赤ちゃんの泣き声はなぜ?月齢別の理由と泣き止まない時の対処・受診目安を2026年最新版で解説
赤ちゃんの泣き声には、空腹や眠気、おむつの不快感、暑さ・寒さなど、さまざまな理由があります。しかし、授乳やおむつ交換を済ませても泣き続けたり、夕方から夜にかけて突然激しく泣き出したりすると、何が原因なのか分からず不安になる保護者も少なくありません。
赤ちゃんの泣き方や泣く頻度は、成長とともに変化します。生後2か月前後に泣く時間が増えることもあれば、いわゆる黄昏泣きやパープルクライングのように、健康な赤ちゃんでもなかなか泣き止まない時期があります。2026年現在、こども家庭庁や厚生労働省が公開している情報をもとに、泣き声の背景、月齢別の特徴、家庭でできる対処法、医療機関への受診や相談の目安を整理します。
📌 この記事の重要ポイントまとめ
- 泣く理由: 空腹・眠気・おむつ・温度・不快感・刺激過多などが代表的な原因。
- 月齢による変化: 生後6〜8週ごろに泣く時間が増え、その後3〜4か月ごろから落ち着く傾向がある。
- 泣き止ませ方: 抱っこ、優しい声かけ、授乳、げっぷ、環境調整などを試す。
- 絶対に避ける行為: 赤ちゃんを激しく揺さぶる、口や鼻をふさぐこと。
- 相談先: 夜間や休日に判断に迷ったら、子ども医療電話相談「#8000」を利用できる。
【基本知識】赤ちゃんの泣き声にはどんな理由がある?代表的な7つの原因
赤ちゃんにとって泣くことは、周囲の大人に自分の状態を伝えるための重要なコミュニケーション手段です。
言葉を使えない新生児は、お腹が空いたときも、眠いときも、不快感があるときも、泣くことで助けを求めます。
アメリカ小児科学会(AAP)が運営するHealthyChildren.orgでも、赤ちゃんの泣き声は空腹や不快感を伝えるだけでなく、強すぎる刺激を避けたり、緊張を発散したりする役割があると説明されています。
つまり、泣いているからといって、必ずしも病気や異常があるわけではありません。
1. 空腹:授乳やミルクを求めている
赤ちゃんが泣く代表的な理由が空腹です。
新生児は胃の容量が小さく、一度に飲める量も限られるため、短い間隔で母乳やミルクを欲しがることがあります。
空腹のサインとして、次のような行動が見られます。
- 口を開けて乳首を探す
- 唇をなめたり、口をもぐもぐ動かしたりする
- 手を口に持っていく
- 顔を左右に動かして乳首を探す
- しきりに吸う動作をする
特に注意したいのは、泣くことは空腹のサインとしては比較的遅い段階に現れるという点です。
AAPも、泣き出す前の口の動きや吸啜行動などに気づき、早めに授乳することを勧めています。
泣くたびに空腹と決めつけるのではなく、授乳間隔や直前に飲んだ量、赤ちゃんの口や手の動きを合わせて確認しましょう。
2. 眠気:疲れているのに眠れない
眠くなると機嫌が悪くなり、泣き出す赤ちゃんもいます。
赤ちゃんは自分で眠るタイミングを調整することが難しく、眠気が強くなりすぎると、かえって興奮して寝つけなくなる場合があります。
代表的なサインは次のとおりです。
- あくびを繰り返す
- 目をこする
- 視線をそらす
- 抱っこしても落ち着かない
- ぐずぐずした声から激しい泣き声に変わる
この場合は、無理に遊ばせたり、強い刺激を与えたりせず、部屋を少し暗くして静かな環境を整えることが役立ちます。
3. おむつの濡れや汚れ
濡れたおむつや便による不快感も、赤ちゃんが泣く原因になります。
特に排便後は、おしりの汚れや皮膚への刺激によって不快感が強くなることがあります。
おむつを交換した後に泣き止む場合は、不快感が原因だった可能性があります。
ただし、交換しても泣き続ける場合は、ほかの原因も確認しましょう。
4. 暑さ・寒さ・衣服の不快感
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、室温や衣服の影響を受けやすい傾向があります。
服を着せすぎて汗ばんでいたり、反対に寒さを感じたりすると、泣いて知らせることがあります。
胸元や背中に手を当てて汗ばんでいないか確認し、衣服や室温を調整してください。
5. げっぷ・お腹の張り
授乳中に空気を飲み込むと、げっぷが出ずにお腹が張ったり、苦しそうに泣いたりすることがあります。
授乳後に縦抱きにして背中を優しくさすったり、軽くトントンしたりすると、落ち着く場合があります。
ただし、強い腹痛や繰り返す嘔吐を伴う場合は、単なるげっぷの問題と考えず、医療機関に相談してください。
6. 抱っこしてほしい・安心したい
赤ちゃんは、保護者の体温や声、心臓の音などから安心感を得ます。
お腹がいっぱいで、おむつもきれいなのに泣く場合は、抱っこしてほしいという欲求が背景にあるかもしれません。
生後間もない時期に抱っこを増やしても、それだけで甘やかしになるわけではありません。
7. 痛みや体調不良
普段とは明らかに違う泣き方をする場合、病気やけがが原因になっている可能性があります。
例えば、発熱、鼻づまり、便秘、胃食道逆流、皮膚トラブルなどです。
服の中に異物が入っていないか、手足の指に髪の毛が巻き付いていないかなど、身体の細かな部分も確認しましょう。
特に、突然始まった激しい泣き方や、抱き上げると強く泣く場合は注意が必要です。
【泣き声の種類】空腹・眠気・痛みはどう見分ける?
赤ちゃんの泣き声には、強弱やリズム、声の高さなどに違いが見られることがあります。
しかし、泣き声だけで原因を正確に判断できる共通の方法が確立されているわけではありません。
AAPも、赤ちゃんによって声の使い方が異なり、異なる要求を伝える泣き方が重なることがあると説明しています。
そのため、音の特徴だけで判断するのではなく、泣き始めた時間や身体の動き、授乳・睡眠・排泄の状況を組み合わせて観察することが大切です。
泣き声と一緒に確認したい身体のサイン
空腹が考えられる場合
口をもぐもぐさせる、手を口に持っていく、乳首を探すように顔を動かす。授乳すると落ち着くか確認する。
眠気が考えられる場合
あくび、目をこする、視線をそらす、動きが少なくなる。静かな環境で休ませる。
おむつの不快感が考えられる場合
おむつが濡れている、便が付着している、おしりが赤くなっている。交換して皮膚の状態も確認する。
安心を求めている場合
抱っこすると落ち着く、保護者の声に反応する、身体を寄せてくる。優しく抱きしめて安心させる。
痛みや体調不良が疑われる場合
突然の激しい泣き方、普段と違う甲高い声、触れると強く泣く、顔色や呼吸の変化などがないか確認する。
泣き声の高さや強さだけで決めつけない
「高い声なら空腹」「低い声なら眠気」といった単純な分類は、すべての赤ちゃんに当てはまるものではありません。
空腹でも最初は小さくぐずり、時間が経過すると大きな泣き声になることがあります。
また、眠気と空腹が同時に存在することもあります。
見極めるときは、泣き声そのものよりも、泣く直前に何をしていたか、どのような身体のサインがあるかを重視しましょう。
【月齢別】赤ちゃんの泣き方はいつまで続く?黄昏泣きとパープルクライング
赤ちゃんの泣き声は、成長に伴って変化します。
生まれたばかりの時期から生後数か月にかけては、泣く頻度や時間が増えることがあります。その後、少しずつ落ち着いていくのが一般的な傾向です。
月齢別の泣き方と特徴
以下は一般的な発達傾向を整理したもので、すべての赤ちゃんに当てはまるわけではありません。
アメリカ小児科学会の情報や英国NHSの解説では、赤ちゃんの泣く時間は生後数週間から増え始め、生後6〜8週ごろから生後2か月ごろにピークを迎え、その後3〜4か月ごろに減少する傾向が紹介されています。
ただし、泣き止む時期には個人差があり、4か月を過ぎても泣きやすい赤ちゃんもいます。
黄昏泣きとは?夕方になると泣く理由
黄昏泣きとは、主に夕方から夜にかけて赤ちゃんが激しくぐずったり、長時間泣いたりする現象です。
昼間は比較的機嫌がよかったのに、夕方になると突然泣き出し、抱っこしても授乳してもなかなか落ち着かないことがあります。
黄昏泣きの原因は、医学的に一つに特定されているわけではありません。
考えられる背景には、次のようなものがあります。
- 日中に受けた光や音などの刺激による疲れ
- 眠気が強くなっている
- 生活リズムがまだ安定していない
- 空腹やお腹の張りが重なっている
- 周囲の環境の変化に敏感になっている
夕方に泣くこと自体は珍しい現象ではありませんが、発熱や嘔吐などを伴う場合は別の原因も考える必要があります。
パープルクライング(PURPLE Crying)とは?
パープルクライングとは、健康な赤ちゃんでも生後数週間から数か月にかけて、予測しにくい長時間の泣き方をする時期があることを理解するための啓発概念です。
アメリカなどで紹介されている「Period of PURPLE Crying」では、泣き方の特徴を6つの英単語の頭文字で整理しています。
| 文字 | 意味 | 特徴 |
|---|---|---|
| P | Peak of crying | 生後2か月ごろに泣く時間がピークになる |
| U | Unexpected | 突然泣き始める |
| R | Resists soothing | あやしても泣き止まないことがある |
| P | Pain-like face | 痛そうな表情を見せる |
| L | Long lasting | 長時間泣く場合がある |
| E | Evening | 夕方から夜に泣きやすい |
この考え方で特に大切なのは、あやしても泣き止まないことが、必ずしも保護者の対応不足を意味するわけではないという点です。
泣き続けることが発達過程の一部である場合もあり、すべての方法を試しても泣き止まないことがあります。
ただし、パープルクライングを理由に、病気の可能性を見逃してはいけません。普段と違う症状があれば医療機関に相談してください。
夜泣きと黄昏泣きは同じ?
夜泣きと黄昏泣きは、似ているようで異なる現象です。
黄昏泣きは夕方から夜にかけて機嫌が悪くなり、長時間泣くことが中心です。
一方、夜泣きは、夜間に眠っていた赤ちゃんが目を覚まして泣くことを指す場合が一般的です。
夜泣きには、空腹、睡眠リズム、環境の変化、身体の不快感など、複数の要因が関係する可能性があります。
また、夜泣きが何か月で完全になくなるという共通の基準はありません。
【実践編】赤ちゃんが泣き止まないときの対処法7選
赤ちゃんが泣き止まないときは、無理に泣き声を止めようとするより、原因を一つずつ確認することが大切です。
こども家庭庁が公開する啓発資料でも、赤ちゃんによって効果的なあやし方は異なると説明されています。
以下の方法を、赤ちゃんの様子を見ながら試してみましょう。
1. 抱っこして安心させる
まず試したいのが、赤ちゃんを優しく抱っこする方法です。
保護者の胸に赤ちゃんを寄せ、頭と首をしっかり支えます。
優しく声をかけたり、背中をなでたりすると、安心して落ち着く場合があります。
抱っこしても泣き止まない場合は、無理に続けず、ほかの原因を確認してください。
2. おくるみで包む
おくるみは、赤ちゃんを柔らかい布で包み、安心感を与えるために使われる方法です。
身体が包まれることで落ち着く赤ちゃんもいます。
ただし、安全に使用するためには注意点があります。
- 胸を強く締め付けない
- 股関節や膝が自然に動かせる余裕を持たせる
- 顔や口、鼻を布で覆わない
- 暑くなりすぎないようにする
- 寝返りをしようとする兆候が出たら、腕を固定するおくるみを中止する
米国小児科学会は、おくるみを使用する場合、仰向けで寝かせること、寝返りの兆候が見られたら使用をやめることを推奨しています。
おくるみは泣き止ませるための選択肢の一つであり、乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防策ではありません。
3. 授乳やミルクで空腹を満たす
授乳時間が近い場合や、口をもぐもぐさせている場合は、母乳やミルクを与えてみましょう。
普段母乳で育てている場合、泣き止ませるためだけに人工乳へ変更する必要はありません。
こども家庭庁の啓発資料でも、普段母乳を与えている場合は母乳を与えるよう案内しています。
ただし、泣くたびに無理に飲ませることは避け、赤ちゃんの空腹や満腹のサインを確認しましょう。
4. 授乳後にげっぷをさせる
授乳後に空気を飲み込んでいると、お腹の張りが気になって泣く場合があります。
赤ちゃんを縦抱きにし、首を支えながら背中を優しくさすってみましょう。
げっぷが出ない場合でも、強く叩く必要はありません。
5. 静かな環境をつくる
テレビの音や強い照明、人の声などが多い環境では、赤ちゃんが刺激を受けすぎてしまうことがあります。
そのような場合は、照明を少し落とし、静かな場所に移動させてみましょう。
小さな声で話しかけたり、優しく歌ったりする方法もあります。
6. ゆっくり歩いたり、優しく揺らしたりする
赤ちゃんをしっかり抱き、頭と首を支えながら、ゆっくり歩いてみる方法もあります。
身体を優しく揺らすことで落ち着く赤ちゃんもいます。
大切なのは、揺れを大きくしないことです。頭が前後に激しく動くような揺さぶりは絶対に避けてください。
7. いったん安全な場所に寝かせて休憩する
どの方法を試しても泣き止まない場合、保護者自身が疲れてしまうこともあります。
そのようなときは、赤ちゃんを安全なベビーベッドなどに仰向けで寝かせ、少しだけその場を離れて気持ちを落ち着かせましょう。
こども家庭庁も、泣き止まないことにイライラしそうな場合は、安全な場所に寝かせて一度離れ、落ち着いてから戻って赤ちゃんの様子を確認するよう案内しています。
長時間放置するのではなく、必ず様子を確認してください。
【絶対に知っておきたい安全対策】乳幼児揺さぶられ症候群と保護者の対応
赤ちゃんがどれだけ泣き続けても、絶対にしてはいけない行為があります。
それが、赤ちゃんを激しく揺さぶることです。
乳幼児揺さぶられ症候群(SBS)とは?
乳幼児揺さぶられ症候群は、赤ちゃんの頭部が激しく揺さぶられることで、頭蓋内出血や脳への深刻な損傷が生じる状態です。
赤ちゃんは首の筋肉が未発達で、頭部を十分に支えることができません。
そのため、頭が前後に激しく揺れるような行為は非常に危険です。
厚生労働省の研修資料では、乳幼児揺さぶられ症候群は特に生後6か月以下の乳児に多く見られると説明されています。
重症の場合、意識障害、けいれん、呼吸障害などを引き起こす可能性があります。
泣き止ませるために絶対にしてはいけないこと
- 赤ちゃんの頭を前後に激しく揺さぶる
- 強く振ったり、乱暴に抱き上げたりする
- 泣き声を止めるために口や鼻をふさぐ
- 怒りに任せて身体を乱暴に扱う
こども家庭庁は、泣き止ませようとして激しく揺さぶったり、口をふさいだりしてはいけないと明確に注意喚起しています。
一方、首と身体をしっかり支えた通常の抱っこや、優しく揺らしてあやす行為は、激しい揺さぶりとは異なります。
泣き声にイライラしたときの対応
赤ちゃんが長時間泣き続けると、どれだけ大切に思っていても、精神的な負担を感じることがあります。
そのような気持ちになること自体を責める必要はありません。
重要なのは、感情が高ぶったときに安全な行動を選ぶことです。
1. 赤ちゃんを安全なベビーベッドなどに仰向けで寝かせる。
2. 少し離れて深呼吸する。
3. 家族やパートナーに交代を頼む。
4. 気持ちが落ち着いたら赤ちゃんの様子を確認する。
5. 育児がつらい場合は自治体の相談窓口などを利用する。
育児を一人で抱え込まないことも、赤ちゃんの安全を守るための大切な対策です。
【受診の目安】赤ちゃんが泣き止まないときは病院に行くべき?
赤ちゃんが泣き続けている場合、最も気になるのが病気の可能性です。
泣き止まないことだけで、必ずしも緊急の病気とは限りません。
しかし、泣き方の変化に加えて、発熱や嘔吐、呼吸の異常などがある場合は注意が必要です。
すぐに救急車を呼ぶべき症状
次のような症状が見られる場合は、様子見をせず119番への通報を検討してください。
- 唇が紫色になっている
- 呼吸が弱い、または呼吸が非常に苦しそう
- 意識がはっきりしない
- けいれんが起きている
- 嘔吐が止まらず、意識状態も悪い
- 顔色が明らかに悪く、ぐったりしている
厚生労働省の救急案内でも、子どもの呼吸困難、唇の紫色への変化、意識障害、けいれん、止まらない嘔吐などは救急車を呼ぶべき症状として示されています。
早めに医療機関へ相談したい症状
緊急性が高い症状以外にも、次のような変化があれば小児科に相談しましょう。
- 生後3か月未満で38℃以上の発熱がある
- 普段とは明らかに異なる甲高い泣き声が続く
- 触ったり抱き上げたりすると強く泣く
- 授乳量が明らかに減っている
- おしっこの回数が少なくなっている
- 繰り返し吐く
- いつもと違う泣き方が続き、あやしても落ち着かない
特に、生後3か月未満の赤ちゃんの38℃以上の発熱は、速やかな医療機関への相談・受診が必要なサインです。
乳児は症状が目立ちにくい場合もあるため、月齢を踏まえて慎重に判断してください。
夜間・休日は子ども医療電話相談「#8000」
子ども医療電話相談事業
2026年5月22日現在・厚生労働省公表情報
休日や夜間に子どもの症状について困ったとき、小児科医師や看護師に電話で相談できる制度です。
相談できる内容
- 病院を受診した方がよいか
- 自宅で様子を見てもよいか
- 夜間にどの医療機関を受診すべきか
- 症状に応じた家庭での対処方法
受付時間は都道府県によって異なります。利用前に地域の実施時間を確認してください。
厚生労働省によると、#8000は全国47都道府県で実施されており、地域の相談窓口に自動転送される仕組みです。
深夜帯にも相談を受け付けている地域がありますが、受付時間は一律ではありません。
また、明らかな呼吸困難や意識障害など、緊急性の高い症状がある場合は、#8000への相談を待たず119番に連絡してください。
【よくある質問】赤ちゃんの泣き声に関するFAQ
Q1:赤ちゃんが泣き止まないのは病気のサインですか?
赤ちゃんが泣き止まないからといって、必ずしも病気とは限りません。空腹、眠気、黄昏泣き、パープルクライングなど、健康な赤ちゃんでも長時間泣くことがあります。ただし、発熱、嘔吐、呼吸の異常、顔色の変化などがあれば医療機関に相談してください。
Q2:赤ちゃんの泣き声はいつまで続きますか?
泣く時間は生後6〜8週ごろから生後2か月ごろにピークを迎え、3〜4か月ごろから減少する傾向があります。ただし、個人差があり、夜泣きなどはその後も続くことがあります。
Q3:夕方になると赤ちゃんが泣くのはなぜですか?
黄昏泣きの可能性があります。日中の刺激や疲れ、眠気などが重なっている可能性がありますが、原因は一つに特定されていません。発熱や体調の変化がなければ、静かな環境や抱っこなどを試してみましょう。
Q4:赤ちゃんが泣くたびに抱っこしても大丈夫ですか?
基本的には問題ありません。赤ちゃんは抱っこや声かけによって安心感を得ることがあります。生後間もない時期に抱っこを増やしても、それだけで甘やかしになるわけではありません。
Q5:おくるみを使うと赤ちゃんは泣き止みますか?
おくるみに包まれることで落ち着く赤ちゃんもいます。ただし、効果には個人差があります。胸を締め付けず、股関節に余裕を持たせ、寝返りの兆候が出たら腕を固定するおくるみは中止してください。
Q6:夜中に赤ちゃんが泣き止まない場合はどうすればよいですか?
まず授乳、おむつ、室温、げっぷなどを確認してください。問題がなければ、静かな環境で抱っこや優しい声かけを試します。普段と違う泣き方や発熱などがあれば医療機関に相談し、夜間の受診判断に迷う場合は#8000を利用しましょう。
Q7:赤ちゃんが泣き止まないとき、少し離れても大丈夫ですか?
赤ちゃんを安全な場所に仰向けで寝かせたうえで、保護者が気持ちを落ち着かせるために短時間その場を離れることは、こども家庭庁も案内している対応です。ただし、長時間放置せず、必ず戻って様子を確認してください。
まとめ:赤ちゃんの泣き声は成長のサイン、無理をせず安全を優先しよう
赤ちゃんの泣き声には、空腹、眠気、おむつの不快感、温度変化、安心したい気持ちなど、さまざまな背景があります。
また、生後2か月前後に泣く時間が増えることや、夕方に激しく泣く黄昏泣き、パープルクライングなども、乳児期に見られる特徴です。
大切なのは、泣き声を無理に止めることではなく、赤ちゃんの状態を観察し、そのときに必要な対応を考えることです。
【プロの結論】
赤ちゃんの泣き声に向き合うときは、次の3つを判断基準にしてください。
1. 普段との違いを確認する: 泣き方だけでなく、顔色、呼吸、授乳量、排尿、体温などを観察する。
2. 効果を期待しすぎない: 抱っこやおくるみなどは赤ちゃんによって合う方法が異なり、すべての方法で泣き止むわけではない。
3. 安全と相談を優先する: 激しい揺さぶりは絶対に避け、受診に迷ったら小児科や#8000、緊急時は119を利用する。
赤ちゃんが泣き止まないと、保護者も不安になり、疲れてしまうことがあります。
それでも、泣き止まないことが育児の失敗を意味するわけではありません。家族や周囲の人と協力し、必要なときには専門家の力を借りることも大切です。
赤ちゃんの成長を見守りながら、保護者自身の心身の健康も守っていきましょう。
主な参考資料
- こども家庭庁「赤ちゃんが泣きやまない~泣きへの理解と対処のために~」
- こども家庭庁「赤ちゃんが安全に眠れるように」
- 厚生労働省「子ども医療電話相談事業(#8000)」
- 厚生労働省「こんな時は迷わず119へ」
- American Academy of Pediatrics「HealthyChildren.org」
- NHS「Soothing a crying baby」「Colic」
- National Institute of Justice「Period of PURPLE Crying」 (出典: 赤ちゃん の 泣き声(Yahoo!ニュース))