生理終わりの頭痛はなぜ?ホルモン変動・貧血・片頭痛の原因と対処法を徹底解説

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生理終わりの頭痛はなぜ?ホルモン変動・貧血・片頭痛の原因と対処法を徹底解説
生理終わりの頭痛はなぜ?ホルモン変動・貧血・片頭痛の原因と対処法を徹底解説
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🎵 生理終わりの頭痛はなぜ?ホルモン変動・貧血・片頭痛の原因と対処法を徹底解説

生理が終わる頃になると頭が痛くなる、出血が止まったのに頭痛や吐き気が続く――。こうした症状には、女性ホルモンの変動による片頭痛だけでなく、月経による鉄不足、緊張型頭痛、睡眠不足や水分不足など、複数の原因が関係している可能性があります。

特に注意したいのが、月経に関連する片頭痛の診断時期です。国際頭痛分類第3版(ICHD-3)では、月経開始2日前から月経3日目までという具体的な期間が定められています。つまり、生理が終わる頃に初めて頭痛が現れた場合、必ずしも月経関連片頭痛とは限りません。日本頭痛学会の診療ガイドラインや日本産婦人科医会の医療情報を踏まえ、原因の見分け方からセルフケア、医療機関を受診するタイミングまで詳しく解説します。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 原因:生理終わりの頭痛には、エストロゲンの変動、鉄欠乏性貧血、緊張型頭痛など複数の可能性がある。
  • 見分け方:ズキズキする痛みや吐き気は片頭痛、頭を締め付ける痛みは緊張型頭痛、めまいや息切れを伴う場合は貧血も疑われる。
  • 対処法:睡眠・水分・食事を整え、頭痛ダイアリーで月経周期との関係を記録する。繰り返す頭痛や薬が効かない場合は受診する。

【原因を解説】生理終わりに頭痛が起こるのはなぜ?女性ホルモンとの関係

生理終わり頭痛
【画像】生理 終わり 頭痛 関連ショット

生理終わりの頭痛を理解するうえで、まず知っておきたいのが女性ホルモンの変動です。月経周期ではエストロゲン(卵胞ホルモン)やプロゲステロン(黄体ホルモン)の分泌量が変化します。この変動が頭痛の発生や悪化に関係することがあります。

エストロゲンの急激な低下が片頭痛の引き金になる

生理終わり頭痛
【写真】生理 終わり 頭痛 近影・注目カット

エストロゲンは、月経周期に応じて分泌量が変わる女性ホルモンです。特に排卵後から月経前にかけてのホルモン変動のなかで、月経直前にはエストロゲンが急激に低下します。

この変化は、片頭痛を引き起こす重要な要因の一つです。ホルモン変動が神経系の痛みの調節に影響し、片頭痛が起こりやすくなると考えられています。

日本産婦人科医会の解説でも、月経周期に伴うエストロゲンの低下は月経関連片頭痛の重要な誘因として取り上げられています。

ただし、ここで注意したいのは、エストロゲンの低下が主に月経直前に起こるという点です。生理が完全に終わった後に初めて頭痛が始まった場合、ホルモン変動だけで説明できるとは限りません。

月経関連片頭痛と月経時片頭痛には診断上の違いがある

生理終わり頭痛
【資料】生理 終わり 頭痛 報道・メディア記録

月経に関連する片頭痛には、医学的に区別されている2つの分類があります。

国際頭痛分類第3版(ICHD-3)では、前兆のない片頭痛について、次のように定義しています。

  • 前兆のない純粋月経時片頭痛:月経開始2日前から月経3日目までの期間に限って発作が起こり、3回の月経周期のうち2回以上で確認されるもの。
  • 前兆のない月経関連片頭痛:同じ期間に発作が起こるほか、月経周期の別の時期にも片頭痛が発生するもの。

ここで重要なのは、診断の基準となるのが「生理が終わった日」ではなく「生理が始まった日」だということです。

例えば、月経開始から5日目や6日目に初めて頭痛が起こった場合、一般的な月経関連片頭痛の診断期間から外れます。一方、月経2日目に始まった片頭痛がその後も続いている場合は、発作の持続時間も含めて判断する必要があります。

月経関連片頭痛は、通常の片頭痛と比べて痛みが強く、長引いたり、薬が効きにくかったりすることもあります。日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会が監修した「頭痛の診療ガイドライン2021」でも、月経周期と発作の関係を確認するために頭痛ダイアリーを活用することが推奨されています。

女性ホルモンのバランスだけを原因と決めつけない

「生理後だからホルモンバランスが崩れている」と考える人もいますが、女性ホルモンの変動だけでは、すべての頭痛を説明できません。

月経中の出血量が多かった人では、鉄不足が進んでいる可能性があります。また、生理中の睡眠不足や食欲低下、仕事や家事による疲労が、生理終了後の頭痛につながる場合もあります。

頭痛が生理の終わりに起きるという時間的な一致だけで原因を特定せず、痛みの特徴や全身症状、毎月の発生パターンを合わせて考えることが大切です。

【原因は4つ】生理後の頭痛で考えられる病気と症状の違い

生理終わりの頭痛では、月経関連片頭痛以外にも複数の原因が考えられます。特に確認したいのが、鉄欠乏性貧血、緊張型頭痛、生活習慣の乱れです。

1.月経関連片頭痛の発作が続いている

生理前から生理中に片頭痛が始まり、生理が終わる頃まで痛みが残っているケースです。

片頭痛には次のような特徴があります。

  • こめかみや頭の片側がズキズキする。
  • 脈に合わせて痛みが強くなる。
  • 吐き気や嘔吐を伴う。
  • 光や音、においに敏感になる。
  • 階段の昇降や歩行などで痛みが悪化する。

日本頭痛学会によると、一般的な片頭痛の発作は、未治療または治療が効かなかった場合、4~72時間続くことがあります。

また、片頭痛は必ずしも片側だけが痛むわけではありません。両側に痛みを感じる人もいるため、痛む場所だけで判断するのは適切ではありません。

2.生理後の鉄欠乏性貧血

生理中の出血量が多い人は、鉄欠乏性貧血にも注意が必要です。

鉄は、血液中のヘモグロビンを作るために欠かせない栄養素です。鉄が不足すると、全身に酸素を運ぶ能力が低下し、さまざまな不調につながります。

代表的な症状は次のとおりです。

  • 頭痛や頭が重い感覚。
  • 立ちくらみやめまい。
  • 動悸や息切れ。
  • 疲れやすさや強い倦怠感。
  • 集中力の低下。
  • 顔色が悪くなる。

厚生労働省の「働く女性の心とからだの応援サイト」でも、月経のある女性は鉄不足になりやすく、貧血によって頭痛や疲労感などが現れることが紹介されています。

特に、経血量が多い状態が続いている人は注意してください。毎月の出血によって体内の鉄が徐々に失われ、鉄の貯蔵量が減少している可能性があります。

なお、鉄欠乏は一度の月経だけで突然進行するとは限りません。慢性的な鉄不足が月経後の不調として表面化することもあります。

貧血の確認には血液検査が必要です。ヘモグロビンだけでなく、必要に応じてフェリチン(貯蔵鉄)も調べると、体内の鉄不足を評価する手掛かりになります。

3.緊張型頭痛

生理後の頭痛が、頭全体を締め付けられるような痛みであれば、緊張型頭痛も候補になります。

緊張型頭痛は、頭や首、肩周辺の筋肉の緊張、ストレスなどが関係する一次性頭痛です。

主な特徴は次のとおりです。

  • 頭の両側が重く感じる。
  • 頭をベルトで締め付けられるような痛みがある。
  • 首や肩のこりを伴う。
  • 痛みは軽度から中等度であることが多い。
  • 日常的な動作によって痛みが強くなりにくい。

日本頭痛学会が示す診断基準では、緊張型頭痛の持続時間は30分から7日間です。一般的には、片頭痛に特徴的な強い吐き気や嘔吐を伴わない点も違いの一つです。

生理中に腹痛や腰痛を我慢していたり、体調不良によって睡眠の質が低下していたりすると、首や肩の緊張が強まることがあります。

ただし、肩こりがあるからといって必ず緊張型頭痛とは限りません。片頭痛でも首や肩のこりを感じることがあります。

4.水分不足・睡眠不足・食事の乱れ

生理中から生理後にかけて、食事や生活リズムが乱れている場合も頭痛の原因になります。

例えば、次のような状況です。

  • 生理痛によって食事を十分に取れなかった。
  • 仕事や家事が忙しく、睡眠時間が不足していた。
  • 水分摂取が少なくなっていた。
  • 空腹の時間が長くなっていた。
  • 普段のカフェイン摂取量が急に変化した。

こうした要因は片頭痛の誘因にもなります。複数の条件が重なることで、生理が終わった後に頭痛が目立つこともあります。

生理後の頭痛を原因別に比較

それぞれの特徴を整理すると、次のようになります。

関連する原因主な特徴・発生時期確認したい症状・対応
月経関連片頭痛月経開始2日前から3日目を中心に発生ズキズキする痛み、吐き気、光や音への過敏
鉄欠乏性貧血月経による出血や慢性的な鉄不足が関係頭重感、めまい、動悸、息切れ。血液検査を検討
緊張型頭痛疲労、ストレス、首や肩の緊張などが関係両側の締め付け感、肩こり、首のこり
生活習慣の乱れ睡眠不足、空腹、水分不足などが誘因生活リズムや食事、水分摂取の見直し

この比較は症状を整理するための目安であり、自己判断による確定診断には使えません。複数の原因が同時に存在することもあります。

【症状別に確認】生理後の頭痛と吐き気は危険?いつまで続く?

生理後の頭痛に吐き気がある場合

頭痛と吐き気が同時に起きている場合、片頭痛の可能性があります。

片頭痛では、頭の痛みだけでなく、胃腸の不快感や光・音への過敏などが現れることがあります。痛みが強くなると、食事や水分を取ることも難しくなる場合があります。

特に、脈打つような痛み、吐き気、動くと悪化する症状が重なっている場合は、片頭痛の特徴と照らし合わせる必要があります。

一方、吐き気があるからといって必ず片頭痛とは限りません。突然の激しい頭痛や、意識の変化、手足のしびれなどを伴う場合は、別の重大な病気も考えられるため緊急の対応が必要です。

生理後の頭痛はいつまで続く?

生理後の頭痛が何日で治るかについて、一律の基準はありません。原因によって持続時間が異なるためです。

一般的な片頭痛の発作は4~72時間が目安です。月経関連片頭痛では、通常の発作より長引いたり、治療に反応しにくかったりすることがあります。

緊張型頭痛の場合は、30分程度で治まることもあれば、数日間続くこともあります。

鉄欠乏性貧血が関係している場合は、生理が終わっても頭痛や倦怠感が続く可能性があります。出血が止まったからといって、体内の鉄不足がすぐに解消するわけではありません。

そのため、生理終了後も頭痛が続く場合は、単純に「生理の余韻」と考えず、症状の変化を確認することが大切です。

頭痛が長引く場合に確認したいこと

次のような状況では、医療機関への相談を検討してください。

  • 生理が終わっても数日間、頭痛が改善しない。
  • 毎月同じ時期に頭痛が繰り返される。
  • 以前より痛みが強くなっている。
  • 市販の頭痛薬を飲んでも改善しない。
  • 吐き気が強く、食事や水分を十分に取れない。
  • めまいや動悸、息切れなども続いている。

特に、初めて経験する頭痛や、いつもの頭痛と明らかに違う症状には注意が必要です。

【今日からできる】生理後の頭痛の対処法とセルフケア

生理後の頭痛が軽度で、危険な症状がない場合は、まず身体への負担を減らすことから始めましょう。ただし、セルフケアは原因となる病気の治療に代わるものではありません。

1.水分を少しずつ補給する

水分不足は頭痛を悪化させる要因の一つです。生理中に食欲が落ちたり、十分に水分を取れなかったりした人は、こまめな水分補給を意識しましょう。

一度に大量の水を飲む必要はありません。水やカフェインを含まない飲み物などを利用して、無理のない範囲で補給します。

吐き気がある場合は、少量ずつ飲む方法が適しています。水分が取れないほど嘔吐が続く場合は、医療機関に相談してください。

2.睡眠時間と食事のリズムを整える

睡眠不足や食事を抜く習慣は、片頭痛の誘因になることがあります。

特に生理中は、腹痛や倦怠感によって普段の生活リズムが崩れやすくなります。生理が終わった後も疲れが残っている場合は、無理に活動量を増やさず、十分な休息を確保しましょう。

食事はできるだけ決まった時間に取り、極端な空腹を避けることも大切です。

3.頭痛の種類に応じて冷やす・温める

頭痛のタイプによって、楽に感じる対処法は異なります。

片頭痛の場合は、暗く静かな場所で休み、痛む部分を冷たいタオルなどで冷やすと楽になることがあります。

一方、首や肩のこりを伴う緊張型頭痛では、首や肩周辺を温めたり、無理のない範囲で軽く動かしたりする方法が役立つ場合があります。

片頭痛の最中に強い運動や長時間の入浴をすると、かえって痛みが増すこともあります。症状に合わせて調整してください。

4.鉄不足が疑われる場合は食事を見直す

月経による鉄不足が気になる場合は、鉄を含む食品を日常的に取り入れましょう。

  • 赤身の肉:吸収されやすいヘム鉄を含む。
  • 魚介類:赤身魚や貝類などから鉄を摂取できる。
  • 大豆製品:豆腐や納豆などから植物性の鉄を補える。
  • 緑黄色野菜:小松菜などから鉄やビタミン類を摂取できる。

植物性食品に含まれる非ヘム鉄は、ビタミンCを含む食品と一緒に摂取すると吸収を助けられます。

ただし、食事だけで改善できるとは限りません。鉄欠乏性貧血が確認された場合は、医師の判断に基づいて鉄剤などによる治療を行うことがあります。

5.頭痛ダイアリーで月経周期との関係を記録する

生理後の頭痛が毎月繰り返される人には、頭痛ダイアリーの活用がおすすめです。

日本頭痛学会は、頭痛が起こった日時や痛みの程度、持続時間、吐き気の有無、使用した薬とその効果などを記録する方法を紹介しています。

特に月経関連片頭痛を調べる場合は、3回分の月経周期を含めて記録すると、発作と月経の関係を確認しやすくなります。

記録する項目は次のとおりです。

  • 生理が始まった日と終わった日。
  • 頭痛が始まった日時。
  • 頭のどの部分が痛むか。
  • ズキズキする痛みか、締め付けられる痛みか。
  • 吐き気や光・音への過敏があるか。
  • 頭痛薬の種類と服用した日、効果。
  • 睡眠時間や食事、生活への影響。

こうした記録は、診察時に症状を正確に伝えるためにも役立ちます。

【頭痛薬が効かない原因】生理後の頭痛で注意したい薬の使い方

生理前後に頭痛が起こると、市販の鎮痛薬で対処する人も少なくありません。しかし、薬を飲んでも改善しない場合や、以前より服用回数が増えている場合は注意が必要です。

片頭痛と緊張型頭痛では適した治療が異なる

頭痛薬が効かない理由の一つは、頭痛の種類と治療方法が合っていないことです。

例えば、片頭痛には一般的な鎮痛薬だけでは十分な効果が得られないケースがあります。日本頭痛学会の「頭痛の診療ガイドライン2021」では、月経時片頭痛について、過去の発作で非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が効かなかった場合には、トリプタン系薬剤を用いる治療が推奨されています。

トリプタンは片頭痛に特化した処方薬です。自己判断で使用するのではなく、医師による診断を受けたうえで適切な治療を選択する必要があります。

鎮痛薬の使いすぎによる頭痛にも注意

もう一つ見逃せないのが、薬剤の使用過多による頭痛です。

これは、もともと片頭痛や緊張型頭痛がある人が鎮痛薬などを長期間使い続けることで、かえって頭痛の頻度が増える状態です。

日本頭痛学会が示す国際頭痛分類第3版の診断基準では、主に次の条件が関係します。

  • 頭痛が1か月に15日以上ある。
  • 急性期の頭痛治療薬を3か月を超えて定期的に過剰使用している。
  • ほかに適切な診断がない。

薬剤の種類によって使用過多と判断される服薬日数は異なります。例えば、トリプタンや複合鎮痛薬などは月10日以上、単一成分の一般的な鎮痛薬は月15日以上の使用が診断上の基準になります。

ただし、これらは診断基準の一部であり、月に10日飲んだだけで必ず薬剤の使用過多による頭痛になるという意味ではありません。

頭痛薬を飲む回数が増えた、薬の効果が弱くなった、以前より頭痛の日数が増えたという場合は、自己判断で薬を追加したり変更したりせず、早めに医師や薬剤師に相談してください。

ホルモン療法を希望する場合は前兆の有無も重要

月経周期と片頭痛の関係が強い場合、医療機関ではホルモン療法を含む治療が検討されることもあります。

ただし、エストロゲンを含む低用量経口避妊薬やLEP製剤などは、すべての片頭痛患者に使用できるわけではありません。

特に、視界に光が見える、視野の一部が欠けるといった前兆を伴う片頭痛がある場合、エストロゲンを含む製剤は脳卒中などのリスクを考慮して原則禁忌とされています。

日本産婦人科医会の2026年時点の医療情報でも、片頭痛の前兆の有無は治療方針を決める重要な判断材料として扱われています。

ホルモン剤を自己判断で始めたり中止したりせず、頭痛の特徴や既往歴を婦人科医に伝えて相談することが大切です。

【病院を受診する目安】生理後の頭痛は何科に行けばいい?

生理後の頭痛が軽く、短時間で改善する場合は経過を観察できることもあります。しかし、繰り返す頭痛や生活に支障をきたす痛みは、医療機関で原因を調べることが重要です。

すぐに救急受診が必要な症状

次のような症状がある場合は、生理との関連を考える前に緊急対応を優先してください。

  • 突然、経験したことがないほど激しい頭痛が起きた。
  • 急に片側の手足がしびれたり、力が入らなくなったりした。
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい。
  • 突然、視野が狭くなったり、物が二重に見えたりする。
  • 意識がもうろうとする、けいれんが起きる。
  • 激しい頭痛に高熱や強い首の硬さを伴う。

厚生労働省の「こんな時は迷わず119へ」では、突然の激しい頭痛や、顔・手足の麻痺、言葉の異常などを救急車を呼ぶべき症状として挙げています。

これらの症状が現れた場合は、様子を見続けず119番で救急車を要請してください。

繰り返す頭痛や薬が効かない場合は脳神経内科・頭痛外来

次のような症状がある場合は、脳神経内科や頭痛外来への相談が適しています。

  • 生理のたびに強い頭痛が起きる。
  • 生理終了後も頭痛が続いている。
  • 頭痛とともに吐き気や光過敏が現れる。
  • 市販薬を使用しても十分に改善しない。
  • 頭痛の頻度や痛みの強さが増している。
  • 頭痛によって仕事や家事、日常生活に支障が出ている。

脳神経内科や頭痛外来では、頭痛の種類や発生パターンを確認し、必要に応じて画像検査や薬物療法などを検討します。

経血量が多い・貧血症状がある場合は婦人科や内科

生理後の頭痛に加えて、めまい、動悸、息切れ、強い疲労感がある場合は、鉄欠乏性貧血の可能性も考えられます。

特に、次のような経血量の変化がある人は婦人科で相談しましょう。

  • 昼間でも夜用ナプキンを使う日が続く。
  • ナプキンが1時間も持たないほど出血量が多い。
  • 大きな血の塊が繰り返し出る。
  • 以前より経血量が明らかに増えている。
  • 生理が長引くようになった。

過多月経の背景には、子宮筋腫や子宮内膜ポリープなどの婦人科疾患が隠れている場合もあります。

婦人科では月経の状態や子宮の病気を確認し、必要に応じて血液検査を行います。内科でも血算やフェリチンなどを調べ、鉄不足の有無を評価できます。

受診先に迷う場合は、頭痛が中心なら脳神経内科、月経異常や経血量の多さが中心なら婦人科を最初の相談先にするとよいでしょう。

【プロの結論】生理終わりの頭痛で見落としたくない3つの判断基準

生理終わりの頭痛を考える際に大切なのは、単にホルモンバランスの問題として片付けないことです。痛みが起こるタイミング、痛み方、全身症状という3つの視点から整理すると、医療機関で原因を調べる際にも役立ちます。

判断基準1:頭痛が始まった日を確認する

月経関連片頭痛の診断では、月経開始2日前から月経3日目までという期間が重要です。

生理が終わる頃に痛みが残っている場合と、生理終了後に初めて頭痛が始まった場合では、考えるべき原因が異なります。

毎月同じ時期に頭痛が起こる場合は、月経開始日と頭痛の発生日を照らし合わせてみましょう。

判断基準2:頭痛以外の症状を確認する

ズキズキする痛みや吐き気があれば片頭痛、頭を締め付けるような痛みなら緊張型頭痛、めまいや動悸、息切れがあれば貧血も確認したいところです。

ただし、これらの特徴は重なり合うことがあります。症状だけで病名を決めず、必要に応じて診察や検査を受けてください。

判断基準3:薬を飲んだ回数と日常生活への影響を見る

頭痛薬を飲めば一時的に改善する場合でも、毎月繰り返す、服用回数が増えている、仕事や家事ができないほど痛むという場合は、治療方針を見直す必要があります。

特に月経関連片頭痛は、発作が長引いたり治療抵抗性になったりすることがあります。適切な診断を受けることで、発作時の治療だけでなく、月経周期を踏まえた予防方法も検討できます。

頭痛ダイアリーを3周期分記録し、痛みの発生時期や薬の効果を整理して受診すると、診察時の重要な情報になります。

生理終わりの頭痛に関するよくある質問(FAQ)

Q1:生理が終わったのに頭痛が続くのはなぜですか?
A1:月経中に始まった片頭痛が続いているほか、鉄欠乏性貧血、緊張型頭痛、睡眠不足や水分不足などが考えられます。生理終了後に初めて頭痛が始まった場合は、月経関連片頭痛以外の原因も含めて確認する必要があります。

Q2:生理後の頭痛に吐き気がある場合は片頭痛ですか?
A2:片頭痛の可能性があります。片頭痛では、ズキズキする痛みや吐き気、光や音への過敏などが現れることがあります。ただし、吐き気だけで診断はできません。激しい頭痛や神経症状を伴う場合は緊急受診が必要です。

Q3:生理後の頭痛は何日くらいで治りますか?
A3:原因によって異なります。一般的な片頭痛は4~72時間程度、緊張型頭痛は30分から7日間続くことがあります。貧血が関係している場合は、生理終了後も症状が続く可能性があります。長引く場合や悪化する場合は医療機関を受診してください。

Q4:生理後の頭痛は貧血が原因になることもありますか?
A4:あります。月経による出血量が多い状態が続くと、鉄不足から鉄欠乏性貧血になる可能性があります。頭痛だけでなく、めまい、立ちくらみ、動悸、息切れ、倦怠感などがある場合は血液検査を検討しましょう。

Q5:生理後の頭痛に市販の頭痛薬を飲んでも大丈夫ですか?
A5:使用できる人であれば、添付文書の用法・用量を守って使用する方法があります。ただし、持病や妊娠の可能性、服用中の薬によっては適さない場合があります。薬が効かない場合や服用回数が増えている場合は、自己判断で追加せず医師や薬剤師に相談してください。

Q6:生理終わりの頭痛は何科を受診すればいいですか?
A6:頭痛や吐き気が中心なら脳神経内科や頭痛外来、経血量が多い場合や月経異常がある場合は婦人科が適しています。貧血が疑われる場合は内科でも血液検査を受けられます。突然の激しい頭痛や麻痺などがあれば119番で救急車を要請してください。

まとめ:生理終わりの頭痛は原因を見極めて適切に対処しよう

生理終わりの頭痛には、女性ホルモンの変動による片頭痛だけでなく、鉄欠乏性貧血、緊張型頭痛、睡眠不足や水分不足など、さまざまな原因が考えられます。

特に覚えておきたいのは、月経関連片頭痛の診断期間です。国際頭痛分類第3版では、月経開始2日前から月経3日目までに発作が起こることが重要な条件になっています。生理終了後に初めて頭痛が起きた場合は、ほかの原因も確認する必要があります。

まずは十分な睡眠、水分補給、規則正しい食事を心がけ、必要に応じて頭痛ダイアリーで症状を記録しましょう。経血量が多い人は鉄欠乏性貧血にも注意が必要です。

また、頭痛薬が効かない、毎月繰り返す、吐き気やめまいが強い、日常生活に支障が出ているといった場合は、我慢せず医療機関に相談してください。

生理が終わったからといって、頭痛まで自然に治るとは限りません。痛みのタイミングと特徴を正しく把握し、自分の身体に起きている変化に合わせて適切な対応を選ぶことが、症状の改善と再発予防につながります。

主な医療情報の参照先:日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会監修『頭痛の診療ガイドライン2021』、国際頭痛学会『国際頭痛分類第3版(ICHD-3)』、日本頭痛学会「片頭痛」「緊張型頭痛」「頭痛ダイアリー」、日本産婦人科医会「頭痛」、厚生労働省「働く女性の心とからだの応援サイト」「こんな時は迷わず119へ」。 (出典: 生理 終わり 頭痛(Yahoo!ニュース))