【2022年W杯準決勝と比較】フランス対モロッコの対戦成績はどう変わった?
今回の対戦を語るうえで欠かせないのが、2022年12月14日に行われたカタールW杯準決勝だ。この試合でもフランスがモロッコを2-0で下している。
2022年大会では、アフリカ勢として初めてワールドカップ準決勝に進出したモロッコが、優勝候補フランスに挑戦した。2026年大会は、その再戦という意味でも大きな注目を集めた。
2022年と2026年の試合結果を比較
| 比較項目 | 2022年準決勝 | 2026年準々決勝 |
|---|---|---|
| 開催日 | 12月14日 | 7月9日 |
| 会場 | アル・バイト・スタジアム | ボストン・スタジアム |
| 試合結果 | フランス2-0モロッコ | フランス2-0モロッコ |
| フランスの先制点 | テオ・エルナンデス(5分) | エムバペ(60分) |
| 追加点 | コロ・ムアニ(79分) | デンベレ(66分) |
| フランス監督 | デシャン | デシャン |
| モロッコの戦術 | 3バックを基調とする3-4-3 | 4-2-3-1を基調とする布陣 |
2022年の得点者はテオ・エルナンデスとランダル・コロ・ムアニ。開始5分にテオが先制し、79分に途中出場のコロ・ムアニが追加点を決めた。
対して2026年は、前半を無得点で終えた後、エムバペとデンベレが後半6分間で2点を奪った。どちらも2-0という同じ結果だが、試合の展開は大きく異なる。
2022年はモロッコがボールを保持しながら攻撃を仕掛け、フランスが守備からの速い攻撃で応戦する構図が目立った。FIFAテクニカルレポートでも、2022年の両チームの基本布陣はフランスが4-1-2-3、モロッコが3-4-3と記録されている。
2026年は両チームとも4-2-3-1を基本とする構成で、モロッコは中盤の人数を確保しながら対応した。しかし、フランスの前線における個人技と連係を最後まで封じることはできなかった。
ワールドカップでの対戦成績はフランスが2連勝
2022年と2026年のW杯本大会における直接対決は、いずれもフランスが2-0で勝利している。
興味深いのは、2大会連続でモロッコがフランス相手に無得点に終わったことだ。Optaの集計でも、モロッコが直近2大会のW杯で無得点の敗戦を喫した2試合は、どちらもフランス戦だったとされている。
ただし、この結果だけで両国のサッカーの実力差を単純に判断するのは適切ではない。モロッコは2022年に歴史的なベスト4進出を果たし、2026年も準々決勝まで勝ち上がった。世界の強豪と互角に戦えるチームへ成長したことは、2大会を通じて明らかになっている。
【2026年大会のその後】フランスとモロッコの明暗
フランスにとって、この2-0の勝利は単なる準々決勝突破ではなかった。2018年ロシア大会、2022年カタール大会に続き、3大会連続のW杯準決勝進出を達成したからだ。
Opta Analystによれば、フランスはこの勝利でW杯準決勝進出が通算8回となり、ブラジルと並んだ。ドイツに次ぐ歴史的な記録であり、デシャン監督のチームが長期間にわたって高い競争力を維持してきたことを示している。
フランスは準決勝でスペインに敗退
しかし、モロッコ戦の勝利がそのまま決勝進出につながったわけではない。7月14日の準決勝ではスペインと対戦し、0-2で敗れた。フランスの2026年大会は準決勝で幕を閉じている。
エムバペとデンベレがモロッコ戦で見せた攻撃力は大会を代表する見どころだったが、次の試合ではスペインの守備と攻撃に対応できなかった。トーナメントを勝ち抜くには、個人能力だけでなく、相手に応じた戦術の修正も欠かせない。
モロッコは敗退してもアフリカ勢の存在感を示した
モロッコは準々決勝で敗れたものの、大会での歩みには評価すべき点が多い。アフリカサッカー連盟(CAF)の試合後レポートによると、モロッコはカナダを破り、オランダとの試合ではPK戦を制して準々決勝に進出していた。
2022年大会で初めてアフリカ勢の準決勝進出を成し遂げたモロッコは、2026年もベスト8まで到達した。フランスに敗れたことで大会を終えたが、強豪国との対戦経験や若手選手の成長は、今後の代表強化にもつながる成果だ。
【よくある質問】フランス対モロッコに関するFAQ
Q1:2026年7月9日のフランス対モロッコの試合結果は?
A1:フランスが2-0で勝利した。前半は0-0だったが、60分にキリアン・エムバペ、66分にウスマン・デンベレが得点した。
Q2:フランス対モロッコでPKを失敗した選手は誰?
A2:フランス代表のキリアン・エムバペ。前半に獲得したPKを蹴ったが、モロッコ代表GKヤシン・ブヌにセーブされた。
Q3:2022年W杯準決勝と2026年準々決勝のスコアは同じ?
A3:どちらもフランスが2-0で勝利した。2022年はテオ・エルナンデスとコロ・ムアニ、2026年はエムバペとデンベレが得点者となった。
Q4:2026年の試合会場はどこ?
A4:米国マサチューセッツ州フォックスボロのボストン・スタジアム。実際の競技場はジレット・スタジアムで、2026年7月9日に開催された。
Q5:フランスはモロッコ戦の後、決勝に進出した?
A5:決勝進出は果たしていない。7月14日の準決勝でスペインに0-2で敗れ、ベスト4で大会を終えた。
まとめ:フランス対モロッコ2026で勝敗を分けた本当のポイント
2026年7月9日のフランス対モロッコは、フランスが2-0で勝利した。前半のPK失敗によって一時は難しい展開になったものの、エムバペが60分に先制し、66分にはデンベレが追加点を決めた。
この試合で特に評価したいのは、エムバペの精神的な立て直しと、フランスの攻撃陣が見せた連係だ。PKを止められても攻撃への姿勢を崩さず、自ら得点を奪い、さらに味方のゴールまで演出した。
一方のモロッコも、ブヌのPKセーブをはじめ、前半は粘り強い守備を披露した。しかし、後半に先制点を許した後、フランスの攻撃を抑え込めなかった。
2022年準決勝に続く2-0という結果は、フランスが大舞台での勝負強さを再び示した試合として記憶されるだろう。同時に、モロッコが2大会連続で世界のベスト8に進んだことも見逃せない。
今回の一戦から読み取れる最大の教訓は、ボール保持率や一度の決定機だけでは勝敗は決まらないということだ。試合の流れが変わる瞬間にどれだけ正確な判断を下せるか。フランスはその差を、エムバペとデンベレの2ゴールで証明した。 (出典: フランス 対 モロッコ(Yahoo!ニュース))