『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開10年、続編と追悼の真相を徹底解説

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『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開10年、続編と追悼の真相を徹底解説
『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』公開10年、続編と追悼の真相を徹底解説
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2016年公開のディズニー映画『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、2010年に公開された『アリス・イン・ワンダーランド』の正式な続編だ。前作から3年後の世界を舞台に、アリスが時間をさかのぼり、マッドハッターを救うために冒険を繰り広げる。2026年は日本公開から10年を迎える節目の年でもある。

本作を語るうえで欠かせないのが、ティム・バートンの制作参加と、アブソレム役を務めた英国俳優アラン・リックマンの存在だ。リックマンは2016年1月14日に亡くなり、映画のスタッフロールには彼への追悼メッセージが刻まれた。監督交代の背景、原題とルイス・キャロルの原作との関係、主要キャスト、日本語吹き替え声優まで整理する。

📌 【この記事の重要ポイントまとめ】

- 続編としての位置づけ: 2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』の続編で、日本では2016年7月1日に劇場公開された。
- ティム・バートンの役割: 前作の監督から製作担当に変わり、続編ではジェームズ・ボビンが監督を務めた。
- アラン・リックマンへの追悼: アブソレムの英語版声優を務めたリックマンは公開前に死去。スタッフロールには「DEDICATED TO OUR FRIEND ALAN RICKMAN」と表示された。

【作品の基本情報】2016年公開の『時間の旅』はどんな映画?

アリスインワンダーランド時間の旅
【画像】アリス イン ワンダーランド 時 関連ショット

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、ウォルト・ディズニー・ピクチャーズが製作したアメリカの冒険ファンタジー映画だ。

英語の正式タイトルは『Alice Through the Looking Glass』。日本では2016年7月1日に公開され、上映時間は約113分。監督はジェームズ・ボビン、脚本はリンダ・ウールヴァートンが担当している。

米国での公開日は2016年5月27日で、日本公開とは日程が異なる。2026年10月現在、公開から10年が経過している。

物語のあらすじ

アリスインワンダーランド時間の旅
【写真】アリス イン ワンダーランド 時 近影・注目カット

物語は、前作でアンダーランドの危機を救った冒険から3年後の世界から始まる。

アリスは亡き父の後を継ぎ、船長として航海を続けていた。しかしロンドンに戻った彼女には、船や仕事をめぐる困難が待ち受けていた。

そんなとき、青い蝶となったアブソレムがアリスの前に現れる。

再び鏡を通り抜けてアンダーランドに戻ったアリスは、マッドハッターが深い悲しみに沈み、危機に陥っていることを知る。

彼を救うため、アリスは時間を支配する存在「タイム」から、時間をさかのぼる力を持つクロノスフィアを手に入れようとする。

過去に戻ったアリスが目にするのは、現在とは異なる姿をした仲間たち。そして、彼らが抱えてきた過去の秘密だった。

本作は単なる時間旅行の冒険ではなく、マッドハッターや赤の女王、白の女王の過去に踏み込む物語でもある。

ディズニー公式作品紹介でも、マッドハッターを救うために時間をさかのぼる冒険が中心として紹介されている。

【前作との関係】2010年版の続編であり、原作小説の直接的な映画化ではない

アリスインワンダーランド時間の旅
【資料】アリス イン ワンダーランド 時 報道・メディア記録

検索時に混同されやすいのが、『時間の旅』とルイス・キャロルの小説『鏡の国のアリス』との関係だ。

原題が小説と同じ系統のタイトルであるため、原作小説のストーリーをそのまま映画化した作品だと思われることもある。

しかし、映画としての位置づけは少し異なる。

2010年の映画から続く物語

2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』は、ティム・バートンが監督を務めた作品だ。

原作の『不思議の国のアリス』に登場する人物や世界観を取り入れながら、成長したアリスが再び不思議な世界に戻る物語として再構成されていた。

2016年の『時間の旅』は、その映画版の物語を引き継いでいる。

前作でアリスと行動をともにしたマッドハッター、赤の女王、白の女王、チェシャ猫、白うさぎなどが再登場する。

つまり、映画を時系列で楽しむなら、2010年版を先に鑑賞し、その後に2016年版を見るのが自然だ。

原題『Alice Through the Looking Glass』と『鏡の国のアリス』

原題の『Alice Through the Looking Glass』は、ルイス・キャロルが1871年に発表した『Through the Looking-Glass, and What Alice Found There』を連想させるタイトルだ。

日本では一般的に『鏡の国のアリス』として知られている。

この小説は『不思議の国のアリス』に続く作品で、鏡の向こう側の世界を舞台に、チェスをモチーフとした不思議な冒険が展開される。

ただし、2016年の映画は小説の筋書きを忠実に映像化したものではない。

映画の中心となるのは、2010年版から続くアリスと仲間たちの関係、そして時間をさかのぼって過去を変えようとする冒険だ。

ディズニーの作品紹介でも、ルイス・キャロルが創造したキャラクターを基にした新たな冒険として説明されている。

ここが大切なポイントだ。

原題は『鏡の国のアリス』を想起させるものだが、映画の物語はディズニー映画版の続編として構築されている。原作小説の完全な映画化と考えると、ストーリーの違いに戸惑う可能性がある。

【キャスト・登場人物一覧】アリスやマッドハッターを演じた俳優は?

『時間の旅』では、前作の主要キャストが多数続投している。

主演のミア・ワシコウスカをはじめ、ジョニー・デップ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターらが再び出演。新たな重要人物として、サシャ・バロン・コーエン演じるタイムも登場する。

ディズニー公式のキャスト情報と日本語吹き替えキャストを整理すると、次のとおりだ。

登場人物英語版キャスト日本語吹き替え
アリスミア・ワシコウスカ安藤瞳
マッドハッタージョニー・デップ平田広明
白の女王・ミラーナアン・ハサウェイ深田恭子
赤の女王・イラスベスヘレナ・ボナム=カーター朴璐美
タイムサシャ・バロン・コーエン滝藤賢一
ザニックリス・エヴァンス吉見一豊
アブソレムアラン・リックマン土師孝也
チェシャ猫スティーヴン・フライ茶風林
白うさぎマイケル・シーン塩屋浩三
ベイヤードティモシー・スポール廣田行生

物語の中心となる人物

アリス・キングスレー

本作の主人公。前作から成長し、船長として自立した人生を歩んでいる。今回も仲間を救うため、危険な時間旅行に挑む。

マッドハッター

ジョニー・デップが演じる帽子職人。前作でもアリスと深い絆を築いた人物で、本作では彼の過去と家族にまつわる事情が物語の中心になる。

赤の女王・イラスベス

ヘレナ・ボナム=カーターが演じる人物。前作で敵対した存在だが、本作では過去の出来事を通じて、彼女の性格や背景に新たな側面が描かれる。

白の女王・ミラーナ

アン・ハサウェイが演じる人物。マッドハッターを救うため、アリスに時間旅行の手がかりを与える。

タイム

サシャ・バロン・コーエンが演じる時間の番人。本作で重要な役割を果たす新キャラクターで、クロノスフィアをめぐるアリスの冒険に立ちはだかる。

アブソレム

青い芋虫として知られる賢者。前作から引き続きアラン・リックマンが英語版の声を担当した。日本語吹き替え版では土師孝也が声を務めている。

こうして見ると、前作の主要人物を維持しながら、新キャラクターのタイムを加えた構成になっていることが分かる。

【ティム・バートンの役割】監督を交代しても製作に参加した理由

本作についてよくある誤解が、「ティム・バートンが再び監督した作品」という認識だ。

実際には、2016年版の監督はジェームズ・ボビンである。

ティム・バートンは本作で製作を担当した。前作の世界観を引き継ぐ作品でありながら、監督のポジションは交代している。

前作と続編のスタッフ体制の違い

2010年版と2016年版を比較すると、制作体制の変化が分かりやすい。

- 2010年版: ティム・バートンが監督を担当。
- 2016年版: ジェームズ・ボビンが監督を担当。
- 2016年版の製作: ティム・バートン、ジョー・ロス、スザンヌ・トッド、ジェニファー・トッド。
- 脚本: リンダ・ウールヴァートン。
- 製作総指揮: ジョン・G・スコッティ。
- 音楽: ダニー・エルフマン。

ここで注意したいのは、ティム・バートンのクレジット上の役割だ。

ディズニー日本公式のスタッフ情報では、バートンは「製作」として記載されている。一方、「製作総指揮」はジョン・G・スコッティだ。

そのため、バートンを本作の監督や製作総指揮として紹介するのは正確ではない。

なぜ監督が交代したのか

前作の独特な映像世界を生み出したバートンが、続編では監督を務めなかったことは、シリーズの大きな変化だった。

後任のジェームズ・ボビンは『ザ・マペッツ』などを手掛けた映画監督で、本作ではバートンが築いたアンダーランドの世界を引き継ぎながら、新しい演出を担当した。

一方、製作にバートンが残ったことで、前作からの世界観やキャラクターの連続性を保つ制作体制が組まれている。

これは、人気映画の続編で必ずしも前作の監督を再登板させる必要はないことを示す制作上の選択でもある。

【アラン・リックマンの遺作】アブソレム役とスタッフロールの追悼メッセージ

本作を語るうえで、最も心に残る背景の一つが、アラン・リックマンへの追悼だ。

リックマンはイギリスを代表する俳優で、『ダイ・ハード』のハンス・グルーバー役や、『ハリー・ポッター』シリーズのセブルス・スネイプ役などで広く知られている。

本作では、前作に続いて青い芋虫アブソレムの英語版ボイスキャストを担当した。

アラン・リックマンは2016年1月14日に死去

リックマンが亡くなったのは、2016年1月14日。

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』が一般公開される前のことだった。

米テレビ芸術科学アカデミーの人物紹介にも、リックマンの没年月日は2016年1月14日と記録されている。

本作でのアブソレム役は、彼の映画出演における最後期の仕事の一つとなった。

ここで押さえておきたいのは、「本作だけが唯一の遺作」という意味ではないことだ。公開時期と出演作品の関係から、本作はリックマンの遺作の一つとして位置づけられている。

アブソレムの英語版と日本語版の声優

アブソレムの声を担当した人物は、英語版と日本語吹き替え版で異なる。

- 英語版:アラン・リックマン
- 日本語吹き替え版:土師孝也

土師孝也は、リックマンが演じたキャラクターの日本語吹き替えでも知られる声優だ。

本作でもアブソレム役を担当し、英語版とは別の言語でキャラクターの存在感を支えている。

スタッフロールに表示された追悼メッセージ

映画のスタッフロールには、アラン・リックマンへの追悼文が表示される。

その文章が次の一文だ。

DEDICATED TO OUR FRIEND ALAN RICKMAN

日本語に訳すと、「我らの友人、アラン・リックマンに捧ぐ」という意味になる。

短い文章だが、作品の制作に関わった人々が彼に敬意を表していることが伝わる。

このメッセージは、単なる出演者一覧や制作スタッフの記録とは異なる意味を持っている。

映画という共同作業の最後に、共に作品を作った仲間への思いを残したものだからだ。

なぜこの追悼文が重要なのか

アブソレムは前作から続くキャラクターであり、リックマンにとってもシリーズとのつながりがある役柄だった。

前作から同じ人物が声を担当し、続編でもその声が引き継がれている。そのため、映画を通じてリックマンの存在を感じられる。

そして、スタッフロールの最後に残された追悼の言葉によって、観客はスクリーンの外にある現実にも目を向けることになる。

映画の物語が終わった後も、出演者やスタッフが作品に込めた思いは残り続ける。

2026年に本作を見返す際にも、この追悼メッセージは作品を理解するうえで大切な要素となっている。

【2026年に改めて見るポイント】作品の魅力と鑑賞前に知っておきたいこと

公開から10年が経過した本作は、前作のファンだけでなく、アリスの物語を初めて見る人にとっても楽しめるファンタジー作品だ。

ただし、鑑賞前に知っておきたいポイントがいくつかある。

前作を見てから鑑賞すると理解しやすい

本作は2010年版の続編であり、キャラクター同士の関係性や過去の出来事を引き継いでいる。

特にマッドハッターとアリスの関係、赤の女王と白の女王の立場などは、前作を見ておくと理解しやすい。

シリーズを通して鑑賞するなら、次の順番がおすすめだ。

1. 『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)
2. 『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』(2016年)

原作小説に忠実な作品を期待する人は注意

『鏡の国のアリス』の完全な映画化を期待すると、想像していた内容と違うと感じる可能性がある。

本作は原作小説の物語をそのまま映像化した作品ではなく、2010年版の映画世界を継承した続編だ。

そのため、原作小説の再現度よりも、ディズニー映画独自の世界観やキャラクターの変化を楽しむ作品として見るとよい。

アラン・リックマンの出演作として見る価値

本作には、アブソレム役としてリックマンの声が残されている。

彼の出演作を振り返りたい人にとっても、重要な一本だ。

特に、スタッフロールの追悼メッセージまで確認すると、映画の制作時期と公開時期の間にあった出来事を理解できる。

作品そのものの冒険と、出演者の現実の人生。その二つが重なっている点に、本作ならではの意味がある。

【よくある質問】アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅に関するFAQ

Q1:『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は前作の続編ですか?

A1:はい。2010年公開の『アリス・イン・ワンダーランド』の続編です。前作から3年後の世界が舞台で、アリスやマッドハッター、赤の女王など、おなじみの登場人物が再登場します。

Q2:『時間の旅』の監督はティム・バートンですか?

A2:いいえ。監督はジェームズ・ボビンです。ティム・バートンは製作として参加しています。前作の監督と続編の監督が異なる点が特徴です。

Q3:アブソレムの声優は誰ですか?

A3:英語版はアラン・リックマン、日本語吹き替え版は土師孝也です。リックマンは2016年1月14日に亡くなっており、本作は彼の遺作の一つとなりました。

Q4:スタッフロールにはどんな追悼メッセージが表示されますか?

A4:「DEDICATED TO OUR FRIEND ALAN RICKMAN」と表示されます。「我らの友人、アラン・リックマンに捧ぐ」という意味で、制作関係者から彼への追悼の言葉です。

Q5:原題の『Alice Through the Looking Glass』は『鏡の国のアリス』の映画化ですか?

A5:タイトルはルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』を連想させますが、映画は小説のストーリーを忠実に再現したものではありません。2010年版の続編として、ディズニー独自の物語が展開されます。

まとめ:『時間の旅』は続編としての魅力とアラン・リックマンへの追悼を残す作品

『アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅』は、2010年版の世界観を引き継いだ2016年公開の続編だ。

監督はジェームズ・ボビンに交代したものの、ティム・バートンは製作として参加。ジョニー・デップ、ミア・ワシコウスカ、アン・ハサウェイ、ヘレナ・ボナム=カーターら主要キャストも続投した。

また、アブソレム役のアラン・リックマンが公開前の2016年1月14日に亡くなったことも、本作を語るうえで欠かせない背景となっている。

スタッフロールに刻まれた「DEDICATED TO OUR FRIEND ALAN RICKMAN」という言葉は、彼が作品に残した存在感と、制作に携わった人々の敬意を伝えている。

2026年、公開から10年を迎えた本作を振り返ると、時間をさかのぼるという映画のテーマそのものが、どこか作品の外側にも重なって見える。

アリスが過去と向き合う物語であると同時に、観客にとってはアラン・リックマンの演技をもう一度振り返る機会にもなる。

本作を鑑賞するなら、2010年版から順番に見て、ぜひ最後のスタッフロールまで確認してほしい。 そこには物語とは別の、映画に関わった人々の大切な思いが残されている。

主な事実確認資料: ディズニー公式作品紹介・スタッフ情報、D23公式作品資料、米テレビ芸術科学アカデミーのアラン・リックマン人物記録、米議会図書館のルイス・キャロル年表、映画.com、シネマトゥデイの公開当時の報道。 (出典: アリス イン ワンダーランド 時間 の 旅(Yahoo!ニュース))