サッカーW杯日本代表2026の全成績は?グループF2位からブラジル戦敗退まで徹底検証
2026年11月現在、サッカー日本代表の北中米ワールドカップは、グループFを1勝2分けの無敗、勝ち点5で2位通過した一方、決勝トーナメント1回戦に相当するラウンド32でブラジルに1-2で敗れ、幕を閉じた。オランダとの2-2の激闘、チュニジアを4-0で下した快勝、スウェーデンとの1-1の引き分けなど、グループステージでは安定した戦いを披露したが、目標としていたベスト16以上には届かなかった。
森保一監督の戦術、上田綺世のワールドカップでの得点、堂安律らリーダー陣の役割、そして大会後の親善試合4連勝。これらを振り返ると、2026年大会の日本代表には確かな成長と、世界のトップとの差が同時に表れている。大会結果だけでなく、ブラジル戦で何が起きたのか、次のアジアカップや2030年大会に向けて何を改善すべきなのかを整理する。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 大会成績:グループFを勝ち点5の2位で突破。ラウンド32でブラジルに1-2で敗退。
- 注目選手:上田綺世がチュニジア戦で2得点。堂安律、鎌田大地、佐野海舟らも重要な役割を果たした。
- 大会後の動向:2026年9月・10月の4試合はPK勝利を含む4連勝。4バックへの挑戦など戦術の幅を広げている。
【2026年大会の結果】日本代表はグループFを2位突破、ブラジル戦で敗退
2026年FIFAワールドカップは、6月11日から7月19日までカナダ、メキシコ、アメリカの3カ国で共同開催された大会だ。
史上初の48カ国参加となり、従来の32カ国方式から大会形式が変更された。12グループの上位2チームと、各グループ3位のうち成績上位8チームがノックアウトステージへ進む仕組みである。
日本はグループFに入り、オランダ、チュニジア、スウェーデンと対戦した。
3試合の結果は1勝2分け。勝ち点5を獲得し、オランダに次ぐ2位でグループステージを通過した。
グループFの最終順位と勝ち点
JFAの公式大会記録による最終順位は次のとおり。
| 順位 | 国名 | 勝 | 分 | 敗 | 勝ち点 | 得失点差 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | オランダ | 2 | 1 | 0 | 7 | +6 |
| 2位 | 日本 | 1 | 2 | 0 | 5 | +4 |
| 3位 | スウェーデン | 1 | 1 | 1 | 4 | 0 |
| 4位 | チュニジア | 0 | 0 | 3 | 0 | -10 |
日本は3試合で7得点、3失点。得失点差はプラス4だった。
注目したいのは、オランダに勝ち点2差をつけられたものの、日本がグループステージで一度も負けなかった点だ。
また、3位スウェーデンに勝ち点1差をつけており、最終戦の引き分けによって自力で突破を決めた。
つまり、日本は3位チームの成績による救済を待つことなく、グループ2位という明確な結果を残してノックアウトステージに進んだのである。
それでもラウンド32で敗退した理由
ラウンド32ではブラジルと対戦。日本は前半に先制したものの、後半に2失点し、1-2で逆転負けを喫した。
ここで押さえておきたいのは、2026年大会のラウンド32は、48カ国制になって新設された最初のノックアウトラウンドだという点だ。
従来の32カ国大会におけるベスト16進出とは、同じ段階ではない。
日本はグループステージを突破したものの、従来のベスト16に相当するラウンド16には進めなかった。
JFAの公式記録でも、ブラジル戦の敗戦によって日本の大会は終了している。
【試合結果を完全検証】オランダ・チュニジア・スウェーデン戦で見えた日本の実力
グループFの3試合を振り返ると、日本代表の特徴がはっきりする。
オランダ戦では劣勢から追いつく粘り強さ、チュニジア戦では攻撃の連動性、スウェーデン戦では守備の集中力が発揮された。
第1戦:オランダ戦は2-2の引き分け
2026年6月15日、日本はアメリカのダラスでオランダと対戦した。
グループF最大の強敵とされたオランダに対し、森保監督は3-4-2-1のフォーメーションを採用。
日本は相手のビルドアップに対応しながら、前田大然や久保建英を前線に配置し、守備と速攻を組み合わせた戦いを展開した。
しかし、後半に入るとオランダがセットプレーから先制。日本は57分に中村敬斗のゴールで追いついたものの、64分に再び失点した。
そのまま敗れるかと思われた終盤、87分に鎌田大地が同点ゴールを決める。
小川航基が競り合ったボールに鎌田が反応し、最後はゴールへ押し込んだ形だった。
結果は2-2。
2度のビハインドを跳ね返して勝ち点1を獲得したことは、精神面で大きな意味を持った。
森保監督も試合後、オランダの強さを認めながら、選手たちが最後まで粘り強く戦ったことを評価している。
この試合で注目されたのは、失点後にチーム全体が崩れなかったことだ。強豪国を相手にリードを許しても、試合を諦めずに同点へ持ち込める力が示された。
第2戦:チュニジア戦は4-0の圧勝
2026年6月21日、日本はメキシコのモンテレイでチュニジアと対戦した。
この試合は日本の攻撃力が最も際立った一戦となった。
開始4分、鎌田大地が先制ゴールを決める。
続く31分には上田綺世が追加点。後半には伊東純也が69分に3点目を奪い、83分には再び上田がヘディングでゴールを決めた。
2026年6月21日・グループF第2戦
| 得点者 | 得点時間 |
|---|---|
| 鎌田大地 | 4分 |
| 上田綺世 | 31分 |
| 伊東純也 | 69分 |
| 上田綺世 | 83分 |
この4得点は、日本のワールドカップ1試合における最多得点記録を更新した。
それまでの最多は、2010年南アフリカ大会のデンマーク戦で記録した3得点だった。
特に上田綺世の2ゴールは大きな収穫だ。
1点目はペナルティーエリア内からの右足シュート。2点目は伊東純也のスルーパスから佐野海舟が供給したクロスに反応したヘディングだった。
単にゴール前で待つだけでなく、相手との間合いを作り、味方との連動から得点機会を生み出した点が評価できる。
森保監督も、選手たちが準備してきたプレーモデルを実行できたことを勝因として挙げた。
日本にとって、攻守両面で完成度の高い試合だった。
第3戦:スウェーデン戦は1-1、勝ち点5で突破決定
2026年6月26日、日本はダラスでスウェーデンと対戦した。
この試合は引き分け以上で自力突破が決まる重要な一戦だった。
日本はチュニジア戦から先発メンバーを調整し、上田綺世を1トップに配置。堂安律と前田大然を前線の攻撃に絡ませる布陣を採用した。
56分、堂安律と上田綺世の連係から前田大然が先制点を記録。
しかし62分、アンソニー・エランガに得点を許し、1-1となった。
その後はスウェーデンのロングボールやセットプレーへの対応に追われる時間が続いたが、GK鈴木彩艶が好セーブを連発。
日本は最後まで失点を防ぎ、勝ち点1を獲得した。
最終成績は1勝2分け、勝ち点5。グループFの2位でラウンド32進出を決めた。
この試合では、勝利を狙いながらも、無理に前へ出すぎず試合を管理する判断が重要だった。
森保監督は試合後、グループ2位での突破について、自力でグループステージを通過できたことを評価した。
【日本代表26人と主要選手】森保一監督の戦術、上田綺世と堂安律の役割
2026年大会の日本代表は、森保一監督が率いる26人で構成された。
5月15日にJFAがメンバーを発表。GK、DF、MF/FWの各ポジションに国内外でプレーする選手が選ばれた。
ただし、大会直前には大きな変更があった。
日本代表ワールドカップメンバー26人
最終的な招集メンバーは以下のとおり。
GK(3人)
- 早川友基
- 大迫敬介
- 鈴木彩艶
DF(9人)
- 長友佑都
- 谷口彰悟
- 板倉滉
- 渡辺剛
- 冨安健洋
- 伊藤洋輝
- 瀬古歩夢
- 菅原由勢
- 鈴木淳之介
MF/FW(14人)
- 伊東純也
- 鎌田大地
- 小川航基
- 前田大然
- 堂安律
- 上田綺世
- 田中碧
- 町野修斗
- 中村敬斗
- 佐野海舟
- 久保建英
- 鈴木唯人
- 塩貝健人
- 後藤啓介
当初メンバーに選ばれていた遠藤航は、足の負傷により大会直前に離脱。代わって町野修斗が追加招集された。
遠藤は予選を通じて主将を務めていた選手であり、その離脱は戦力面だけでなく精神的な面でも痛手だった。
FIFAの発表によると、後任の主将には板倉滉が指名された。
主要人物の役割と関係性
2026年大会を理解するうえで、選手個人の得点数だけでなく、それぞれの役割を把握することが大切だ。
| 人物・エンティティ | 役割・立場 | 大会での具体的な実績・関係 |
|---|---|---|
| 森保一 | 日本代表監督 | 3バックを軸に選手の特徴を生かす戦術を採用 |
| 上田綺世 | センターフォワード | チュニジア戦で2得点 |
| 堂安律 | 攻撃的MF・リーダー | 攻撃の起点となり、主将経験も持つ |
| 鎌田大地 | MF | オランダ戦とチュニジア戦で得点 |
| 伊東純也 | MF/FW | チュニジア戦で得点 |
| 前田大然 | FW | スウェーデン戦で先制点 |
| 佐野海舟 | MF | ブラジル戦で先制ゴール |
| 板倉滉 | DF・大会の後任主将 | 遠藤航の離脱後に主将を引き継ぐ |
| 鈴木彩艶 | GK | スウェーデン戦などで重要なセーブ |
この関係性から見えてくるのは、特定のスター選手だけに依存しないチーム構成だ。
攻撃では上田を中心に、鎌田、堂安、伊東、中村、前田らが異なる形で得点に関与。守備では板倉、谷口、伊藤、冨安らが最終ラインを支えた。
森保一監督の戦術は何が強みだったのか
森保監督の戦術的な特徴は、3バックをベースにした守備の安定性と、攻撃時のポジション変更にある。
オランダ戦では3-4-2-1を採用し、両ウイングバックがサイドを担当。中央では鎌田や佐野がボールを回収し、久保や前田が前線で相手の守備を揺さぶった。
この方式の利点は、守備時に5人の最終ラインを形成できることだ。
一方、ボールを奪った後にはウイングバックが前進し、前線の選手が連動して攻撃へ移行できる。
チュニジア戦の4得点は、この攻守の切り替えと連係がうまく機能した結果でもある。
ただし、ブラジル戦では後半に守備ラインが押し下げられ、同じ戦術の弱点が露呈した。
守備を固めること自体はできても、相手が攻撃方法を変更した際に、どこまで自分たちのペースを取り戻せるかが課題として残った。
堂安律は日本代表のキャプテンなのか
堂安律の主将としての立場は、時期によって整理する必要がある。
2026年3月の英国遠征では、森保監督が堂安をチームキャプテンに指名した。一方、ワールドカップ直前には、それまで主将だった遠藤航が負傷離脱し、大会では板倉滉が後任主将に指名された。
さらに、大会後の9月・10月の代表活動では、堂安が再び主将に指名されている。
森保監督は、堂安がチーム内で積極的に発言し、周囲に働きかける姿勢を評価したと報じられている。
したがって、堂安は単なる得点源ではなく、チームの方向性を共有するリーダーの一人として存在感を強めている。
【ブラジル戦1-2の敗因】日本代表はなぜラウンド32で敗退したのか
2026年6月30日、日本代表はヒューストンでブラジルと対戦した。
日本にとって、ベスト16以上を目指すための重要な試合だった。
結果は1-2。
しかし、この試合は単純にブラジルの個人能力が日本を上回ったというだけでは説明できない。
前半と後半で試合の構造が大きく変わったことが、敗戦の決定的な要因となった。
前半29分、佐野海舟が先制
日本は試合序盤から集中した守備を見せ、ブラジルのパスワークに対応した。
森保監督は冨安健洋、谷口彰悟、伊藤洋輝を3バックに配置。佐野海舟と鎌田大地が中盤を支え、堂安律らが前線で攻守の切り替えに参加した。
そして29分、日本に待望の先制点が生まれる。
中盤でブラジルの横パスをカットした佐野海舟が、そのまま中央をドリブルで持ち上がり、ペナルティーエリア手前から右足でシュート。
これがゴールに決まり、日本が1-0とリードした。
前半は日本の守備が機能し、ブラジルの攻撃を効果的に制限していた。
後半56分、カゼミーロの同点ゴール
試合の流れが変わったのは後半だった。
ブラジルは攻撃の方法を修正し、中盤の選手が積極的に前進。さらにサイドを広く使い、クロスを増やす戦術へと移行した。
これによって日本の守備陣は自陣深くまで押し込まれる。
日本はセカンドボールを回収できなくなり、攻撃へ切り替える機会も減少した。
そして56分、右サイドからのクロスにカゼミーロが反応。ヘディングシュートを決め、試合は1-1となった。
終了間際にマルティネッリが逆転ゴール
同点に追いつかれた日本は、66分に堂安律と中村敬斗を交代。
さらに78分には田中碧と町野修斗を投入し、流れを変えようとした。
しかし、ブラジルの攻勢を受け続けたことで、日本は攻撃に転じる力を十分に残せなかった。
そして後半アディショナルタイム、自陣ペナルティーエリア付近での攻防からボールを失い、最後はガブリエウ・マルティネッリに決勝点を決められた。
スコアは1-2。
日本は先制しながら逆転を許し、ラウンド32で大会を終えた。
敗退の原因は3つの課題に集約できる
JFAの試合報告と森保監督、選手の試合後コメントからは、次の3点が課題として浮かび上がる。
1. 相手の戦術変更への対応
前半はブラジルの攻撃を抑えられたが、後半は中盤の進出とサイド攻撃への対応が遅れた。
試合中に相手が戦い方を変えた際、守備陣形をどう修正するかが問われた。
2. セカンドボールの回収力
日本は自陣に押し込まれるにつれて、クリアしたボールを回収できなくなった。
守備をしている時間が長くなり、攻撃への切り替えが難しくなったことが大きい。
3. 終盤の守備の精度と攻撃への移行
同点にされた後も守備を続けたが、攻撃へ転じるためのエネルギーが不足した。
終了間際の失点は、最後まで集中力を維持しながら、相手の攻撃を止め切る難しさを示している。
森保監督は試合後、世界のトップ基準に近づいている一方、結果として押し切られる部分にはまだ差があると認めた。
また、冨安健洋も強豪国と対等に渡り合うには、ボールを持っていないときにも主体的にプレーする必要があると振り返っている。
このコメントは、2026年大会の日本代表が抱えた課題を端的に表している。
単に守備の時間を耐えるのではなく、自分たちから試合をコントロールし続ける力が必要なのだ。
【大会後の親善試合結果】日本代表は4連勝、2030年へ向けて再始動
ワールドカップ終了後、日本代表は2026年9月から新たな強化活動に入った。
この4試合は、単なる親善試合ではない。
2027年のAFCアジアカップ、そして次のワールドカップ予選を見据え、新戦力の発掘や戦術の幅を広げる重要な機会となった。
2026年9月・10月の試合結果
JFAの公式日程・試合記録によると、ワールドカップ後の4試合は以下の結果となった。
| 開催日 | 対戦相手 | 結果 | 大会 |
|---|---|---|---|
| 9月24日 | ウルグアイ | 3-1 ○ | キリンチャレンジカップ |
| 9月28日 | ベネズエラ | 2-1 ○ | キリンチャレンジカップ |
| 10月1日 | エクアドル | 0-0(PK5-4)○ | キリンカップ |
| 10月5日 | ニュージーランド | 2-1 ○ | キリンカップ |
特筆すべきは、4試合すべてで勝利したことだ。
ただし、エクアドル戦は90分間では0-0であり、PK戦で5-4と勝利した試合である。通常時間での4連勝と混同しないようにしたい。
ウルグアイ戦は新戦力が躍動
9月24日のウルグアイ戦は3-1で勝利。
松木玖生、塩貝健人、上田綺世が得点を記録した。
ワールドカップ後に招集された新しい選手たちが結果を残したことで、チーム内の競争が活発になった。
ベネズエラ戦では上田綺世が2得点
9月28日のベネズエラ戦は2-1の逆転勝利。
上田綺世が2ゴールを記録した。
ワールドカップのチュニジア戦でも2得点を挙げていた上田は、大会後も得点力を発揮している。
単に代表の主力として定着するだけでなく、継続的にゴールを奪えるストライカーとして期待が高まる結果となった。
エクアドル戦はPK戦を制して決勝進出
10月1日のエクアドル戦は、90分間を0-0で終えた。
PK戦ではGK鈴木彩艶のセーブもあり、日本が5-4で勝利した。
ワールドカップでラウンド32まで進出したエクアドルを相手に、守備面の対応力を試す試合となった。
ニュージーランド戦でキリンカップ優勝
10月5日の決勝では、ニュージーランドを2-1で撃破。
上田綺世が28分に先制し、71分には堂安律が決勝ゴールを記録した。
この試合で森保監督は、これまで続けていた3バックから4バックへ変更。4-2-3-1の布陣を採用した。
3バックを軸にしてきたチームが、試合開始から4バックを使ったことは重要な変化だ。
森保監督は、11月のブラジル戦、パラグアイ戦やアジアカップに向け、戦術の幅を広げる狙いがあったと説明している。
FIFAも10月6日の大会後の総括で、4試合の結果と新戦力の台頭、戦術面での挑戦を日本代表の重要な収穫として取り上げた。
2026年11月以降の日本代表の日程
11月2日時点で、JFAが公表している今後の予定には次の試合がある。
- 11月14日:ブラジル代表戦(シンガポール)
- 11月17日:パラグアイ代表戦(シンガポール)
- 12月30日:キリンチャレンジカップ2026(大阪・対戦相手未定)
特に11月14日のブラジル戦は、ワールドカップのラウンド32で敗れた相手との再戦になる。
2026年大会の敗戦をどう次の試合に生かすのか、森保監督の戦術的な修正と選手の成長を見極める機会になる。
【歴代W杯成績と2026年の評価】日本代表が次に目指すべき強化ポイント
日本代表のワールドカップ史を振り返ると、2026年大会の位置づけがより明確になる。
日本が初めてワールドカップに出場したのは1998年フランス大会。
以降、出場を重ね、2002年の日韓大会、2010年南アフリカ大会、2018年ロシア大会、2022年カタール大会ではノックアウトステージへ進出した。
日本代表の歴代ワールドカップ成績
| 開催年 | 開催国・地域 | 日本代表の成績 |
|---|---|---|
| 1998年 | フランス | グループステージ敗退 |
| 2002年 | 日韓共催 | ベスト16 |
| 2006年 | ドイツ | グループステージ敗退 |
| 2010年 | 南アフリカ | ベスト16 |
| 2014年 | ブラジル | グループステージ敗退 |
| 2018年 | ロシア | ベスト16 |
| 2022年 | カタール | ベスト16 |
| 2026年 | カナダ・メキシコ・アメリカ | ラウンド32敗退 |
日本の過去最高成績はベスト16で、2002年、2010年、2018年、2022年の4回記録している。
2026年は8大会連続8度目の出場となったが、初めて導入されたラウンド32で敗退した。
ここで注意したいのは、2026年のラウンド32敗退を、従来の大会のベスト32と同じ意味で扱わないことだ。
2026年は48カ国参加のため、グループステージを突破した32カ国がラウンド32を戦う。日本はその最初のノックアウトラウンドで敗れたという結果になる。
歴代成績と比較すれば、グループステージを突破する力は維持したものの、これまでの最高成績を更新できなかった大会だった。
次の強化ポイント1:相手の戦術変更に対応する柔軟性
ブラジル戦で最も明確になったのは、相手が攻撃方法を変えた後の対応力だ。
前半に成功していた守備が、後半には機能しにくくなった。
次の段階では、3バックと4バックを使い分けるだけでなく、試合中に相手の配置に応じて中盤の守備方法やプレスの開始位置を変更できる能力が必要になる。
10月のニュージーランド戦で4バックを採用したことは、その方向性を示す動きといえる。
次の強化ポイント2:90分間を通した試合管理
強豪国との対戦では、先制点を取った後の試合運びが重要になる。
ブラジル戦では1点をリードした状態から、守備の時間が長くなり、攻撃へ移行できなくなった。
今後は、リードした状況でもボールを保持し、相手を押し戻す力が求められる。
守備の人数を増やすだけでは、世界トップクラスの相手に対抗し続けることは難しい。
次の強化ポイント3:上田綺世に続く得点源の確保
上田綺世はチュニジア戦で2得点を挙げ、大会後のウルグアイ戦、ベネズエラ戦、ニュージーランド戦でも得点を記録した。
一方、ワールドカップのノックアウトステージでは、佐野海舟が得点したものの、追いつかれた後に追加点を奪えなかった。
今後は上田の得点力を生かしながら、堂安、久保、中村、伊東らが異なる形でゴールを狙える体制が必要だ。
FWだけに得点を任せない攻撃構造を構築できれば、相手に守備の狙いを絞らせにくくなる。
次の強化ポイント4:若手の台頭と世代交代
2026年9月・10月の代表活動では、松木玖生、塩貝健人、谷村海那、齋藤俊輔、中野就斗ら新戦力や若手選手に注目が集まった。
JFAは9月の代表活動で31人を招集し、初招集4人を含む新しい顔ぶれを試した。
長友佑都ら経験豊富な選手が築いてきたチームの文化を引き継ぎながら、次世代の選手がどこまで主力に近づけるかが重要になる。
2027年のアジアカップは、その競争を本格化させる大会となる。
【サッカーW杯日本代表に関するよくある質問(FAQ)】
Q1:2026年ワールドカップで日本代表は何位だった?
A1:日本はグループFを勝ち点5の2位で通過した後、ラウンド32でブラジルに1-2で敗れた。大会全体ではノックアウトステージの初戦敗退となった。
Q2:日本代表のオランダ戦、チュニジア戦、スウェーデン戦の結果は?
A2:オランダ戦は2-2、チュニジア戦は4-0、スウェーデン戦は1-1だった。3試合で1勝2分け、無敗でグループステージを突破した。
Q3:2026年大会の上田綺世は何点取った?
A3:グループF第2戦のチュニジア戦で2得点を記録した。31分に右足シュート、83分にヘディングでゴールを決め、日本の4-0の勝利に貢献した。
Q4:日本代表はなぜブラジルに敗れた?
A4:前半は佐野海舟のゴールで先制したが、後半にブラジルが中盤の進出やサイド攻撃を強化。日本は守備に押し込まれ、セカンドボールを回収できず、終盤に逆転を許した。
Q5:堂安律は2026年ワールドカップの日本代表キャプテンだった?
A5:堂安律は2026年3月の英国遠征で主将に指名され、大会後の9月・10月の代表活動でも主将を務めた。一方、ワールドカップ直前に遠藤航が離脱した後、大会の後任主将には板倉滉が指名された。
Q6:ワールドカップ終了後の日本代表の試合結果は?
A6:2026年9月24日のウルグアイ戦は3-1、9月28日のベネズエラ戦は2-1、10月1日のエクアドル戦は0-0(PK5-4)、10月5日のニュージーランド戦は2-1。PK戦勝利を含めて4連勝となった。
Q7:日本代表のワールドカップ最高成績は?
A7:歴代最高成績はベスト16。2002年、2010年、2018年、2022年の4大会で記録している。2026年大会はラウンド32で敗退し、ベスト16には届かなかった。
まとめ:2026年の悔しさを次の日本代表の成長につなげられるか
2026年のサッカーW杯日本代表は、グループFを1勝2分け、勝ち点5で2位通過した。
オランダ戦の粘り強さ、チュニジア戦の4得点、スウェーデン戦の守備力は、日本代表の着実な成長を感じさせる内容だった。
一方、ブラジル戦では先制しながら1-2で逆転負け。相手の戦術変更への対応、セカンドボールの回収、終盤の試合管理という課題が残った。
それでも、大会後の4連勝や4バックへの挑戦、新戦力の積極的な起用は、次の日本代表に向けた前向きな材料だ。
今後の評価で見るべきポイントは、親善試合の勝敗だけではない。
- 強豪国の戦術変更に対応できるか
- 先制後も主導権を維持できるか
- 上田綺世以外の得点源を増やせるか
- 若手選手が国際舞台で主力に成長できるか
- 3バックと4バックを状況に応じて使い分けられるか
特に11月14日のブラジル戦は、2026年大会の敗戦を踏まえた日本の進化を確認する重要な機会となる。
2026年大会は日本代表にとって成功と呼ぶには悔しさの残る結果だった。しかし、世界のトップとの差を具体的に知り、次の強化につなげるための材料は十分に得られた。
森保ジャパンがアジアカップ、そして2030年ワールドカップに向けて、どこまで完成度を高められるか。日本サッカーの次の挑戦は、すでに始まっている。 (出典: サッカー w 杯 日本 代表(Yahoo!ニュース))