【リーグの違い】対抗戦Aグループとリーグ戦1部は何が違う?
関東大学ラグビーを理解するうえで押さえておきたいのが、対抗戦とリーグ戦は別々の大会として運営されている点だ。
どちらも8大学による総当たり形式だが、所属校や伝統、対戦カード、順位争いの構図が異なる。
関東大学対抗戦Aグループ
2026年度のAグループには、次の8大学が所属している。
- 明治大学
- 帝京大学
- 早稲田大学
- 慶應義塾大学
- 筑波大学
- 日本体育大学
- 青山学院大学
- 立教大学
明治大学、早稲田大学、慶應義塾大学による伝統校同士の対戦に加え、帝京大学の強さが優勝争いに大きく影響する構図だ。
特に2026年は、明治大学と帝京大学がともに5連勝を記録。11月22日の直接対決が、順位争いの大きな分岐点になる。
関東大学リーグ戦1部
リーグ戦1部の参加大学は以下の8校。
- 東海大学
- 東洋大学
- 関東学院大学
- 流通経済大学
- 立正大学
- 法政大学
- 日本大学
- 専修大学
こちらは東海大学と東洋大学が先頭を走り、流通経済大学や関東学院大学が追う展開となっている。
2026年11月29日には東海大学と東洋大学の直接対決が予定されている。両校の順位が近いだけに、シーズン終盤の最大の注目カードの一つだ。
勝ち点の仕組みを知れば順位表がもっと面白くなる
両リーグの勝ち点制度は、単純な勝敗だけで決まる仕組みではない。
関東ラグビーフットボール協会の2026年度公式規定では、基本配点は次のとおり。
- 勝利:5点
- 引き分け:3点
- 敗戦:1点
- 7点差以内の敗戦:追加1点
- 3トライ差以上の勝利:追加1点
そのため、勝ち点は勝利数だけでは説明できない。
例えば、接戦で敗れたチームにもボーナスポイントが与えられる場合があり、順位表では勝敗と勝ち点の両方を見る必要がある。
勝ち点が同じ場合は、全試合の勝利数、当該チーム同士の勝ち点、得失点差、総得失点差、トライ数などの順に比較する。
【試合日程・結果】2026年11月から12月の重要カード
11月以降は、優勝争いに直接関わる試合が続く。
特に注目したいのは、対抗戦Aグループの上位対決と、リーグ戦1部の東海大学・東洋大学の直接対決だ。
対抗戦Aグループの今後の日程
11月8日(日)
- 11:30 立教大学 vs 日本体育大学
- 14:00 青山学院大学 vs 筑波大学
会場:スピアーズえどりくフィールド
11月22日(日)
- 11:30 青山学院大学 vs 立教大学
- 13:00 帝京大学 vs 明治大学
- 14:00 筑波大学 vs 日本体育大学
帝京大・明治大戦:秩父宮ラグビー場
11月23日(月・祝)
- 14:00 慶應義塾大学 vs 早稲田大学
会場:秩父宮ラグビー場
12月5日(土)
- 13:00 慶應義塾大学 vs 筑波大学
会場:ケーズデンキスタジアム水戸
12月6日(日)
- 11:30 青山学院大学 vs 日本体育大学
- 14:00 帝京大学 vs 立教大学
- 14:00 早稲田大学 vs 明治大学
早大・明大戦:MUFGスタジアム(国立競技場)
11月22日の帝京大学対明治大学は、首位を争う両校の直接対決だ。
続く11月23日の慶應義塾大学対早稲田大学も見逃せない。早稲田大学にとっては、上位争いに踏みとどまるために勝利が欲しい一戦となる。
そして12月6日の早稲田大学対明治大学は、伝統の早明戦。国立競技場で開催される最終節の大一番として注目される。
リーグ戦1部の今後の日程
| 日付 | 対戦カード | 会場 |
|---|---|---|
| 11月14日14:00 | 関東学院大 vs 東海大 | えどりく |
| 11月15日14:00 | 東洋大 vs 流通経済大 | 太田 |
| 11月28日14:00 | 日本大 vs 専修大 | AGF |
| 11月29日11:30 | 関東学院大 vs 流通経済大 | 秩父宮 |
| 11月29日14:00 | 東海大 vs 東洋大 | 秩父宮 |
最大の焦点は11月29日の東海大学対東洋大学だ。
東海大学が勝てば首位固めにつながり、東洋大学が勝てば勝ち点差を縮める可能性がある。11月15日の東洋大学対流通経済大学も、上位争いの行方を左右する。
【強豪校の動向】明治・帝京・早稲田・東海・東洋を分析
2026年の勢力図を理解するには、順位だけでなく、各大学がどのような試合を積み重ねているかを見ることが大切だ。
明治大学ラグビー部:勝ち点首位を守れるか
5勝0敗
明治大学は開幕から5連勝を達成し、対抗戦Aグループの首位に立つ。
注目すべき結果は、9月27日の日本体育大学戦で99-12、10月24日の立教大学戦で50-14、11月1日の慶應義塾大学戦で48-26と勝利を重ねていることだ。
得点力を発揮しながら勝ち点を積み上げており、優勝候補としての存在感は大きい。
11月22日の帝京大学戦が最大の山場になる。ここで勝利すれば、優勝争いで大きなアドバンテージを得られる。
帝京大学ラグビー部:失点の少なさが光る
5勝0敗
明治大学を勝ち点1差で追う帝京大学は、安定した試合運びが特徴だ。
10月25日の青山学院大学戦では88-0と完封勝利。10月11日の日本体育大学戦でも81-5と大差をつけた。
さらに11月1日には早稲田大学を15-13で破り、優勝争いにおける重要な勝利を手にした。
明治大学との直接対決では、攻撃力だけでなく、接戦での判断力や守備の精度も問われる。
早稲田大学ラグビー部:巻き返しの鍵は直接対決
4勝1敗
早稲田大学は開幕から4連勝を重ねたが、11月1日の帝京大学戦で13-15と敗れた。
ただし、5試合での総失点は23点。上位3校の中では最も少なく、守備面では際立った数字を残している。
11月23日の慶應義塾大学戦、12月6日の明治大学戦が残されており、順位を押し上げるためには、ここからの勝利が欠かせない。
東海大学ラグビー部:リーグ戦1部の首位を独走
5勝0敗
東海大学はリーグ戦1部で無敗を維持している。
10月25日の流通経済大学戦では22-14で勝利。これまでの5試合をすべて制し、勝ち点29を確保した。
次の関東学院大学戦を経て、11月29日には東洋大学と対戦する。
東洋大学との試合は、単なる勝敗だけでなく、全国大学選手権に向けたチームの完成度を測る意味でも重要になる。
東洋大学ラグビー部:爆発的な攻撃力で首位を追う
4勝1敗
東洋大学は、今シーズンの攻撃力で特に目を引く存在だ。
9月20日の専修大学戦では87-0、10月18日の法政大学戦では101-22と圧倒的な得点力を示した。
しかし、10月25日の関東学院大学戦では26-27と1点差で敗戦。大量得点を奪えるチームであっても、接戦を確実にものにすることが課題として浮かび上がった。
11月15日の流通経済大学戦、11月29日の東海大学戦は、今季の最終的な評価を左右する重要な2試合となる。
【入替戦と大学選手権】2026年の全国大会への道
関東大学ラグビーのシーズンを追う際には、リーグ優勝だけでなく、大学選手権への出場権と入替戦にも注目したい。
関東大学ラグビーの入替戦とは?
入替戦は、上位リーグと下位リーグの所属大学が、翌シーズンの所属カテゴリーを争う試合だ。
主な対象は次の2つ。
- 関東大学対抗戦Aグループ・Bグループ入替戦
- 関東大学リーグ戦1部・2部入替戦
前年の2025年度には、対抗戦A・Bの入替戦が12月14日、リーグ戦1部・2部の入替戦が12月13日に開催された。
対抗戦ではAグループ下位校とBグループ上位校、リーグ戦では1部下位校と2部上位校が対戦する形式だった。
2026年度の入替戦の具体的な日程や対戦カードについては、関東ラグビーフットボール協会の正式発表を確認する必要がある。前年の日程をそのまま2026年度に当てはめることはできない。
第63回全国大学ラグビー選手権大会の出場枠
2026年度の全国大学ラグビーフットボール選手権大会は、第63回大会として開催される。
日本ラグビーフットボール協会が2026年10月22日に公表した大会概要では、出場チームは合計14校。
特に関東地区の出場枠は以下のとおり。
| 所属リーグ | 出場枠 |
|---|---|
| 関東大学対抗戦Aグループ | 5校 |
| 関東大学リーグ戦1部 | 3校 |
| 関東地区合計 | 8校 |
対抗戦Aグループに5枠が割り当てられているのは、前回大会の優勝校と準優勝校がともに同グループに所属していたためだ。
そのため、対抗戦Aグループは通常の上位3校に加え、4位と5位にも出場枠が設けられている。
リーグ戦1部は上位3校が出場する。つまり、リーグ優勝だけでなく、3位以内に入れるかどうかも大きな目標になる。
第63回大学選手権の開催日程
| ラウンド | 開催日 |
|---|---|
| 1回戦 | 2026年11月22日 |
| 2回戦 | 2026年11月29日 |
| 3回戦 | 2026年12月13日 |
| 準々決勝 | 2026年12月19日・20日 |
| 準決勝 | 2027年1月2日 |
| 決勝 | 2027年1月10日 |
準決勝と決勝はMUFGスタジアム(国立競技場)で開催される。
なお、11月4日時点では関東の出場校はまだ確定していない。これからの対抗戦Aグループとリーグ戦1部の結果が、全国大会の顔ぶれを決めていく。
【よくある質問】関東大学ラグビーに関するFAQ
Q1:2026年の関東大学ラグビーで現在1位の大学はどこですか?
A1:対抗戦Aグループは明治大学が勝ち点30で首位、リーグ戦1部は東海大学が勝ち点29で首位です。2つのリーグは別々に順位を決めています。
Q2:関東大学対抗戦Aグループとリーグ戦1部の違いは何ですか?
A2:所属大学と大会区分が異なります。対抗戦Aグループには明治大学、帝京大学、早稲田大学などが所属し、リーグ戦1部には東海大学、東洋大学、流通経済大学などが所属しています。
Q3:2026年の早明戦はいつ開催されますか?
A3:2026年12月6日(日)14時キックオフ予定です。MUFGスタジアム(国立競技場)で開催されます。
Q4:2026年の大学ラグビー選手権には関東から何校出場しますか?
A4:関東地区からは合計9校ではなく、関東管轄の大学8校と北海道・東北地区代表1校が大会に出場します。関東の内訳は対抗戦Aグループ5校、リーグ戦1部3校です。
Q5:関東大学ラグビーの最新順位表はどこで確認できますか?
A5:関東ラグビーフットボール協会の公式サイトで確認できます。各大会の星取表、勝ち点、試合日程、結果が掲載されており、試合後の更新状況も確認できます。
まとめ:2026年の関東大学ラグビーは11月の直接対決が最大の焦点
2026年の関東大学ラグビーは、対抗戦Aグループとリーグ戦1部で、それぞれ異なる優勝争いが繰り広げられている。
対抗戦Aグループでは、明治大学が勝ち点30で首位、帝京大学が29で追走。早稲田大学も26で上位を狙う。
リーグ戦1部では、東海大学が29で首位を守り、東洋大学が25で追いかける。特に11月29日の東海大学対東洋大学は、今シーズンを代表する注目カードだ。
今後の観戦で押さえたいポイントは3つある。
1. 優勝争い: 11月22日の帝京大学対明治大学、11月29日の東海大学対東洋大学。
2. 伝統の一戦: 11月23日の慶應大学対早稲田大学、12月6日の早明戦。
3. 全国大会への道: 対抗戦Aグループ5枠、リーグ戦1部3枠を巡る順位争い。
【プロの結論】
2026年の勢力図を判断する際は、単純な勝利数だけでなく、勝ち点、直接対決、得失点、ボーナスポイントまで確認することが大切だ。
明治大学と帝京大学の首位争い、早稲田大学の巻き返し、東海大学と東洋大学の頂上決戦。この3つの構図を追うことで、関東大学ラグビーの魅力と全国大学選手権に向けた各校の立ち位置が見えてくる。
最新の試合結果や順位変動は、関東ラグビーフットボール協会の公式情報を基準に確認したい。2026年シーズンは、まだ優勝校も全国大会出場校も決まっていない。最後まで目が離せない戦いが続く。 (出典: 関東 大学 ラグビー(Yahoo!ニュース))