【開志学園の学費はいくら?】2026年度と2027年度の費用を比較
私立高校への進学で、保護者が特に気になるのが学費です。
開志学園はコースによって施設費や教育充実費が異なります。授業料だけを比較すると、実際の負担額を見誤る可能性があります。
2026年度の学費と初年度納入金
2026年度の公式募集要項では、入学金は全コース共通で13万円です。
年間の学費等は次のように設定されています。
| 費用項目 | 週4日 | 週2日・週1日 | オンライン |
|---|---|---|---|
| 入学金 | 130,000円 | 130,000円 | 130,000円 |
| 授業料 | 317,000円 | 317,000円 | 317,000円 |
| 施設費 | 100,000円 | 50,000円 | 10,000円 |
| 教育充実費 | 103,000円 | 30,000円 | 30,000円 |
| その他諸会費・システム利用料 | 9,360円 | 9,360円 | 9,360円 |
| 初年度合計 | 659,360円 | 536,360円 | 496,360円 |
※2026年度の公式募集要項に掲載された金額をもとに整理。就学支援金適用前で、制服やタブレットなどの別途費用は含みません。
2027年度入学生は授業料が変更される
2026年11月時点では、2027年度入学生向けの募集要項も公開されています。
次年度の授業料は、2026年度の31万7,000円から33万7,200円に変更されています。
施設費などを含めて計算すると、次の金額になります。
| コース | 年間学費等 | 入学金込みの初年度合計 |
|---|---|---|
| 週4日 | 549,560円 | 679,560円 |
| 週2日・週1日 | 426,560円 | 556,560円 |
| オンライン | 386,560円 | 516,560円 |
この金額は2027年度の募集要項にある費用を合算したもので、就学支援金の適用前です。
授業料以外に必要な費用にも注意
入学前には、次のような費用も予定されています。
- 制服:約62,000円~
- 体操着・内履き:約25,000円
- 教科書・副教材:約17,000円(1年次)
- 教育用タブレット:約120,000円
また、2027年度募集要項では、オンラインコース以外の修学旅行費用として約150,000円が予定されています。卒業年次には卒業諸費12,000円も必要です。
オンラインコースでは制服・体操着・内履きは任意購入とされています。
つまり、初年度の費用を計算するときは、入学金と年間学費だけでなく、教材・端末・制服などの初期費用も含めて考える必要があります。
高等学校等就学支援金は利用できる?
開志学園では、高等学校等就学支援金をはじめとする学費支援制度を利用できます。
2026年度からは高校授業料支援の対象範囲が拡大され、返済不要の支援を受けられる仕組みが整備されています。
そのほか、次の制度も案内されています。
- 高等学校等就学支援金:授業料の負担を軽減する国の制度
- 新潟県学費軽減制度:一定の条件を満たす県内在住の保護者を対象に、入学金・授業料・施設設備費を軽減
- 奨学のための給付金:一定の所得要件を満たす世帯を対象に、授業料以外の教育費を支援
- 新潟県奨学金:自宅通学者向けの無利子貸与制度など
注意したいのは、就学支援金は授業料を対象とする制度であり、施設費や教育充実費、入学金などが自動的にすべて無料になるわけではないことです。
また、2027年度の授業料33万7,200円と2026年度の通信制課程に対する支援上限額33万7,200円は同額ですが、実際の支給には申請や受給資格の確認が必要です。各家庭の負担額は、適用される制度によって異なります。
【偏差値だけでは判断できない】入試・受験方法と転入・編入の条件
開志学園を検討するとき、検索されやすいのが偏差値です。
ただし、通信制・単位制高校の入試は、一般的な全日制高校の偏差値による比較とは仕組みが異なります。
開志学園の偏差値は公表されている?
開志学園高等学校の公式募集要項には、一般的な高校受験情報サイトで掲載されるような偏差値の数値は示されていません。
入学選考では、出願区分によって書類審査、面接、学力試験などが組み合わされています。
特に、一般Aでは学校が定める学力基準があり、一般Bでは国語・数学・英語の学力試験を実施する区分があります。
そのため、偏差値がないから学力をまったく問われないという理解も正確ではありません。
開志学園の入試では、志望する出願区分と、その区分に設定された条件を確認することが先決です。
2027年度入試の募集内容
2026年11月時点で公開されている令和9年度(2027年度)入学生向け募集要項では、次の内容が示されています。
- 募集学科:単位制・通信制の普通科
- 募集定員:175名
- 男女共学
- 入試区分:特待、専願、一般A、一般B
出願資格には、新潟県または福島県に居住していること、あるいは2027年4月から居住する見込みであることが含まれています。
この条件は、県外からオンラインコースへの入学を検討している人にとって特に重要です。オンラインで学べることと、全国から自由に出願できることは同じではありません。
入試区分ごとの選考方法
| 入試区分 | 主な選考内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 特待 | 書類審査・面接 | 学力またはスポーツ・一芸一能の実績を評価 |
| 専願 | 書類審査・面接 | 合格した場合に入学することが条件 |
| 一般A | 書類審査 | 学校が定める学力基準が必要 |
| 一般B(1・2月) | 書類審査・国数英の学力試験・面接 | 学力試験を含む選考 |
| 一般B(3月) | 書類審査・面接 | 学力試験は実施しない |
受験料は20,000円です。
特待Aでは、入学金13万円が免除されるほか、受験料も入学後の学費請求に充当する形で免除されます。
特待Bはスポーツや一芸一能の実績などを評価する区分で、審査により65,000円から650,000円の範囲で免除額が決定されます。
特待Bの対象となる実績には、地区大会でのベスト8以上、地区コンクールでの入賞、英検3級以上などが含まれています。
2027年度入試の日程
2027年度の新入学試験は、2026年12月から出願受付が始まります。
| 入試時期 | インターネット登録期間 | 選考日 |
|---|---|---|
| 1月入試 | 2026年12月1日~2027年1月11日 | 2027年1月19日~21日 |
| 2月入試 | 2027年1月13日~2月3日 | 2027年2月10日 |
| 3月入試 | 2027年2月9日~3月9日 | 2027年3月12日 |
合格発表は1月入試が1月25日、2月入試が2月12日、3月入試が3月15日の予定です。
出願区分によって出願書類の受付期間や入学手続きの期限も異なります。出願を予定している場合は、最新の募集要項を学校または中学校を通じて確認してください。
転入学・編入学はできる?
開志学園では、他校からの転入学や、以前に高校を退学した人などを対象とする編入学にも対応しています。
転入・編入の基本的な流れは次のとおりです。
1. 学校への情報収集・問い合わせ
2. 個別相談や学校見学
3. 出願書類の提出
4. 面接を中心とする選考
5. 合格後の入学手続き
転入学の場合は、以前の高校で取得した単位や在籍状況などが関係します。これまでの学習状況を確認し、卒業までに必要な単位をどのように修得するかを相談することが大切です。
2026年度後期10月入学の公式募集要項には、9月5日と9月28日の選考日が掲載されていました。これらの日程はすでに終了していますが、学校は以降の日程について個別相談に応じると案内しています。
転入を考えている場合は、現在の在籍校を退学する前に開志学園へ相談し、必要書類や単位の引き継ぎを確認するのが現実的です。
【口コミ・評判を検証】開志学園に通うメリットと注意点
学校の公式情報だけでは、生徒が実際にどのような学校生活を送っているのかまでは分かりません。
そこで、第三者の口コミ情報も参考にしてみます。
口コミサイトの評価は3.94点
通信制高校の口コミを掲載する「みんなの通信制高校情報」では、開志学園高等学校について、掲載時点で総合評価3.94点(5点満点・16件)という評価が紹介されています。
項目別の評価は次のとおりです。
| 評価項目 | 掲載評価 |
|---|---|
| 授業内容・コース | 4.07 |
| 高卒資格の取りやすさ | 4.33 |
| スクーリング | 3.69 |
| サポート体制 | 3.79 |
| 先生の親しみやすさ | 4.07 |
| 進路実績 | 3.69 |
| 友人関係・いじめ | 4.07 |
| 学費 | 3.77 |
評価を見ると、高卒資格の取得しやすさや授業内容、先生の親しみやすさが比較的高く評価されています。
一方、スクーリングや進路実績の評価は、ほかの項目より低めです。
ただし、16件という口コミ数は、在校生や卒業生全体の意見を代表するには限られた規模です。投稿時期や投稿者の状況によっても評価は変わります。
良い口コミに見られる傾向
実際の投稿では、次のような点が肯定的に取り上げられています。
1. 不登校経験への理解がある
2025年10月に掲載された卒業生の口コミには、中学時代に不登校だった経験を踏まえ、教師の理解や接し方を評価する内容があります。
学校生活への適応に不安を感じる生徒にとって、教職員に相談しやすい環境は重要です。
2. レポートを中心に単位取得を目指せる
課題を提出し、分からないところを質問しながら学習を進められたという趣旨の感想も見られます。
通信制高校では、自宅学習を継続できるかどうかが卒業に直結します。質問や相談ができる環境は、学習を続けるうえでの支えになります。
3. 専門的な授業を受けられる
過去の保護者や卒業生の投稿には、専門的な学習内容や授業の選択肢を評価する意見があります。
マンガ、音楽、スポーツ、ITなど、自分の関心に近い学びを選べることは、開志学園の明確な特色です。
気になる口コミ・注意したいポイント
良い評価だけでなく、入学前に理解しておきたい点もあります。
1. 登校日が少ないと友人関係を築きにくい場合がある
口コミには、登校頻度が少なく、友人があまりできなかったという卒業生の感想もあります。
週1日やオンラインコースは、自分の時間を確保しやすい一方で、クラスメートと日常的に顔を合わせる機会は限られます。
友人関係を重視する場合は、週4日や週2日コース、部活動、学校行事への参加状況を確認したいところです。
2. 自主学習が苦手な生徒には負担になる可能性がある
通信制・単位制では、レポートの提出期限を守ることが欠かせません。
登校日が少ないコースほど、自宅で学習を進める習慣が求められます。
授業に出席するだけで学習が完結する環境を希望する場合は、入学前にサポートの具体的な内容を確認する必要があります。
3. スクーリングの負担はコースによって異なる
オンラインコースでも半期5日程度のスクーリングがあります。週1日コースも半期10~12日程度の対面授業が必要です。
自宅からの距離や交通費を含めて考えると、登校頻度が少ないという理由だけでコースを選ぶのは早計です。
開志学園の教育サポート体制も確認したい
口コミを考えるうえで注目したいのが、学校のサポート体制です。
公式サイトでは、次のような取り組みが紹介されています。
- 数学Ⅰ・英語コミュニケーションⅠでの習熟度別授業とティーム・ティーチング
- 小中学校の学び直しから大学受験対策まで利用できるスタディサプリ
- スクールカウンセラー2名の配置
- スクールソーシャルワーカーによる相談体制
- AIやロイロノートを活用した授業
- Canvaを使った制作やドローンのプログラミングなどの学習
また、専門フィールドの授業では、専門性を持つ講師による指導を取り入れています。
こうした取り組みは、学習面だけでなく、学校生活や将来の進路に不安を抱える生徒にとっても確認する価値があります。
ただし、サポートが用意されていることと、個々の生徒が必要なときに十分な支援を受けられることは別です。個別相談では、担任との面談頻度やレポート未提出時の対応なども質問しておきましょう。
【プロの結論】開志学園に向いている人・向いていない人
開志学園高等学校を評価する際、最も大切なのは偏差値や口コミの点数だけで判断しないことです。
この学校の特色は、普通科目の学習と専門分野の学びを組み合わせ、通学頻度も選択できる点にあります。
開志学園に向いている人
次のような希望を持つ生徒には、検討する価値があります。
- マンガ、デザイン、音楽、スポーツ、ITなどを高校時代から学びたい
- 毎日決まった時間に登校することが難しい
- 自分の生活リズムに合った通学形態を選びたい
- 高校卒業資格と専門分野の学習を両立させたい
- 将来の進路を探しながら、複数の分野に挑戦したい
- 転入・編入を通じて高校卒業を目指したい
特に、好きな分野が明確な生徒にとっては、選択フィールドの存在が大きな魅力になります。
開志学園を慎重に検討したい人
反対に、次のような希望がある場合は、別の学校とも比較することをおすすめします。
- 毎日同じクラスで過ごす一般的な全日制の学校生活を希望する
- 自宅学習やレポートの管理が苦手
- オンラインだけで完全に高校を卒業したい
- 希望する専門フィールドが自分の希望コースでは選べない
- 新潟県・福島県以外に住んでおり、新入学の出願資格を満たさない
- 学費をできるだけ抑えたいが、施設費や教材費などの追加負担が難しい
入学前に確認しておきたい7つのポイント
学校見学や個別相談では、次の項目を確認すると、入学後のミスマッチを防ぎやすくなります。
1. 希望する選択フィールドが希望コースで受講できるか
2. 半期ごとのスクーリング日数と登校場所
3. レポート提出が遅れた場合のフォロー体制
4. 74単位以上を修得するための履修計画
5. 入学金・授業料・施設費・教材費を含めた総額
6. 大学・専門学校への進学や就職に関する支援
7. コース変更の条件と定員状況
特に、保護者と本人の間で希望する通学頻度が異なる場合は、本人が実際に無理なく続けられるかを優先して考えることが大切です。
【開志学園に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:開志学園高等学校の偏差値はいくつですか?
開志学園の公式募集要項では、一般的な偏差値の数値は公表されていません。入試は専願・一般A・一般B・特待などの区分によって選考方法が異なります。一般Bの1月・2月入試では国語・数学・英語の学力試験があります。
Q2:開志学園はオンラインだけで卒業できますか?
オンラインコースは普段の学習を映像授業とレポートで進められますが、完全在宅ではありません。半期5日程度のスクーリングと、原則半期1回の単位認定試験のため、本校への登校が必要です。
Q3:開志学園は3年間で卒業できますか?
可能です。公式Q&Aでは、週4日・週2日・週1日・オンラインのすべてのコースで、3年間に74単位以上を修得すれば卒業できると案内されています。レポート提出、授業への出席、試験への取り組みが必要です。
Q4:開志学園の学費は年間いくらですか?
2026年度の公式募集要項では、入学金を含む初年度合計は週4日コース659,360円、週1日・週2日コース536,360円、オンラインコース496,360円です。制服や教材、タブレットなどの費用は別途必要です。2027年度入学生は授業料が変更されています。
Q5:開志学園には転入・編入できますか?
可能です。転入学・編入学の募集要項に沿って出願し、選考試験を受ける必要があります。公式案内では面接試験が示されており、日程や必要書類は個別相談で確認できます。
Q6:開志学園は不登校経験がある生徒にも向いていますか?
週1日やオンラインなど、登校頻度を抑えられるコースがあるため、学校への通い方に不安を抱える生徒も検討できます。また、スクールカウンセラー2名やスクールソーシャルワーカーの配置も公式に案内されています。ただし、本人に合う支援内容や学習形態は個別相談で確かめることが大切です。
まとめ:開志学園は偏差値よりも学び方と専門分野で選ぶ高校
開志学園高等学校は、新潟市中央区にある学校法人 大彦学園運営の通信制・単位制の私立高校です。
2026年の公式情報から見えてくる最大の特徴は、週4日・週2日・週1日・オンラインという4つの学習形態と、文化芸術・スポーツ・音楽エンタテイメント・進学実践の4分野18種類の専門フィールドです。
3年間で74単位以上を修得すれば卒業でき、入学後も半期ごとにコースや選択フィールドを変更できる柔軟性があります。
学費については、2026年度の初年度納入金がコースによって約49万6,000円から約65万9,000円。さらに2027年度入学生向けには授業料の変更が公表されており、最新の募集要項に基づく費用計算が必要です。
口コミでは授業内容や高卒資格の取得しやすさなどに肯定的な評価が見られる一方、登校頻度による友人関係や自主学習の負担には注意が必要です。
開志学園を選ぶ際の本質的な判断基準は、「偏差値が高いか低いか」ではなく、「自分が続けられる学習形態があるか」「学びたい専門分野があるか」「卒業までの学習と費用を具体的に計画できるか」の3点です。
進学を考えている中学生や、現在の高校からの転入・編入を検討している人は、パンフレットだけで決めず、実際の授業や校舎の雰囲気を確認してみてください。
2027年度入試を希望する場合は、2026年12月1日から始まる出願登録に向けて、必要書類や出願資格を早めに確認しておくことが大切です。
最後は本人が「ここなら自分のペースで学び、好きなことにも挑戦できる」と納得できるかどうか。それが、3年間の高校生活を充実させるための最も大切な判断材料になります。 (出典: 開 志 学園(Yahoo!ニュース))