金正恩の「黒電話」はなぜ?髪型の由来と2017年の韓国ネット反応、現在の姿を徹底解説
北朝鮮の最高指導者・金正恩(キム・ジョンウン)氏には、日本のインターネット上で「黒電話」という独特のあだ名が定着している。由来は、両サイドを短く刈り上げ、頭頂部の髪をボリュームのある形に整えた特徴的なヘアスタイルが、昔ながらの黒電話の受話器にそっくりだったことだ。政治的な意味を持つ正式名称ではなく、外見の特徴から生まれたネット上の俗称である。
この呼び名は2017年10月に韓国のインターネット掲示板でも話題となり、日本人の発想に驚く反応が報じられた。さらに、2018年4月27日の南北首脳会談をめぐる報道、2023年12月28日のYahoo!知恵袋に登場した「覇気ヘア」という表現、そして2026年の金正恩氏の外見の変化までを追うと、単なる髪型の冗談を超えたネット文化の広がりが見えてくる。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 黒電話の由来:金正恩氏の頭頂部と刈り上げ部分が、黒電話の上に置かれた受話器に似ていることから生まれた。
- 呼び名が広まった経緯:2015年には日本のネット上で類似性が話題となり、2017年には韓国ネットでも日本のあだ名として紹介された。
- 覇気ヘアの真相:北朝鮮の若者の髪型としても報じられた呼称で、2023年のYahoo!知恵袋でも話題になった。ただし、黒電話は正式な髪型の名称ではない。
- 2026年現在:金正恩氏の髪型や髪色には変化が見られるが、「黒電話」は過去の特徴的な外見に由来するネット上の呼び名として知られている。
【理由と由来】金正恩が「黒電話」と呼ばれるのはなぜ?受話器との意外な共通点
金正恩氏が黒電話と呼ばれる最大の理由は、髪型のシルエットにある。
一般的な黒電話を思い浮かべると、本体の上部に弓形の受話器が横向きに置かれている姿が浮かぶ。金正恩氏の特徴的なヘアスタイルは、側頭部を大きく刈り上げる一方、頭頂部の髪を横に流してボリュームを持たせている。この組み合わせが、黒電話の受話器の形状と重なって見えるのだ。
黒電話の受話器に似ているのは頭のどの部分?
比較すると、似ているポイントは大きく3つある。
- 頭頂部:髪を盛り上げ、横方向に広がるように整えた部分が受話器の中央部分を連想させる。
- 側頭部:左右を極端に短く刈り上げることで、頭の上部と下部に明確な段差ができる。
- 全体の輪郭:横長で角ばったシルエットが、昔の黒電話の受話器を上から見た形に重なる。
特に、黒い髪と黒い電話機という色の共通点も、視覚的な連想を強めている。単に髪型が独特というだけではなく、形と色の両方が一致しているため、一度そのイメージを持つと忘れにくい。
2017年10月8日付のRecord Chinaの記事でも、黒電話の上部に置かれた受話器と金正恩氏の刈り上げた髪型が似ていることが、あだ名の理由として説明されている。
顔を電話機に合成した画像も話題に
黒電話という呼び名が広がった背景には、比較画像や合成画像の存在もある。
2017年の韓国ネットの話題を紹介したRecord Chinaによれば、日本のネットユーザーが金正恩氏の顔を黒電話の本体部分に合成した画像も掲載されていた。髪型を受話器に見立て、顔を電話機の本体に配置するという視覚的な発想である。
こうした画像は、文章で説明するよりも一目で意味が伝わる。SNSや掲示板で共有されやすく、短いあだ名と画像が結び付くことで、呼び名が記憶に残りやすくなった。
つまり「黒電話」は、電話を実際に使用していることや北朝鮮の通信事情に由来する言葉ではない。あくまでも外見の類似性から生まれたユーモラスな表現だ。
【2015年から2017年】黒電話というあだ名はいつから広まった?韓国ネットの反応も紹介
黒電話という呼び名の成立時期を考えるうえで重要なのが、2015年と2017年の報道だ。
2017年10月に韓国ネットで話題になったことから、この年に初めて生まれた呼び名だと思われがちだが、実際にはそれより前から日本のネット上で類似性が指摘されていた。
2015年2月:日本のネット上で受話器との類似性が話題に
2015年2月20日、J-CASTニュースは金正恩氏の新しいヘアスタイルを取り上げた。
きっかけは、2月18日の朝鮮労働党中央委員会に出席した際の写真が、翌19日付の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」の1面に掲載されたことだった。
当時の髪型は、サイドを高く刈り上げ、頭頂部の髪を撫で付けて盛り上げる角刈り風のスタイル。日本のSNSでは、黒電話の受話器を連想するという反応が出た。
同じ時期には、ガンダムのゾゴックやゲーム『ストリートファイターII』のキャラクターに似ているという別の例えも登場している。特徴的なシルエットが複数の連想を呼んだことが分かる。
つまり、2015年は「黒電話」というイメージが日本のネット上で確認できる重要な時期だった。
2017年10月:韓国ネットで日本のあだ名が紹介される
次の大きな転機が2017年10月5日だ。
韓国のインターネット掲示板に「日本での金正恩のあだ名を知ってる?」という趣旨のスレッドが立ち、日本のネットユーザーが金正恩氏を黒電話と呼んでいることが紹介された。
10月8日付のRecord Chinaは、この出来事を「金正恩氏の日本でのあだ名に韓国ネット爆笑」という記事で取り上げている。
同記事によると、掲示板の投稿には日本のGoogleで「黒電話」と検索した画面の画像が掲載され、関連検索語として「黒電話 北朝鮮」「黒電話 金」「黒電話 キム」「黒電話 イラスト」などが紹介されていた。
韓国ネットの反応は?
韓国のネットユーザーからは、日本人の発想に驚く反応が寄せられた。
報道で紹介された主な反応には、次のようなものがある。
- 黒電話の受話器と確かに似ているという共感。
- 今まで気付かなかったという驚き。
- 日本人の発想力やユーモアを評価する声。
- 黒電話よりも韓国の政党ロゴに似ているのではないかという別の見方。
ここで注目したいのは、韓国のネットユーザーが金正恩氏本人の政治的評価だけでなく、日本で使われているあだ名の発想にも関心を示したことだ。
ただし、これは一つの掲示板投稿を取り上げた報道であり、韓国社会全体の意見を代表する世論調査ではない。記事で紹介された反応を、当時のネット上の話題として捉える必要がある。
それでも、日本のネットで生まれた外見の例えが、国境を越えて別の国の掲示板でも話題になるほど認知されていたことは興味深い。
【髪型の正体】金正恩の「覇気ヘア」と刈り上げスタイルの特徴
黒電話というあだ名を理解するには、金正恩氏の髪型そのものについても知っておきたい。
この髪型は、一般的にはサイドを短く刈り上げ、前髪や頭頂部を後ろに流してボリュームを出すスタイルとして知られている。日本では「覇気ヘア」と呼ばれることもある。
「覇気ヘア」はどこから来た言葉なのか
「覇気ヘア」という表現は、金正恩氏の髪型がネットで話題になる前から使われていた。
2014年8月6日付のRecord Chinaは、韓国・聯合ニュースの報道を引用し、北朝鮮の若者の間で金正恩氏の髪型が人気を集めていると紹介した。
同記事では、前髪を後ろに流し、耳の上を短く刈り上げるスタイルが「覇気ヘア」と呼ばれていると説明されている。
2015年2月のJ-CASTニュースも、金正恩氏の髪型について「野心ヘア」「覇気ヘア」などの呼称を紹介している。
そのため、覇気ヘアは単なる日本のネットユーザーによる造語というわけではない。ただし、美容業界全体で統一された正式な髪型の規格や、北朝鮮政府が定めた公式名称として扱うのは適切ではない。
金正恩の髪型はどんな特徴がある?
代表的な特徴を整理すると、次のようになる。
- サイド:耳の上から側頭部にかけて、非常に短く刈り上げる。
- トップ:頭頂部の髪を長めに残し、後方へ流す。
- 前髪:額を大きく見せるように整え、角ばった輪郭を作る。
- 全体の印象:横方向のボリュームと短い側頭部のコントラストが強い。
このスタイルは、単純なスポーツ刈りや一般的なツーブロックとは異なる。頭頂部のボリュームを強調するため、横から見たときのシルエットが独特になる。
なぜ金正恩氏は特徴的な髪型を続けてきたのか
金正恩氏の外見については、政治的なイメージ戦略という観点からも報道されてきた。
FRIDAYデジタルの2021年の記事では、2016年以降に両サイドを極端に刈り上げる覇気ヘアが採用されたことや、その後の髪型の変化が取り上げられた。
北朝鮮の最高指導者の外見は、単なるファッションとしてだけでなく、指導者像や国家の象徴性と結び付けて受け取られることがある。ただし、髪型を選んだ具体的な理由について本人や北朝鮮当局が詳細に説明した公式資料は確認されていない。
したがって、髪型が指導者としての威厳やイメージを意識したものだという見方は、政治的な背景を踏まえた分析として理解するのが妥当だ。
【時系列・関係性一覧】黒電話の由来から2026年までの重要な出来事
金正恩氏の髪型と黒電話というあだ名の関係は、2014年から2026年までの報道やネット上の話題を並べると整理しやすい。
特に重要なのは、髪型が話題になった時期、黒電話という呼び名が認知された時期、そして後年に再び検索されるようになった時期を区別することだ。
| 時期 | 人物・出来事 | 黒電話との関係・確認できる内容 |
|---|---|---|
| 2014年8月 | 北朝鮮の若者と覇気ヘア | 耳の上を刈り上げ、前髪を後ろに流すスタイルが覇気ヘアとして紹介される。 |
| 2015年1〜2月 | 金正恩の髪型の変化 | 新しい角刈り風のスタイルが登場し、日本のネット上で黒電話の受話器に似ているという反応が出る。 |
| 2017年10月5日 | 韓国のインターネット掲示板 | 日本での金正恩氏のあだ名として黒電話が紹介され、比較画像も話題になる。 |
| 2017年10月8日 | Record Chinaの報道 | 韓国ネットユーザーの驚きや共感などの反応が記事になる。 |
| 2018年4月27日 | 文在寅・金正恩の南北首脳会談 | 板門店での歴史的会談が世界的に報道され、金正恩氏の外見やネット上の呼び名も話題となる。 |
| 2021年 | 金正恩の外見の変化 | 髪型の変遷や体型の変化が日本の報道で取り上げられる。 |
| 2023年12月28日 | Yahoo!知恵袋 | 黒電話に似た髪型について質問が投稿され、ベストアンサーで覇気ヘアという名称が紹介される。 |
| 2026年6月 | 金正恩の近況 | 白髪を黒く染めた姿が報じられ、外見の変化が再び注目される。 |
この年表から分かるのは、2017年が黒電話という呼び名の誕生年ではないという点だ。2015年の日本の報道ですでに受話器との類似性が紹介されており、2017年には韓国のネットユーザーがその呼び名を知る機会が生まれていた。
また、2018年以降も髪型や体型に関する報道が続き、2023年には一般ユーザーが髪型の名称を質問するなど、話題が断続的に再浮上している。
【南北首脳会談とネットの反応】2018年4月27日に黒電話も話題になった背景
2018年4月27日は、朝鮮半島の政治史における重要な日となった。
韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長が、板門店の韓国側施設「平和の家」で南北首脳会談を行ったためだ。
金正恩が初めて韓国側の地に入った歴史的な場面
この日の午前、金正恩氏は軍事境界線を越え、韓国側に足を踏み入れた。文在寅大統領と握手を交わし、両首脳が一緒に境界線を越える場面は、世界各国の報道機関で大きく取り上げられた。
会談後には「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」が発表された。宣言には、朝鮮半島の緊張緩和や非核化、南北関係の改善に向けた方針などが盛り込まれた。
韓国政府の公式広報サイトKorea.netや聯合ニュースも、会談の経緯と板門店宣言の内容を詳しく報じている。
黒電話・奥歯・エリンギなど、外見に関する呼び名も注目
南北首脳会談をめぐるネット上の話題では、金正恩氏の特徴的な外見に関連するさまざまな呼び名も取り上げられた。
「黒電話」はその代表例であり、ほかにも顔の特徴や体格、髪型を連想させる言葉がネット上で使われていた。
2018年の南北首脳会談は、金正恩氏が国際政治の重要な当事者として世界中のニュースに登場した出来事である。そのため、政治的なニュースと並行して、以前から知られていたネット上のあだ名や外見の話題も再び目に触れる機会が増えた。
ただし、黒電話というあだ名が南北首脳会談によって生まれたわけではない。2015年には日本のネット上で類似性が指摘され、2017年には韓国の掲示板でも話題になっていた。
外交上の歴史的な出来事と、インターネット上のユーモアは、同じ人物を扱っていても性質がまったく異なる。ここを区別すると、当時の報道や検索結果を正しく理解できる。
【Yahoo!知恵袋とpixiv百科事典】2023年に再注目された覇気ヘアの真相
黒電話という呼び名は、2017年の韓国ネットでの話題だけで終わったわけではない。2023年にはYahoo!知恵袋で、金正恩氏の髪型そのものについて質問が投稿されている。
2023年12月28日のYahoo!知恵袋では何が質問された?
2023年12月28日午前9時9分、Yahoo!知恵袋のヘアスタイルカテゴリに、金正恩氏の髪型と同じスタイルをしている人を見たことがあるかという質問が投稿された。
質問者は、黒電話の受話器に似ているという印象を示しながら、同じ髪型を実際に見た経験がある人を探していた。
同日午前10時26分のベストアンサーでは、回答者が「覇気ヘア」という呼び名を紹介している。さらに、自身の美容師としての経験に触れ、このスタイルを注文する顧客は珍しいという趣旨の説明をしていた。
質問者も回答に納得した様子で、今後は黒電話や金正恩ヘアスタイルと呼ばれそうだとコメントしている。
このやり取りから分かるのは、検索ユーザーの関心が、単に金正恩氏を面白おかしく呼ぶことだけではなく、髪型の正式な呼び方や美容室で再現できるスタイルなのかという疑問にも広がっていることだ。
「覇気ヘア」は美容室で通じる正式名称なのか
ここは誤解しやすいポイントだ。
Yahoo!知恵袋のベストアンサーでは「正式名称は覇気ヘア」と説明されている。しかし、これは個人の回答であり、美容業界全体が統一して認めている正式なカット名称を証明するものではない。
一方、2014年のRecord Chinaや2015年のJ-CASTニュースでも、覇気ヘアという呼称はすでに紹介されている。そのため、まったく根拠のないネット上の造語というわけでもない。
実際に美容室で同じ髪型を希望する場合は、「覇気ヘア」という言葉だけで注文するより、サイドの刈り上げの高さ、トップの長さ、前髪の流し方を具体的に伝えたほうが仕上がりを共有しやすい。
pixiv百科事典でも黒電話と金正恩が関連付けられている
ネット上の知識をまとめたpixiv百科事典の「黒電話」の項目でも、昔の家庭に置かれていたダイヤル式の黒い電話機の説明とともに、金正恩氏の覇気ヘアが関連付けられている。
これは、黒電話という言葉が単なる一時的なSNSの書き込みを超え、ネット上の辞典や用語解説でも通じる表現になっていることを示している。
ただし、pixiv百科事典はユーザー編集型の情報サイトであり、政治的な公式資料や美容業界の専門規格とは役割が異なる。髪型の由来を調べる際には、2015年の報道や2014年の髪型に関する記事と合わせて読むと理解しやすい。
【2026年現在】金正恩は今も黒電話なのか?髪型の変化と呼び名の真相
2026年現在、金正恩氏の髪型は過去の特徴的なスタイルだけで説明できるものではなくなっている。
黒電話というあだ名が広く知られるようになったのは、頭頂部のボリュームと両サイドの刈り上げが強調された時期の外見が印象的だったためだ。しかし、年月の経過とともに髪型や髪色には変化が見られる。
2021年には髪型の変化が報道されていた
FRIDAYデジタルは2021年、金正恩氏の体型や髪型の変化を写真とともに取り上げた。
同記事では、2015年ごろまでの頭頂部が盛り上がった髪型と、2016年以降に見られた両サイドを極端に刈り上げる覇気ヘア、さらに2019年ごろの変形したスタイルなどが比較されている。
この変遷から分かるのは、黒電話というイメージが特定の時期の髪型を強く反映しているということだ。現在の外見を過去の写真だけで判断すると、実際の変化を見落としてしまう。
2026年6月には白髪を黒く染めた姿が報じられた
2026年6月26日付のAFPBB Newsは、金正恩氏が白髪を黒く染めた姿で公開活動に登場したと報じた。
報道によると、6月8〜9日に平壌で行われた中国の習近平国家主席との首脳会談時には白髪が目立っていた一方、6月20〜22日の朝鮮労働党中央委員会第9期第2回総会拡大会議の写真では、髪が黒く見えるようになっていた。
同記事では、北朝鮮が金正恩氏を若く躍動的な指導者として演出し、指導体制を強調しようとした可能性について、韓国側の見方も紹介している。
この報道は、金正恩氏の外見が2026年にも政治的な観点から注目されていることを示している。ただし、染髪の目的については分析上の見方であり、本人や北朝鮮政府が公表した理由ではない。
黒電話という呼び名は現在も使われている?
黒電話という呼び名は、金正恩氏の過去の髪型を象徴するネット上の俗称として現在も認知されている。
一方、2026年の外見を指して常に黒電話のシルエットが当てはまるわけではない。髪色や髪型が変われば、受話器に見えるという視覚的な特徴も変化する。
したがって、「金正恩は今も黒電話の髪型なのか」という疑問に対する答えは、過去の呼び名と現在の外見を分けて考える必要がある、ということだ。
【プロの結論】黒電話の真相を見極める3つのポイント
金正恩氏の黒電話というあだ名について、情報を整理するときは次の3点を押さえておきたい。
1. あだ名の由来と政治的な意味を混同しない。
黒電話は受話器と髪型の類似性から生まれたネット上の俗称であり、北朝鮮の政治制度や外交政策に由来する正式な呼称ではない。
2. 2017年を発祥年と決め付けない。
2015年2月のJ-CASTニュースには、すでに日本のネット上で黒電話の受話器に似ているという反応が掲載されている。2017年は韓国ネットで日本のあだ名として取り上げられた時期だ。
3. 覇気ヘアという言葉の出典を区別する。
2014年の報道、2015年のニュース、2023年のYahoo!知恵袋では、それぞれ異なる文脈で覇気ヘアが紹介されている。知恵袋のベストアンサーだけを根拠に、美容業界の正式名称だと断定するのは適切ではない。
ネット上のあだ名は、短くて分かりやすいほど広まりやすい。しかし、その言葉が生まれた時期、広まった時期、現在の意味は必ずしも一致しない。黒電話という言葉は、その違いを理解するうえでも興味深い事例である。
金正恩の黒電話に関するよくある質問(FAQ)
Q1:金正恩が黒電話と呼ばれる理由は何ですか?
A1:頭頂部の髪を盛り上げ、両サイドを短く刈り上げた髪型が、昔の黒電話の上に置かれた受話器に似ているためです。電話機に顔を合成した画像なども話題になりました。
Q2:金正恩の黒電話というあだ名は2017年に生まれたのですか?
A2:いいえ。2015年2月のJ-CASTニュースでは、すでに日本のネット上で受話器に似ているという反応が紹介されています。2017年10月は、韓国のインターネット掲示板で日本のあだ名として話題になった時期です。
Q3:金正恩の髪型は覇気ヘアという正式名称ですか?
A3:覇気ヘアという呼称は2014年の報道にも登場しています。ただし、世界共通の美容業界の正式名称というわけではありません。髪型の特徴を説明する呼び名として理解するのが適切です。
Q4:2017年に韓国のネットユーザーは黒電話をどう評価しましたか?
A4:Record Chinaの2017年10月8日の記事では、受話器と髪型が確かに似ているという共感や、日本人の発想力に驚く反応が紹介されました。
Q5:2018年の南北首脳会談で黒電話という呼び名が生まれたのですか?
A5:いいえ。呼び名は2015年にはすでに日本のネット上で使われていました。2018年4月27日の南北首脳会談は金正恩氏が世界的に注目された重要な外交イベントであり、外見やネット上のあだ名も関連する話題として取り上げられました。
Q6:2026年現在も金正恩は黒電話の髪型なのですか?
A6:髪型や髪色には変化が見られます。2026年6月には白髪を黒く染めた姿が報じられています。黒電話は特に過去の特徴的な髪型に由来するあだ名です。
Q7:金正恩の顔を黒電話に合成した画像は本物ですか?
A7:2017年のRecord Chinaの記事では、金正恩氏の顔を黒電話の本体部分に合成した画像が話題になったと紹介されています。これはネット上の加工画像であり、実際の電話機や本人の公式写真ではありません。
まとめ:金正恩の黒電話は髪型から生まれたネット文化の象徴
金正恩氏が黒電話と呼ばれる理由は、特徴的な刈り上げヘアが昔ながらの黒電話の受話器に似ていることにある。電話機の本体に顔を合成した画像なども登場し、視覚的な面白さが呼び名の定着を後押しした。
その経緯を振り返ると、2015年2月には日本のネット上で受話器との類似性が話題になり、2017年10月には韓国のインターネット掲示板でも日本のあだ名として紹介された。2018年の南北首脳会談を経て、2023年にはYahoo!知恵袋で覇気ヘアという名称が改めて取り上げられている。
さらに2026年には、白髪を黒く染めた金正恩氏の姿が報道され、外見の変化が再び注目された。黒電話という呼び名は、現在の髪型を正確に表すものというより、過去の印象的なヘアスタイルから生まれたネット上の通称として理解するのが正しい。
政治ニュースとしての金正恩氏と、ネット文化の中で「黒電話」と呼ばれる人物像。その2つを区別して見れば、2015年から2026年まで続くこの呼び名の由来と広まりを、より正確に理解できる。 (出典: 金正恩 黒 電話(Yahoo!ニュース))