れる人が戸惑いやすいのが、ナイフとフォークの存在だ。
一般的なハンバーガー店では手で持って食べるスタイルが中心だが、この店では英国式の食文化を取り入れ、ナイフとフォークが用意される。
ただし、必ずナイフとフォークを使わなければならないわけではない。
散歩の達人の取材では、松本氏は食べ方も食文化の楽しみの一つとして、自由に楽しんでほしいという考えを語っている。
つまり、上品にナイフとフォークで食べても、手で豪快にかぶりついてもよい。
この自由さも、店の魅力の一つだ。
【口コミ・評判】2026年も百名店に選ばれる理由とは?
7025 Franklin Avenueの評判を考えるうえで、注目したいのが食べログの評価と利用者の口コミだ。
2026年の食べログでは、同店はハンバーガー百名店に選出されている。
掲載点数は3.60で、口コミ投稿者数は1,872人。長年の営業実績に加え、現在も一定の注目を集めていることが分かる。
良い口コミで目立つ3つのポイント
1. パティの肉感と素材の味
口コミでは、パティのおいしさや肉の存在感を評価する内容が目立つ。
特に、濃いソースで味を覆い隠すタイプではなく、肉や野菜、チーズそれぞれの味を感じられる構成が支持されている。
2. バンズと具材のバランス
バンズの風味や食感を評価する投稿もある。
パティだけが主役になるのではなく、野菜やパンを含めて一つのハンバーガーとしてまとまっている点が特徴だ。
3. 店内の雰囲気と居心地
口コミでは、店内の広さ、落ち着いた内装、窓から見える緑などを評価する声も確認できる。
2026年の投稿にも、住宅街の一軒家レストランらしい雰囲気を楽しんだという内容が見られる。
気になる評価は価格とのバランス
一方、注意したいのが価格面だ。
食べログの評価項目別集計では、雰囲気が3.92、料理・味が3.79なのに対し、コストパフォーマンスは3.24となっている。
この数字からも、価格の安さより料理や空間に価値を感じるタイプの店舗であることがうかがえる。
ハンバーガーを安く、短時間で食べたい人には、少し予算が高く感じられる可能性がある。
ただし、評価は利用者の主観を集計したものであり、すべての来店者が同じ感想を持つわけではない。
7025 Franklin Avenueはどんな人におすすめ?
おすすめできるのは、次のような人だ。
- 本格的なグルメバーガーを食べたい人
- 肉の味や素材の組み合わせを楽しみたい人
- 落ち着いた空間でランチを過ごしたい人
- 五反田周辺で少し特別な食事を楽しみたい人
- 老舗レストランの歴史や食文化に興味がある人
反対に、安価なセットメニューやスピード重視の食事を求める人には、別の選択肢の方が合うかもしれない。
【2026年最新店舗情報】営業時間・アクセス・予約方法
2026年11月時点で確認できる店舗情報を整理する。
基本情報
店名:7025 Franklin Avenue(フランクリン・アベニュー)
住所:東京都品川区東五反田3-15-18
電話番号:03-3441-5028
ジャンル:ハンバーガー・サンドイッチ
創業:1990年
定休日:火曜日
営業時間
食べログの店舗情報および2026年10月31日のテレビ番組紹介では、次の営業時間が掲載されている。
- 月曜日:11:00~14:30
- 火曜日:定休日
- 水曜日~土曜日:11:00~19:30
- 日曜日・祝日:11:00~16:00
なお、しながわ観光協会の店舗紹介には、水曜日から土曜日の営業時間が20:00までと記載された情報も残っている。
掲載情報によって30分の違いがあるため、特に夕方以降に訪れる場合は、事前に電話で確認しておきたい。
五反田駅からのアクセス
所在地は品川区東五反田3丁目。五反田駅から御殿山方面へ進み、島津山エリアに入った住宅街に位置する。
各駅からの目安は次のとおり。
- 都営浅草線・五反田駅A6出口:徒歩約5分
- 東急池上線・五反田駅:徒歩約6分
- JR山手線・五反田駅:徒歩約7分
- JR・京急本線・品川駅:徒歩約12分
都営バスを利用する場合は、反96系統の東五反田3丁目停留所から徒歩約2分という案内もある。
予約・支払い・その他の注意点
食べログの店舗情報では予約可とされ、平日12時までの来店について予約に関する案内も掲載されている。
ただし、予約条件は変更される可能性があるため、電話で確認するのが確実だ。
また、店舗情報には以下の内容も掲載されている。
- テイクアウト対応
- 全席禁煙
- 専用駐車場なし
- 個室なし
- クレジットカード・電子マネー・QRコード決済は利用不可との掲載あり
キャッシュレス決済に対応していない可能性があるため、現金を用意しておくと安心だ。
【7025 Franklin Avenue】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:7025 Franklin Avenueの店名の由来は何ですか?
A1:オーナーの松本幸三氏がロサンゼルス滞在中に利用していたホテルの住所に由来する。7025 Franklin Avenueは、現在のMagic Castle Hotelの所在地と一致する。
Q2:7025 Franklin Avenueはいつ創業しましたか?
A2:1990年に東京都品川区東五反田で開業した。日本のグルメバーガー文化の先駆けとして知られている。
Q3:初めて行くなら何を注文するのがおすすめですか?
A3:代表的なメニューであるマッシュルームチーズバーガーがおすすめ。ガーリックバターで炒めたマッシュルーム、サワークリーム、グリュイエールチーズとビーフパティの組み合わせを楽しめる。
Q4:営業時間と定休日を教えてください。
A4:掲載情報では、月曜日11:00~14:30、水曜日から土曜日11:00~19:30、日曜日・祝日11:00~16:00。火曜日が定休日。変更される場合があるため、訪問前の確認がおすすめ。
Q5:五反田駅からどのくらいかかりますか?
A5:JR山手線の五反田駅から徒歩約7分、都営浅草線のA6出口から徒歩約5分が目安。東五反田3丁目の住宅街にある。
Q6:ハンバーガーはナイフとフォークで食べる必要がありますか?
A6:ナイフとフォークが用意されているが、必須ではない。手で持って食べてもよく、自分の好きなスタイルで楽しめる。
まとめ:7025 Franklin Avenueが30年以上支持される本当の理由
7025 Franklin Avenueは、1990年に五反田で誕生した老舗ハンバーガーレストランだ。
店名に込められたロサンゼルスのホテルの住所、松本幸三氏がアメリカで学んだ料理の技術、そして英国式の食文化を取り入れた独自の店舗スタイル。その一つひとつが、現在の店の個性を形づくっている。
特に注目したいのは、創業以来、単にメニューの種類を増やすことよりも、食材の品質や料理の完成度を高めることを重視してきた姿勢だ。
マッシュルームチーズバーガーに代表される素材の組み合わせ、肉のサイズを選べる仕組み、緑を望む一軒家の空間。これらが一体となって、ファストフードとは異なる食事体験を生み出している。
2026年も食べログのハンバーガー百名店に選ばれ、テレビ番組でも紹介されるなど、長年の歴史を持つ店でありながら現在も注目されている。
【プロの結論】
7025 Franklin Avenueの本質は、ハンバーガーを単なる軽食ではなく、レストランで楽しむ一皿として提供し続けていることにある。
価格の安さや提供スピードではなく、素材、調理、空間、接客を含めた食事全体の価値で勝負する。その考え方こそが、1990年の創業から長く支持されてきた理由だ。
五反田で本格的なグルメバーガーを味わいたいなら、マッシュルームチーズバーガーを入口に、アメリカで生まれた一つの感動が日本のレストラン文化につながった歴史も楽しんでみたい。