【三菱一号館の現在】美術館として楽しめる建築・コレクション・館内施設

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【三菱一号館の現在】美術館として楽しめる建築・コレクション・館内施設
【三菱一号館の現在】美術館として楽しめる建築・コレクション・館内施設
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2026年現在、三菱一号館は三菱一号館美術館として運営されている。

運営主体は三菱地所株式会社。2010年の開館以来、19世紀後半から20世紀前半の西洋近代美術を中心とする展覧会を開催している。

建物そのものが歴史的な見どころであると同時に、芸術作品を鑑賞する場所としても独自の魅力を持っている。

建物の見どころは赤煉瓦だけではない

三菱一号館
【画像】三菱 一 号館 関連ショット

館内で注目したい施設は次の4つだ。

1.歴史資料室

三菱一号館の復元経緯や丸の内の歴史を紹介するスペース。

旧三菱一号館の事務所空間を再現し、漆喰壁や木製の格天井などを通じて明治時代の執務環境を体感できる。

当時の資料を基に再現されたオフィス家具や、旧建物を40分の1サイズで再現したドールハウスも見どころだ。

2.Café 1894

1894年の旧三菱一号館で銀行営業室として使われていた空間を復元したミュージアムカフェ・バー。

二層吹き抜けの空間や木製の格天井、銀行営業室のカウンターなど、往時の雰囲気を感じさせる内装が特徴だ。

かつての銀行空間が、現在は食事や休憩を楽しむ場所として活用されている点に、建物の用途の変化が表れている。

3.Store 1894

美術館併設のミュージアムショップ。展覧会関連のグッズなどを楽しめる。

4.Espace 1894

講演会やイベントなどに活用される多目的スペース。美術館の文化活動を支える施設となっている。

収蔵作品にも19世紀末の歴史が反映されている

三菱一号館
【写真】三菱 一 号館 近影・注目カット

三菱一号館美術館のコレクションは、建物が誕生した時代と重なる19世紀末の西洋美術を中心に構成されている。

代表的な作家には次の人物がいる。

- :19世紀末のパリの風俗や芸術家たちを描いた画家。
- :幻想的な世界観を持つ作品で知られるフランスの画家。
- :版画や絵画で独自の表現を追求した画家。

建物の歴史と美術館のコレクションが同じ時代を背景にしているため、鑑賞する作品と展示空間の間に自然なつながりが生まれている。

建築を見てから作品を鑑賞する、あるいは作品を見た後に建物の細部を観察するという楽しみ方もできる。

【2026年最新】三菱一号館美術館の展覧会スケジュールと見どころ

三菱一号館
【資料】三菱 一 号館 報道・メディア記録

2026年11月3日現在、開催中の注目展覧会は「フォンタネージ――イタリアの光・心の風景」だ。

2026年11月現在・開催中

「フォンタネージ――イタリアの光・心の風景」

会期:2026年10月17日~2027年1月24日

今回の展覧会は、日本イタリア国交樹立160周年と、フォンタネージ来日150周年を記念して開催されている。

中心となる人物は、イタリア近代風景画を代表する画家、(1818~1882年)だ。

フォンタネージは1876年、58歳で日本政府に招聘され、工部美術学校の画学教師として来日した。

日本滞在は約2年間。その指導を受けた人物として、初期の日本洋画を代表する浅井忠や小山正太郎が知られている。

つまり、今回の展覧会はイタリア美術の紹介にとどまらない。日本の近代洋画がどのような海外の芸術的影響を受けて形成されたのかを考える機会でもある。

注目作品と鑑賞ポイント

公式展覧会情報では、トリノ市立近現代美術館などの協力を得て、フォンタネージの初期から晩年までの作品を紹介する。

作品・資料は約200点。日本の弟子たちや同時代・次世代のイタリア人作家も取り上げる構成だ。

特に注目したい作品は次のとおり。

- 《ブジェイ高原》:1859~1860年制作。広がりのある風景表現に注目したい作品。
- 《フィレンツェの旧市場》:1867年頃の作品。都市の風景をどのように捉えたのかが見どころ。
- 《雲》:1880年制作。縦200cm、横301cmという大画面で描かれた作品。
- 浅井忠《徳川家の霊廟I(寺の入り口I)》:1878年頃の作品。フォンタネージの教育を受けた日本人画家の表現を知る手掛かりとなる。

この展覧会の面白さは、師であるフォンタネージと、その影響を受けた日本人画家の作品を関連づけて鑑賞できることだ。

また、フォンタネージがヨーロッパ各地で培った風景画の表現と、日本での教育活動を一つの流れとして理解できる。

展覧会の開催概要・料金

項目2026年の開催情報
展覧会名フォンタネージ――イタリアの光・心の風景
会期2026年10月17日~2027年1月24日
会場三菱一号館美術館
一般2,300円
大学生1,300円
高校生1,000円
開館時間10:00~18:00
入館締切閉館30分前
休館日月曜日、12月31日、1月1日など

※観覧料は税込。障害者手帳を持つ人は半額、付添者1名まで無料。前売券の販売は10月16日で終了している。

毎月第2水曜日には、当日17時以降に窓口で販売する1,600円の「マジックアワーチケット」も用意されている。

また、イタリア国旗の緑・白・赤のうち2色を取り入れた服装で来館すると、窓口で100円引きになる「トリコローレセレクト」という企画もある。

ただし、割引はチケット窓口での購入時に限られる。

2027年の次回展覧会も発表済み

公式の展覧会スケジュールには、次の企画も掲載されている。

会期展覧会
2026年10月17日~2027年1月24日フォンタネージ――イタリアの光・心の風景
2027年2月19日~5月23日モンマルトル:ロートレック、シュザンヌ・ヴァラドンとパリの知られざる画家たち(仮称)
2027年6月18日~9月12日京都国立近代美術館所蔵作品にみる 京のくらし――二十四節気を愉しむ

2027年の展覧会については、今後の正式な発表や変更にも注意したい。

展覧会の開催情報やチケットの最新状況は、三菱一号館美術館の公式案内で確認できる。

【アクセス・営業時間】東京駅から徒歩5分!三菱一号館美術館への行き方

三菱一号館美術館の所在地は、東京都千代田区丸の内2丁目6番2号。

東京駅や有楽町駅から徒歩で訪問できるため、都内観光や丸の内散策と組み合わせやすい。

最寄り駅と徒歩時間

駅・路線出口・目安時間
JR東京駅丸の内南口から徒歩5分
JR有楽町駅国際フォーラム口から徒歩6分
東京メトロ千代田線・二重橋前駅1番出口から徒歩3分
都営三田線・日比谷駅B7出口から徒歩3分
東京メトロ有楽町線・有楽町駅D3・D5出口から徒歩6分
東京メトロ丸ノ内線・東京駅地下道経由で徒歩6分

最も分かりやすいのはJR東京駅の丸の内南口から向かうルートだ。

美術館の公式案内では、距離は約350m、徒歩約5分とされている。

丸の内南口を出てKITTE方面へ進み、JPタワー沿いの歩道を通る。丸の内パークビルとの間にある赤煉瓦の建物を目印にすると分かりやすい。

雨の日は地下ルートも便利

東京駅からは、雨に濡れずに移動できる地下ルートも用意されている。

丸の内地下南口改札からJR京葉線方面へ進み、案内表示に従って丸の内パークビル方面へ向かう方法だ。

また、二重橋前駅からも地下通路を利用できる。

車で訪問する場合は注意が必要で、美術館専用駐車場はない。周辺の丸の内パークインなどの駐車場を利用することになる。

2026年の開館時間と休館日

通常の開館時間は次のとおり。

- 通常日:10:00~18:00
- 祝日を除く金曜日:20:00まで
- 第2水曜日:20:00まで
- 展覧会会期中の最終週の平日:20:00まで
- 最終入館:閉館30分前

休館日は基本的に月曜日だが、祝日や展覧会ごとの特別開館日は例外となる。

今回のフォンタネージ展では、10月26日、11月30日、12月28日のトークフリーデーや2027年1月18日も開館予定となっている。一方、12月31日と1月1日は休館だ。

なお、開館時間や休館日は変更される場合があるため、訪問当日の公式情報を確認しておきたい。

三菱一号館美術館はどんな人におすすめ?

訪問目的によって楽しみ方は異なる。

特におすすめしたい人

- 明治時代や日本の近代建築に興味がある人
- 赤煉瓦建築や英国風の建築様式が好きな人
- 19世紀末から20世紀初頭の西洋美術を鑑賞したい人
- 東京駅周辺で文化的な観光スポットを探している人
- 美術鑑賞とカフェでの休憩を組み合わせたい人

一方、広大な展示空間で現代美術を中心に鑑賞したい人や、建物の内部をすべて自由に見学したい人は、展覧会の内容や入館条件を事前に確認したほうがよい。

特に三菱一号館は美術館として運営されているため、展示室の見学には原則として該当する展覧会の観覧券が必要となる。

建物の外観を楽しむだけでなく、展示内容と歴史資料室を組み合わせて訪れると、より充実した時間を過ごせる。

【三菱一号館に関するよくある質問(FAQ)】

Q1:三菱一号館はいつ建てられましたか?

A1:1894年(明治27年)12月に竣工しました。英国人建築家ジョサイア・コンドルが設計した、丸の内初の洋風オフィスビルです。1892年に着工し、約2年をかけて建設されました。

Q2:三菱一号館はなぜ1968年に解体されたのですか?

A2:主な理由は老朽化です。戦後の高度経済成長期には近代的なオフィスビルへの建て替えが進み、旧三菱一号館も1968年に解体されました。

Q3:現在の三菱一号館は当時の建物そのものですか?

A3:いいえ。現在の建物は2009年に完成した復元建築です。明治期の設計図や写真、解体時の実測図、保存部材などを活用し、当時の意匠や建築技術を可能な限り再現しています。

Q4:2026年現在、どんな展覧会が開催されていますか?

A4:2026年10月17日から2027年1月24日まで「フォンタネージ――イタリアの光・心の風景」が開催されています。イタリア人画家フォンタネージの作品を中心に、約200点の作品・資料を紹介する展覧会です。

Q5:東京駅から三菱一号館美術館までは何分かかりますか?

A5:JR東京駅の丸の内南口から徒歩約5分です。距離は約350m。二重橋前駅や日比谷駅からも徒歩約3分でアクセスできます。


まとめ:三菱一号館は丸の内の歴史と芸術をつなぐ文化遺産

三菱一号館は、1894年にジョサイア・コンドルが設計した丸の内初の洋風オフィスビルとして誕生した。

銀行部や貸事務所として活用され、丸の内のビジネス街の発展を象徴する建物となったが、1968年には老朽化によって解体された。

その後、三菱地所の再開発計画によって2009年に復元され、2010年には三菱一号館美術館として開館。現在は歴史的建築と西洋近代美術を同時に楽しめる文化施設として親しまれている。

2026年の注目は、2027年1月24日まで開催される「フォンタネージ――イタリアの光・心の風景」だ。日本の近代洋画に影響を与えたイタリア人画家の作品を通じて、日本とヨーロッパの美術交流を知ることができる。

三菱一号館を訪れる際に覚えておきたいのは、現在の建物は単なるレトロな外観の再現ではなく、明治時代の建築文化を現代に継承するための復元建築であるということだ。

東京駅から徒歩約5分という立地も魅力。美術展だけでなく、歴史資料室やCafé 1894も楽しみながら、丸の内の過去と現在を感じてみてはいかがだろうか。 (出典: 三菱 一 号館(Yahoo!ニュース))