井上尚弥の成績は33戦33勝27KO!2026年最新戦績と次戦を徹底解説
2026年10月31日現在、プロボクサー井上尚弥の通算成績は33戦33勝27KO、無敗。KO率は81.8%に達し、世界4階級制覇と2階級での4団体統一を成し遂げた、日本ボクシング界を代表するチャンピオンだ。直近の試合は2026年5月2日の中谷潤人戦。東京ドームで行われた注目の日本人対決を12回3-0の判定で制し、スーパーバンタム級4団体統一王座を防衛した。
所属する大橋ボクシングジムと本人の公式プロフィールに掲載された戦績を基に、全33試合の結果、階級別の勝利数、KO率の実態、ムロジョン・アフマダリエフやアラン・ピカソとの対戦、中谷潤人戦の意味を整理する。さらに、2027年3月を目標とするジェシー・ロドリゲス戦の交渉や、フェザー級転向による5階級制覇の可能性まで、最新情報をまとめた。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 通算成績:2026年10月31日時点で33戦33勝27KO。敗戦・引き分けともにゼロで、KO率は81.8%。
- 最新試合:2026年5月2日、中谷潤人に12回3-0の判定勝ち。世界戦連勝を28に伸ばした。
- タイトル実績:世界4階級制覇、バンタム級とスーパーバンタム級の2階級で4団体統一を達成。
- 次戦の焦点:2027年3月を目標にジェシー・ロドリゲス戦を交渉中。フェザー級での5階級制覇も選択肢に入っている。
【2026年10月最新】井上尚弥の成績は33戦33勝27KO!無敗記録とKO率を検証
井上尚弥のプロボクシング戦績は、33戦33勝(27KO)、0敗、0分。2012年10月2日のプロデビューから2026年10月31日まで、一度も敗北を経験していない。
本人の公式プロフィールにも、通算33戦33勝27KOという記録が掲載されている。所属先の大橋ボクシングジムの戦績ページでも同じ数字が確認でき、両者の記録は一致している。
「33戦33勝(27KO)無敗」
この数字を詳しく見ると、井上の強さには3つの特徴がある。
KO率81.8%はどれほど高いのか
KO率は、KO・TKOによる勝利数を総試合数で割って算出する。井上の場合は27勝を33試合で割るため、次の数字になる。
27 ÷ 33 × 100 = 約81.8%
つまり、プロで戦った33試合のうち27試合がKOまたはTKOによる決着だ。判定まで進んだ試合は6試合にとどまる。
なお、ボクシングの戦績表に記載される「27KO」は、一般にKOとTKOを含む途中決着の勝利を指す。すべてが一撃で相手を倒した試合という意味ではない。
もう一つ注目したいのは、KO率が単なるパンチの威力だけを表す数字ではないことだ。相手との距離を調整し、攻撃のタイミングを作り、相手の防御が崩れた瞬間に決定打を当てる。こうした攻防の積み重ねが、27回の途中決着につながっている。
33戦無敗だけでは見えない世界戦28連勝
井上の記録で特に注目されるのが、世界タイトルマッチにおける連勝記録だ。
2014年4月のアドリアン・エルナンデス戦で世界王座を獲得して以来、世界戦で一度も敗れていない。2025年12月のアラン・ピカソ戦で世界戦27連勝に到達し、2026年5月の中谷潤人戦で世界戦28連勝に記録を伸ばした。
共同通信の特集資料でも、井上が中谷戦の勝利によって史上最長の世界戦連勝記録を28に更新したことが紹介されている。
プロ通算33連勝と世界戦28連勝は、似ているようで意味が異なる。前者はプロとしての全勝記録、後者は世界タイトルを懸けた試合だけを対象にした記録だ。世界のトップ選手を相手に勝ち続けていることが、井上のキャリアを評価する重要な根拠になっている。
【全33戦】井上尚弥のプロボクシング戦績・全試合結果一覧
井上尚弥のキャリアを理解するには、直近の試合だけでなく、デビューから現在までの流れを見る必要がある。
2012年のデビュー戦から、世界王座獲得、階級変更、4団体統一、そして中谷潤人戦までを時系列で整理した。以下は大橋ボクシングジムと日刊スポーツの公開戦績を照合した全33試合の記録だ。海外開催試合の日付は開催地の現地日付を基準としている。
| 試合 | 年月日 | 階級 | 対戦相手 | 試合結果 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 2012年10月2日 | ライトフライ級 | クリソン・オマヤオ | 4回KO勝ち |
| 2 | 2013年1月5日 | ライトフライ級 | ガオプラチャン・チューワッタナ | 1回KO勝ち |
| 3 | 2013年4月16日 | ライトフライ級 | 佐野友樹 | 10回TKO勝ち |
| 4 | 2013年8月25日 | ライトフライ級 | 田口良一 | 10回判定勝ち |
| 5 | 2013年12月6日 | ライトフライ級 | ヘルソン・マンシオ | 5回TKO勝ち |
| 6 | 2014年4月6日 | ライトフライ級 | アドリアン・エルナンデス | 6回TKO勝ち・WBC王座獲得 |
| 7 | 2014年9月5日 | ライトフライ級 | サマートレック・ゴーキャットジム | 11回TKO勝ち |
| 8 | 2014年12月30日 | スーパーフライ級 | オマール・ナルバエス | 2回KO勝ち・WBO王座獲得 |
| 9 | 2015年12月29日 | スーパーフライ級 | ワルリト・パレナス | 2回TKO勝ち |
| 10 | 2016年5月8日 | スーパーフライ級 | ダビド・カルモナ | 12回判定勝ち |
| 11 | 2016年9月4日 | スーパーフライ級 | ペッチバンボーン・ゴーキャットジム | 10回KO勝ち |
| 12 | 2016年12月30日 | スーパーフライ級 | 河野公平 | 6回TKO勝ち |
| 13 | 2017年5月21日 | スーパーフライ級 | リカルド・ロドリゲス | 3回KO勝ち |
| 14 | 2017年9月9日 | スーパーフライ級 | アントニオ・ニエベス | 6回TKO勝ち |
| 15 | 2017年12月30日 | スーパーフライ級 | ヨアン・ボワイヨ | 3回TKO勝ち |
| 16 | 2018年5月25日 | バンタム級 | ジェイミー・マクドネル | 1回TKO勝ち・WBA王座獲得 |
| 17 | 2018年10月7日 | バンタム級 | ファン・カルロス・パヤノ | 1回KO勝ち |
| 18 | 2019年5月18日 | バンタム級 | エマヌエル・ロドリゲス | 2回TKO勝ち・IBF王座獲得 |
| 19 | 2019年11月7日 | バンタム級 | ノニト・ドネア | 12回判定勝ち・WBSS優勝 |
| 20 | 2020年10月31日 | バンタム級 | ジェイソン・マロニー | 7回KO勝ち |
| 21 | 2021年6月19日 | バンタム級 | マイケル・ダスマリナス | 3回TKO勝ち |
| 22 | 2021年12月14日 | バンタム級 | アラン・ディパエン | 8回TKO勝ち |
| 23 | 2022年6月7日 | バンタム級 | ノニト・ドネア | 2回TKO勝ち・WBC王座獲得 |
| 24 | 2022年12月13日 | バンタム級 | ポール・バトラー | 11回TKO勝ち・4団体統一 |
| 25 | 2023年7月25日 | スーパーバンタム級 | スティーブン・フルトン | 8回TKO勝ち・2団体王座獲得 |
| 26 | 2023年12月26日 | スーパーバンタム級 | マーロン・タパレス | 10回KO勝ち・4団体統一 |
| 27 | 2024年5月6日 | スーパーバンタム級 | ルイス・ネリ | 6回TKO勝ち |
| 28 | 2024年9月3日 | スーパーバンタム級 | TJ・ドヘニー | 7回TKO勝ち |
| 29 | 2025年1月24日 | スーパーバンタム級 | キム・イェジュン | 4回KO勝ち |
| 30 | 2025年5月4日 | スーパーバンタム級 | ラモン・カルデナス | 8回TKO勝ち |
| 31 | 2025年9月14日 | スーパーバンタム級 | ムロジョン・アフマダリエフ | 12回判定勝ち |
| 32 | 2025年12月27日 | スーパーバンタム級 | アラン・ピカソ | 12回判定勝ち |
| 33 | 2026年5月2日 | スーパーバンタム級 | 中谷潤人 | 12回判定勝ち |
全33試合の内訳は27試合がKO・TKO、6試合が判定勝ち。敗戦と引き分けは一度もない。
この一覧から分かるのは、井上がキャリア初期からKOを量産してきた一方、世界のトップレベルに到達してからも勝ち方を変化させていることだ。とりわけ2025年後半から2026年にかけては、判定による勝利が続いている。
【階級別戦績】井上尚弥は4階級で何勝した?KO数と王座獲得の歴史
井上尚弥は、ライトフライ級からスーパーバンタム級まで、4つの階級で世界王座を獲得している。単純に体重を増やして階級を上げたのではなく、それぞれの階級で世界の強豪を相手に勝ち続けてきた。
ライトフライ級:7戦7勝で世界王者へ
プロデビューから2014年までのライトフライ級では、7戦7勝、6KO・TKOを記録した。
2013年8月には田口良一に判定勝ちし、日本ライトフライ級王座を獲得。さらに同年12月には東洋太平洋王座を手にした。
大きな転換点となったのが2014年4月6日のアドリアン・エルナンデス戦だ。6戦目でWBC世界ライトフライ級王座を獲得。プロデビューから短期間で世界の頂点に立った。
続くサマートレック・ゴーキャットジム戦でも11回TKO勝ちを収め、初防衛に成功している。
スーパーフライ級:8戦7KO・TKOで2階級制覇
2014年12月30日、井上はスーパーフライ級に転向。初戦で対戦したのは、長年世界王座に君臨していたアルゼンチンのオマール・ナルバエスだった。
ナルバエスは豊富な経験を持つ実力者だったが、井上は2回KO勝ち。WBO世界スーパーフライ級王座を獲得し、プロ8戦目での2階級制覇を達成した。
この階級では8戦7KO・TKO。唯一の判定勝ちは2016年5月のダビド・カルモナ戦だった。河野公平やリカルド・ロドリゲスらにも勝利し、世界王者としての実績を積み上げた。
バンタム級:9戦全勝で4団体統一
2018年5月、井上はバンタム級に進出。ジェイミー・マクドネルに1回TKO勝ちし、WBA世界バンタム級王座を獲得した。
この階級ではノニト・ドネアとの2度の対戦がキャリアの大きな節目となった。2019年11月の初戦は12回判定勝ち。激しい攻防を制してWBSSバンタム級トーナメントを優勝した。
2022年6月の再戦では2回TKO勝ち。さらに同年12月13日、ポール・バトラーを11回TKOで破り、WBA・WBC・IBF・WBOの主要4団体王座を統一した。
バンタム級は9戦9勝、8KO・TKO。この階級での4団体統一は、日本ボクシング史に残る実績となった。
スーパーバンタム級:9戦全勝で2階級目の4団体統一
2023年7月25日、井上はスティーブン・フルトンに8回TKO勝ち。WBC・WBOの2団体王座を奪取し、世界4階級制覇を達成した。
続く12月26日のマーロン・タパレス戦では10回KO勝ち。WBA・IBFの王座も獲得し、スーパーバンタム級でも4団体統一王者となった。
2024年にはルイス・ネリ、TJ・ドヘニーを相次いでTKOで撃破。2025年以降はアフマダリエフ、ピカソ、2026年の中谷潤人を判定で下し、王座を守り続けている。
スーパーバンタム級の通算成績は9戦9勝6KO・TKO。残る3試合はいずれも12回判定勝ちだ。
階級ごとの成績をまとめると、ライトフライ級7勝、スーパーフライ級8勝、バンタム級9勝、スーパーバンタム級9勝。合計33勝となる。4階級すべてで無敗を維持している点も見逃せない。
【直近3試合を分析】アフマダリエフ・ピカソ・中谷潤人との試合結果
2025年9月以降の井上尚弥は、KO勝利ではなく12回判定勝ちが3試合連続している。これを単純に攻撃力の低下と捉えるのは早計だ。対戦相手の特徴や試合運びを見れば、勝ち方の変化が浮かび上がる。
2025年9月14日:ムロジョン・アフマダリエフ戦
名古屋のIGアリーナで開催された世界スーパーバンタム級4団体タイトルマッチ。対戦相手はウズベキスタンのムロジョン・アフマダリエフだった。
アフマダリエフは元統一王者で、世界トップクラスの実績を持つ強敵。井上にとっても簡単な試合ではなかった。
試合では相手の接近を許しすぎず、距離をコントロールする戦術を選択。6回には右フックを受ける場面もあったが、ボディ攻撃などで流れを取り戻した。
最終的には12回3-0の判定勝ち。WBA・WBC・IBF・WBOの4団体王座を防衛した。
この試合は、井上が必ずしもKOにこだわらず、相手の持ち味を消しながら勝利を積み重ねられることを示した一戦だった。
2025年12月27日:アラン・ピカソ戦
サウジアラビアのリヤドで開催された「THE RING V: NIGHT OF THE SAMURAI」で、メキシコのアラン・ピカソと対戦した。
ピカソは守備を固め、井上の強打を簡単には受けない戦い方を見せた。井上は試合を通じて優位に進めたものの、ダウンを奪うことはできなかった。
結果は12回3-0の判定勝ち。スコアは119-109、120-108、117-111で、いずれも井上を支持する内容だった。
この勝利で世界戦27連勝を達成。スーパーバンタム級の主要4団体統一王座についても6度目の防衛に成功した。
ピカソ戦の意味は、KOできなかったことではない。相手が徹底して守備を固める状況でも、12ラウンドを通してポイントを積み上げ、勝利を確実にする能力を示した点にある。
2026年5月2日:中谷潤人戦
井上尚弥の2026年最新試合として最大の注目を集めたのが、東京ドームで実現した中谷潤人との一戦だ。
中谷は試合前まで32戦32勝24KOという無敗記録を持つ世界3階級制覇王者。身長やリーチを生かした攻撃力と、左構えから繰り出すパンチが持ち味だった。
対する井上も33戦無敗。日本人同士による世界スーパーバンタム級4団体統一タイトルマッチは、国内外から大きな注目を集めた。
試合は12回を戦い抜き、結果は井上尚弥の3-0判定勝ち。4団体統一王座の防衛に成功した。
共同通信の試合特集によると、東京ドームには約5万5000枚の入場券を求めるファンが集まり、チケットは完売。井上はこの勝利で世界戦28連勝に到達した。
中谷にとってはプロ33戦目で初黒星となった。一方の井上は、相手の攻撃力や体格差がある状況でも12ラウンドを戦い切り、無敗記録を維持した。
ここで押さえておきたいのは、3試合連続判定勝ちをKO能力の消失と結びつけるのは適切ではないという点だ。相手が井上の強打を警戒して防御を固めるほど、KOを狙うためのリスクと判定で勝ち切る合理性のバランスが変わる。勝利を最優先する戦術の選択肢が広がっている。
【4階級制覇・4団体統一】井上尚弥のタイトル実績と記録の関係
井上尚弥の実績を語るうえで欠かせないのが、世界4階級制覇と2階級での4団体統一だ。この2つは同じ意味ではない。
4階級制覇とは、異なる4つの体重階級で世界王座を獲得したこと。4団体統一とは、同一階級におけるWBA・WBC・IBF・WBOの主要4団体の王座を同時に保持したことを指す。
井上は両方を達成している。
世界4階級制覇を達成した時系列
最初の世界王座は2014年4月のWBC世界ライトフライ級。続いて同年12月にWBO世界スーパーフライ級王座を獲得した。
2018年5月にはWBA世界バンタム級王者となり、3階級制覇を達成。2023年7月のスティーブン・フルトン戦でWBC・WBO世界スーパーバンタム級王座を獲得し、4階級制覇に到達した。
2階級で4団体統一を達成
2022年12月13日、ポール・バトラーを破ってバンタム級の4団体統一を達成。主要4団体を一つにまとめた日本人王者として、歴史的な実績を残した。
さらに2023年12月26日、マーロン・タパレスに勝利してスーパーバンタム級でも4団体統一。2階級での4団体統一という大きな記録を達成した。
本人の公式プロフィールでは、2階級での4団体統一は史上2人目、5年7カ月という期間での達成は史上最速と紹介されている。
世界戦28連勝と4団体王座防衛回数
中谷戦終了時点での主要4団体統一王座の防衛回数は7度。団体ごとの防衛回数には違いがあり、2026年5月の試合後はWBA7度、WBC8度、IBF7度、WBO8度となっている。
これは各団体の王座を獲得した時期が異なるためだ。WBC・WBOはフルトン戦で獲得し、WBA・IBFはタパレス戦で統一した。そのため、同じ試合で防衛していても団体ごとの通算防衛回数は一致しない。
また、4団体統一王座の防衛回数と世界戦連勝数も区別する必要がある。井上は世界王座を獲得する前にもプロ戦績を積んでおり、世界戦連勝は世界タイトルマッチだけを数えた記録だ。
【大橋ボクシングジム】井上尚弥の強さを育てた経歴とキャリアの転換点
井上尚弥は1993年4月10日、神奈川県座間市生まれ。所属は大橋ボクシングジム。身長165cmの右構えのボクサーファイターだ。
父・真吾氏の影響で小学1年生からボクシングを始め、高校時代にはアマチュア7冠を獲得。プロ入り前から高い競技能力を示していた。
プロ6戦目で世界王座を獲得
2012年10月2日にプロデビュー。初戦からKO勝ちを収め、その後も勝利を重ねた。
4戦目では田口良一を破って日本ライトフライ級王座を獲得。6戦目のエルナンデス戦で世界王座を獲得し、8戦目にはナルバエスを破って2階級制覇を達成した。
短期間で国内王座、世界王座、複数階級のタイトルを獲得したことは、井上のキャリアを特徴づける重要なポイントだ。
大橋ジムと長期的なキャリア形成
井上が所属する大橋ボクシングジムは、世界戦への挑戦や海外の強豪との対戦を含むキャリアを支えてきた。大橋秀行会長は、井上の次戦についても対戦交渉の進捗や階級変更の可能性を報道陣に説明している。
井上の成績を分析する場合、個人の身体能力だけに注目するのでは不十分だ。対戦相手の選定、試合間隔、階級変更のタイミング、タイトル戦の組み立てなど、選手と陣営によるキャリア設計も重要な要素になる。
特にスーパーフライ級からバンタム級、スーパーバンタム級への移行では、相手の体格や攻撃の特徴が変化する。その都度、戦術を調整しながら勝利を続けている点に、長期的な競技力の高さが表れている。
【2026年10月31日最新】井上尚弥の次戦はいつ?バム戦かフェザー級挑戦か
2026年10月31日時点で、井上尚弥の次戦について注目されているのは、ジェシー・ロドリゲスとの対戦、またはフェザー級への転向だ。
2026年5月2日の中谷潤人戦以降、公式な次戦の試合日・会場・対戦相手は発表されていない。ただし、2027年3月を目標とする動きが報道されている。
第一候補として浮上するジェシー・ロドリゲス
対戦候補として名前が挙がっているのが、米国のジェシー・ロドリゲスだ。愛称は「バム」。WBA世界バンタム級スーパー王者で、世界3階級制覇を狙う井上にとっても大きな注目カードとなる。
2026年10月28日、日刊スポーツは大橋秀行会長のコメントとして、2027年3月の開催に向けて対戦交渉が前向きに進んでいると報じた。
一方、ロドリゲス陣営には、12月にクリスチャン・メディナとの統一戦を行う計画がある。井上側は中間試合を挟まずに直接対戦することを希望しており、スケジュールの調整が焦点になっている。
10月30日の日刊スポーツの報道では、ロドリゲスのトレーナー兼マネジャーを務めるロバート・ガルシア氏が、井上との対戦に強い関心を持っていると説明した。
フェザー級転向で5階級制覇を目指す可能性
もう一つの選択肢がフェザー級への転向だ。井上は10月13日、自身のXでフェザー級に向けた準備を始める意向を投稿したと報じられている。
10月29日には大橋会長も、井上本人がフェザー級王座への挑戦に魅力を感じていることを説明。ロドリゲス戦の交渉は続いているものの、相手側の事情によってはフェザー級での5階級制覇を目指す可能性がある。
フェザー級はスーパーバンタム級より一つ上の階級だ。体重上限が上がることで、対戦相手の体格やパワー、試合の組み立てにも変化が生じる。
井上にとっては、単に階級を上げるだけではなく、新しい階級で世界王座を獲得できるかという挑戦になる。
現時点で整理すると、次戦の状況は次の通りだ。
- 次戦の目標時期:2027年3月ごろ。
- 有力候補:ジェシー・ロドリゲスとの対戦。
- もう一つの選択肢:フェザー級で世界王座に挑戦し、5階級制覇を目指す。
- 正式発表:試合日・会場・対戦カードの正式確定には至っていない。
井上がどちらの道を選ぶかによって、2027年のボクシング界の注目カードは大きく変わる。ロドリゲス戦なら異なる階級のトップ王者同士による対決、フェザー級挑戦なら新たな階級での歴史的な王座獲得が焦点になる。
【プロの結論】井上尚弥の成績が示す本当の強さと評価基準
井上尚弥の戦績を正しく評価するなら、33戦33勝という無敗記録だけでなく、KO率、世界戦の勝利数、階級変更、対戦相手の実績という4つの視点が必要になる。
数字で見る井上尚弥の強さ
第一に、33戦中27試合をKO・TKOで終わらせている決定力。81.8%という数字は、対戦相手が世界レベルであっても途中決着を生み出してきたことを示している。
第二に、世界戦28連勝という実績だ。世界王座を獲得した後も、階級を変えながら強豪と戦い続け、2026年5月の中谷戦でも勝利を収めた。
第三に、4階級制覇と2階級での4団体統一。これは異なる体重条件で王者になっただけでなく、それぞれの階級で世界トップの実力を証明してきたことを意味する。
判定勝ちが増えたことは弱体化なのか
2025年9月以降、アフマダリエフ、ピカソ、中谷に3試合連続で判定勝ちしたことから、KO率の低下を気にする見方もある。
しかし、KO率はキャリア全体の統計であり、直近3試合だけで選手の実力を判断する指標ではない。
強豪選手ほど井上のパンチを警戒し、距離を取り、ガードを固める。そうした相手に対して、無理にKOを狙って反撃の機会を与えるより、ポイントを確実に積み上げる戦術は合理的だ。
実際、3試合はいずれも12回を戦い抜いて勝利している。KOという結果だけでなく、試合全体をコントロールする能力にも注目すべきだ。
井上尚弥の戦績を見るときの判断基準
ボクシングファンが戦績を比較するときは、次の点を意識すると選手の実力をより正確に理解できる。
- 通算勝利数:プロとしてどれだけ長く勝ち続けているか。
- KO率:勝利をどれだけ途中決着に結びつけているか。
- 世界戦の勝利数:世界タイトルを懸けた試合でどれだけ結果を残したか。
- 階級別の実績:体重条件が変わっても勝利を維持できているか。
- 対戦相手の質:元王者、統一王者、無敗の強豪などに勝っているか。
この基準で見ると、井上の33戦33勝27KOという記録は、単なる無敗の数字ではない。4階級での世界王座獲得、2階級での4団体統一、世界戦28連勝という複数の実績が重なっている。
プロボクシングの評価は、KOの数だけでも、勝率だけでも決まらない。相手の実力、試合の内容、階級を超えた適応力まで含めて判断する必要がある。
井上尚弥の成績に関するよくある質問(FAQ)
Q1:井上尚弥の現在の戦績は何戦何勝ですか?
A1:2026年10月31日時点で33戦33勝27KO、0敗0分です。2012年10月のプロデビュー以来、無敗を維持しています。
Q2:井上尚弥のKO率は何%ですか?
A2:約81.8%です。33試合中27試合がKOまたはTKOによる勝利で、残る6試合は判定勝ちです。
Q3:井上尚弥の最新試合結果はどうなりましたか?
A3:2026年5月2日に東京ドームで中谷潤人と対戦し、12回3-0の判定勝ちを収めました。スーパーバンタム級4団体統一王座を防衛し、世界戦28連勝を達成しています。
Q4:井上尚弥は何階級制覇していますか?
A4:ライトフライ級、スーパーフライ級、バンタム級、スーパーバンタム級の4階級を制覇しています。さらにバンタム級とスーパーバンタム級の2階級で主要4団体統一を達成しています。
Q5:井上尚弥の次戦はいつですか?
A5:2026年10月31日時点で正式な試合日と対戦相手は発表されていません。2027年3月を目標にジェシー・ロドリゲス戦の交渉が進んでいるほか、フェザー級への転向も選択肢になっています。
Q6:井上尚弥は世界戦で何連勝していますか?
A6:2026年5月2日の中谷潤人戦終了時点で28連勝です。2014年の世界王座獲得以降、世界タイトルマッチで敗れていません。
まとめ:井上尚弥の33戦無敗は2027年の新たな挑戦へ
2026年10月31日現在、井上尚弥のプロボクシング戦績は33戦33勝27KO、KO率81.8%、無敗。中谷潤人との2026年5月2日の東京ドーム決戦でも判定勝ちを収め、世界戦28連勝という記録を打ち立てた。
ライトフライ級からスーパーバンタム級までの4階級制覇、バンタム級とスーパーバンタム級での4団体統一、そして世界戦の連勝記録。これらを総合すると、井上の強さは単なるKO量産型のボクサーという枠には収まらない。
次の焦点は2027年3月に向けた動きだ。ジェシー・ロドリゲスとの対戦が実現するのか、それともフェザー級に転向して5階級制覇を目指すのか。どちらの選択も、キャリアの新しい転換点になる。
今後の戦績を追う際は、KO数だけに注目するのではなく、対戦相手の実績、世界戦の結果、階級変更、王座防衛回数を合わせて見ることが大切だ。33戦無敗の記録はすでに歴史的だが、井上尚弥の挑戦はまだ終わっていない。
主な事実確認資料: 井上尚弥公式プロフィール、大橋ボクシングジム公式戦績、共同通信の特集資料、日刊スポーツの試合結果・2026年10月の次戦報道。 (出典: 井上 尚弥 成績(Yahoo!ニュース))