休み取りやすい仕事2026年最新比較!職種・業界の有給実態と会社の見極め方
「仕事は続けたいけれど、休日はしっかり確保したい」「有給休暇を気兼ねなく使える会社に転職したい」――。そんな希望を持つ人にとって、休み取りやすい仕事を選ぶことは、給与や仕事内容と同じくらい大切な転職条件です。
2026年11月時点で公表されている厚生労働省の最新データ「令和7年(2025年)就労条件総合調査」では、年間休日総数の企業平均は112.4日、年次有給休暇の取得率は66.9%でした。産業別では電気・ガス・熱供給・水道業が75.2%と最も高く、宿泊業・飲食サービス業は50.7%にとどまっています。職種や業界によって、休暇取得の実態には明確な違いがあります。
ただし、事務職や社内SEなら必ず休めるというわけではありません。年間休日120日以上という条件だけでも、実際の働きやすさは判断できないのが実情です。この記事では、最新の公的統計をもとに、休みが取りやすい職種・業界の特徴から、求人票や面接で確認すべきポイントまで詳しく解説します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 有給取得率のトップ:電気・ガス・熱供給・水道業が75.2%。宿泊業・飲食サービス業は50.7%。
- 狙い目の職種:一般事務、人事・総務、経理、社内SEなど、業務の引き継ぎや代替要員を確保しやすい仕事。
- 転職時の判断基準:年間休日120日以上、完全週休2日制、部署別の有給取得実績、休暇中の業務分担を確認する。
【2026年最新】休み取りやすい仕事を探す前に知りたい厚生労働省の最新データ
休みやすい仕事を探すなら、まず日本全体の休日事情を把握しておきたいところです。求人サイトのランキングだけでは見えてこない実態を、厚生労働省の統計から確認します。
年間休日の企業平均は112.4日、労働者平均は116.6日
厚生労働省が2025年12月19日に公表した「令和7年就労条件総合調査」によると、2024年の年間休日総数は次の結果でした。
- 1企業平均:112.4日
- 労働者1人平均:116.6日
- 前年調査の企業平均:112.1日
- 前年調査の労働者平均:116.4日
いずれも1985年以降で最も多い数字です。
企業平均と労働者平均に差があるのは、集計方法が異なるためです。企業平均は各企業において最も多くの労働者に適用される休日数を平均したもの。一方、労働者平均は、その休日制度が適用される労働者数を考慮した加重平均です。
つまり、企業単位で見るか、実際に働く人の数を考慮するかによって数字が変わります。
有給休暇の取得率は66.9%、取得日数は12.1日
同調査によると、2024年の年次有給休暇の取得状況は以下のとおりです。
- 労働者1人平均付与日数:18.1日
- 労働者1人平均取得日数:12.1日
- 平均取得率:66.9%
前年調査の取得率65.3%から1.6ポイント上昇し、1984年以降で最高となりました。
この結果から、日本全体では有給休暇の取得が進んでいることが分かります。ただし、平均取得率が高くても、希望日に休めるとは限りません。会社が計画的に取得日を割り振っているケースと、本人が自由に希望日を選べるケースでは、休暇の使いやすさが違います。
調査対象には注意が必要
この調査は、常用労働者30人以上を雇用する民営企業を対象としています。6,448社を抽出し、3,820社から有効回答を得た調査です。
また、2025年調査という名称ですが、年間休日と有給休暇の実績は原則として2024年の状況です。2026年の全企業の実績を直接示す数字ではありません。
中小企業の中でも従業員30人未満の企業は調査対象外であるため、求人を比較するときには個別企業の就業規則や実績も確認する必要があります。
【業界・職種別比較】有給休暇を取りやすい仕事はどれ?
休みやすさを考えるうえで、業界ごとの有給取得率は有力な判断材料です。特に電気・ガス関連、製造業、金融業・保険業は、全国平均を上回る取得率となっています。
有給取得率が高い業界ランキング
厚生労働省の令和7年就労条件総合調査に掲載された産業別データを比較すると、次のようになります。
| 業界・職種 | 有給取得率 | 平均取得日数 | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| 電気・ガス・熱供給・水道業 | 75.2% | 14.7日 | 全産業で最高。交替勤務や緊急対応の有無に注意 |
| 鉱業・採石業など | 74.3% | 13.5日 | 取得率は高いが、勤務地や勤務形態に特徴がある |
| 製造業 | 72.8% | 13.7日 | 計画的な生産・休業日を設定しやすい職場もある |
| 金融業・保険業 | 72.8% | 14.3日 | 土日祝休みの職場が多い一方、決算期などは繁忙 |
| 医療・福祉 | 68.4% | 12.1日 | 職場や職種によってシフト・人員配置の差が大きい |
| 情報通信業 | 66.9% | 12.7日 | 全産業平均と同水準。保守・障害対応の体制が重要 |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 50.7% | 8.0日 | 全産業で最低。繁忙期や人員不足に注意 |
| 全産業平均 | 66.9% | 12.1日 | 比較の基準となる全国平均 |
出典:厚生労働省「令和7年就労条件総合調査」。取得率は取得日数を付与日数で割った割合です。
電気・ガス・熱供給・水道業は有給取得率75.2%
最も取得率が高かったのは、電気・ガス・熱供給・水道業です。取得率は75.2%、平均取得日数は14.7日でした。
インフラ関連企業には、安定した事業基盤や制度化された労務管理を持つ企業があります。部署ごとに担当業務を分担し、休暇取得を計画的に管理できることも、取得率の高さにつながる要因として考えられます。
ただし、電力設備や水道施設の保守、ガス供給の監視などは、24時間体制や緊急対応が必要になる場合があります。同じ企業でも、管理部門と現場の保守部門では休日の取り方が異なる可能性があります。
製造業・金融業も有給を取りやすい傾向
製造業と金融業・保険業は、どちらも取得率72.8%です。
製造業では、生産計画や工場の稼働スケジュールに合わせて休業日を設定する企業があります。夏季休暇や年末年始休暇などをまとめて確保できる職場もあり、長期休暇を重視する人にとって候補になります。
一方、工場の交替勤務や設備保全などは、稼働状況によって勤務日が変わることがあります。製造業というだけで土日祝休みになるわけではありません。
金融業・保険業は、銀行や保険会社の本社・事務部門などを中心に、土日祝休みの勤務形態を採用している企業があります。ただし、営業職や顧客対応部門では月末・月初、決算期などに業務が集中することもあります。
宿泊業・飲食サービス業は有給取得率50.7%
対照的に、宿泊業・飲食サービス業の取得率は50.7%、平均取得日数は8.0日でした。
ホテルや飲食店は、顧客が休暇を楽しむ土日祝日や大型連休が繁忙期になりやすい業界です。スタッフが休むと現場の人員配置に影響するため、希望日に休みを合わせにくい職場もあります。
もちろん、大手ホテルチェーンや十分な人員を配置している飲食企業など、休暇制度を整備した職場もあります。業界平均だけで応募先を決めるのではなく、実際の取得実績を比較することが大切です。
【事務職・社内SEを徹底比較】休みが取りやすい職種の特徴
業界と同じくらい重要なのが職種です。特に土日祝休みや有給取得のしやすさを重視するなら、業務を複数人で分担できるバックオフィス系や、社内向けのIT職は候補になります。
1. 一般事務・営業事務
一般事務や営業事務は、休みやすさを重視する人が検討しやすい仕事です。
企業の営業時間に合わせた勤務が多く、土日祝休みの企業であれば、休日の予定を立てやすいというメリットがあります。
主な業務は、データ入力、書類作成、電話対応、来客対応、受発注処理などです。業務の手順が標準化されていて、複数人で対応できる職場なら、休暇中の引き継ぎも比較的スムーズです。
ただし、少人数の部署で電話や受発注を一人で担当している場合、休暇中の代替要員がいない可能性があります。事務職という肩書だけでは判断できません。
向いている人:決まった時間に働きたい人、土日祝日に休みたい人、定型業務を正確に進めることが得意な人。
2. 人事・総務
人事・総務は、社内の労務管理や福利厚生、採用、備品管理などを担う仕事です。
企業の本社機能に所属するケースが多く、会社全体の休日カレンダーに合わせて働ける求人もあります。
特に従業員数が多い企業では、担当業務を分担しやすく、休暇取得を支援する制度が整備されている場合があります。
注意したいのは、採用活動の集中時期、給与計算、社会保険の手続き、株主総会や年度末などの繁忙期です。業務の締め切りが重なる時期には、休暇の調整が必要になることもあります。
3. 経理・財務
経理・財務も、土日祝休みの企業を探しやすい職種です。
日常的な伝票処理や経費精算などは、担当者を複数配置している企業なら休暇中の引き継ぎがしやすい傾向があります。
一方、月次決算、四半期決算、年次決算、税務申告などの時期は業務量が増えます。決算担当者が一人しかいない会社では、有給休暇の取得時期が制限される場合もあります。
応募時には、経理部門の人数や決算期の残業時間、休暇取得の実績を確認すると安心です。
4. 社内SE・情報システム担当
社内SEは、自社の社員が利用するシステムやネットワーク、パソコン、アカウント管理などを担当する仕事です。
外部顧客向けの開発・納品を行う企業とは異なり、社内の業務計画に合わせて仕事を進められる場合があります。安定稼働しているシステムをチームで管理し、保守や問い合わせ対応を分担している職場なら、休暇の予定を立てやすいでしょう。
一方で、社内SEには特有の注意点があります。
- システム障害が発生したときの緊急対応
- 休日や夜間のサーバーメンテナンス
- セキュリティインシデントへの対応
- 少人数体制による業務の属人化
- システム更新時の休日出勤
特に一人情シスと呼ばれるような、担当者が一人しかいない環境では、休暇中も問い合わせやトラブル対応が気になる可能性があります。
社内SEの求人を探すなら、年間休日だけでなく、情報システム部門の人数、休日対応の有無、保守業務の外部委託状況、オンコール体制を確認してください。
5. 研究・開発職
研究開発職も、企業の勤務カレンダーに沿って働く求人があります。
特に製造業や大手企業の研究部門では、プロジェクト計画に合わせて業務を進められる場合があります。個人の作業とチームの作業を切り分けられる職場なら、休暇の調整もしやすくなります。
ただし、実験設備の稼働や製品開発の納期、顧客との共同研究などに左右されることもあります。研究開発職というだけで休日が多いとは限りません。
6. 公務員・団体職員
行政機関や一部の公的団体では、土日祝日を休日とする勤務形態が一般的です。定期的な休日を重視する人にとって、選択肢の一つになります。
ただし、警察、消防、医療、施設管理などの職種では交替勤務や休日出勤があります。また、自治体の窓口業務や年度末の繁忙期なども考慮する必要があります。
公務員という名称だけで判断せず、採用区分や配属先の勤務形態まで調べることが大切です。
【年間休日120日以上が目安】休みやすい会社を見分ける制度の違い
休みやすさを判断するときに、多くの求職者が注目するのが年間休日数です。しかし、求人票には似たような表現が並んでいるため、それぞれの意味を正確に理解しておく必要があります。
年間休日120日以上の会社はどのくらい?
令和7年就労条件総合調査では、年間休日総数が120~129日の企業は37.3%、130日以上の企業は2.0%でした。
合計すると、年間休日120日以上の企業は39.3%です。全企業の約4割に相当します。
また、企業規模別の年間休日数を見ると、1企業平均は次のようになっています。
- 従業員1,000人以上:117.7日
- 従業員300~999人:116.2日
- 従業員100~299人:114.5日
- 従業員30~99人:111.2日
企業規模が大きいほど、平均年間休日数が多い傾向が見られます。有給取得率も1,000人以上の企業では69.0%、30~99人の企業では64.9%でした。
大企業は部署間の人員調整や代替要員の確保がしやすい場合があるため、休日制度を整備しやすいと考えられます。ただし、中小企業にも休暇取得に積極的な会社はあります。
完全週休2日制と週休2日制の違い
求人票で特に注意したいのが、この2つの表記です。
完全週休2日制は、毎週必ず2日間の休日がある制度です。土日が休みとは限らず、平日2日が休日になるシフト制もあります。
一方、週休2日制は、毎週2日休めるという意味ではありません。一般的には、月に1回以上、週2日の休みがある制度を指します。それ以外の週は休日が1日だけというケースもあります。
厚生労働省の令和7年調査では、何らかの週休2日制を採用している企業は92.6%でしたが、完全週休2日制を採用している企業は65.5%でした。
この差は、求人票の「週休2日制」という言葉だけを見て応募すると、想像していた休日数と実際の勤務条件が異なる可能性を示しています。
土日祝休みの仕事とシフト制の仕事はどちらがよい?
土日祝休みの仕事は、家族や友人と予定を合わせやすく、一般的なカレンダーに沿って生活したい人に向いています。
一方、シフト制の仕事は平日に休めるため、役所や病院に行きやすかったり、旅行先の混雑を避けられたりするメリットがあります。
重要なのは、休日の曜日だけでなく、希望日に休めるかどうかです。
シフト制でも、十分な人員が配置され、希望休を事前に申請できる職場なら、計画的に休みを取れます。反対に、土日祝休みでも、休日の連絡や持ち帰り仕事が多ければ、実際には休めているとはいえません。
年間休日と有給休暇は別々に考える
年間休日数には、原則として会社が定めた所定休日が含まれます。有給休暇は別の制度です。
例えば、年間休日120日の企業であっても、有給休暇の取得率が低ければ、実際に休める日は期待より少なくなる可能性があります。
反対に、年間休日が115日程度でも、有給休暇を自由に取得でき、長期休暇も取りやすい会社なら、満足度が高い場合があります。
年間休日数と有給取得実績をセットで確認することが、休みやすい会社を選ぶ基本です。
【求人票・面接で確認】休みやすい会社の見分け方7つのポイント
実際の転職活動では、職種や業界以上に、応募先企業の具体的な休日制度を確認することが重要です。求人票の数字だけでなく、部署の運用状況まで把握しておきましょう。
1. 求人票の年間休日数を確認する
最初に確認したいのが、年間休日数です。
目安としては、次のように考えると比較しやすくなります。
- 年間休日130日以上:休日数がかなり多い水準
- 年間休日120~129日:休日を重視する人が優先的に検討したい水準
- 年間休日110~119日:一般的な休日制度の比較対象
- 年間休日109日以下:休日数と有給取得実績を慎重に確認したい水準
ただし、これは求人を比較するための目安であり、法的な区分や働きやすさの絶対評価ではありません。
年間休日数のほか、夏季休暇、年末年始休暇、会社指定休日などが含まれているかも確認しましょう。
2. 完全週休2日制かどうかを確認する
求人票の休日欄では、完全週休2日制なのか、単なる週休2日制なのかを見分けます。
土日祝休みを希望するなら、「土日祝休み」「完全週休2日制(土日祝)」などの具体的な記載がある求人が候補です。
ただし、会社カレンダーによって土曜出勤がある場合や、休日出勤後に振替休日を取得する場合もあります。年間を通じた実際の勤務カレンダーを確認すると安心です。
3. 有給取得率だけでなく取得日数も確認する
有給取得率は休みやすさを比較する重要な数字ですが、取得率だけでは判断できません。
例えば、付与日数が少ない人と多い人では、取得率が同じでも実際に取得した日数が違う場合があります。
確認したいのは次の3項目です。
- 会社全体の有給休暇取得率
- 労働者1人当たりの平均取得日数
- 配属予定部署の有給休暇取得実績
特に部署別の取得実績は重要です。全社的には有給取得率が高くても、繁忙部署だけ取得率が低い可能性があります。
4. 面接で有給休暇の取得実績を質問する
面接では、休暇の取得状況について具体的に質問してみましょう。
おすすめの聞き方は次のとおりです。
- 「配属予定部署では、昨年度の有給休暇取得日数は平均どのくらいでしょうか」
- 「連続して3~5日程度の休暇を取得することは可能でしょうか」
- 「繁忙期以外であれば、希望日に有給を取得しやすいでしょうか」
- 「急な体調不良などで休む場合、業務はどのように引き継がれますか」
- 「有給休暇の申請は、通常どのくらい前に行う必要がありますか」
質問のポイントは、単に「有給は取れますか」と聞くのではなく、実際の取得日数や運用方法を確認することです。
5. 休暇中の代替要員がいるか確認する
休みやすさを左右する大きな要因が、業務の属人化です。
例えば、担当者が一人しかいない職場では、その人が休むと業務が止まってしまう可能性があります。結果として、本人が有給休暇を申請しにくくなることもあります。
一方、複数人で業務を担当し、マニュアルや引き継ぎ体制が整っている職場なら、休暇中の業務を分担できます。
面接では、担当業務を何人で分担しているか、休暇取得時の代理担当者がいるかを確認しておきましょう。
6. 残業時間と休日対応の有無を確認する
休日が多くても、平日の残業が長ければ、自由に使える時間は減ってしまいます。
月平均残業時間だけでなく、繁忙期の残業時間、休日出勤の頻度、夜間の緊急対応についても確認したいところです。
特に社内SEやインフラ関連職では、障害対応やシステムメンテナンスによって休日勤務が発生する場合があります。
休日出勤がある場合は、振替休日や代休の取得実績も確認しましょう。
7. 求人票と労働条件通知書の内容を照合する
ハローワークは、求人票に記載された労働条件について、採用後の条件として求職者が期待する内容であり、安易に変更してはならないと説明しています。
やむを得ず条件が変更される場合には、労働契約締結前に変更内容を明示する必要があります。
内定後は、年間休日、所定労働時間、休日の曜日、有給休暇、残業、休日出勤などが労働条件通知書と一致しているか確認してください。
求人票に年間休日120日と書かれていても、面接で別の勤務条件を提示された場合は、その違いを曖昧にしたまま入社を決めないことが大切です。
【プロの結論】休みやすい仕事を選ぶなら職種より会社の仕組みを重視
ここまでの統計と職種の特徴を踏まえると、休みやすい仕事を見つけるために重要なのは、業界ランキングの上位だけを狙うことではありません。
本当に注目したいのは、休暇を取得しても業務が滞らない組織になっているかどうかです。
休みやすい会社に共通する5つの特徴
- 業務の分担が明確:担当者が休んでも別の社員が対応できる。
- 人員に余裕がある:一人が休んでも部署全体の業務が回る。
- 有給取得実績を公開している:取得率だけでなく取得日数も確認できる。
- 休暇の申請ルールが明確:希望休や連続休暇を申請しやすい。
- 管理職が休暇取得を支援している:制度があるだけでなく、実際に利用できる。
特に大切なのは、制度と現場の運用が一致していることです。福利厚生が充実していても、上司が休暇取得に消極的だったり、人員不足が慢性化していたりすれば、制度を活用しにくくなります。
休日の多さを最優先する人におすすめの探し方
土日祝休みを重視するなら、メーカーの本社部門、金融機関の事務部門、一般企業の人事・総務・経理などを優先的に比較するとよいでしょう。
求人検索では、年間休日120日以上、完全週休2日制、土日祝休みを条件に設定し、企業規模や有給取得実績も確認します。
有給休暇を自由に使いたい人におすすめの探し方
取得率の高い電気・ガス関連、製造業、金融業・保険業などを候補にしつつ、応募先の部署別取得実績を確認しましょう。
特に、年次有給休暇の計画的付与制度があるか、連続休暇の実績があるか、希望日を申請できるかが判断材料になります。
なお、厚生労働省の調査では計画的付与制度を導入している企業は40.8%でした。計画的付与は休暇を確保しやすくする一方、本人が自由に日程を選べる休暇とは性質が異なります。
事務職・社内SEを目指す人が注意したいこと
事務職や社内SEは、休日制度が整った企業を見つけやすい職種の一つですが、部署の人員配置によって働きやすさは大きく変わります。
事務職なら月末・月初の繁忙状況、社内SEなら休日の障害対応やオンコールの有無を確認することが重要です。
職種名よりも、実際の仕事内容、業務の分担、休暇中の対応体制を重視してください。
休みやすい仕事とは、単に年間休日が多い仕事ではありません。休みたいときに安心して休めて、休んだ後に無理な負担が集中しない仕事です。この視点を持って求人を比較すれば、転職後のミスマッチを減らせます。
【休み取りやすい仕事】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:休みが取りやすい業界はどこですか?
A1:厚生労働省の令和7年就労条件総合調査では、電気・ガス・熱供給・水道業が75.2%で最も高く、製造業と金融業・保険業が72.8%で続いています。ただし、業界平均と個別企業の実績は異なるため、配属先の勤務形態も確認しましょう。
Q2:事務職は本当に有給休暇を取りやすいですか?
A2:一般事務や営業事務は、土日祝休みの企業や定型業務を複数人で分担する職場であれば、休暇を取得しやすい傾向があります。ただし、少人数の部署や一人で業務を担当する職場では、休みにくい場合もあります。
Q3:社内SEは土日祝休みで働けますか?
A3:社内SEには土日祝休みの求人があります。ただし、システム障害や休日メンテナンスへの対応が必要な職場もあります。休日のオンコール、夜間対応、休日出勤の頻度を面接で確認してください。
Q4:年間休日120日以上なら休みやすい会社ですか?
A4:年間休日120日以上は休日数を比較するうえで有力な目安ですが、それだけでは判断できません。有給取得率、実際の取得日数、残業時間、休日出勤の頻度も確認する必要があります。
Q5:完全週休2日制と週休2日制は何が違いますか?
A5:完全週休2日制は毎週必ず2日休みがある制度です。週休2日制は、一般的に月1回以上、週2日の休みがある制度を指し、毎週2日休めるとは限りません。
Q6:面接で有給取得率を質問しても問題ありませんか?
A6:問題ありません。「配属予定部署の昨年度の有給取得日数」「連続休暇の取得実績」「休暇中の業務分担」など、具体的な質問にすると実態を把握しやすくなります。
Q7:年間休日が多い中小企業と大企業ならどちらがおすすめですか?
A7:企業規模だけで決める必要はありません。大企業は平均的に年間休日数や有給取得率が高い傾向がありますが、中小企業にも休暇取得に積極的な会社があります。応募先ごとの実績と勤務体制を比較しましょう。
まとめ:2026年は年間休日数と有給取得実績の両方で仕事を選ぼう
2026年に休み取りやすい仕事を探すなら、厚生労働省の最新公表データを参考にしながら、業界・職種・企業の3つの視点で比較することが大切です。
令和7年就労条件総合調査では、年間休日の企業平均は112.4日、有給取得率は66.9%でした。電気・ガス・熱供給・水道業や製造業、金融業・保険業などは、有給取得率の高さが目立っています。
職種では一般事務、人事・総務、経理、社内SEなどが候補になりますが、実際の休みやすさは部署の人員配置や業務分担によって変わります。
転職先を選ぶ際には、次の5項目を優先して確認しましょう。
- 年間休日120日以上か
- 完全週休2日制か
- 有給取得率と平均取得日数が公表されているか
- 配属予定部署で実際に休暇を取得できているか
- 休暇中の代替要員や業務引き継ぎ体制があるか
特に重要なのは、求人票に記載された制度が現場で実際に使われているかどうかです。
給与や仕事内容だけで転職先を決めるのではなく、自分が希望する日に休めるか、長期休暇を取得できるか、仕事とプライベートを両立できるかまで確認してください。
数字と現場の実態を両方見極めることが、長く安心して働ける会社を見つける近道です。
主な統計・公的資料
- 厚生労働省「令和7(2025)年就労条件総合調査」
- 厚生労働省「年次有給休暇の時季指定義務」
- ハローワークインターネットサービス「求人申込み、採用・選考に当たっての留意事項」
(出典: 休み 取り やすい 仕事(Yahoo!ニュース))