【2026年の春夏秋を総整理】愛媛県大会の決勝結果と優勝校
2026年の愛媛県大会は、春と夏を新田、秋を今治西が制した。3大会の決勝結果を並べると、同じ県内でもシーズンによって主役が入れ替わったことが分かる。
| 大会 | 決勝日 | 優勝校 | 準優勝校 | 決勝スコア |
|---|---|---|---|---|
| 春季愛媛県大会 | 4月1日 | 新田 | 松山聖陵 | 11-1 |
| 夏の愛媛大会 | 7月26日 | 新田 | 松山学院 | 12-3 |
| 秋季愛媛県大会 | 10月11日 | 今治西 | 聖カタリナ学園 | 2-0 |
出典:愛媛県高等学校野球連盟の大会記録、各試合結果。2026年11月3日時点。
この3大会を通じて見えてくるのは、新田の安定した勝負強さと、今治西の秋における巻き返しだ。
春の新田は松山聖陵を10点差で退け、夏も松山学院に9点差をつけて優勝。一方、秋は新田が本大会1回戦で松山商に6-7で敗れ、今治西が頂点まで駆け上がった。
単純に春夏の成績だけで年間の実力を判断できないところに、愛媛県高校野球の面白さがある。
【春季愛媛県大会】新田が松山聖陵に11-1、2年連続の栄冠
2026年3月20日から4月1日まで開催された春季愛媛県大会。44チームが参加した大会で、新田が決勝まで勝ち進んだ。
4月1日の決勝で対戦したのは松山聖陵。試合は新田が序盤から主導権を握り、最終的に11-1で勝利した。
愛媛県高等学校野球連盟の公式最終記録では、新田が2年連続10度目の優勝。松山聖陵は準優勝となった。
新田の勝ち上がりと松山聖陵の健闘
新田は準々決勝で今治西を7-0、準決勝では宇和島東を3-2で破った。
準決勝は延長11回までもつれる接戦だった。決勝だけを見ると大差の勝利だが、そこに至るまでには競り合いを勝ち抜く力も必要だった。
一方、松山聖陵も決して簡単に決勝へ進んだわけではない。
- 準々決勝:小松に13-12で勝利
- 準決勝:聖カタリナ学園に9-7で勝利
- 決勝:新田に1-11で敗戦
特に小松との準々決勝は1点差の試合。打ち合いを制して準決勝に進み、決勝への切符をつかんだ。
春季四国大会でも新田が頂点に
新田の春の躍進は県大会だけでは終わらなかった。
4月25日から5月2日に開催された第79回春季四国地区高等学校野球大会にも出場し、準々決勝で高知農業に5-4、準決勝で英明に3-1と勝利した。
そして5月2日の決勝では高知商業と対戦。新田は5-3で勝ち、春季四国大会初優勝を達成した。
愛媛県の代表校が四国の頂点に立ったことは、2026年の新田高校野球部を語るうえで大きな実績だ。
【夏の愛媛大会】新田が松山学院を12-3で破り、5年ぶりの優勝
夏の愛媛大会は、7月11日から26日まで開催された第108回全国高等学校野球選手権愛媛大会。
春の優勝校・新田は夏も順調に勝ち上がり、決勝で松山学院と対戦した。
7月26日の決勝では新田が12-3で松山学院を下し、優勝を決めた。
愛媛県高野連の歴代記録では、新田の優勝は5年ぶり2度目。2021年以来となる夏の県大会制覇だった。
決勝までの注目試合
新田の夏の勝ち上がりは次のとおり。
- 2回戦:南宇和に15-0
- 3回戦:新居浜東に8-0
- 準々決勝:今治北に8-1
- 準決勝:小松に6-0
- 決勝:松山学院に12-3
準決勝では小松を無失点に抑え、決勝では打線が12得点を記録。投打の両面で安定した試合運びを見せた。
準優勝・松山学院も存在感を示す
松山学院にとっても、2026年夏は大きな意味を持つ大会だった。
春季大会では松山聖陵に0-8で敗れ、早い段階で大会を去っていた。しかし夏は着実に勝ち上がり、準々決勝で西条に4-1、準決勝で松山北に7-5と勝利して決勝に進出した。
春から夏にかけて結果を伸ばした点は、松山学院の注目すべき変化だ。
決勝では新田の攻撃力に押し切られたものの、県内上位校としての存在感を示した。
甲子園での新田は花巻東に2-4
夏の愛媛大会を制した新田は、愛媛県代表として第108回全国高等学校野球選手権大会に出場した。
初戦は8月9日。対戦相手は岩手県代表の花巻東だった。
試合結果は新田2-4花巻東。新田は追い上げたものの、初戦突破には届かなかった。
日本高等学校野球連盟の公式試合結果でも、花巻東が4-2で勝利した記録が残っている。
県内大会での圧倒的な強さと、全国大会で勝ち上がる難しさ。その両方が表れた夏だった。
【秋季愛媛県大会】今治西が聖カタリナ学園を2-0で撃破
秋季愛媛県大会では、春夏とは異なる勢力図が浮かび上がった。
10月11日に行われた決勝は、今治西対聖カタリナ学園。今治西が2-0で勝利し、4年ぶり19回目の優勝を果たした。
春夏の県大会で優勝した新田ではなく、伝統校の今治西が秋の主役となった。
今治西は準決勝から決勝へ接戦を制す
今治西は準々決勝で丹原に9-0、準決勝では済美に4-3で勝利した。
準決勝は延長10回までもつれた試合。接戦をものにしたことが、決勝への勢いにつながった。
決勝でも聖カタリナ学園の攻撃を無失点に抑え、2点を守り切った。
派手な大量得点ではなく、失点を抑えて勝ち切る展開だったことが、秋の今治西を象徴している。
聖カタリナ学園は秋の準優勝
聖カタリナ学園も決勝までの戦いで強さを発揮した。
準決勝では松山中央を10-1で破り、決勝進出を決めた。準々決勝では八幡浜・川之石の連合チームに8-0で勝利している。
春は準決勝で松山聖陵に7-9で敗れ、夏も3回戦で西条に4-13で敗退していた。
それでも秋には県大会準優勝まで成績を伸ばした。春から夏、秋へと大会ごとに異なる結果を残した点が興味深い。
秋の3位は済美、松山中央も4強入り
10月11日の3位決定戦では、済美が松山中央に2-1で勝利した。
最終的な県大会上位校は次のとおり。
- 優勝:今治西
- 準優勝:聖カタリナ学園
- 3位:済美
- 4位:松山中央
この4校のうち、上位3校が秋季四国大会への愛媛県代表となった。
【注目校を徹底比較】2026年の愛媛県高校野球の勢力図
2026年の結果から、県内で注目したい学校を整理する。
新田高校野球部:春夏の二冠と春季四国大会優勝
新田は2026年の県内大会で最も安定した結果を残した学校だ。
春季愛媛県大会、夏の愛媛大会の両方で優勝し、春季四国大会でも優勝。県内だけでなく四国でも実績を残した。
ただし、秋季県大会では松山商に6-7で敗れ、本大会初戦で姿を消している。
春夏の実績だけでなく、秋の敗戦も含めて評価する必要がある。
今治西高校野球部:秋に復活した伝統校
今治西は秋季県大会で優勝し、4年ぶり19回目の県内秋季王者となった。
春は準々決勝で新田に0-7、夏は3回戦で済美に1-4と敗れていた。
それでも秋には準決勝で済美を破り、決勝では聖カタリナ学園を完封。シーズン後半にチームの力を示した。
松山学院高校野球部:夏の決勝進出で躍進
松山学院は夏の県大会準優勝校。
春の県大会では松山聖陵に敗れたものの、夏には決勝まで進出した。新田に敗れたとはいえ、県内の優勝争いに加わる存在となった。
聖カタリナ学園野球部:秋の準優勝で巻き返し
春は4強、夏は3回戦敗退、秋は準優勝。
大会ごとに結果が変化した学校の一つだ。秋季大会では準決勝で松山中央を10-1で破るなど、上位進出にふさわしい戦いを見せた。
松山聖陵高校野球部:春の準優勝から夏・秋は苦戦
松山聖陵は春季県大会の準優勝校。準決勝では聖カタリナ学園に9-7で勝利し、決勝へ進んだ。
しかし、夏は松山商に4-5で敗れ、秋も今治西に0-7で敗退。春の好成績を年間を通じて維持することはできなかった。
こうした結果は、県内の勢力図が固定されていないことを示している。
【四国大会と甲子園】愛媛県代表の2026年の戦いはどうなった?
愛媛県高校野球を理解するうえでは、県大会の優勝だけでなく、その後の四国大会や甲子園での成績も重要だ。
2026年は春と秋で対照的な結果となった。
春季四国大会は新田が初優勝
春季四国大会では新田が優勝。決勝で高知商業を5-3で破った。
県大会優勝から四国大会優勝へと続いた新田の戦いは、2026年の愛媛勢を代表する実績になった。
秋季四国大会では愛媛勢が準々決勝で敗退
秋季県大会の上位3校は、今治西、聖カタリナ学園、済美だった。
しかし、10月24日から11月1日に開催された秋季四国大会では、愛媛代表3校はいずれも準々決勝までに敗れた。
| 愛媛代表 | 対戦相手 | 結果 |
|---|---|---|
| 今治西 | 海部(徳島) | 2-3 |
| 聖カタリナ学園 | 阿南光(徳島) | 1-4 |
| 済美 | 明徳義塾(高知) | 4-5 |
今治西は海部に1点差、済美も明徳義塾に1点差で敗れた。県大会優勝校が四国大会で勝ち進む難しさが表れた結果だ。
秋季四国大会そのものは、明徳義塾が決勝で高知を8-1で破って優勝した。愛媛勢はベスト4に残れず、次年度の選抜大会を見据えるうえでも課題を残した。
甲子園の愛媛県代表は新田
夏の甲子園に出場した愛媛県代表は新田だった。
花巻東との初戦は2-4。県大会で見せた攻撃力を全国大会で十分に発揮するには至らなかった。
一方、春季四国大会で優勝した実績は、全国に向けたチームの可能性を示すものだった。
2026年の甲子園を振り返る際は、県大会優勝、四国大会優勝、全国大会の結果を分けて考えることが大切だ。
【愛媛県高校野球の歴代優勝校】新田・今治西・済美の実績
愛媛県高校野球の歴史を振り返ると、優勝校は毎年同じではない。
愛媛県高野連が公開する夏の大会の歴代記録を見ると、2000年代から2020年代にかけて、今治西、済美、宇和島東、新田、松山聖陵、帝京第五、聖カタリナ学園、川之江などが県大会の優勝校として名を連ねている。
直近の夏の愛媛大会の優勝校を並べると、次のようになる。
| 年 | 優勝校 |
|---|---|
| 2021年 | 新田 |
| 2022年 | 帝京第五 |
| 2023年 | 川之江 |
| 2024年 | 聖カタリナ学園 |
| 2025年 | 済美 |
| 2026年 | 新田 |
2026年の新田は、2021年以来の優勝。過去の実績を持つ学校が再び頂点に立った形だ。
甲子園の歴史を支えてきた松山商と今治西
愛媛の高校野球を語る際に欠かせないのが松山商と今治西だ。
松山商は夏の甲子園で数々の実績を残してきた伝統校。今治西も春夏を通じて全国大会に出場してきた。
また、済美は2004年春の選抜大会で準優勝を果たし、愛媛の高校野球を全国に印象づけた学校の一つである。
新田、済美、宇和島東、松山聖陵などの優勝実績と合わせて見ると、愛媛には地域や学校ごとに異なる野球の伝統が根付いている。
【愛媛県の高校野球に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年の春季愛媛県大会の優勝校はどこですか?
A1:新田です。4月1日の決勝で松山聖陵を11-1で破り、2年連続10度目の優勝を達成しました。
Q2:2026年夏の愛媛大会で優勝した高校は?
A2:新田です。7月26日の決勝で松山学院に12-3で勝利し、5年ぶり2度目の夏の愛媛大会優勝を果たしました。
Q3:2026年秋季愛媛県大会の優勝校は?
A3:今治西です。10月11日の決勝で聖カタリナ学園を2-0で下し、4年ぶり19回目の優勝を飾りました。
Q4:2026年夏の甲子園に出場した愛媛県代表は?
A4:新田です。初戦で岩手県代表の花巻東と対戦し、2-4で敗れました。
Q5:2026年春季四国大会で優勝した愛媛の高校は?
A5:新田です。5月2日の決勝で高知商業を5-3で破り、春季四国大会初優勝を達成しました。
Q6:2026年秋季四国大会に出場した愛媛の高校は?
A6:今治西、聖カタリナ学園、済美の3校です。いずれも準々決勝で敗退しました。
Q7:愛媛県高校野球の試合速報や組み合わせはどこで確認できますか?
A7:愛媛県高等学校野球連盟の公式大会情報が基本です。春季・夏季・秋季の組み合わせや試合結果のほか、四国大会の記録も確認できます。スポーツナビや高校野球関連の試合データサービスでも、対戦カードやイニング別スコアを確認できます。
まとめ:2026年の愛媛県高校野球は新田の春夏二冠と今治西の秋季優勝が象徴
2026年の愛媛県高校野球は、春夏の新田、秋の今治西という構図でシーズンを終えた。
春季愛媛県大会では新田が松山聖陵を11-1で破り、春季四国大会でも初優勝。夏の愛媛大会では松山学院を12-3で下し、甲子園への切符をつかんだ。
一方、秋季愛媛県大会では今治西が聖カタリナ学園を2-0で破り、4年ぶり19回目の優勝を達成した。
2026年の結果から見えてくるポイントは3つある。
- 新田の総合力: 春夏の県大会二冠に加え、春季四国大会でも優勝。
- 今治西の巻き返し: 秋に優勝し、四国大会でも愛媛1位として出場。
- 県内勢力の多様化: 松山学院、聖カタリナ学園、松山聖陵、済美なども上位争いに加わった。
愛媛県高校野球の勢力図は、春の成績だけでも夏の優勝だけでも判断できない。秋季大会や四国大会まで含めて追うことで、各校の実力やチームの成長が見えてくる。
2027年に向けては、新田の王座奪還を狙う各校の戦いと、今治西の秋季優勝を受けた新チームの成長が大きな見どころになる。
主な取材・記録参照先:愛媛県高等学校野球連盟、日本高等学校野球連盟、朝日新聞・日刊スポーツ高校野球記録、スポーツナビ。 (出典: 愛媛 県 の 高校 野球(Yahoo!ニュース))