香川照之のカマキリ先生はなぜ誕生?番組の裏側と2026年の現在を徹底解説
香川照之の「カマキリ先生」は、なぜ生まれたのでしょうか。その誕生のきっかけは、俳優としての仕事とは別に、幼少期から昆虫に夢中だった香川自身がテレビ番組で披露した熱烈な昆虫愛にありました。2016年にNHK Eテレで始まった『香川照之の昆虫すごいぜ!』は、カマキリの着ぐるみを着た俳優が昆虫の生態を体当たりで紹介する、異色の教育番組として話題になりました。
特に注目されたのが、2021年元日に放送されたオオカマキリの特別授業です。一方、2022年には香川をめぐる報道を受けて番組の放送や配信が終了。その後、香川は歌舞伎俳優・市川中車としての活動に加え、映像作品にも復帰しています。2026年10月現在の出演情報まで含め、カマキリ先生の誕生秘話から番組終了の経緯、現在の活動までを整理します。
📌 この記事の重要ポイントまとめ
- 誕生理由: 2016年5月、TBS『櫻井・有吉THE夜会』で香川が昆虫番組を希望したことがきっかけ。
- 番組の魅力: カマキリの着ぐるみを着用し、昆虫採集や生態観察を本格的に行う教育番組だった。
- オオカマキリ: 2021年1月1日、約1年間の飼育・観察映像を使った特別授業を放送。
- 番組のその後: 2022年9月、NHKが放送予定のないことを説明し、過去映像の配信も停止。
- 2026年の現在: 映画『災 劇場版』への主演や、10月の御園座錦秋歌舞伎への出演が確認できる。
【誕生理由】香川照之の昆虫愛がカマキリ先生を生んだ!2016年の意外なきっかけ
カマキリ先生の誕生には、NHKが最初から企画した番組というイメージとは異なる経緯があります。
実際には、香川照之自身が昆虫番組を作りたいとテレビで訴えたことが出発点でした。
発端は2016年5月のTBS『櫻井・有吉THE夜会』
きっかけとなったのは、2016年5月に放送されたTBSのバラエティー番組『櫻井・有吉THE夜会』です。
当時、俳優として数々のドラマや映画に出演していた香川は、番組内で昆虫への強い関心を披露しました。
そこで語った希望が、「Eテレで昆虫番組をやりたい」というものです。
香川は昆虫について専門的な知識を持っていただけではありません。自ら昆虫を捕まえ、観察し、その生態について熱心に語ることを楽しんでいました。
このとき、カマキリの着ぐるみを着た「カマキリ先生」というキャラクターも披露しています。
番組を見ていたNHKの制作スタッフが香川の熱意に注目し、企画が動き始めました。
CINRAの番組誕生に関する取材記事によると、NHKのスタッフが企画を進め、初回放送では香川に着ぐるみを手渡して番組出演を依頼する様子も紹介されました。
つまり、カマキリ先生はNHKが俳優に用意した単なるキャラクターではなく、香川自身の昆虫愛から生まれた存在だったのです。
2016年10月10日、NHK Eテレで番組スタート
『香川照之の昆虫すごいぜ!』
- 初回放送:2016年10月10日
- 放送局:NHK Eテレ
- 初回テーマ:トノサマバッタ
- 放送時間:午前9時~9時30分
- 出演:香川照之、寺田心、山内芹那
初回放送では、香川がカマキリ先生に扮し、トノサマバッタの捕獲に挑戦しました。
昆虫の説明をスタジオで行うだけではなく、多摩川の河川敷に出向いて実際に探し、捕獲しようとする構成が特徴でした。
さらに、トノサマバッタのジャンプ力を体感するためにクレーンで宙づりになるなど、俳優としてのイメージからは想像しにくい体当たりの内容も盛り込まれていました。
カマキリ先生が伝えたかったこと
番組の基本テーマは「人間よ!昆虫に学べ」。
香川は昆虫の珍しい行動を紹介するだけではなく、昆虫の生き方そのものに関心を寄せていました。
2016年の番組開始時に紹介された香川の言葉には、昆虫への考え方が表れています。
自分はいつも昆虫から生きるヒントをもらっています。
この姿勢が、単なる昆虫紹介番組ではなく、子どもたちに生き物への興味を持ってもらう教育番組としての方向性につながりました。
【着ぐるみの真相】なぜカマキリ?香川照之が選んだ理由と誕生秘話
カマキリ先生を象徴するのが、緑色の全身着ぐるみです。
なぜチョウやカブトムシではなく、カマキリだったのでしょうか。
カマキリは香川が子どもの頃から好きだった昆虫
香川はインタビューで、カマキリが好きになった理由について自身の幼少期の経験を語っています。
東京新聞の子育て・教育関連インタビューでは、カマキリ先生になった理由を次のように説明しています。
カマキリが一番好きだからです。
香川によると、子どもの頃からオオカマキリを飼育していました。
特に魅力を感じていたのは、カマキリの捕食行動や生きるための本能です。
獲物を見つけ、捕まえ、食べる。その一連の行動に、生き物としての力強さを感じていたといいます。
また、昆虫を捕まえること自体にも喜びを感じており、捕獲した後もその姿や動きをじっくり観察していました。
この経験が、番組での昆虫採集や生態解説の原点になっています。
着ぐるみは単なるコスプレではなかった
カマキリ先生の着ぐるみは、番組のビジュアルを決定づける重要な要素でした。
ねとらぼが紹介した着ぐるみ制作に関する記事では、香川の希望によってカマキリが選ばれ、さらにメスをモデルにした造形が採用されたと紹介されています。
理由として挙げられているのは、カマキリの体の大きさや見た目の美しさです。
この設定は、番組内の演出にもつながっています。
カマキリ先生は、昆虫を外側から説明する人間の先生というより、昆虫の立場に近づいて生態を伝える存在として描かれていました。
なぜ「先生」という名前なのか
番組では、香川が生徒役の子どもたちに昆虫の知識を教える形式が採用されました。
ただし、一般的な学校の授業とは違います。
- 実際に野外へ出て昆虫を探す。
- 捕獲した昆虫を観察する。
- 昆虫の身体的特徴や生態を説明する。
- 昆虫の生き方から人間が学べることを考える。
こうした授業形式によって、カマキリ先生というキャラクターが成立しました。
制作側も香川の知識と熱意を生かす方向で番組を作り、単なる着ぐるみタレントではない独自の存在感を生み出しました。
【オオカマキリ特別授業】2021年元日に実現したカマキリ先生の夢
カマキリ先生の番組を振り返るうえで、特に重要なのが2021年1月1日に放送された特別授業です。
実は、番組開始から約4年が経過するまで、カマキリそのものをメインテーマにした授業はありませんでした。
2021年1月1日「お正月はカマキリより愛をこめて」
この特別授業は、通常の30分枠を拡大した44分の放送でした。
タイトルは「お正月はカマキリより愛をこめて」。
番組史上初めてカマキリをメインテーマに取り上げ、香川が最も愛する昆虫であるオオカマキリの生態を紹介しました。
出演者には寺田心、ひかりんちょも名を連ねています。
約1年間の飼育・観察プロジェクト
この特別授業で特に注目されたのが、「メゾン・ドゥ・カマキリ」と名付けられた飼育・観察施設です。
香川と番組スタッフは、オオカマキリを卵から育て、その成長過程を約1年間かけて記録しました。
放送では、カマキリの誕生から成長、捕食、繁殖に至るまでの生態を取り上げています。
単に成虫の姿を紹介するのではなく、一生を通して観察した映像を教材として使った点が、この回の大きな特徴でした。
MANTANWEBの取材によると、制作スタッフは外出や昆虫採集が難しかった時期を逆手に取り、カマキリの飼育と観察を進めていたといいます。
香川に映像を見せたところ、本人から早く授業にしたいという意向が示されたことも、特別授業実現の背景でした。
オオカマキリの授業が特別だった理由
この回には、通常の昆虫紹介とは違う意味がありました。
それは、カマキリ先生自身が最も愛する昆虫を、時間をかけて観察し、子どもたちに伝えるという内容だったことです。
香川はオオカマキリの繁殖までを紹介することにこだわりました。
昆虫の一生を知ることで、視聴者は成虫の姿だけではなく、卵から始まる生命の循環にも目を向けることができます。
また、番組のテーマである「人間よ!昆虫に学べ」という考え方を、最も象徴的に表した授業でもありました。
【番組の評判と終了の経緯】昆虫すごいZと2022年の転換点
『香川照之の昆虫すごいぜ!』は、独特の授業スタイルと香川の熱量によって、NHKの教育番組の中でも個性的な存在になりました。
カマキリ先生の評判が高まった理由
番組の魅力は、主に次の3点に整理できます。
1. 昆虫への本気度
香川は、昆虫を探すために長時間野外で活動することもありました。
CINRAの番組取材では、制作プロデューサーが香川の昆虫への熱意を高く評価し、初回放送後の反響についても想像以上だったと振り返っています。
当初から長期シリーズとして予定されていたわけではなく、視聴者の反響を受けて次の企画が続いていったことも特徴です。
2. 大人も楽しめる教育番組
子ども向けの内容でありながら、昆虫の生態や捕獲の難しさを本格的に紹介していました。
香川の知識と、俳優として培った表現力が組み合わさり、昆虫に詳しくない大人にも伝わる番組になっていました。
3. カマキリ先生というキャラクターの独自性
ドラマでは迫力のある演技を見せる香川が、緑色の着ぐるみを着て昆虫を追いかける。
そのギャップも番組の印象を強くした要素でした。
『香川照之の昆虫すごいZ!』への展開
『香川照之の昆虫すごいZ!』
- 放送局:NHK総合
- 放送開始:2022年4月
- 放送形態:シリーズ形式
- 放送終了:2022年8月
Eテレで不定期に放送されていた『昆虫すごいぜ!』は、2022年にNHK総合の『香川照之の昆虫すごいZ!』へと展開しました。
教育番組としての基本的な方向性を引き継ぎながら、より広い視聴者層に向けた放送となりました。
しかし、2022年8月に香川をめぐる報道が発生し、番組の状況は大きく変わります。
2022年8月の報道と番組終了の真相
2022年8月25日、香川の所属事務所は、一部週刊誌による銀座のクラブでの行為に関する報道について声明を発表しました。
声明では、当該女性に不快の念を与えたことを認め、本人が深く反省していること、女性に謝罪の気持ちを伝えたことを説明しています。
訴状については、香川本人が訴訟の対象者ではなく、すでに取り下げられていると説明しました。
翌26日には、香川本人もTBSの情報番組『THE TIME,』に生出演し、謝罪しました。
その後、NHKも対応を発表します。
2022年9月1日の会見では、NHK側が『昆虫すごいぜ!』『昆虫すごいZ!』について、今後の放送予定はなく、再放送の予定もないと説明しました。
さらに9月2日には、過去放送回の動画配信も停止されました。
ここで押さえておきたいのは、番組が単純に人気低迷で終了したわけではないという点です。
実際、2022年8月21日の放送では、次の秋シリーズを予告し、10月の再会を告知する内容がありました。その後、報道を受けてNHKの対応が変わった経緯があります。
2026年10月現在、NHKから同番組の新作再開が公式発表された事実は確認できません。
【年表で整理】カマキリ先生から市川中車までの活動と関係性
香川照之の活動を理解するには、俳優としての香川照之、カマキリ先生、歌舞伎俳優の市川中車という3つの側面を分けて考える必要があります。
次の表に、番組誕生から2026年までの主な出来事をまとめました。
出典:CINRA、MANTANWEB、NHKの会見に関する報道、KABUKI Universe、WOWOW制作関連資料、御園座・歌舞伎美人の公演情報をもとに整理。
この年表から分かるのは、カマキリ先生の活動が香川の芸能活動全体の一部であり、歌舞伎俳優としてのキャリアとは別の経緯で形成されたということです。
また、市川中車は香川照之が歌舞伎で使用する名跡です。別人ではなく、同一人物の異なる芸名・活動領域を表しています。
【2026年現在】香川照之は何をしている?市川中車の歌舞伎活動と最新映画
2026年現在の香川照之は、カマキリ先生としてNHKの昆虫番組に出演しているわけではありません。
一方、俳優としての活動は再開しており、映画や歌舞伎の舞台で出演実績があります。
2025年:WOWOW『連続ドラマW 災』でドラマ復帰
2024年11月、香川がWOWOWのオリジナルドラマ『連続ドラマW 災』に主演することが発表されました。
放送は2025年4月6日にスタート。
香川は、罪のない6人の登場人物の前に現れる謎の男を演じ、1作品で6役に挑戦しました。
この作品は、2022年の報道後、約3年ぶりのドラマ出演として注目されました。
さらに、同作は2025年日本民間放送連盟賞の番組部門・テレビドラマ種目で優秀賞を受賞しています。
この受賞は、作品そのものに対する評価であり、出演者個人への賞とは区別する必要があります。
2026年2月20日:映画『災 劇場版』に主演
- 公開日:2026年2月20日
- 主演:香川照之
- 配給:ビターズ・エンド
- 上映時間:128分
- ジャンル:サスペンス・スリラー
2026年の映像活動で大きなトピックとなったのが『災 劇場版』です。
2025年にWOWOWで放送された連続ドラマを大胆に再構成した映画で、香川は物語に現れる謎の男を演じています。
共演には中村アン、竹原ピストル、宮近海斗、中島セナ、松田龍平、内田慈、藤原季節、じろう、坂井真紀、安達祐実、井之脇海らが名を連ねています。
監督・脚本・編集は監督集団「5月」の関友太郎と平瀬謙太朗です。
作品は第73回サン・セバスティアン国際映画祭のコンペティション部門にも正式招待されました。
2026年10月:市川中車として御園座の舞台に出演
歌舞伎俳優としての活動も続いています。
2026年10月3日から20日まで開催された「御園座創立百三十周年記念 御園座錦秋歌舞伎」に、市川中車として出演しました。
この公演は御園座の創立130周年を記念するものです。
香川が出演した主な内容は次のとおりです。
- 口上: 坂東玉三郎、尾上辰之助らと出演。
- 『火の鳥』: 市川中車が大王を担当。
- 共演: 坂東玉三郎、中村歌昇、坂東新悟、尾上辰之助、中村亀鶴、市川笑三郎ら。
特に『火の鳥』は、2025年8月に新作として上演された作品で、2026年の御園座公演でも再び取り上げられました。
御園座および歌舞伎美人の公演情報で、市川中車の出演と配役が確認できます。なお、同公演は2026年10月20日に終了しています。
香川照之は芸能界を引退したのか?
答えは、引退していません。
2022年の報道後、テレビ出演やCMなどの仕事に大きな変化がありましたが、市川中車として歌舞伎の舞台に復帰し、その後はWOWOWのドラマや映画にも出演しています。
2026年の映画出演と御園座での歌舞伎出演は、現在も俳優・歌舞伎役者として活動していることを示す具体的な実績です。
ただし、NHKのカマキリ先生としての活動再開とは別問題です。2026年10月時点で、同番組の復活を示すNHKの公式発表は確認できません。
【香川照之のカマキリ先生】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:香川照之のカマキリ先生はいつから始まった?
A1:2016年10月10日です。NHK Eテレ『香川照之の昆虫すごいぜ!』の初回放送で、トノサマバッタをテーマに授業を行いました。
Q2:なぜ香川照之はカマキリの着ぐるみを着ているの?
A2:幼少期からカマキリが大好きだったためです。本人が昆虫番組を希望した際にカマキリ先生のキャラクターが生まれ、カマキリの着ぐるみが採用されました。
Q3:オオカマキリの特別授業はいつ放送された?
A3:2021年1月1日です。「お正月はカマキリより愛をこめて」という44分の特別授業で、約1年間飼育・観察したオオカマキリの生態が紹介されました。
Q4:『香川照之の昆虫すごいぜ!』は現在も放送されている?
A4:2026年10月時点で新作の放送再開は確認できません。2022年9月にNHKが今後の放送予定はないと説明し、過去映像の配信も停止しました。
Q5:『昆虫すごいZ!』と『昆虫すごいぜ!』は別番組?
A5:はい。『昆虫すごいぜ!』はNHK Eテレの番組で、『昆虫すごいZ!』は2022年にNHK総合で放送された関連番組です。どちらも香川がカマキリ先生として出演していました。
Q6:2026年の香川照之は何をしている?
A6:2026年2月公開の『災 劇場版』に主演し、同年10月には市川中車として御園座錦秋歌舞伎に出演しました。映像作品と歌舞伎の両方で活動しています。
Q7:香川照之と市川中車は同じ人物?
A7:同じ人物です。香川照之は俳優としての名前で、市川中車は歌舞伎俳優としての名跡です。2012年に九代目市川中車を襲名しました。
まとめ:カマキリ先生の誕生理由と香川照之の2026年の現在
香川照之のカマキリ先生は、幼少期から続く昆虫への情熱と、本人がテレビで発信した「昆虫番組を作りたい」という希望から誕生しました。
2016年10月に始まった『香川照之の昆虫すごいぜ!』は、カマキリの着ぐるみを着た俳優が実際に昆虫を探し、生態を学び、子どもたちに伝える独特の教育番組でした。
特に2021年元日のオオカマキリ特別授業は、約1年間の飼育・観察を経て実現した、香川の昆虫愛を象徴する放送回です。
一方、2022年の報道とNHKの対応によって番組は終了し、カマキリ先生としての新作放送も実現していません。
しかし、香川照之本人の活動は続いています。
2026年には『災 劇場版』への主演、御園座錦秋歌舞伎への市川中車としての出演という実績があります。
カマキリ先生の誕生秘話を知ると、あの着ぐるみ姿は単なるテレビ用のキャラクターではなく、香川が長年抱いてきた昆虫への興味を表現するためのものだったことが分かります。
今後注目したいのは、NHKでの昆虫番組の再始動があるのか、そして俳優・香川照之と歌舞伎俳優・市川中車がそれぞれどのような活動を続けていくのかという点です。 (出典: 香川 照之 カマキリ(Yahoo!ニュース))