【原作漫画との違い】最終回は同じ結末?諫山創がアニメ版に加えた変更点
アニメ版の完結を語るうえで、もうひとつ押さえておきたいのが、原作漫画との違いです。
『進撃の巨人』の原作は、漫画家・
漫画とアニメは基本的なストーリーの結末を共有していますが、最終盤の会話や演出には違いがあります。
原作漫画は2021年4月9日に完結
講談社の発表によると、原作漫画の最終話は2021年4月9日発売の『別冊少年マガジン』5月号に掲載されました。
そして、最終巻となる単行本第34巻は2021年6月9日に発売されています。
つまり、原作漫画が完結してから約2年7か月後に、テレビアニメも最終回を迎えたことになります。
アニメ版ではエレンとアルミンの会話が再構成された
原作とアニメの違いとして注目されるのが、エレンとアルミンの最後の対話です。
この場面は、エレンがなぜ地鳴らしを実行したのか、アルミンがその行動をどのように受け止めるのかという、作品の核心に関わるシーンです。
原作漫画のセリフをそのまま再現するのではなく、アニメでは会話の流れや言葉選びが再構成されています。
特に、エレン自身の未熟さや自分の行動に対する認識、アルミンとの友情と責任の受け止め方が、より長い会話を通して表現されています。
この変更については、放送前に原作者自身がコメントを発表しています。
「今回僕の希望で少しだけラストのネームを描き直させていただきました」
これは諫山創さんがアニメ版の最終盤について寄せたコメントです。アニメ側だけの判断で結末を変更したということではなく、原作者の意向も反映された制作だったことが分かります。
MAPPAによる最終章の映像表現
The Final Seasonの制作を担当したのは、アニメーション制作会社の
Season 1からSeason 3までの制作体制とは異なり、The Final SeasonではMAPPAが制作を担いました。
主要スタッフは次のとおりです。
- 原作:諫山創
- 監督:林祐一郎
- シリーズ構成:瀬古浩司
- キャラクターデザイン:岸友洋
- 音楽:KOHTA YAMAMOTO、澤野弘之
- アニメーション制作:MAPPA
公式ポータルでも、The Final Season Part 1・Part 2および完結編の制作会社としてMAPPAが記載されています。
最終章の映像化では、巨人の巨大さだけでなく、戦場の混乱や登場人物の心理描写も重要になります。
漫画では読者が自分の速度で読み取る表情やセリフを、アニメでは声優の演技、音楽、カメラワーク、映像の動きによって表現する必要があります。
原作者の修正したネームを取り込みながら映像化したことは、原作の結末を尊重しつつ、アニメならではの表現を追求した事例として注目できます。
原作とアニメは別の結末ではなく、同じ物語の終着点を異なる表現方法で描いた作品と捉えるのが適切です。
【おすすめの視聴順】進撃の巨人を最初から最後まで見る方法
2026年に初めて『進撃の巨人』を見る人や、最終回に向けて見直したい人は、基本的に放送順で視聴するのがおすすめです。
途中に総集編やOAD、劇場版が存在するため、どれを先に見るべきか迷う人も少なくありません。
初めて見る人におすすめの順番
Season 1(第1~25話)
巨人の襲来、壁の秘密、エレンたちの戦いの始まり。
Season 2(第26~37話)
仲間たちの秘密や巨人の正体に関する重要な情報が明らかになる。
Season 3 Part 1・Part 2(第38~59話)
王政編からウォール・マリア奪還作戦へ。世界の秘密に迫る重要なシーズン。
The Final Season Part 1(第60~75話)
舞台が大きく変わり、マーレ側の視点から物語が描かれる。
The Final Season Part 2(第76~87話)
エレンの目的や始祖の巨人をめぐる対立が最終局面に進む。
完結編(前編・後編/第88~94話)
地鳴らしをめぐる最終決戦と物語の結末。
劇場版 THE LAST ATTACK(任意)
最終章を映画として再体験したい人向け。
この順番なら、物語の伏線や人物関係を無理なく理解できます。
OADシリーズは本編の前後に追加しても楽しめる
本編以外にも、公式に配信案内されているOADシリーズがあります。
代表的な作品は次のとおりです。
- 「イルゼの手帳 ―ある調査兵団員の手記―」
- 「突然の来訪者 ―苛まれる青春の呪い」
- 「困難」
- 「悔いなき選択 ―前編―」
- 「悔いなき選択 ―後編―」
- 「LOST GIRLS Wall Sina,Goodbye(前編)」
- 「LOST GIRLS Wall Sina,Goodbye(後編)」
- 「LOST GIRLS Lost in the cruel world」
OADは本編の理解に必須ではありませんが、リヴァイやアニなど、主要人物の背景を深く知るための補足作品として楽しめます。
初見なら本編を優先し、視聴後にOADを追加する方法でも問題ありません。
完結編は前後編と各話版のどちらで見るべき?
内容を効率よく追いたいなら前後編、通常のテレビアニメのように区切って見たいなら各話版がおすすめです。
各話版には、テレビ放送とは異なるオープニング・エンディング映像が用意されています。
- オープニングテーマ:Linked Horizon「最後の巨人」
- エンディングテーマ:ヒグチアイ「いってらっしゃい」
この2曲も含めて最終章を楽しみたい人には、各話版が向いています。
【2026年最新】進撃の巨人アニメに続編はある?新作発表の真相
2026年10月31日時点で、テレビアニメ『進撃の巨人』の新シーズンや、エレンたちの物語の続きを描く新作シリーズについて、公式な制作発表は確認されていません。
テレビシリーズは2023年に完結しており、原作漫画も全34巻で完結済みです。
ただし、2026年にも『進撃の巨人』に関連する新しい映像制作の動きがありました。
2026年6月、MAPPAによるゲームの新作OPアニメ制作が発表
注目したいのが、ゲーム『進撃の巨人3』に関する発表です。
2026年6月19日、コーエーテクモゲームスは、同作のオープニングアニメーションをMAPPAが制作すると発表しました。
この映像は完全新規アニメーションとして制作される予定で、The Final Seasonを手掛けたMAPPAが再び『進撃の巨人』の映像制作に参加することになります。
ゲーム自体も、シリーズの物語を最初から最後まで体験できる作品として紹介されています。
ただし、ここで注意したいのが、ゲーム用の新作オープニングアニメーションと、テレビアニメの続編はまったく別の企画だということです。
新しいアニメーションが制作されるという情報だけを見て、「進撃の巨人のアニメ第5期が決定した」と解釈するのは正確ではありません。
今後、新作アニメが制作される可能性は?
今後の展開としては、次のように整理できます。
- テレビアニメ本編:2023年に完結
- 原作漫画:2021年に全34巻で完結
- 劇場版:2024年に公開、2026年に高画質・高音響版の復活上映
- ゲーム:2026年に『進撃の巨人3』の新作OPアニメ制作が発表
- テレビアニメ続編:2026年10月31日時点で公式発表なし
原作の物語がすでに完結している以上、エレンたちの物語をそのまま続けるには新しい原作上の展開が必要になります。
一方、スピンオフや過去の出来事を掘り下げる作品、ゲームの映像企画などは、テレビシリーズの続編とは異なる形で展開できる余地があります。
【プロの結論】完結した作品だからこそ、今見る価値がある
『進撃の巨人』のアニメ完結について、最も重要なのは、2023年11月4日に物語としての最終回を迎えたという事実です。
その後の劇場版や復活上映、ゲーム向けの新作映像は、作品の世界を別の形で楽しむための展開です。
続編の発表を待ち続けるよりも、全94話を通して物語を味わい、原作34巻や劇場版と比較するほうが、現時点では作品を深く楽しめる方法です。
特に原作漫画を読んでいない人は、アニメ完結編を見た後に34巻を読むと、セリフや結末の違いから新しい発見があるはずです。
【進撃の巨人アニメ完結】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:進撃の巨人のアニメ最終回は何年何月何日ですか?
A1:2023年11月4日(土)24時からNHK総合で放送された「The Final Season 完結編(後編)」です。実際の時刻では11月5日午前0時からの放送となります。
Q2:進撃の巨人のアニメは全部で何話ありますか?
A2:全94話です。完結編は各話版で88話から94話までの7話に分かれています。
Q3:劇場版THE LAST ATTACKを見れば最終回まで分かりますか?
A3:はい。テレビアニメの完結編(前編・後編)を再構築した映画なので、最終章の物語を最後まで楽しめます。ただし、Season 1からの人物関係や伏線を理解するには、それ以前のシリーズを視聴するのがおすすめです。
Q4:進撃の巨人のアニメ第5期は制作されますか?
A4:2026年10月31日時点で、第5期や新しいテレビシリーズの制作発表はありません。2026年にはゲーム『進撃の巨人3』向けのMAPPAによる新作OPアニメが発表されていますが、テレビアニメの続編とは異なります。
Q5:原作漫画とアニメの最終回は同じですか?
A5:大筋の結末は共通していますが、エレンとアルミンの会話など、一部のセリフや演出が異なります。原作者の諫山創さんもアニメ化にあたり、最終盤のネームを一部描き直したことを明かしています。
まとめ:進撃の巨人アニメは2023年に完結、2026年も関連展開は続く
『進撃の巨人』のテレビアニメは、2023年11月4日深夜に放送された「The Final Season 完結編(後編)」で完結しました。
今回の重要事項を改めて整理します。
- テレビアニメの最終回は2023年11月4日24時放送。
- 完結編(前編)は2023年3月3日24時25分放送。
- テレビシリーズは全94話。
- 各話版の最終話は第94話「あの丘の木に向かって」。
- 劇場版『THE LAST ATTACK』は2024年11月8日公開。
- 原作漫画は2021年4月9日に完結し、最終34巻は同年6月9日発売。
- 2026年10月31日時点でテレビアニメの続編発表はない。
- 2026年にはMAPPAによるゲーム『進撃の巨人3』の新作OPアニメ制作が発表されている。
2013年から約10年間にわたって描かれたエレンたちの物語は、アニメと原作漫画の両方で完結しています。
一方、劇場版の復活上映やゲームの新作映像など、作品を楽しむ機会は2026年にも生まれています。
まだ全話を見ていない人はSeason 1から順番に視聴し、すでに最終回を見た人は原作34巻や『THE LAST ATTACK』と見比べてみると、作品の奥深さを改めて感じられるでしょう。
『進撃の巨人』は、単に最終話を見て終わる作品ではありません。最初から積み重ねられた伏線と、最後に提示される問いを振り返ることで、完結後も新しい解釈が生まれる作品です。 (出典: 進撃 の 巨人 アニメ 完結(Yahoo!ニュース))