甲類・乙類焼酎は何が違う?度数・原料・飲み方と混和の見分け方を徹底解説【2026年】
「乙類甲類」と検索して、焼酎の甲類と乙類は何が違うのか、どちらがおいしいのか、チューハイやロックにはどちらが向いているのかと疑問に感じていないだろうか。実は、甲類と乙類の違いは単純な品質や価格の差ではない。最も大きな違いは蒸留方法にあり、使用する原料や蒸留後に残る香り・味わい、適した飲み方にも特徴がある。
2026年現在、酒税法上の正式な品目名は、甲類が「連続式蒸留焼酎」、乙類が「単式蒸留焼酎」だ。甲類はアルコール分36度未満、乙類は45度以下という基準が設けられている。さらに、両方を組み合わせた甲乙混和焼酎や、梅酒づくりで使われるホワイトリカーにも知っておきたい違いがある。購入時に迷わないよう、法律上の定義から味わい、選び方まで整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 甲類と乙類の最大の違い:甲類は連続式蒸留、乙類は単式蒸留という製造方式の違い。
- アルコール度数:甲類は36度未満、乙類は45度以下。度数も酒税法上の分類基準になる。
- 味と香り:甲類はクセが少なく割り材になじみやすい。乙類は芋・麦・米など原料由来の個性を楽しめる。
- 甲乙混和:甲類と乙類をブレンドした焼酎で、ラベルの表示順から配合比率の傾向を読み取れる。
- 選び方:チューハイやサワーには甲類、原料の香りを楽しむロックやお湯割りには乙類が有力な選択肢。
【まず結論】甲類と乙類の違いは蒸留方法にある!基本をわかりやすく解説
焼酎の甲類と乙類は、どちらも蒸留酒に分類されるが、製造に使う蒸留機の仕組みが異なる。この違いが、最終的な酒質や香り、飲み方に影響する。
甲類焼酎は連続式蒸留焼酎
甲類焼酎の正式名称は「連続式蒸留焼酎」。原料を発酵させてできたアルコール含有物を連続式蒸留機で蒸留し、アルコールを精製する。
連続式蒸留機は、原料となるアルコール含有物を連続的に供給しながら蒸留できる設備だ。蒸留の過程でフーゼル油やアルデヒドなどの不純物を取り除くことができ、高純度でクセの少ない酒質に仕上がる。
代表的な原料には、さとうきび糖蜜、とうもろこし、大麦、米などがある。特定の原料の香りを前面に出すというよりも、すっきりした酒質を生かして幅広い割り材と組み合わせられる点が特徴だ。
そのため、チューハイ、レモンサワー、お茶割り、果汁割りなどのベースとして幅広く使われている。
乙類焼酎は単式蒸留焼酎
乙類焼酎の正式名称は「単式蒸留焼酎」。連続式蒸留機以外の蒸留機を使用して造られる焼酎で、一般的には昔ながらの単式蒸留器が使われる。
主な原料は、さつまいも、麦、米、そばなど。発酵によって生まれた原料由来の香味成分が蒸留後の酒にも残りやすく、素材ごとの個性を楽しめる。
例えば、芋焼酎なら甘く豊かな香り、麦焼酎なら香ばしさ、米焼酎なら米由来の穏やかな甘みや上品な香りが特徴となる。
ロック、水割り、お湯割りなど、焼酎そのものの風味を感じられる飲み方と相性がよい。
甲類と乙類は優劣を表すランクではない
甲類と乙類という名称から、甲類が上級品で乙類が下級品、あるいはその逆だと考える人もいる。しかし、この理解は正しくない。
甲類・乙類は酒税法に関連する製造方法とアルコール分による分類であり、価格、品質、原料の高級さを直接示すものではない。
高純度でクセの少ない酒質を求めるなら甲類、原料の香りや味わいを楽しみたいなら乙類というように、用途と好みに応じて選ぶのが合理的だ。
【酒税法による分類】36度未満・45度以下というアルコール度数の違い
甲類と乙類の違いを正確に理解するには、酒税法上の定義を確認する必要がある。国税庁税務大学校の令和7年度版「間接税法」でも、焼酎は蒸留機の種類とアルコール分によって区分されている。
甲類は36度未満、乙類は45度以下
酒税法上の連続式蒸留焼酎は、アルコール分が36度未満のもの。一方、単式蒸留焼酎は45度以下のものと定められている。
つまり、一般的な商品に記載されているアルコール度数だけでなく、どの蒸留機を使って造られたかも分類を決める要素になる。
特に注意したいのが36度という境界だ。連続式蒸留機で造られた酒類でも、アルコール分が36度以上45度以下の場合は、通常の連続式蒸留焼酎ではなくスピリッツに分類される。
また、単式蒸留機で造られた酒類でも45度を超える場合は、単式蒸留焼酎のアルコール度数の条件から外れる。
酒税法における焼酎の分類基準
- 連続式蒸留機+36度未満:連続式蒸留焼酎(甲類)
- 単式蒸留機+45度以下:単式蒸留焼酎(乙類)
- 連続式蒸留機+36度以上45度以下:スピリッツ
- 蒸留方法を問わず45度超:原料用アルコールに該当する範囲がある
なお、酒税法上の酒類はアルコール分1度以上の飲料が基本的な対象となる。したがって、甲類の36度未満という条件は、単純にアルコール度数が低ければすべて甲類になるという意味ではない。
甲類・乙類という呼び方はいつから変わった?
現在もスーパーや酒販店では甲類・乙類という名称が一般的だが、法律上の品目名は変更されている。
平成18年度の税制改正により、従来の「しょうちゅう甲類」「しょうちゅう乙類」は、それぞれ「連続式蒸留しょうちゅう」「単式蒸留しょうちゅう」という名称に改められた。その後、常用漢字化に伴い、2017年4月から「連続式蒸留焼酎」「単式蒸留焼酎」という表記になった。
2026年現在も、酒類業組合法施行規則に基づき、慣れ親しまれた呼称である「焼酎甲類」「焼酎乙類」の表示が認められている。つまり、古い呼び方が完全に廃止されたわけではない。
【原料・味・香りを比較】甲類と乙類は何が違う?
蒸留方式の違いは、原料の特徴がどれだけ酒に残るかに関係する。甲類と乙類を選ぶときは、原料の種類だけでなく、完成した酒の香りや口当たりにも注目したい。
甲類焼酎の原料と味わい
甲類焼酎には、さとうきび糖蜜、とうもろこし、大麦、米などが使用される。
連続式蒸留によってアルコールが精製されるため、原料由来の香味が比較的少なく、すっきりとした飲み口になる。強いクセがないので、レモンやライムなどの柑橘類、炭酸水、緑茶、ウーロン茶など、さまざまな素材と組み合わせやすい。
甲類焼酎の魅力は、単独で飲んだときの個性だけではなく、割り材の香りや味を引き立てる使いやすさにある。
乙類焼酎は原料によって香りが大きく変わる
乙類焼酎は原料の個性を感じやすく、原料によって味わいが大きく異なる。
- 芋焼酎:さつまいも由来の甘い香りや、ふくよかで濃厚な味わいが特徴。
- 麦焼酎:麦の香ばしさや、すっきりした口当たりを楽しめる。
- 米焼酎:米由来の上品な香りや、まろやかな甘みが魅力。
- そば焼酎:そば特有の穏やかな風味と、軽やかな飲み口が特徴。
- 黒糖焼酎:黒糖由来の柔らかな香りや風味を楽しめる。
ただし、同じ原料を使っていても、麹や酵母、発酵工程、蒸留方法によって味は変わる。芋焼酎ならすべて同じ香り、麦焼酎ならすべて同じ飲み口というわけではない。
乙類の味を左右する常圧蒸留と減圧蒸留
乙類焼酎の味わいを理解するうえで、もう一つ押さえたいのが常圧蒸留と減圧蒸留の違いだ。
常圧蒸留は通常の大気圧に近い条件で蒸留する方法。もろみの温度が高くなるため、多くの香味成分が蒸留され、濃醇で重厚な味わいになりやすい。
一方、減圧蒸留は蒸留缶内の圧力を下げ、低い温度で蒸留する方法。高温による成分の変化が抑えられ、比較的軽快ですっきりした酒質になりやすい。
独立行政法人酒類総合研究所も、常圧蒸留では濃醇で重厚な香味、減圧蒸留では軽快な香味になりやすい傾向を解説している。
乙類焼酎を選ぶときは、原料名だけでなく、常圧・減圧という製法にも注目すると好みの一本を見つけやすくなる。
原料だけで甲類と乙類を判断できない理由
ここで注意したいのは、原料が分類を決める唯一の条件ではないという点だ。
例えば、米や麦は甲類の原料にも乙類の原料にも使われる。つまり、米焼酎だから必ず乙類、麦を使っているから必ず甲類という判断はできない。
分類を決める基本は蒸留方式とアルコール分である。原料は、その焼酎の香りや味わいを理解するための重要な情報として捉えたい。
【比較表で一目瞭然】甲類・乙類・甲乙混和焼酎の違い
甲類と乙類の基本的な違いに加え、店頭で見かける甲乙混和焼酎も整理しておこう。甲乙混和は、甲類と乙類を組み合わせることで、それぞれの特徴を生かした商品だ。
甲類・乙類・甲乙混和の特徴一覧
| 比較項目 | 甲類焼酎 | 乙類焼酎 | 甲乙混和焼酎 |
|---|---|---|---|
| 正式な品目名 | 連続式蒸留焼酎 | 単式蒸留焼酎 | 甲類と乙類の混和製品 |
| 蒸留方式 | 連続式蒸留機 | 単式蒸留機 | 甲類・乙類をブレンド |
| アルコール度数 | 36度未満 | 45度以下 | 商品ごとに異なる |
| 代表的な原料 | 糖蜜、とうもろこし、大麦、米など | 芋、麦、米、そば、黒糖など | 甲類と乙類それぞれの原料 |
| 味・香り | クセが少なく、すっきり | 原料由来の香りやコクがある | 配合によって酒質が変わる |
| 代表的な飲み方 | チューハイ、サワー、お茶割り | ロック、水割り、お湯割り | ロック、ソーダ割り、水割りなど |
| おすすめの人 | 割り材を楽しみたい人 | 焼酎本来の風味を楽しみたい人 | 飲みやすさと風味の両方を求める人 |
甲乙混和焼酎とは?ブレンド比率で表示が変わる
甲乙混和焼酎とは、甲類焼酎と乙類焼酎をブレンドした商品を指す。
甲類のすっきりした酒質と、乙類の原料由来の風味を組み合わせられることが特徴だ。甲類だけでは物足りないと感じる人や、乙類の個性が強すぎると感じる人にも選択肢となる。
甲乙混和焼酎のラベルには、配合比率の多い順に「焼酎甲類乙類混和」または「焼酎乙類甲類混和」と表示される。
例えば、甲類の配合が多い商品なら「焼酎甲類乙類混和」、乙類の配合が多い商品なら「焼酎乙類甲類混和」という表示になる。サントリーのお客様向け解説では、混和比率が5%未満の場合は、比率の多い側だけを表示してもよいと説明されている。
甲乙混和は安い焼酎という意味ではない
甲乙混和という表記を見ると、品質を落とすためにブレンドしていると考える人もいる。しかし、混和は酒質を調整する製法上の選択肢であり、それ自体が品質の良し悪しを示すものではない。
甲類の飲みやすさを生かしながら乙類の香味を加えるなど、商品ごとに目指す味わいが異なる。価格だけで判断するのではなく、甲類と乙類のどちらを主体としているか、原料や度数はどうなっているかを確認したい。
【見分け方】甲類・乙類とホワイトリカーはラベルで判別できる
スーパーやコンビニで焼酎を選ぶ際、瓶や紙パックの表面だけでは甲類と乙類の違いがわからない場合がある。そのときは、商品ラベルの品目表示を確認するのが確実だ。
甲類焼酎を見分ける表示
- 焼酎甲類
- 連続式蒸留焼酎
- ホワイトリカー①
これらは甲類焼酎を判断する目安となる表示だ。連続式蒸留焼酎という正式名称が記載されている商品もある。
乙類焼酎を見分ける表示
- 焼酎乙類
- 単式蒸留焼酎
- 本格焼酎
- 泡盛
- ホワイトリカー②
ただし、「本格焼酎」は単式蒸留焼酎のうち、酒税法で定められた原料や製造条件を満たすものに認められる表示だ。すべての乙類焼酎が必ず本格焼酎と表示されるわけではない。
ホワイトリカーと甲類焼酎は同じもの?
ホワイトリカーは、焼酎を指す呼称として使われている。特に梅酒や果実酒を自宅で漬ける際に使用する、クセの少ない透明な焼酎をイメージする人が多い。
一般的な家庭用の果実酒づくりでは甲類焼酎がよく利用されるが、法律上はホワイトリカーという呼称を甲類だけに限定しているわけではない。単式蒸留焼酎にもホワイトリカーという呼称が認められている。
商品を見分けるときは、次の表示を確認しよう。
- ホワイトリカー①:甲類焼酎に対応。
- ホワイトリカー②:乙類焼酎に対応。
したがって、ホワイトリカーという言葉だけで判断するのではなく、①・②の表示や正式な品目名を確認することが大切だ。
ラベルを見るときのチェックポイント
購入前には、次の3点を確認すると失敗しにくい。
- 品目:連続式蒸留焼酎か、単式蒸留焼酎か。
- アルコール分:20度、25度、35度など、希望する強さか。
- 原料・製法:糖蜜、麦、米、芋などの原料や、常圧・減圧などの製法に注目する。
特に甲乙混和の商品は、ラベルの表示順を確認することで、どちらの特徴が主体となっているかを判断しやすい。
【飲み方で選ぶ】チューハイ・サワーには甲類、ロックには乙類がおすすめ
甲類と乙類の違いを最も実感しやすいのが飲み方だ。どちらを選ぶか迷ったときは、焼酎そのものの味を楽しみたいのか、割り材を中心に楽しみたいのかを考えてみよう。
甲類焼酎はチューハイ・サワー・お茶割りに向いている
甲類焼酎は、香りや味わいのクセが比較的少ないため、割り材の風味を生かしやすい。
代表的な飲み方は次のとおりだ。
- レモンサワー:レモンの酸味や香りを引き立てる。
- ソーダ割り:すっきりした飲み口を楽しめる。
- ウーロン茶割り:食事に合わせやすい軽やかな味わい。
- 緑茶割り:お茶の香りと焼酎のすっきり感を楽しめる。
- グレープフルーツ割り:柑橘の風味を生かせる。
チューハイとサワーは、一般的にはほぼ同じような意味で使われており、法律上の厳密な区分があるわけではない。焼酎やウォッカなどのスピリッツをベースに、果汁や炭酸などを組み合わせる飲み方が広く親しまれている。
甲類焼酎は、そのクセの少なさからチューハイやサワーのベースとして適している。ただし、チューハイに必ず甲類が使われるわけではなく、ウォッカなどを使用する商品もある。
乙類焼酎はロック・水割り・お湯割りがおすすめ
乙類焼酎は、原料ごとの香りや味わいを楽しめることが魅力だ。そのため、割り材で風味を隠してしまうよりも、焼酎そのものの特徴を感じられる飲み方が向いている。
- ロック:氷が溶けるにつれて変化する香りや味を楽しめる。
- 水割り:アルコールの刺激を和らげながら、原料の風味を味わえる。
- お湯割り:温度によって広がる香りを楽しめる。
- ソーダ割り:麦や芋などの香りを残しながら軽快に飲める。
特に芋焼酎は、お湯割りにすると香りを感じやすくなる。麦焼酎はロックや水割り、米焼酎は繊細な香りを生かした水割りなど、原料に合わせて飲み方を変えるのも面白い。
甲類と乙類は料理との相性でも選べる
料理との組み合わせを重視するなら、甲類は味付けの濃い料理や揚げ物などと合わせるお茶割り・ソーダ割りに使いやすい。
乙類は、原料の香りを料理に合わせる楽しみがある。麦焼酎なら焼き魚や和食、芋焼酎なら煮込み料理や香ばしい料理、米焼酎なら素材の味を生かした料理などが候補になる。
もちろん、こうした相性は好みによって変わる。焼酎の種類を決めつけるのではなく、料理の味付けや香りの強さに合わせて選びたい。
2026年最新・失敗しない焼酎の選び方
2026年に焼酎を購入するなら、まず飲み方を決め、その後に品目、原料、アルコール度数を確認する方法がおすすめだ。
チューハイを自宅で作りたい人は、クセが少なく割り材と合わせやすい甲類を中心に選ぶとよい。レモンやライム、炭酸水、お茶などを使う場合にも扱いやすい。
焼酎の香りを楽しみたい人は、乙類から選ぶとよい。芋・麦・米などの原料に加えて、常圧蒸留か減圧蒸留かもチェックすると、好みに合う商品を見つけやすくなる。
飲みやすさと風味を両立させたい人は、甲乙混和焼酎を候補に入れたい。表示順や原料を確認し、自分が求める味わいに近い商品を選ぶのがポイントだ。
また、2026年10月には、財務省が酒税改正としてチューハイなどの「その他の発泡性酒類」の税率を1キロリットル当たり10万円に引き上げた。350ミリリットル換算では35円に相当する。低アルコール分の蒸留酒類やリキュールに関する特例税率も見直されている。
この改正は完成した酒類の税率に関するものであり、甲類と乙類の蒸留方式やアルコール度数による分類基準そのものが変更されたわけではない。缶チューハイの価格や税区分と、ベースとなる焼酎の甲乙分類は分けて理解しておきたい。
【プロの結論】甲類と乙類は用途・製法・香味の3つで選ぶ
甲類と乙類を比較するとき、単にアルコール度数や原料だけを見てしまうと、本当の違いを見落としやすい。購入時に重視したいのは、製造方式、原料由来の香味、そして飲む目的の3つだ。
甲類がおすすめできる人
- レモンサワーやチューハイを自宅で作りたい。
- 炭酸水やお茶、果汁などの割り材を楽しみたい。
- 焼酎特有の強い香りが苦手。
- 料理の味を邪魔しにくいお酒を選びたい。
反対に、芋や麦などの原料が持つ個性的な香りをじっくり楽しみたい人には、甲類だけでは物足りなく感じる場合がある。
乙類がおすすめできる人
- 焼酎そのものの香りや味を楽しみたい。
- 芋・麦・米など原料ごとの違いを飲み比べたい。
- ロックやお湯割りを楽しみたい。
- 製法や産地による個性にも興味がある。
一方、香りの強い焼酎が苦手な人や、ジュース・果汁などの風味を中心に楽しみたい人は、甲類や軽快な酒質の乙類から試すとよい。
最初の一本で迷ったときの判断基準
初めて焼酎を購入するなら、次のように選ぶとわかりやすい。
- サワーを作りたい:甲類の20度または25度など、使いやすい度数の商品。
- 焼酎の香りを楽しみたい:乙類の麦焼酎や米焼酎など、比較的穏やかな香味の商品。
- 芋の風味を楽しみたい:乙類の芋焼酎。常圧・減圧の違いも確認する。
- 両方の特徴を試したい:甲乙混和の商品。
なお、アルコール度数が高い商品ほど優れているわけではない。飲み方に適した度数を選び、飲酒量にも配慮したい。
【甲類・乙類焼酎の違い】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:焼酎の甲類と乙類はどちらがおいしいですか?
A1:好みによって異なる。クセの少ないすっきりした味わいや割り材との相性を重視するなら甲類、芋や麦など原料の香りや個性を楽しみたいなら乙類がおすすめ。優劣ではなく、用途に合わせて選ぶのが基本だ。
Q2:甲類焼酎と乙類焼酎のアルコール度数は何度ですか?
A2:酒税法上、甲類に相当する連続式蒸留焼酎は36度未満、乙類に相当する単式蒸留焼酎は45度以下。市販商品では20度や25度などがよく見られる。
Q3:甲類焼酎は何からできていますか?
A3:さとうきび糖蜜、とうもろこし、大麦、米などが代表的な原料。原料を発酵させたアルコール含有物を連続式蒸留機で蒸留して造る。
Q4:乙類焼酎は本格焼酎と同じですか?
A4:完全に同じ意味ではない。乙類は単式蒸留焼酎を指す呼称で、本格焼酎は一定の原料や製造条件を満たしたものに認められる表示。すべての乙類焼酎が本格焼酎というわけではない。
Q5:甲乙混和焼酎はどのような焼酎ですか?
A5:甲類焼酎と乙類焼酎をブレンドした商品。配合比率の多い方が先に表示されるため、ラベルを確認すれば、どちらの特徴が主体となっているか判断しやすい。
Q6:ホワイトリカーは必ず甲類焼酎ですか?
A6:必ずしもそうではない。ホワイトリカー①は甲類、ホワイトリカー②は乙類に対応する表示。梅酒づくりなどでよく使われる商品には甲類が多いが、正式な品目を確認することが大切だ。
Q7:チューハイやサワーには甲類と乙類のどちらが合いますか?
A7:一般的には、クセが少なく割り材の風味を生かしやすい甲類が使いやすい。ただし、乙類の香りを生かしたソーダ割りや、個性的なサワーを楽しむ方法もある。
Q8:甲類と乙類はラベルのどこを見れば見分けられますか?
A8:品目欄や商品表示を確認する。「連続式蒸留焼酎」「焼酎甲類」は甲類、「単式蒸留焼酎」「焼酎乙類」は乙類の目印になる。甲乙混和の場合は、その表示順も確認したい。
まとめ:甲類・乙類の違いを理解して自分に合う焼酎を選ぼう
甲類と乙類の違いは、蒸留方法を中心とした酒税法上の分類にある。甲類は連続式蒸留焼酎で36度未満、乙類は単式蒸留焼酎で45度以下という基準が設けられている。
甲類はクセが少なく、チューハイやサワー、お茶割りなど幅広い飲み方に向いている。一方、乙類は芋・麦・米などの原料が持つ香りや味わいを楽しめるため、ロックや水割り、お湯割りに適している。
また、甲乙混和焼酎は両方の特徴を組み合わせた商品であり、ホワイトリカーにも甲類と乙類に対応する表示がある。ラベルの品目や原料を確認すれば、購入時の迷いも少なくなる。
2026年の焼酎選びで大切なのは、甲類か乙類かという名称だけで判断しないこと。どんな飲み方をしたいのか、どのような香りが好みなのか、どの程度のアルコール度数が適しているのかを考えて選ぶことだ。
すっきりした飲みやすさを求めるなら甲類、原料の個性をじっくり楽しみたいなら乙類。両方の特徴を知ることで、焼酎の楽しみ方はさらに広がっていく。
(出典: 乙 類 甲 類(Yahoo!ニュース))