【あらすじ】3人の母親は誰に恋をする?全9話のストーリーを解説
『恋する母たち』の舞台は、息子たちが通う名門校・麻蔵学園高校。保護者説明会で知り合った3人の母親は、それぞれ家庭に問題を抱えていた。
夫に捨てられた杏、仕事に生きながら家庭に居場所を見失った優子、夫の不倫に傷つくセレブ主婦のまり。境遇も性格も違う3人は、恋愛や子育ての悩みを共有するうちに、かけがえのない友人になっていく。
物語の魅力は、単純な不倫ドラマではない点にある。恋愛感情だけでなく、子どもへの責任、仕事上の立場、夫婦として積み重ねた時間など、さまざまな事情が恋の行方を左右する。
第1話〜第3話:3人の母が出会い、それぞれの恋が動き出す
第1話「危険な恋が走り出す 母だって女だもの…」
石渡杏は、11年前に夫の慎吾が女性と失踪して以来、息子の研を一人で育ててきた。息子の高校入学を機に参加した保護者説明会で、林優子と蒲原まりに出会う。
優子は仕事中心のキャリアウーマン、まりは裕福な家庭の主婦。しかし、それぞれの夫婦関係には問題があった。まりはチャリティーパーティーで人気落語家の今昔亭丸太郎と知り合い、積極的なアプローチを受ける。
第2話「部下の壁ドン!与論島の謎」
杏は11年ぶりに斉木巧と再会する。巧は、杏の夫と駆け落ちした女性・由香の元夫だった。さらに、与論島で慎吾らしき人物を見かけたという情報を伝える。
一方、優子は部下の赤坂剛と停電したエレベーターに閉じ込められ、普段とは違う一面を見せる。まりも丸太郎への気持ちを意識し始める。
第3話「もう我慢できない」
杏は与論島へ向かい、記憶を失った慎吾と再会する。かつて愛した夫との再会は、杏の心に複雑な感情を呼び起こす。
優子と赤坂の距離も縮まり、まりは夫・繁樹と不倫相手のり子の関係を示す音声を聞いてしまう。まりは、のり子と直接向き合う決意をする。
第4話〜第6話:恋愛と家族の問題が一気に表面化
第4話「今夜衝撃の修羅場」
斉木から結婚を前提に交際したいと告げられた杏は、自分の気持ちと向き合う。まりは丸太郎への恋心を抑えられず、優子も赤坂との関係を意識するようになる。
杏は息子の研に斉木の存在を伝え、慎吾との離婚も成立させる。
第5話「恋の代償を払う時」
優子と赤坂の関係を夫のシゲオが知り、夫婦関係は大きく揺らぐ。シゲオは息子の大介と与論島へ移住することを決める。
杏は、斉木が父親の駆け落ち相手の元夫だと知った研との関係に悩む。まりも夫の繁樹への不信感を強めていく。
第6話「息子と友達より大事な男」
記憶を失っていた慎吾が再び杏の前に現れる。杏は身勝手な慎吾に怒りを覚えるが、思いがけない事情から慎吾と同じ場所で過ごすことになる。
優子は千葉支店で新しい仕事に挑戦。一方、まりの家庭には大きな災難が降りかかり、これまでの裕福な生活が崩れ始める。
第7話〜最終話:母たちが選ぶ新しい人生
第7話「君と子どもを一生守る!」
杏は斉木から別れを告げられ、気持ちの整理がつかない日々を送る。
まりの夫・繁樹は政治資金流用問題に関係したとして弁護士会の懲戒処分を受け、蒲原家は高級マンションを手放すことに。まりは家計を支えるために弁当屋で働き始める。
優子は千葉で営業の仕事に奮闘し、赤坂との関係にも新たな展開が訪れる。
第8話「3人を翻弄する運命の嵐」
杏は斉木と結婚し、新しい生活を始める。息子の研も自分の意思で父・慎吾と暮らすことを選択する。
まりは丸太郎への気持ちを確かめるため、大きな決断をする。優子は仕事で成果を上げ、与論島で暮らすシゲオや大介との関係にも変化が見えてくる。
第9話・最終話「これが私たちの生きる道」
杏と斉木の結婚生活、まりと丸太郎の新しい関係、優子と赤坂の恋。それぞれの問題に決着がつき、3人は自分らしい幸せを探し始める。
最終回は2020年12月18日に放送。結婚や離婚だけでは測れない大人のパートナーシップが描かれた。
TBS公式の各話あらすじと最終回情報をもとに整理すると、全体を通じたテーマは、恋愛を通じて母親たちが自分の人生を取り戻していく過程にある。
【キャスト・相関図】木村佳乃、吉田羊、仲里依紗と男性陣の関係
『恋する母たち』のキャスティングで注目したいのは、3人の母親と恋愛相手の組み合わせだ。
木村佳乃と小泉孝太郎、吉田羊と磯村勇斗、仲里依紗と阿部サダヲ。それぞれ異なるタイプの恋愛が描かれ、作品全体にリズムを生み出している。
主要キャスト・登場人物一覧
相関図で押さえたい3つの恋愛関係
1. 杏・斉木・慎吾・由香
杏の夫・慎吾は、斉木の妻だった由香と駆け落ちした過去を持つ。そのため杏と斉木は、互いに配偶者に裏切られた経験を共有している。
単純に新しい恋人ができたという関係ではなく、過去の傷を理解し合えることが2人の恋愛の出発点になっている。
2. 優子・赤坂・シゲオ
優子は仕事で高い能力を発揮する一方、家庭では夫や息子との距離を感じている。赤坂はそんな優子の仕事上のパートナーであり、恋愛相手でもある。
シゲオとの結婚生活をどうするかという問題と、自分のキャリアをどう築くかという問題が重なっている点が特徴だ。
3. まり・丸太郎・繁樹
まりは夫の不倫に傷つきながら、丸太郎の愛情に惹かれていく。
繁樹の不倫問題だけでなく、子どもたちの生活や家族の将来も関係するため、3人の中でも特に家庭と恋愛の板挟みが強く描かれる。
なお、TBS公式の人物紹介には、これらの関係に加え、子どもたちや由香、のり子などの人物設定も掲載されている。
【最終回ネタバレ】杏・優子・まりが迎えた結末は?
『恋する母たち』の結末は、3人が同じような恋愛の形を選ぶわけではないところに面白さがある。
それぞれが過去の結婚生活や恋愛の失敗を乗り越え、自分に合ったパートナーとの関係を築いていく。
杏と斉木:夫婦から仕事のパートナーへ
最終回で杏は、斉木との結婚生活に小さなすれ違いを感じ始める。
そこへ元夫の慎吾が現れ、記憶を取り戻したことを告白する。慎吾は過去の行動を杏に謝罪するが、杏は自分がどんな妻だったのかを問いかける。
斉木との関係にも問題が生じ、杏はいったん夫婦として別れる決断をする。
しかし、物語はそこで終わらない。
2022年7月、斉木は一級建築士の試験に合格。杏は丸太郎の言葉に背中を押され、斉木のもとを訪れる。
杏が望んだのは、従来の夫婦という枠にとらわれず、仕事のパートナーとして一緒に歩むことだった。
斉木は杏の名前が入った名刺を渡し、2人は新たな関係を築いていく。
優子と赤坂:結婚よりも自分らしい関係を選択
優子はシゲオとの離婚を経て、仕事で大きな成功を収める。2021年4月には会社の役員への昇進が決まった。
ところが、赤坂が有馬と結婚するという話を聞き、優子は複雑な気持ちになる。
そして結婚式当日、タキシード姿の赤坂が優子の自宅に現れる。
赤坂は結婚式を取りやめ、優子のもとへ駆けつけたのだ。
2人はお互いの気持ちを確かめ合い、パートナーとして一緒に暮らすことを選ぶ。赤坂は会社を辞めて独立する道も選択する。
優子は結婚という形式にこだわらず、自分の仕事と恋愛の両方を大切にする生き方を選んだ。
まりと丸太郎:子どもたちと新しい暮らしへ
まりは繁樹との離婚を決意するものの、子どもたちの気持ちが気がかりだった。
丸太郎は北海道へ向かおうとするまりを空港で待ち、「籍より暮らし。一緒にいよう」と伝える。
まりは丸太郎のもとで子どもたちと新しい生活を始めることにする。
その後、繁秋も父親に離婚を勧め、家族の関係が変わっていく。最終的に繁樹とまりの離婚が成立し、まりは丸太郎と新しい人生を歩み始める。
2023年1月、3組が同じテーブルに集まる
物語の最後には、3組のパートナーがドレスアップしてレストランに集まる。
- 杏と斉木は仕事のパートナーとして良好な関係を築いている。
- 優子と赤坂は恋人として一緒に歩んでいる。
- まりと丸太郎は念願だったドライブを楽しんでいる。
3人の母親は、それぞれ異なる道を選びながら、自分にとって納得できる幸せを手に入れた。
このラストは、結婚だけを幸福の基準にしない作品のメッセージを象徴している。最終回の展開は、2020年12月19日付のナビコンによる第9話の詳細な放送レポートでも紹介されている。
【原作漫画との違い】柴門ふみ作品を大石静はどう描き直した?
原作漫画『恋する母たち』
作者:柴門ふみ/出版社:小学館/掲載誌:女性セブン/コミックス全7巻
2017年から2020年7月まで連載された大人の恋愛漫画。3人の母親の恋愛と友情を描く。
原作漫画とドラマ版の大きな違いは、ストーリーの展開と結末の描き方にある。
原作は柴門ふみが描く漫画らしく、登場人物の心の揺れや、恋愛と家庭の間で生じる割り切れない感情が丁寧に描かれている。
一方、ドラマ版では大石静が脚本を担当し、連続ドラマとしての展開を意識した構成に再編集された。
原作とドラマ版の主な違い
① ドラマ版はオリジナルの結末
最も重要なのは、TBSが最終回の放送前に、ドラマ版は原作とは異なるオリジナルの結末になると告知していたことだ。
そのため、漫画を最後まで読んでいても、ドラマのラストをそのまま予測することはできない。
② 落語家の人物名が異なる
原作漫画では人気落語家の名前が今昔亭九太郎として紹介されている一方、ドラマ版では今昔亭丸太郎という名前で登場する。
阿部サダヲが演じる丸太郎は、まりに対して積極的でありながら、人生経験に裏打ちされた包容力も感じさせる人物になっている。
③ 連続ドラマならではの恋愛描写
漫画では登場人物の内面や日常を積み重ねながら恋愛が展開する。ドラマでは3組の関係を並行して進めることで、視聴者がそれぞれの恋の行方を追いやすくしている。
特に最終回の3組の会食は、映像作品としてのまとまりを感じさせる演出だ。
原作とドラマの違いについては、東洋経済オンラインが2020年12月22日に掲載した解説記事でも、ドラマ版の改変と受け入れられた背景を分析している。
主題歌は松任谷由実の「知らないどうし」
「知らないどうし」
歌:松任谷由実
ドラマ『恋する母たち』主題歌
主題歌は松任谷由実の「知らないどうし」。
ドラマの公式キャスト・スタッフ情報にも掲載されている楽曲で、3人の母親がそれぞれの人生で新しい出会いと恋愛に向き合う作品の雰囲気を支えている。
恋愛の高揚感だけでなく、過去の関係を断ち切れない切なさや、大人だからこそ抱える迷いを感じさせる作品との組み合わせだ。
【2026年最新】恋する母たちはHuluで見られる?再放送・続編情報
2026年11月3日時点で、視聴を考えている人が気になるのは、どのサービスで全話を見られるのかという点だ。
Huluでは全9話の作品ページを確認できる
全9話のエピソード情報と見放題の案内を掲載。
2026年11月確認
Huluの公式作品ページには、『恋する母たち』の全9話が掲載されている。第1話から最終話までエピソード情報があり、見放題作品として案内されている。
ただし、契約地域やアカウントの利用条件、配信内容は変更される場合があるため、実際の再生可否は視聴前に確認したい。
TBSでの再放送予定は?
TBSチャンネルの番組情報では、2026年11月現在「現在放送予定はございません」と案内されている。
そのため、テレビでの再放送を待つより、動画配信サービスやパッケージ版の取り扱いを確認する方が視聴しやすい。
なお、2021年4月23日にはBlu-ray BOXとDVD-BOXが発売されている。DVD・Blu-rayには、Paraviオリジナルストーリー「恋する男たち」やメイキングなどの特典映像も収録された。
続編や2026年の新作発表はある?
2026年11月3日現在、TBSの公式番組情報で確認できるのは、2020年放送作品の紹介や各話の情報、キャスト・スタッフ情報などだ。
新シリーズや続編の放送日が決定したという公式発表は確認できない。
ただし、関連作品として「恋する男たち」が存在する。
これはParaviで配信されたオリジナルストーリーで、磯村勇斗演じる赤坂剛、奥平大兼演じる林大介、宮世琉弥演じる蒲原繁秋など、男性側の登場人物に焦点を当てた作品だ。
本編の続編とは異なるスピンオフなので、混同しないようにしたい。
【プロの結論】恋する母たちが今も見返す価値のある理由
『恋する母たち』の見どころは、不倫や恋愛そのものよりも、恋愛をきっかけに母親たちの生き方が変わっていく点にある。
3人の女性は、恋愛のために家庭や仕事をすべて捨てるわけではない。時には別れを選び、時には家族との関係を整理し、時には結婚という形式にこだわらない道を選ぶ。
この作品をより深く楽しむためのポイントは3つある。
1. 恋愛だけでなく、女性の自立を描いている
特に優子のストーリーは、仕事と恋愛を両立させる難しさを描いている。キャリアを積み重ねながら、誰と生きるかを自分で決める姿は作品の大きな見どころだ。
2. 男性キャストそれぞれの魅力が違う
小泉孝太郎の斉木は不器用ながら誠実な人物、磯村勇斗の赤坂は情熱的な年下男性、阿部サダヲの丸太郎は包容力のある大人の男性という対照的な魅力がある。
この3組を比較しながら見ると、恋愛ドラマとしての面白さがさらに増す。
3. 原作とドラマを別々の作品として楽しめる
柴門ふみの原作漫画を読んでからドラマを見ると、人物の描写やストーリーの再構成に気づける。反対に、ドラマを先に見て漫画を読むと、映像化によって変わった部分を発見できる。
原作ファンにもドラマから入った視聴者にも、二度楽しめる作品だ。
【恋する母たち】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:恋する母たちは全何話ですか?
A1:全9話です。2020年10月23日に放送が始まり、12月18日の第9話で最終回を迎えました。
Q2:恋する母たちの最終回はハッピーエンドですか?
A2:3人それぞれが自分らしい幸せを見つける結末です。杏は斉木と仕事上のパートナーになり、優子は赤坂と生活を共にし、まりは丸太郎との新生活を始めます。
Q3:恋する母たちはHuluで全話見られますか?
A3:2026年11月現在、Huluの公式作品ページには全9話が掲載され、見放題作品として案内されています。実際の視聴可否は契約条件と配信状況をご確認ください。
Q4:恋する母たちの原作漫画は誰が描いていますか?
A4:柴門ふみです。小学館の『女性セブン』で2017年から2020年7月まで連載され、コミックスは全7巻です。
Q5:恋する母たちの主題歌は何ですか?
A5:松任谷由実の「知らないどうし」です。ドラマの公式スタッフ情報にも記載されています。
まとめ:恋する母たちは3人の母が自分らしい幸せを見つける物語
『恋する母たち』は、柴門ふみの漫画を原作に、大石静の脚本と木村佳乃・吉田羊・仲里依紗の主演で描かれた全9話のTBSドラマだ。
小泉孝太郎、磯村勇斗、阿部サダヲという男性キャストとの恋愛模様だけでなく、家庭、子育て、仕事、人生の選択を丁寧に描いている。
最終回では、3人が同じ幸せを目指すのではなく、それぞれ異なる形で自分の人生を選ぶ姿が描かれた。
2026年11月現在、Huluには全9話の作品情報が掲載されている。続編の公式発表は確認できないものの、原作漫画やスピンオフ「恋する男たち」と合わせて楽しめる作品だ。
恋愛ドラマが好きな人はもちろん、仕事と家庭の両立や大人の人間関係を描いた作品に興味がある人にもおすすめしたい。
『恋する母たち』は、母親であることと、一人の女性として生きることは両立できるのか。その問いを最後まで投げかける、大人のための恋愛ドラマである。 (出典: 恋する 母 たち(Yahoo!ニュース))