【2026年版】でんでらりゅうばとは?歌詞・意味・手遊び・起源を徹底解説
「でんでらりゅうば、でてくるばってん、でんでられんけん、でーてこんけん」。一度聴くと耳に残る独特のリズムと、不思議な長崎弁が印象的な『でんでらりゅうば』。NHK Eテレの人気番組『にほんごであそぼ』で、おおたか静流(おおたかしずる)が歌ったことでも知られる、長崎県に伝わるわらべうたです。
ところが、歌詞を標準語に直すとどのような意味になるのか、「りゅう」は龍を指すのか、誰がいつ作った歌なのかなど、意外に知られていない疑問も少なくありません。2026年現在、NHKの関連作品や長崎の文化資料、大学研究者の解説などを手がかりに、歌詞の現代語訳、手遊びのやり方、楽譜、明清楽との関係まで整理します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】 - 歌の正体: 『でんでらりゅうば』は長崎地方を中心に伝承されてきたわらべうたで、『にほんごであそぼ』ではおおたか静流の編曲・歌唱で親しまれた。 - 歌詞の意味: 「出られるなら出ていくけれど、出られないから出ていかない」という内容。長崎弁や九州地方の言葉が特徴。 - 手遊びと起源: 4種類の手の形を使う遊び方が伝わる一方、成立年代や作者は不明。明清楽の影響説にも決定的な証拠はない。
【基本情報】でんでらりゅうばとは?にほんごであそぼで全国に広まった長崎のわらべうた
『でんでらりゅうば』は、長崎地方を中心に九州で歌い継がれてきた伝承歌です。
特定の作詞家や作曲家が作った現代の童謡とは異なり、子どもたちの遊びや口伝を通じて伝わってきた歌です。歌詞には長崎弁が使われ、短い言葉の繰り返しと独特の音の並びが大きな特徴になっています。
NHK『にほんごであそぼ』で歌われた理由
『にほんごであそぼ』は、NHKが2003年4月7日に放送を開始した子ども向け教育番組です。
狂言や落語、古典文学、わらべうた、方言などを取り入れ、日本語の豊かな音や表現を遊びながら楽しめる構成が特徴です。放送ライブラリーの番組記録にも、おおたか静流の歌唱担当としての参加が記録されています。
この番組で親しまれた楽曲の一つが『でんでらりゅうば』です。
歌を担当したおおたか静流は、独特の声の表現力と幅広い音楽性で知られるボイスアーティスト。長崎の伝承歌を、子どもにも親しみやすい音楽として届けました。
NHKエデュケーショナルが紹介する作品情報でも、『でんでらりゅうば』は長崎のわらべうた、編曲はおおたか静流と記載されています。
つまり、彼女が新しく作詞・作曲した歌ではなく、もともと伝承されていた歌を編曲して紹介した作品です。
おおたか静流の歌唱を聴ける関連作品
番組での歌唱を楽しみたい人には、NHK関連の映像・音源作品が参考になります。
特に注目したいのが、次の2作品です。
- 『にほんごであそぼ でんでらりゅうば』DVD: 全19曲を収録し、『でんでらりゅうば』の振り付けを練習する特典映像も収録。
- 『るってめら~ おおたか静流 名曲集』CD: 2023年2月22日発売。『でんでらりゅうば』を含む、おおたか静流が番組で関わった楽曲を収録。
特にDVDの振り付け練習映像は、歌だけでなく動きも覚えたい人にとって参考になる資料です。
【歌詞と現代語訳】でんでらりゅうばは何を意味する?長崎弁を一つずつ解説
『でんでらりゅうば』を初めて聴いた人が戸惑いやすいのが、歌詞の意味です。
標準語とは異なる言葉が続くため、一見すると意味のない音の羅列にも聞こえます。しかし、長崎弁の意味を知ると、歌の内容が少しずつ見えてきます。
でんでらりゅうばの歌詞
一般的に親しまれている歌詞は次のとおりです。
でてくるばってん
でんでられんけん
でーてこんけん
こんこられんけん
こられられんけん
こーんこん
この歌詞は、NHKの番組で紹介された形や、長崎の地域で歌われる形をもとにしたものです。伝承歌のため、歌い手や地域によって表記・発音には違いがあります。
現代語訳にするとどんな意味?
同志社女子大学の吉海直人教授による解説では、この歌詞は次のような意味に訳されています。
現代語訳
出られるならば、出ていくけれど、
出られないので、出ていかないから。
行けないから、行けないから、
行かない、行かない。
ポイントは、歌全体が「出ていきたいけれど、出られない」という状況を繰り返していることです。
ただし、歌詞そのものに具体的な登場人物や場所が設定されているわけではありません。誰がどこから出ようとしているのかは、歌の中では説明されていません。
長崎弁の意味を詳しく見る
| 歌詞の言葉 | 標準語での意味 | 補足 |
|---|---|---|
| でんでらりゅうば | 出られるならば | 出られることを仮定する表現 |
| ばってん | だけど・しかし | 九州地方で知られる接続表現 |
| でんでられんけん | 出られないから | できない理由を表す |
| でーてこんけん | 出ていかないから | 文脈上は出ていかないという意味 |
| こんこられんけん | 行けないから | 来る・行くに関係する表現 |
| こられられんけん | 行かれないから | 行くことができないという意味 |
| こーんこん | 行かない、行かない | 音の繰り返しによる締めくくり |
特に覚えておきたいのが、次の3つです。
「ばってん」=「しかし」
前の内容と反対のことをつなぐ言葉です。歌では「出ていくつもりだけれど」という流れを作っています。
「けん」=「だから・ので」
九州地方で広く使われる理由を表す言葉です。「出られんけん」は「出られないから」と解釈できます。
「こん」=「来ない・行かない」
標準語の感覚だけでは理解しにくい部分です。同志社女子大学の解説では、古語の「来ぬ」に由来する形として説明され、現代語訳では「行かない」とするほうが自然だとされています。
このように、長崎弁の特徴を知ることで、歌詞の意味を理解しやすくなります。
「りゅう」は龍のことではない?
もう一つの疑問が、「でんでらりゅう」の「りゅう」です。
文字だけを見ると、龍が出てくる歌のように感じるかもしれません。
しかし、明治大学の加藤徹氏による明清楽関連の解説では、この「リュウ」は龍を意味するものではないと説明されています。
つまり、歌詞の冒頭に登場する「りゅう」を、そのまま架空の龍の名前として理解するのは適切ではありません。
言葉の響きやリズムを楽しむわらべうたとして捉えることが、歌の特徴を理解する近道です。
【手遊び・振り付け】でんでらりゅうばのやり方を4つの動きで解説
『でんでらりゅうば』の魅力は、歌を覚えるだけでなく、手を動かしながら遊べるところにもあります。
長崎で伝わる手遊びには複数の方法がありますが、代表的なものは、片手のひらをもう一方の手で打ちながら、4種類の手の形を切り替える遊び方です。
基本となる4種類の手の形
① げんこつ
手を握って、げんこつの形を作ります。基本となる最初の動きです。
② 親指
げんこつから親指を立てた形に変えます。
③ 人差し指と中指
2本の指を立て、ピースサインのような形にします。
④ 人差し指と小指
人差し指と小指を立て、キツネのような形にします。
この4種類の形を、歌のリズムに合わせて素早く切り替えていきます。
実際の遊び方・手順
基本的な手順は次のとおりです。
1. 片方の手を開いて、手のひらを上に向ける。
2. もう片方の手で、開いた手のひらを打つ。
3. げんこつ、親指、人差し指と中指、人差し指と小指の順に形を変える。
4. 歌のリズムに合わせて動きを繰り返す。
5. 最後の「こーんこん」は、げんこつで2回打つ。
最初から速く動かす必要はありません。
歌詞をゆっくり歌いながら一つずつ動きを確認し、慣れてきたら徐々にスピードを上げていくと覚えやすくなります。
子どもと遊ぶときのポイント
この遊びは、単に歌を覚えるだけでなく、言葉と身体の動きを組み合わせることに意味があります。
特に小さな子どもにとっては、次のような遊びになります。
- 歌詞を聞きながら言葉のリズムを覚える。
- 指を動かすことで手先の動きを練習する。
- 歌のテンポに合わせて動作を切り替える。
- 親子や友達と一緒に遊ぶ。
また、足の動きを加えたり、左右の手を入れ替えたりする発展的な遊び方も紹介されています。
NHK版の振り付けと地域の手遊びは同じ?
ここは区別しておきたいポイントです。
長崎地方で伝わる手遊びと、『にほんごであそぼ』で紹介された振り付けは、必ずしもすべて同じとは限りません。
NHKのDVDには「でんでらりゅうば」振りのおけいこ映像が特典として収録されています。
番組で見た動きを正確に再現したい場合は、この映像を参考にするとよいでしょう。一方、地域で伝わる遊び方を知りたい場合は、伝承されている手の形や遊び方を紹介する資料も役立ちます。
【歌詞の違い・楽譜】地域によって異なる?メロディと音楽的特徴を比較
『でんでらりゅうば』は、昔から口伝で歌い継がれてきた歌です。そのため、現在知られている歌詞が一つだけというわけではありません。
歌詞の表記や言葉の区切り方、旋律にはいくつかのバリエーションがあります。
代表的な歌詞の違い
| 比較項目 | よく知られる形 | 別の表記・伝承例 |
|---|---|---|
| 歌の名称 | でんでらりゅうば | でんでらりゅう、でんでれりゅうば |
| 冒頭 | でんでらりゅうば | でんでらりゅうが |
| 中盤 | こんこられんけん | 来ん来られんけん |
| 終盤 | こーんこん | 来ん、来ん |
| 音の表記 | でーてこんけん | 出て来んけん |
これらは、必ずしも別々の歌という意味ではありません。
伝承の過程で、発音や表記が変化したり、歌い手によって言葉の区切り方が違ったりすることがあります。
明治大学の資料でも、複数の異名や歌詞のバリエーションが紹介されています。
でんでらりゅうばのメロディの特徴
音楽面では、一般的な日本のわらべうたとは少し異なる特徴が指摘されています。
明治大学の明清楽資料庫では、この歌の旋律について「ド・レ・ミ・ソ・ラ」を中心とする五音音階の特徴が取り上げられています。
また、冒頭の音の上がり下がりやリズムの繰り返しが、曲全体に独特の躍動感を与えています。
このような旋律の特徴が、後述する明清楽との関係を考える際の手がかりになっています。
楽譜を入手するには?
歌詞だけでなく、ピアノで弾いたり、子どもに演奏させたりしたい人には、楽譜が掲載された書籍が参考になります。
2025年3月に登録された国立国会図書館のレファレンス協同データベースには、福岡市総合図書館が調査した楽譜資料が掲載されています。
代表的なものは次のとおりです。
| 書籍 | 掲載内容 |
|---|---|
| 『こどもとうたうNHKのうた:やさしいピアノ』(2013年) | 104~105ページに歌詞とピアノ楽譜 |
| 『こどもとうたうNHKのうた 2013年度版』(2013年) | 142~143ページに歌詞とピアノ楽譜 |
| 『童謡・唱歌・わらべうた』(2013年) | 221ページに歌詞とメロディ譜 |
| 『でんでら竜がでてきたよ』(1995年) | 巻末に歌詞とメロディ譜 |
| 『でんでらりゅうば:歌って日本をかんじよう』(2014年) | 歌詞を掲載。楽譜はなし |
特にピアノで弾きたい人には、最初の2冊が候補になります。
なお、NHKの歌唱版と一般的なわらべうたの楽譜では、編曲や音の表記が異なる可能性があります。購入・貸し出しを検討する際は、掲載内容を確認すると安心です。
【由来・起源を検証】明清楽との関係や日露戦争説は本当なのか?
『でんでらりゅうば』について、特に興味深いのが起源の問題です。
長崎のわらべうたとして知られている一方、いつ、誰によって作られたのかを示す確実な記録は見つかっていません。
同志社女子大学の吉海直人教授も、成立時期や作者が分からず、そもそも正式な曲名があったわけではないと説明しています。
「でんでらりゅうば」は、歌の冒頭部分をそのまま呼び名にしたものと考えられています。
明清楽との関係が指摘される理由
起源を考えるうえで取り上げられるのが、長崎で伝承されてきた明清楽です。
明清楽とは、明朝・清朝の音楽を背景に持つ近世の外来音楽です。
長崎市の文化財資料によると、明清楽は幕末から明治中期にかけて流行し、日清戦争後に衰退しました。月琴、唐琵琶、明笛などの楽器を使う音楽として知られています。
また、1978年には国の記録作成等の措置を講ずべき無形文化財に選択されています。
明治大学の加藤徹氏は、『でんでらりゅうば』の旋律と、明清楽の代表的な曲の一つである「算命曲」を比較しています。
その結果、冒頭の旋律の動きやリズムに部分的な類似が見られることを指摘しています。
ただし、両者の旋律が完全に一致するわけではありません。
したがって、明清楽の影響を受けた可能性は考えられても、「でんでらりゅうばの原曲は算命曲だった」と確定することはできません。
日露戦争の「長崎節」が起源という説
もう一つ知られているのが、日露戦争に関連する「長崎節」との関係です。
この説では、1905年ごろに流行したとされる「長崎節」の歌詞や旋律が、『でんでらりゅうば』に変化した可能性が取り上げられています。
ロシアの軍艦やコサック騎兵を題材にした歌詞が存在し、出る・来るという言葉の繰り返しにも共通点があるという見方です。
しかし、これは起源を確定する史料に裏付けられた説ではありません。
吉海教授は、日露戦争に関係する説のほか、長崎の丸山遊郭、夜這い、はたあげなどに結び付ける説明についても、後付けの解釈として慎重に扱っています。
起源に関係する人物・作品・文化の関係
| 関連する対象 | 『でんでらりゅうば』との関係 | 確認できること |
|---|---|---|
| 長崎のわらべうた | 歌の伝承上の基盤 | 長崎地方を中心に伝承 |
| おおたか静流 | NHK版の歌唱・編曲 | NHK関連作品に編曲者として記載 |
| NHK『にほんごであそぼ』 | 全国的な認知の広がり | 番組関連DVD・CDに収録 |
| 明清楽 | 音楽的な影響の可能性 | 算命曲との部分的な旋律の類似 |
| 日露戦争・長崎節 | 起源に関する仮説 | 歴史的な関連を確定する証拠はない |
| 文明堂 | 全国的な認知に寄与した広告展開 | 1984年からCMに使用されたとの解説 |
| さだまさし | 現代音楽への取り入れ | 長崎弁ラップ曲『がんばらんば』に登場 |
この表から分かるのは、歌の伝承と、その後のメディアによる普及、さらに起源をめぐる研究は、それぞれ別の問題だということです。
文明堂のCMが全国的な知名度を高めた
『でんでらりゅうば』が長崎以外でも知られるようになった背景には、テレビCMの存在があります。
同志社女子大学の解説では、文明堂が1984年からカステラのCMにこのわらべうたを使用したことが、全国的な知名度を高めるきっかけになったとされています。
また、長崎市のウェブマガジン「ナガジン」では、1977年に前田良一(屋台のおっちゃん)が発表した「デンデラリュウ」という別の作品について紹介しています。
前田氏が公園で子どもの歌うわらべうたを耳にし、それを新曲に取り入れたという経緯です。
この1977年の作品と、古くから伝わるわらべうたは区別する必要があります。
【2026年の楽しみ方】でんでらりゅうばが今も親しまれる理由と正しい理解
『でんでらりゅうば』は、意味を理解して楽しむことも、意味を完全に理解しないまま音やリズムを楽しむこともできる歌です。
その特徴は、現在の子ども向け音楽や日本語教育の観点から見ても興味深いものです。
意味が分からなくても楽しめる日本語の面白さ
一般的な童謡では、物語や情景が歌詞に描かれることが多くあります。
一方、『でんでらりゅうば』は、同じような音の繰り返しや、長崎弁の独特な響きが中心になっています。
歌詞を知らない人でも、音の流れをまねするだけで楽しめる構造です。
『にほんごであそぼ』がこの歌を取り上げたことにも、こうした特徴との相性のよさが表れています。
言葉の意味だけでなく、発音、リズム、身体の動きを一緒に楽しめるからです。
よくある誤解と正しい理解
| よくある誤解 | 実際の理解 |
|---|---|
| 龍が登場する歌である | 「りゅう」は龍を意味するものではない |
| おおたか静流が作詞・作曲した | 長崎のわらべうたを編曲して歌った |
| 歌詞は全国共通で完全に同じ | 地域や歌い手によって違いがある |
| 明清楽が原曲だと証明されている | 旋律の類似は指摘されているが未確定 |
| 日露戦争の出来事を歌ったもの | 起源として確定した歴史的証拠はない |
どんな人におすすめ?
『でんでらりゅうば』は、次のような人に特におすすめできます。
- 子どもと一緒に手遊びを楽しみたい人
- 長崎弁や九州の方言に興味がある人
- 日本の伝統的なわらべうたを知りたい人
- 『にほんごであそぼ』のおおたか静流の歌唱をもう一度楽しみたい人
- 日本の民謡や伝承音楽の起源を調べたい人
反対に、歴史的な作者や成立年月日、歌詞の唯一の正解を知りたい人にとっては、現在の資料だけでは答えが得られない部分もあります。
この歌の魅力は、作者や成立年代が明確な楽曲とは違い、長い時間をかけて人々の遊びの中で伝わってきたところにもあります。
【よくある質問】でんでらりゅうばにほんごであそぼに関するFAQ
Q1:でんでらりゅうばは何県のわらべうたですか?
長崎県を中心に伝わるわらべうたです。九州地方でも歌い継がれてきました。長崎弁を使った歌詞が特徴です。
Q2:でんでらりゅうばの意味を簡単に教えてください。
「出られるなら出ていくけれど、出られないから出ていかない」という意味です。後半も、行けないことや行かないことを繰り返しています。
Q3:おおたか静流は、でんでらりゅうばを作った人ですか?
いいえ。もともとは長崎のわらべうたです。おおたか静流は『にほんごであそぼ』で紹介された楽曲の編曲を担当し、歌唱でも親しまれました。
Q4:でんでらりゅうばの手遊びはどうやるのですか?
片手のひらを開き、もう片方の手で打ちながら、げんこつ、親指、人差し指と中指、人差し指と小指の4種類の形を順番に切り替えます。最後の「こんこん」は、げんこつで2回打つ遊び方が紹介されています。
Q5:でんでらりゅうばの「りゅう」は龍ですか?
龍ではありません。歌詞の音の響きによる表現として理解するのが適切です。
Q6:でんでらりゅうばの起源は明清楽ですか?
明清楽の「算命曲」と旋律の一部に類似点があるという指摘があります。しかし、完全に一致する原曲は確認されておらず、明清楽が直接の起源だと確定しているわけではありません。
Q7:でんでらりゅうばの楽譜はどこで見つかりますか?
『こどもとうたうNHKのうた:やさしいピアノ』や『童謡・唱歌・わらべうた』などに掲載されています。福岡市総合図書館の調査記録にも、具体的な書籍と掲載ページが紹介されています。
まとめ:でんでらりゅうばは長崎の言葉と音を楽しむ貴重なわらべうた
『でんでらりゅうば』は、長崎地方で歌い継がれてきたわらべうたであり、NHK Eテレ『にほんごであそぼ』でおおたか静流が歌ったことによって、全国の子どもや大人に広く知られるようになりました。
歌詞を現代語に訳すと、「出られるなら出ていくけれど、出られないから出ていかない」という内容です。長崎弁の「ばってん」「けん」「こん」などを理解すると、不思議に聞こえていた歌詞の意味も見えてきます。
手遊びでは、げんこつや親指、複数の指を使った4種類の動きを組み合わせ、歌のリズムに合わせて遊べます。
一方、起源については、明清楽の算命曲との旋律の類似や日露戦争時代の長崎節との関係など、さまざまな説が存在します。しかし、成立年代や作者を確定する資料はなく、歴史的な謎が残されています。
『でんでらりゅうば』の本当の魅力は、意味を知る面白さと、意味を超えて音やリズムを楽しめることの両方にあります。
2026年も、NHKの映像・音源資料や長崎の文化的な記録を通じて、この小さなわらべうたに触れることができます。親子で歌い、手を動かし、長崎の言葉の響きを楽しむこと。それこそが、世代を超えて歌い継がれてきた『でんでらりゅうば』の大切な価値です。 (出典: で んで ら りゅう ば にほんごであそぼ(Yahoo!ニュース))