脇毛が生えないのは体質?男女別の原因・遺伝・ホルモンと病気のサインを徹底解説【2026年】

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脇毛が生えないのは体質?男女別の原因・遺伝・ホルモンと病気のサインを徹底解説【2026年】
脇毛が生えないのは体質?男女別の原因・遺伝・ホルモンと病気のサインを徹底解説【2026年】
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脇毛がほとんど生えない、産毛しかない、あるいは大人になっても一度も脇毛が生えたことがない。このような状態に気づくと、「自分だけなのでは?」「ホルモンバランスに問題がある?」「何かの病気ではないか」と不安になる人もいるでしょう。

実際、脇毛の量や太さには生まれつきの体質、遺伝的な要因、思春期のホルモン変化、毛包の性質、過去の毛抜きや自己処理など、複数の要素が関係します。女性と男性では注意したい症状にも違いがあり、脇毛がないという一点だけで健康状態を判断することはできません。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

  • 体質・遺伝:脇毛が生まれつき薄い人や、産毛程度しか生えない人は存在する。家族間で似た傾向が見られる場合もある。
  • ホルモン・自己処理:副腎由来のアンドロゲンや毛包の反応性、毛抜きなどの過去の処理歴が発毛状態に関係する。
  • 病気と受診:脇毛だけが昔から薄く、ほかに症状がなければ過度に心配する必要はない。一方、急な脱毛や月経異常、全身倦怠感などを伴う場合は医療機関への相談が必要。

【まず結論】脇毛が生えないのは体質?考えられる主な理由

脇毛が生えない
【画像】脇毛 が 生え ない 関連ショット

脇毛が生えないからといって、必ずしも病気やホルモン異常があるわけではない。生まれつき毛が細い人、毛包の働きが弱く目立つ毛になりにくい人、思春期以降も脇毛の量が少ない人など、発毛状態には幅がある。

特に、昔から脇毛が薄く、現在も状態が変わらず、ほかの体毛や身体の発達にも問題がない場合は、個人差として説明できる可能性がある。

脇毛が生えない主な5つの原因

脇毛が生えない
【写真】脇毛 が 生え ない 近影・注目カット

考えられる背景は、大きく次の5つに整理できる。

  • 遺伝的な体質:毛の太さ、密度、発毛しやすさなどに関係する個人差。
  • ホルモンの影響:副腎アンドロゲンなどの分泌量や、毛包がホルモンに反応する程度の違い。
  • 思春期や年齢による変化:発毛の開始時期や成長の進み方の違い。
  • 皮膚・毛包の状態:炎症、感染、外傷、熱傷などによる毛包へのダメージ。
  • 過去の自己処理:毛抜きや脱毛施術などによる毛量の減少や毛包への影響。

ここで押さえておきたいのは、「脇毛がない」と「脇毛が生えているのに目立たない」は同じ状態ではないという点だ。

脇には細く短い軟毛が存在していても、色が薄く、皮膚からあまり突出していなければ、本人にも周囲にも発毛していないように見えることがある。

産毛しか生えない場合も異常とは限らない

脇毛が生えない
【資料】脇毛 が 生え ない 報道・メディア記録

脇毛には毛質の違いがあり、細く柔らかい産毛と、太く長い硬毛では見た目が大きく異なる。

思春期以降、アンドロゲンの作用によって脇毛や陰毛が目立ちやすくなるが、その変化の程度には個人差がある。成人しても産毛程度にとどまる人がいても、それだけで異常とは判断できない。

また、脇毛の本数が少ないことと、身体の成熟度や生殖能力は直接的に結びつくものではない。脇毛の状態だけで女性らしさや男性らしさ、健康状態を評価するのは適切ではない。

【男女別に解説】脇毛が生えない女性・男性の特徴とホルモンの関係

脇毛が薄い人の特徴を考えるときは、男女で身体のホルモン環境や思春期の変化が異なることを理解しておきたい。

ただし、脇毛の発毛には性腺由来のホルモンだけでなく、副腎から分泌されるアンドロゲンも関係する。男性ホルモンが少ないから女性には脇毛が生えない、という単純な仕組みではない。

脇毛が生えない女性に見られる特徴

女性の場合、脇毛がほとんど生えない、あるいは産毛程度しかない状態は、体質的な毛質やホルモンに対する毛包の反応性の違いなどで説明できることがある。

例えば、次のような特徴が見られる場合は、体質による個人差の可能性を考えられる。

  • 10代の頃から脇毛がほとんど生えていない。
  • 数週間に一度、太い毛が1本程度生えるだけ。
  • 脇以外の頭髪、眉毛、陰毛などは通常どおり生えている。
  • 月経周期や身体の発達に特に問題がない。
  • 母親や姉妹など、家族にも体毛が薄い人がいる。

ただし、女性で脇毛が少ない場合に注意したいのが、副腎アンドロゲンの不足や下垂体機能の異常である。

副腎から分泌されるアンドロゲンは、女性の脇毛や陰毛の発達にも関係する。副腎機能が低下するアジソン病などでは、脇毛・陰毛の減少が症状の一つとして現れることがある。

特に、脇毛だけでなく陰毛も減少し、強い疲労感、体重減少、食欲不振、低血圧、皮膚の色素沈着などが見られる場合は、内分泌系の病気も考慮する必要がある。

脇毛が生えない男性に見られる特徴

男性の場合も、脇毛が薄いこと自体が病気を意味するわけではない。

男性ホルモンであるテストステロンは、思春期の身体の発達や体毛の成長に関係する。一方、脇毛と陰毛の発達には副腎由来のアンドロゲンも関与するため、男性ホルモンの数値だけで脇毛の量を説明することはできない。

体質的に脇毛が薄い男性には、次のような特徴が見られる場合がある。

  • 昔から脇毛がほとんど生えていない。
  • 髭やすね毛など、ほかの体毛も比較的薄い。
  • 思春期の身体の発達はおおむね正常に進んでいる。
  • 家族にも体毛が薄い人がいる。
  • 以前から脇毛の量に大きな変化がない。

一方、男性では陰毛や腋毛の発達不良、精巣の発育不良、声変わりの遅れ、筋肉の発達不足などが複数見られる場合、性腺機能低下症などを考える必要がある。

日本内分泌学会と日本メンズヘルス医学会が作成した「男性の性腺機能低下症ガイドライン2022」でも、陰毛・腋毛などの二次性徴の消失はテストステロン低下を示唆する症状として取り上げられている。

つまり、男性の場合も脇毛の量だけでなく、思春期の発達やほかの身体的な変化を合わせて判断することが大切だ。

脇毛とホルモンバランスの本当の関係

脇毛の発達に関係する重要な仕組みが「アドレナーキ(副腎性思春期)」である。

これは副腎の働きが成熟し、DHEA(デヒドロエピアンドロステロン)やDHEA-S(硫酸デヒドロエピアンドロステロン)などの副腎アンドロゲンが増加する現象だ。

副腎アンドロゲンの増加は、脇毛や陰毛の発達、体臭の変化などに関係する。重要なのは、この副腎性思春期と、卵巣や精巣の働きによる性腺系の思春期は、関連しながらも別々に進行するという点である。

したがって、脇毛が少ないからといって、必ずしも卵巣や精巣の働きが弱いとは限らない。反対に、ほかの二次性徴が正常でも、副腎由来のホルモンや毛包の反応性によって脇毛が目立ちにくいことはあり得る。

この仕組みは、米国国立医学図書館の医学情報資料「Endotext」でも解説されている。

【原因を比較】遺伝・皮膚の状態・毛抜きによる自己処理は関係する?

脇毛が生えない理由を見分けるうえで重要なのは、いつから生えていないのか、以前は生えていたのか、処理をした経験があるのかという経過である。

同じように脇毛が少なく見えても、生まれつきの体質と、過去の脱毛処理によって毛量が減った状態では背景が異なる。

遺伝によって脇毛が薄くなることはある?

毛の太さや質、成長の仕方には遺伝的な要因が関係する。家族間で体毛の濃さが似ることもあり、親や兄弟姉妹の脇毛が薄い場合は、体質的な傾向を考える手掛かりになる。

ただし、親に脇毛がないから子どもにも必ず生えないという単純な遺伝法則があるわけではない。

毛の成長には複数の遺伝的要因やホルモン環境、毛包の性質が関係するため、家族に同じ特徴があっても、それだけで原因を確定することはできない。

毛抜きや自己処理で脇毛が生えなくなる?

過去の自己処理歴も見逃せないポイントだ。

カミソリで剃る行為は、皮膚表面に出ている毛を切る処理であり、毛を作る毛包そのものを破壊するわけではない。そのため、剃り続けたからといって毛が永久に生えなくなるわけではない。

一方、毛抜きは毛を根元から引き抜くため、繰り返すことで毛穴周辺に物理的な刺激を与える。

毛抜きによって起こり得る問題には、次のようなものがある。

  • 毛穴周辺の炎症や毛嚢炎。
  • 皮膚の下に毛が埋まる埋没毛。
  • 繰り返す刺激による色素沈着。
  • 毛包へのダメージによる毛の生え方の変化。

ただし、毛抜きで毛を何度も抜けば確実に永久脱毛できるという考え方は誤りだ。毛を作る組織が残っていれば再び生えてくる可能性がある。

日本皮膚科学会の皮膚科Q&Aでも、毛包の幹細胞が強く損傷した場合には毛が再生できなくなることがあると説明されている。永久脱毛と単なる毛抜きによる自己処理は、仕組みが異なる。

皮膚の状態や毛包のダメージも影響する

脇毛が部分的に生えなくなった場合は、皮膚そのものの状態にも注目したい。

例えば、強い炎症、細菌や真菌などの感染、外傷、熱傷、放射線治療などによって毛包が損傷すると、発毛が弱くなったり、毛が生えなくなったりする場合がある。

特に毛包の発毛に関係する幹細胞が破壊されると、毛包が再生する力を失い、永久的な脱毛につながる可能性もある。

また、免疫反応によって毛包が攻撃される円形脱毛症は、頭髪だけでなく身体の毛にも発症することがある。

脇の皮膚に赤み、腫れ、痛み、かさぶた、傷跡などがあり、その部分だけ毛が生えなくなった場合は、皮膚科で状態を確認してもらうことが望ましい。

原因別の特徴と見分け方

考えられる原因特徴・見分けるポイント対応の目安
体質・遺伝昔から薄い。家族にも似た傾向があるほかに症状がなければ経過観察
ホルモンの影響陰毛の減少、月経異常、二次性徴の遅れなど内分泌内科などで相談
産毛・軟毛が中心細く短い毛があり、遠目には目立たない通常は毛質の個人差として考える
毛抜き・自己処理長期間の処理歴があり、毛穴の炎症や色素沈着がある刺激を避け、必要に応じて皮膚科へ
皮膚・毛包の損傷一部分だけ急に生えない。炎症や傷跡を伴う皮膚科を受診
脱毛症・内分泌疾患ほかの体毛の脱落や全身症状を伴う皮膚科・内分泌内科で精査

この比較から分かるのは、脇毛の量だけで原因を判断することは難しいということだ。特に、長期間変化がない状態と、以前は生えていた毛が急に減った状態は、分けて考える必要がある。

【割合と現在の実態】脇毛が生えない人は何%?Yahoo! JAPANのQ&Aも検証

「脇毛が生えない人は全体の何%なのか」という疑問は、検索する人が特に気にするポイントの一つだ。

しかし、2026年10月現在、日本人の成人男女を対象として、脇毛が完全に生えない人の割合を全国規模で明らかにした信頼性の高い公的統計は確認しにくい。

そのため、1%、3%、5%などの数字を根拠なく当てはめることはできない。

「脇毛が生えない人の割合」が分かりにくい理由

そもそも、脇毛が生えないという状態には複数の意味が含まれている。

  • 生まれつき脇毛がまったくない。
  • 産毛だけで、太い毛がほとんどない。
  • 数週間に一度だけ太い毛が生える。
  • 医療脱毛や美容脱毛によって毛量が減った。
  • 毛抜きやワックスなどの自己処理を続けている。
  • 以前は生えていたが、何らかの理由で減少した。

これらを一つのグループとして集計すると、実際の体質による無発毛と、処理によって毛が目立たない状態を区別できなくなる。

美容関連の調査で脇毛を処理している人の割合が示されていても、それを生まれつき脇毛がない人の割合として読み替えることはできない。

Yahoo! JAPANのQ&Aに見る実際の悩み

ネット上の相談事例を見ると、脇毛が薄いことを気にしているのは女性だけではない。

Yahoo! JAPAN系のQ&Aサービス「Yahoo!しごとカタログ」には、2023年3月3日付で「女性で、脇毛が生えない・薄いので、全く処理していない人っていますか?」という質問が掲載されている。

投稿者は20代で、脇毛がほとんどなく、産毛程度しか生えてこないと説明している。さらに、数週間に一度、太い毛が1本程度生えることがあるという内容だった。

この相談には6件の回答が寄せられており、同じように10代の頃から脇毛が薄かったという女性の回答に加え、脇毛が一切生えなかったという男性の回答も見られた。

男性の回答では、高校生の頃に周囲との違いを気にしていたことや、髭や下半身の体毛も生え始めるのが遅かったことが述べられている。

こうした相談から見えてくるのは、脇毛が薄い人の悩みが、単純な美容上の問題だけではないということだ。周囲と違うことへの不安や、身体の発達に関する疑問も含まれている。

また、提示されたYahoo! JAPANの検索スニペットでは、脇毛が生えないことに関するQ&Aが約7,000件と表示されている。ただし、これは検索上の関連情報の件数であり、脇毛が生えない人が7,000人いるという意味でも、発生割合を示す統計でもない。

2026年現在、脇毛が薄いことは珍しい悩みなのか

現在は、女性だけでなく男性も脇毛の処理や脱毛を選ぶようになり、脇毛が目立たない外見そのものに対する社会的な受け止め方も多様になっている。

その一方で、生まれつき脇毛が薄い人にとっては、周囲の人が自己処理をしているという話題から、自分の身体が普通ではないのではないかと不安になることもある。

しかし、脇毛があることも、ないことも、本人の健康や価値を決める基準ではない。医学的に確認すべきなのは、発毛状態の背景と、ほかに異常を示す症状があるかどうかである。

【病気のサイン】脇毛が生えない場合に考えられる疾患と注意点

脇毛が生えないこと自体は必ずしも病気ではないが、ほかの身体的な変化と組み合わさる場合には、医療機関での確認が必要になる。

特に注意したいのは、内分泌疾患、脱毛症、毛包の損傷を伴う皮膚疾患だ。

1.下垂体機能低下症

下垂体は、甲状腺、副腎、卵巣、精巣などの働きを調節する重要な内分泌器官である。

この下垂体のホルモン分泌が低下すると、複数のホルモンに影響が及び、さまざまな身体症状が現れることがある。

米国内分泌学会の一般向け医学情報では、下垂体機能低下症の症状として、女性の脇毛・陰毛の脱落、月経不順、性欲低下などが挙げられている。男性では顔、脇、陰部の体毛減少に加え、性欲低下や勃起障害などが見られる場合がある。

ほかにも、頭痛、めまい、疲労感、体重変化、寒がりなどの症状が現れることがある。

脇毛だけでなく、こうした症状が重なっている場合には、内分泌内科で相談する価値がある。

2.アジソン病(原発性副腎皮質機能低下症)

アジソン病は、副腎皮質の機能が低下し、コルチゾールなどのホルモンが十分に分泌されなくなる病気である。

女性の場合、副腎アンドロゲンの低下によって脇毛や陰毛が減少することがある。

注意したい症状は次のとおりだ。

  • 強い疲労感や脱力感。
  • 食欲不振や体重減少。
  • 吐き気や腹痛などの消化器症状。
  • 立ち上がったときのめまいや低血圧。
  • 皮膚や口腔粘膜などの色素沈着。
  • 脇毛や陰毛の減少。

厚生労働省のアジソン病に関する資料でも、易疲労感、体重減少、低血圧、色素沈着などが代表的な症状として示されている。

急激な脱力、繰り返す嘔吐、意識障害、強い血圧低下などがある場合は、副腎クリーゼという生命に関わる状態の可能性もあるため、速やかな救急受診が必要となる。

3.男性の性腺機能低下症

男性で脇毛が少ないことに加えて、髭や陰毛の発達も乏しい場合は、男性ホルモンの分泌や作用に問題がないか確認する必要がある。

男性の性腺機能低下症では、次のような症状が現れることがある。

  • 思春期の発達の遅れ。
  • 陰毛や腋毛の発達不良。
  • 精巣の発育不良。
  • 性欲の低下や勃起障害。
  • 筋肉量や筋力の低下。
  • 疲労感や意欲の低下。

日本内分泌学会のガイドラインでは、二次性徴の遅れや消失を含め、複数の症状を総合的に評価する必要性が示されている。

脇毛がないことだけを理由に、男性ホルモンが不足していると判断することはできない。

4.円形脱毛症などの脱毛症

脇毛が以前は生えていたのに、突然なくなった場合は脱毛症も考えられる。

円形脱毛症は、免疫反応によって毛包が攻撃され、毛が抜ける病気である。頭髪だけでなく、眉毛、まつ毛、体毛などにも影響することがある。

脱毛が局所的に発生している場合や、頭髪などにも同じような変化が見られる場合は、皮膚科で診断を受けることが望ましい。

なお、毛包のダメージが軽い場合には再び毛が生えることもあるが、毛包の幹細胞が破壊されている場合には永久的な脱毛になる可能性もある。

【受診目安とセルフチェック】脇毛が生えない場合は何科に行く?

脇毛が薄い人全員が医療機関を受診する必要はない。しかし、体質によるものか、何らかの病気によるものかを見分けるには、発毛の経過とほかの症状を確認することが役立つ。

受診を急がなくてもよいと考えられるケース

次のような条件がそろっている場合は、体質的な個人差である可能性が考えられる。

  • 子どもの頃から脇毛が薄い。
  • 成人しても状態がほとんど変わらない。
  • 脇以外の体毛は通常どおり生えている。
  • 月経や思春期の身体の発達に問題がない。
  • 脇の皮膚に炎症や傷跡がない。
  • 全身の体調に特別な変化がない。

この場合、脇毛を無理に生やそうとしたり、ホルモン剤や育毛剤を自己判断で使用したりする必要はない。

医療機関への相談を検討したいケース

一方、次のような状態がある場合は、医師に相談することをおすすめする。

  • 以前は生えていた脇毛が急に抜けた。
  • 脇毛だけでなく陰毛や頭髪も減っている。
  • 女性で月経不順や無月経がある。
  • 男性で髭や陰毛が少なく、思春期の発達にも遅れがある。
  • 強い疲労感、体重減少、めまいなどを伴う。
  • 脇の皮膚に赤み、腫れ、痛み、傷跡がある。
  • 体毛が短期間で広範囲に減少している。

特に、全身の強い倦怠感や血圧低下、嘔吐、意識障害などがある場合は、通常の外来予約を待たずに救急医療を利用する必要がある。

症状に応じた受診先

  • 皮膚科:脇の一部分だけ毛が生えない、皮膚に炎症や傷跡がある、突然脱毛した。
  • 内分泌内科・内分泌代謝内科:ホルモン異常、下垂体や副腎の病気が疑われる。
  • 婦人科:女性で月経不順、無月経、身体の発達に関する心配がある。
  • 泌尿器科:男性で性腺機能低下や男性ホルモンに関する症状がある。
  • 小児科・小児内分泌科:思春期の発達が遅れている子どもや、二次性徴に不安がある場合。

受診前に記録しておきたい4つのポイント

医師に相談する際には、単に「脇毛が生えません」と伝えるだけでなく、これまでの経過を説明できると診断の助けになる。

  1. いつから生えていないか:生まれつきなのか、思春期からなのか、途中で減少したのか。
  2. どの程度生えているか:完全にないのか、産毛だけなのか、数本だけ生えるのか。
  3. ほかの体毛の状態:陰毛、髭、眉毛、頭髪などにも変化があるか。
  4. 過去の処理歴:毛抜き、カミソリ、ワックス、医療脱毛などを経験したか。

こうした情報があれば、体質的な問題なのか、皮膚の問題なのか、内分泌系の問題なのかを検討しやすくなる。

必要に応じて、皮膚の診察、血液検査、ホルモン検査などが行われる。すべての人に同じ検査が必要なわけではなく、症状や身体所見に応じて判断される。

【脇毛が生えない人のよくある質問】Yahoo! JAPANのQ&Aで多い疑問も解説

Q1:脇毛が生まれつき生えない人は実際にいる?
A1:いる。生まれつき脇毛が薄い人や、産毛程度しか生えない人は存在する。ただし、日本人全体のうち何%に当たるかを正確に示す信頼できる全国統計は確認しにくい。体調やほかの体毛に問題がなければ、体質的な個人差の可能性がある。

Q2:女性で脇毛が生えないのは男性ホルモンが少ないから?
A2:必ずしもそうではない。脇毛には副腎由来のアンドロゲンや毛包の反応性なども関係する。女性でも脇毛の濃さには個人差があり、脇毛が薄いという理由だけで男性ホルモン不足とは判断できない。

Q3:男性なのに脇毛が生えないのは異常?
A3:必ずしも異常ではない。体質的に脇毛が薄い男性もいる。ただし、陰毛や髭の発達不良、精巣の発育不良、性欲低下、声変わりの遅れなどが重なる場合は、性腺機能低下症などを調べるために医療機関へ相談したい。

Q4:脇毛が産毛しか生えないのは病気?
A4:産毛しか生えないことだけでは病気とは判断できない。毛の太さや色、成長の程度には個人差がある。昔から同じ状態で、ほかの身体的な問題がなければ、体質的な特徴である可能性がある。

Q5:毛抜きを続ければ脇毛は永久に生えなくなる?
A5:永久に生えなくなるとは限らない。毛抜きは毛を引き抜く処理であり、毛を作る組織が残っていれば再び生える可能性がある。繰り返すと毛嚢炎や埋没毛、色素沈着などの原因になるため、過度な使用は避けたい。

Q6:脇毛が生えない場合、何科を受診すればいい?
A6:皮膚の炎症や局所的な脱毛なら皮膚科、月経異常やホルモンの問題が疑われる場合は婦人科や内分泌内科、男性の性腺機能に関する症状なら泌尿器科や内分泌内科が相談先になる。

まとめ:脇毛が生えない場合は体質と身体全体の変化で判断する

脇毛が生えない、あるいは産毛程度しか生えないという状態には、遺伝的な体質、ホルモン環境、毛包の反応性、皮膚の状態、過去の自己処理など、さまざまな背景が考えられる。

女性でも男性でも、昔から脇毛が薄く、ほかの体毛や身体の発達に問題がなければ、必ずしも病気を心配する必要はない。脇毛の量には個人差があり、毛が少ないこと自体は健康や性別を判断する基準ではない。

ただし、以前は生えていた毛が突然なくなった場合や、陰毛・頭髪なども減少している場合、月経異常、性機能の変化、体重減少、強い疲労感などを伴う場合は、内分泌疾患や脱毛症の可能性も考えられる。

【プロの結論】見るべきなのは脇毛の本数よりも変化の経過

脇毛が生えないことを判断するとき、最も重要なのは「何本生えているか」という数字ではない。

いつからその状態なのか、以前と比べて変化したのか、ほかの体毛はどうなのか、身体全体に症状があるのか。この4点を整理することが、体質と病気を見分ける出発点になる。

また、Yahoo! JAPANのQ&Aに見られるように、脇毛が薄いことで周囲との違いを気にする人はいる。しかし、他人と比較して毛が少ないからといって、自分の身体に問題があるとは限らない。

無理に毛を生やそうとしたり、過剰に毛抜きを使用したりする必要もない。気になる症状があれば適切な診療科で相談し、問題がなければ自分の体質として受け止めることも大切だ。

脇毛の有無だけで健康状態を決めつけず、身体全体の変化を冷静に確認する。それが、2026年現在における最も現実的で適切な判断方法である。 (出典: 脇毛 が 生え ない(Yahoo!ニュース))