【実践編】恋人ごっこのコード進行とストロークパターン
コードを押さえられるようになったら、次は曲の流れとリズムを理解しよう。「恋人ごっこ」は、同じコードを繰り返すだけの単純な構成ではない。ベース音の動きやコードの響きが、楽曲の感情表現に深く関わっている。
前半の基本コード進行
J-Total Music!やChordWikiの譜面をCフォームに置き換えて見ると、前半の中心となる流れは次のように整理できる。
前半の基本的なコードの流れ
カポ1で演奏するCフォームの例。譜面によって経過コードやボイシングには違いがある。
この進行で注目したいのが、ベース音の動きだ。CからG/B、Am、C7/G、Fへ進むことで、ベースがC・B・A・G・Fと段階的に下降していく。
この下降する動きが、曲に独特の切なさと滑らかさを生み出している。コードの種類だけでなく、低音の変化にも耳を向けると、演奏のニュアンスがつかみやすい。
初心者向けストロークパターン
公式サイトが指定する固定のギターストローク譜は確認できないため、ここでは曲の拍子に合わせた練習用パターンを紹介する。
前半:4/4拍子の練習パターン
8分音符を基準にした基本形
{#each ["↓","↓","↑","・","↑","↓","↑","・"] as s,i}
{/each}
ダウンを中心に、アップを軽く入れる。実際の曲の演奏を完全に再現するものではなく、伴奏を安定させるための練習例。
後半:6/8拍子の練習パターン
3拍ずつのまとまりを意識する
{#each ["↓","・","↑","↓","・","↑"] as s,i}
{/each}
1拍目と4拍目を少し強くする。3拍ずつの揺れを意識すると、後半の雰囲気が出しやすい。
前半はストロークを強くしすぎないことがポイントだ。音を詰め込まず、歌の邪魔をしない軽い伴奏を目指すとよい。
慣れてきたら、コードが変わるタイミングに合わせてダウンストロークを入れ、アップストロークを軽く処理する。すべての弦を同じ強さで鳴らすよりも、強弱をつけたほうが曲の雰囲気に近づく。
【重要ポイント】後半の6/8拍子への変化を攻略する
「恋人ごっこ」の演奏で、初心者が見落としやすいのが後半の拍子変化だ。
ChordWikiの詳細譜では、前半をBPM103の4/4拍子として記載し、後半の「裸や、撫で肩や」から先をBPM80の6/8拍子として区別している。楽器.meの初心者向け譜面でも、同じ後半部分について6/8拍子への切り替えが説明されている。
したがって、曲の後半は単にコードが変わるだけではなく、リズムの感じ方そのものを変える必要がある。
4/4拍子と6/8拍子は何が違う?
前半:4/4拍子
4拍を基本単位として数える。一般的なポップスのリズムに近い感覚で演奏できる。
後半:6/8拍子
8分音符6つを3つずつ、2つのまとまりに分ける。ゆったりした揺れや広がりが生まれる。
4/4拍子では「1・2・3・4」と数えるのに対し、6/8拍子では「1・2・3、4・5・6」と数える。後半を4拍子の感覚で弾き続けると、歌のフレーズと伴奏がずれてしまいやすい。
拍子が切り替わる場所を見極める
目印になるのは、歌詞の「裸や、撫で肩や、キスや乾かない髪」に入る部分だ。ChordWikiでは、この箇所から6/8拍子のセクションとして記載されている。
練習するときは、切り替わる直前まで4拍子で弾き、後半に入ったら一度ストロークを弱めて、6つの8分音符を数え直すとよい。
特に重要なのは、6/8拍子を単に速い3拍子として扱わないこと。1・2・3と4・5・6の二つの大きなまとまりを意識すると、曲の後半にある荘重な雰囲気を表現しやすくなる。
後半の練習で意識したい3つのこと
テンポを急に上げない
ChordWikiでは後半をBPM80としている。前半のBPM103とは拍の単位も異なるため、数字だけで速度を比較しない。
アクセントを2か所に置く
6/8の1拍目と4拍目を意識する。すべての音を均等に弾かないことがポイント。
歌と伴奏を別々に練習する
最初はコードだけ、次に歌だけでリズムを確認し、最後に合わせると安定しやすい。
【ギター以外でも演奏できる?】ピアノコードとウクレレコード
「恋人ごっこ」はギターだけでなく、ピアノやウクレレでの演奏にも対応するコード譜が公開されている。楽器.meでは、通常版・初心者向けの譜面で、ギター、ピアノ、ウクレレの表示を選択できる。
ピアノで弾く場合
ピアノでは、ギターのようにカポタストを使わないため、原曲キーのC#(D♭)で演奏するか、弾きやすいCに移調するかを最初に決める。
原曲に合わせる場合は、D♭、A♭/C、B♭m7、D♭7/A♭、G♭、A♭sus4などの表記を参考にできる。
初心者の場合、左手でベース音、右手で和音を弾く方法がおすすめだ。特に前半の下降するベースラインを左手で表現すると、ギターのコード進行にある特徴をピアノでも再現しやすい。
ウクレレで弾く場合
ウクレレでは、ギターのコードフォームをそのまま転用することはできない。弦の本数やチューニングが異なるため、ウクレレ用のコードダイアグラムを確認する必要がある。
まずはC、G、Am、Fなどの基本コードを覚え、初心者向けの譜面に合わせて練習するとよい。後半の6/8拍子では、ストロークを強くしすぎず、軽やかな音色を保つことがポイントだ。
楽器別の選び方
ギター
カポ1・Cフォームで原曲キーに合わせやすい。
ピアノ
ベースラインと和音を分けて表現できる。コードの響きを理解しやすい。
ウクレレ
基本コードを使って手軽に弾き語りを楽しめる。専用の押さえ方を確認する。
【恋人ごっこコードに関するよくある質問(FAQ)】
Q1:恋人ごっこの原曲キーはCとC#のどちらですか?
A1:原曲キーはC#(D♭)です。ギターでカポ1を装着してCフォームを弾くと、実音がC#になるため、コード譜にCと書かれていても原曲キーで演奏できます。
Q2:恋人ごっこを初心者が簡単コードで弾くにはどうすればいいですか?
A2:C、G、Am、C7、Fなどを中心にした初心者向け簡易コード譜を利用するのがおすすめです。原曲に合わせたい場合はカポ1を使い、まずはコードチェンジを安定させてからストロークを加えましょう。
Q3:恋人ごっこの後半はなぜ6/8拍子になるのですか?
A3:後半の「裸や、撫で肩や」から先は、前半の4/4拍子とは異なる6/8拍子としてChordWikiに記載されています。3つの8分音符を一組にしたリズムを二組数えることで、後半のゆったりとした揺れを表現できます。
まとめ:【プロの結論】恋人ごっこを原曲らしく弾くための判断基準
マカロニえんぴつの「恋人ごっこ」をギターで弾くなら、最初に理解しておきたいのは、原曲キーC#とカポ1・Cフォームの関係だ。Cフォームを使うことで、原曲の高さを保ちながら比較的押さえやすいコードで演奏できる。
コード譜選びでは、次の基準を参考にしてほしい。
- 原曲の響きを重視する人: J-Total Music!やChordWikiの詳細譜を参考にする。
- ギター初心者: 楽器.meの初心者向け簡易コードから始める。
- 原曲キーのコードを知りたい人: C#・D♭表記の譜面を確認する。
- ピアノで弾きたい人: ギター用のカポ設定ではなく、実際に鳴らす音のキーを基準にする。
- 弾き語りを完成させたい人: 前半の4/4拍子と後半の6/8拍子を分けて練習する。
一方、最初から原曲の細かな分数コードやすべてのボイシングを再現しようとすると、コードチェンジに意識を取られて歌が不安定になることもある。まず簡易コードで最後まで弾けるようにし、その後G/BやC7/G、Gsus4などの響きを加えていく方法が合理的だ。
この曲の演奏で本当に大切なのは、コードを正確に押さえることだけではない。前半の軽やかさから後半の大きな揺れへと変化する音楽的な流れを理解し、歌の感情に合わせて伴奏を変えることだ。
2026年もライブ作品に収録されている「恋人ごっこ」。初心者はカポ1の簡単コードから、経験者は原曲の分数コードと6/8拍子の表現まで、一段ずつ挑戦していけば、より楽曲の魅力に近づけるはずだ。
主な参照資料:マカロニえんぴつ公式サイト、J-Total Music!、ChordWiki、楽器.me、歌ネット。コード表記・拍子・テンポは各公開譜面の記載に基づく。
(出典: 恋人 ごっこ コード(Yahoo!ニュース))